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近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ

5064名無しさん:2015/11/23(月) 23:16:32
http://www.sankei.com/west/news/151118/wst1511180012-n1.html
2015.11.18 05:00
【大阪ダブル選・課題を追う 選択再び】
「大阪」が沈む?… 「空白の18年」という懸念、リニア東京-大阪同時開業は党派超えた「公約」





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 関西政財界で「空白の18年」と呼ばれる懸案がある。実は、その懸案に対し、今回の大阪ダブル選で知事選、市長選の主要全候補が「実現」を公約に掲げている。

大阪の地盤沈下加速させる?

 「(リニアの東京-大阪同時開業は)ナショナルプロジェクトだ。松井(一郎)知事、橋下(徹大阪)市長ともども手を組んで、大阪のため、日本のためにがんばりたい」

 昨年7月、大阪市内で開かれた「リニア中央新幹線全線同時開業推進協議会」の初会合後の決起大会でそう声を上げたのは、自民党リニア特別委員会委員長で大阪府連会長(当時)の竹本直一衆院議員だった。

 大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長も「大阪・関西のみならず、日本のためにも同時開業が必要だ。何とか全線同時開業がんばっていきましょう」と応じた。

 JR東海が、東京-名古屋間の平成39(2027)年開業を目指す「リニア中央新幹線」。これに対し、名古屋-大阪の開業は18年後の57(2045)年とされている。

 リニアが開業すれば、東京-名古屋間はわずか40分で結ばれる。それだけに、「空白の18年」といわれる開業時期のずれは、大阪の地盤沈下を加速させる可能性があり、党派を超え関西政財界の懸案になっている。

目立つ関西の立ち遅れ感

 東京-大阪で、リニアが同時開業すれば、全国の経済波及効果は年間6700億円、建設投資効果についても全国で9・3兆円、大阪府だけでも1・2兆円とはじき出されている。大阪経済の立て直しの起爆剤として、同時開業を切望する声は根強い。

 ただ、期待よりも焦りの方が勝っているのが現状だ。

 国が建設費を一部負担する整備新幹線とは異なり、リニアはJR東海が全額自己負担する民間事業。東京-名古屋間の建設費は5・5兆円で、名古屋-大阪間は3・6兆円。全てを負債でまかなえば、償還には75年はかかると見込まれる。

 財務悪化の懸念は根強く、JR東海の柘植(つげ)康英(こうえい)社長も「品川-名古屋間に最大の力を注いでいる。同時開業は物理的に無理だ」という姿勢を、全く変えていない。

 府幹部も「国は南アルプスの難工事が予想されるため、まずは東名間に全力を注ぐべきだとの考えのようだ」と明かす。

 今年3月に開業した北陸新幹線でも、関西の立ち遅れが目立つ。開業で、東京との所要時間が大幅に短縮された半面、北陸と大阪を結ぶ区間はルートさえ決まらず、関連自治体の綱引きが続く。

 関西経済との関係が深い北陸だが、新幹線開業を機に東京シフトが進むとの見方が強まっている。

「大きな背骨なければ、大阪は取り残されてしまう」

 一方で大阪府内の戦略4路線の整備は進む。昨年3月には、府は北大阪急行(江坂-千里中央)の北伸で、地元の箕面市などと基本合意。さらに今年7月には大阪空港から門真市まで運行している大阪モノレールの南伸で、地元の東大阪市と費用負担で合意した。府は今年度中に事業化を決定し、10年程度で開業する見通しだ。

 しかし、域外とのアクセスが整備されなければ、経済波及効果は限られる。

 府幹部は「いくら府内の交通アクセスが充実しても、大きな背骨がなければ大阪は取り残されてしまう」と危機感を募らせる。

 今回の大阪ダブル選では、知事選、市長選の主要全候補が、リニアの東京-大阪間同時開業を掲げる。公約の実現力が問われている。


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