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近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ

3897チバQ:2014/11/03(月) 22:17:17
http://www.yomiuri.co.jp/local/hyogo/feature/CO011632/20141030-OYTAT50032.html
「迷走と萌芽」丹波市合併10年
<下>移住組、町づくり結束
2014年10月31日 05時00分

行政と民間団体をつなごうと開かれたNPO法人「gift」の設立総会(9月、丹波市春日町で)

 9月3日夜、丹波市春日町内で、新しいタイプのNPO法人「gift」の設立総会が開かれた。民間の様々な活動団体と行政のパイプ役となり、住民主体の町づくりを目指す団体だ。

 豪雨災害の発生から2週間余り。防災服姿で総会に駆けつけた鬼頭哲也副市長は「様々な分野で活躍する言わばオールスターの皆さんが(復興支援に)加わった」と大きな期待を寄せた。

 NPO設立発起人の1人、前川進介さん(36)は昨年1月、同市山南町南中の自宅に市内初のシェアハウスを開設した。後に続く人も現れ、6軒のハウスが市内に誕生。20〜30歳代のIターン者ら約20人が暮らす。

 市の人口は現在約6万7000人。総合計画の目標7万人(2014年度末)を割り込み、人口減が進む中、自分なりの方法で町づくりにかかわる若者が出てきた。



 前川さんは大手化粧品会社で7年間勤務した後、Uターン。木酢液の製造販売会社を経営する傍ら、地域の課題解決を、自身の生きがいや仕事の目標と一致させるコミュニティービジネスの普及に力を注いでいる。

 その仕掛けがシェアハウスだ。「地域に潜在する課題は地元の人には見えにくいし、見えても変えにくい。その点、Iターン者は『おかしなこと』に敏感。彼らの目を通して解決していくのが面白い。シェアハウスは人材を受け入れる箱」と明かす。

 Iターン者と一緒に、家庭環境などに問題を抱える小中学生を支援する学習塾も運営している。「地域の課題解決に動く人が100人いれば楽しいし、町は変わる」と力を込める。

 前川さんに共感する若者は、少しずつ増えている。大阪府堺市出身の花田匡平さん(33)は塾講師を辞め、前川さんのシェアハウスで生き方を模索した。市立キャンプ場などを運営する指定管理会社に就職し、森のヨガ教室や手打ちそばイベントを企画。昨年12月には、春日町の古民家を購入して自身でもシェアハウスを始めた。「人と人をつなぐことにやりがいを感じる。丹波に来て自分は180度変わった」と言い切る。



 2012年の市議選で初当選した三重県出身の横田親いたるさん(32)も、Iターン組だ。大手就職情報会社に勤務しながら大学院で経営学修士号(MBA)取得を目指していた時、農業の研究で丹波市を訪れ、「可能性を秘めた町」と感じ、4年前に移住した。

 経営コンサルタントをしていたが、「町を変えたい」と、市議選2週間前に立候補を決意。「丹波には都会人がうらやむ自然や旬の食材、生き方がある。それをもっと生かし、みんなが豊かさや幸せを味わえる町に」と訴えた。地縁も血縁もない中で、前川さんら同世代の支援を受け、約1800票を集めた。

 現在、市内の公民館を、住民が町の課題を学び、解決策を探る場に変えようと研究中だ。「目の前の課題から逃げず、誰かの役に立つことに幸せを感じる。そんな人間が増えれば町は変わる」と信じている。

 ひょうごボランタリープラザの初代所長、小森星児・神戸商科大(現県立大)名誉教授は「丹波市は豪雨災害によって、高齢化、空き家、農業など10年先の課題が前倒しで出てくる。様々な専門分野の若者が、行政と住民の間に立って活躍する役割は非常に大きい」と期待を寄せる。(この連載は田中聡が担当しました)

2014年10月31日 05時00分


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