したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ

3054チバQ:2013/07/16(火) 20:43:11
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130713ddlk29010526000c.html
県都の針路:’13奈良市長選/下 中心市街地活性化 「市は将来像示して」 /奈良
毎日新聞 2013年07月13日 地方版

 ◇巨額投資、効果見えず
 「きっと昔のような活気が戻る」。奈良市中心部を東西に走る三条通り。JR奈良駅から東に483メートル、南北に市街地を貫く「やすらぎの道」までの歩道拡幅工事が2014年度完了を目標に進む。地元の「三条通りまちづくり協議会」会長、末廣隆さん(82)の期待は大きい。

 往年の三条通りは旅館や土産物屋が連なり、夜も観光客らでにぎわった。1971年にはJR奈良駅前にダイエーが開業した。「やすらぎの道まで行列ができてな」。洋服店を営んでいた末廣さんの記憶は鮮明だ。

 周辺では05年にダイエー、今年1月に奈良ビブレなど商業施設が撤退した。市郊外では大型商業施設の出店が続く。奈良商工会議所や有識者らでつくる「市中心市街地活性化協議会」の木野本勝事務局長は「核となる施設がなくなったことなどで、中心街で買い物客らが減った」と分析する。

 三条通りの拡幅(総事業費約60億円)は、08年4月に内閣府の認定を受けた「市中心市街地活性化基本計画」の中心事業だ。車道の広さは変えないが、歩道を倍以上の片側約6メートルに広げる。

 基本計画のテーマは「歴史とロマンに抱かれたまほろばの都 奈良」。歴史文化資源を生かしたまちづくりで観光客の再訪を促し、市街地を歩いて買い物を楽しめる空間を整備する。基本計画全体の事業費は、11年度までに計466億円超。JR奈良駅東口広場やJR線の高架工事などの整備も含まれる。

 巨額の投資に見合う効果はまだ見えない。市が指標の一つとした自転車・歩行者通行量(休日1日間)は、三条通りのJR奈良駅付近で05年の1万2089人が、12年には1万96人に減った。しかし、中心市街地全体が衰退しているわけではない。奈良町かいわいの「もちいどのセンター街」は、05年の7928人から12年は8534人に増えた。木野本事務局長は「小さいながら多様な店舗が出店し、観光客や買い物客が街を巡るようになった」と話す。

 やすらぎの道より東の拡幅(778メートル、推定事業費約75億円)は、10年の市の事業仕分けで「不要」と判定された。事業の結論は出ていないが、地元にも否定的な声がある。未着工区間に当たる同市橋本町。商店主らでつくる「三条通り橋本商親会」の北浦康充会長(63)は「土地が狭まり、日本家屋らしいひさしも付けられない建物ばかり。市は中心市街地をどうしたいのか」と苦言する。会所属の33店舗へのアンケート(昨夏)では32店舗が拡幅に反対した。同会は周辺2自治会と連名で、拡幅中止を求める要望書を市に提出した。

 中山徹・奈良女子大教授(都市計画学)は「都市整備の実行では、行政が積極的に住民意見を集約する必要がある。拡幅に伴う新たな建築物は今後30年は建て替えられないだろう。奈良を将来、どのような街にするのか、伝統、文化、景観を念頭に十分な検討をしなくてはならない」と注文する。【宮本翔平】


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板