したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ

519チバQ:2009/10/17(土) 21:29:42
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20091016-OYT8T01216.htm
新宮市長選 活性化へ課題多く
中心部空洞化加速 伸び悩む地域経済  慢性的な医師不足


「売物件」や「貸物件」の張り紙が目立つ商店街(新宮市の仲之町商店街で)  新宮市長選の立候補予定者らは激しい前哨戦を展開している。いずれも多彩なマニフェストを掲げ、市の活性化を訴える。だが、深刻な地域経済、半島ゆえの悩みなど課題は多い。(新宮通信部 芝篤司)

■シャッター通り□

 JR新宮駅から続く駅前本通り、丹鶴町、仲之町商店街は、かつて新宮市のメーンストリートだった。三重、奈良県を含め近隣から客が訪れ、通りはいつもにぎわっていた。

 今、商店街を歩くと、空き店舗や空き地がやたら目につく。人通りはほとんどない。大売り出しのポスターが、よけい寂しさを感じさせる。

 市の調査(昨年7月)によると、3商店街の空き店舗率は、駅前本通りが30・6%、丹鶴町が15・0%、仲之町が28・6%。25%以上は、いわゆるシャッター通りと呼ばれる。

 郊外に大規模スーパーが次々開店し、中心部にあった市立医療センターがやはり郊外に移転、追い打ちをかけた。「中心部に公的施設を呼び戻そうという時代に、逆に移転させ、空洞化を招いた」――と、ある商店主は憤る。

■いびつな産業構成□

 同市は熊野川河口に位置し、木材の集散地として大手製紙工場が早くから進出した。しかし、次々に撤退、跡地の一部は大規模スーパーになっている。

 チップの荷揚げなどを目的に作られた新宮港の貨物の取扱は、今や熊野川対岸の紀州製紙(三重県紀宝町)に納めるくらい。全般的に伸び悩んでいる。

 港内の造成地は1期分に28社が進出したが、2005年から売り出した2期分は3社のみ。市土地開発公社の借入金は50億6000万円にふくらむ。

 2005年の国勢調査によると、市の就労形態は第3次産業が80%を占める。商店のほか働くところがない、いびつな構造だ。その商店も「シャッター通り」で見たとおりだ。

■合併ショック□

 市の人口は約3万2500人。1933年に和歌山市に次いで市制を施行した当時とほとんど変わらない。市域が広がった分だけ、衰退しているといえる。

 こうした閉塞感に風穴を開けようと進められたのが那智勝浦町との合併話だった。しかし、同町の住民投票で圧倒的多数の「ノー」が突きつけられた。

 「『住民サービスが低下する』『負担が増える』と根拠のない数字ばかり強調された」――担当した市職員の疲労感は濃い。

 両市町が合併し、人口5万人になれば、地方からの人口流出防止を目指す、国の「定住自立圏構想」の中心市の対象になる。地方分権ともからみ、様々な権限移管や助成が期待できるという。

 新市長が誕生しても、すぐに合併話を蒸し返すわけにはいかない。当面は広域行政を進め、信頼感を醸成することになるだろう。

■不安定な中核医療□

 市立医療センターは紀南の中核医療とされ、患者の半数は市外から訪れる。しかし、慢性的に医師の確保に苦慮しているのが現状だ。

 長く欠員だった産婦人科医は今年7月にようやく4人体制に戻ったが、内科医は6人で3人不足、小児科医は2人で、1人足りない。

 しわ寄せは外来患者にまわり、内科では紹介状のない患者を断る診療制限を実施している。これが、センターの累積赤字20億4200万円の原因となっている。「赤字は平均的な同規模病院の3分の1程度」というが、みすみす赤字を増やしている現状は深刻だ。

(2009年10月17日 読売新聞)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板