したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ

526チバQ:2009/10/18(日) 20:21:42
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20091018ddlk28010221000c.html
“へその街”の課題:西脇市ダブル選18日告示/下 産業活性化 /兵庫
 ◇播州織からの脱却へ 構造の多角化進める
 10月上旬の平日。西脇市中心部にある「ハローワーク西脇」の前には、午前8時半の開庁前から求人情報を見に来た人が集まっていた。笹倉邦啓所長(59)は「昨年9月のリーマンショック後に顕著になった光景。毎日更新される情報を一刻も早く確認したいのだろう」と語った。

 開庁直後や昼休みの時間帯は、入り口付近にある情報検索用のパソコン18台が満席となり、20分以上待たなければならない日もある。市を取り巻く雇用情勢の悪化は深刻だ。

 ハローワーク西脇が受け持つ4市1町の8月の有効求人倍率は0・55倍。県と全国の平均(ともに0・42倍)を上回っている。ただ、管内求職者の2人に1人が探している職種「生産工程・労務職」に限ると、倍率は0・24倍と極めて低い。「工場などでの単純労働を希望する人の受け皿が足りない」と笹倉所長。雇用の改善には、製造業の活性化が不可欠だ。

 市内では、戦後に大きく発展した織物産業が長年にわたり産業界の屋台骨を担ってきた。機械化が進む前の1950年代には、機織りの人手を確保するために九州や四国まで採用面接に足を運ぶ企業もあり、西脇市の人口増加に寄与していた。しかし、隆盛を極めた地場産業もバブル経済の崩壊とともに衰退に向かった。市内の織布業者などで作る「播州織工業組合」の加盟業者は89年度に約1150を数えたが、現在は約260まで減った。

 昨年5月、曽祖父の代から続く織物業に見切りを付けた市内の男性(72)は「06、07年ごろから急に悪くなった。辞めるのは断腸の思いだったが、仕事がないのだから仕方がない」と肩を落とした。

 市内の産業界は今、産業構造の多角化を進め、播州織一辺倒から脱却することが求められている。市商工労政課の担当者は「30年前の播州織が好調だった時代から企業誘致に力を入れてきた」と強調するが、期待するほど成果が得られていないのが実情だ。例えば、市が造成した工業団地は「にしわき中畑工場公園」(約7・7ヘクタール、3社)だけ。加東、加西、小野といった周辺市が各4カ所の工業団地・産業団地を持ち、40社以上の企業を呼び込んでいるのとは対照的だ。

 開発を困難にしている要因は、用地確保が難しい都市構造にある。市によると、市内の約7割は山林。平野部には住宅と播州織の工場が密集した「住工混在」の中心市街地が広がり、その外側に位置する未開発の平地は都市計画法で開発が制限された「市街化調整区域」が多い。そもそも、大規模工場が進出する余地は少ないのだ。

 さらに、高速道路のインターチェンジが市内になく、京阪神などへの交通アクセスの点で北播磨の他都市に見劣りする。市は工業団地造成の代替策として、進出の意思がある企業には地権者交渉やインフラ整備の面で支援するなどして必死にアピールしているが、「既に整備された土地の方が安心感があり、企業とって進出しやすいのは確か」と限界を認める。

 国政では戦後初の本格的な政権交代が起き、高速道路無料化や子ども手当など民主党の目玉政策が注目を集めている。しかし、今年7月に勤務先が倒産し、約2カ月間ハローワークに通い続けている西脇市の男性(45)は冷たく言い放った。「仕事さえくれたら、高速代は払うし子ども手当も要らない」

 地場産業の再生、新規の企業誘致とも難しい局面にある西脇で、市民にいかに“チェンジ”を実感させることができるのか。新市長の手腕が問われる。【大久保昂】

〔播磨・姫路版〕


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板