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近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ

3385チバQ:2014/01/18(土) 13:59:01
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/feature/kobe1383143535915_02/news/20131030-OYT8T01398.htm

激戦の果て 2013神戸市長選
<上>相乗りに陰り 薄氷の勝利

矢田立郎市長(右)と握手してホッとした表情を見せる久元氏。前回の矢田市長の得票より2141票減った(28日未明、神戸市中央区で)=枡田直也撮影

 「当選確実」。27日午後10時50分過ぎ、神戸市中央区の事務所からほど近い神戸国際会館の一室で、妻(54)と開票の知らせを待っていた前副市長・久元喜造(ひさもときぞう)(59)の携帯電話に、陣営から待望のメールが届いた。

 すぐに事務所に駆けつけ、喜びに沸く支援者の輪に囲まれて壇上に上がった。思わず「敗戦の弁ばかり考えていた」と本音を漏らした。圧倒的な組織戦を展開したが、対立候補の経営コンサルティング会社社長・樫野孝人(たかひと)(50)とは、わずか5675票差。薄氷の勝利だった。疲れ切った表情からは、久元が初めて味わった選挙の厳しさがうかがえた。

 久元は灘高卒業後、上京し東大を出て総務官僚に。神戸に戻ってきたのは、副市長に就任した昨年11月。知名度不足が懸念されたが、選挙戦序盤は陣営の思い通りだった。現職の矢田立郎(73)の「後継者」として、約2600の組織・団体が推薦。自民、民主、公明3党も8年ぶりの相乗りで支えた。13日の告示日前後には、副総理の麻生太郎や官房長官の菅義偉ら大物が次々と来援、安倍政権との強いパイプをアピールした。

 報道各社が選挙戦最初の週末に実施した情勢調査を伝える紙面では、軒並み「久元優勢」という文字が躍った。「最低でも、矢田さんが初当選した12年前の20万9000票以上を獲得する」。そう意気込む陣営幹部もいた。

 だが、微妙に久元陣営の勢いに陰りが見え始めた。

 集会で動員を呼びかけたのは一部市議だけ。各商店街を歩く時は、通行人ではなく、同行する支持者が出てくれるように頼んでいた商店主との握手が中心だった。久元と国会議員が街宣車の上で手を振らず、談笑する姿も。弁士が代わる代わる演説する姿に「誰が久元さんかわからんわ」とつぶやく通行人もいた。「圧勝できるという雰囲気に気が緩んでしまった」。そう陣営幹部は振り返る。



 「樫野が猛追している」。終盤、報道各社からの情報に、陣営は慌てた。約8000票差に迫られた4年前と同じ展開が脳裏をよぎった。急きょ支援者らに「かなり厳しい状況に追い込まれています。お知り合いの方に投票をお願いしていただけないでしょうか」とメールを送った。選挙戦最終日の26日には、久元も焦りを感じたのか、「(マイクが使えなくなる)午後8時以降も駅に立ちましょう」と自ら提案し、深夜まで西区の市営地下鉄西神中央駅などで手を振り続けた。

 開票の結果、久元が獲得したのは16万1889票。民主党単独推薦だった4年前の矢田の得票より2141票減らした。読売新聞の27日の出口調査でも久元に投票した無党派層は2割にとどまり、自民、民主支持層への浸透も5割を超えなかった。この数字は陣営や政党関係者に衝撃を与えた。

 同日にあった川崎市長選では、3党相乗りの官僚出身候補が敗れたこともあり、自民党幹事長の石破茂は「圧勝する体制にもかかわらず、こういう結果になったことはよく分析し反省する。(相乗りによって)もたれ合いや責任の不明確化が起こっていれば改善しなければいけない」と選挙結果の検証を明言した。

 神戸大法学部の曽我謙悟教授(行政学)は「組織の力が落ち、以前のような集票が期待できなくなった表れでは。民主党政権下や日本維新の会の登場などで、最近の地方選は与野党対決の構図が目立った。しかし、相乗りが復活した今回は、中央政界との“ねじれ”に有権者が抵抗を感じたのではないか」と指摘した。(敬称略)

(2013年10月31日 読売新聞)


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