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近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ

29千葉9区:2008/12/18(木) 23:15:09
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20081217-OYT8T00102.htm
知事と巧みな距離感


「なにわ元気アップ会議」で府市連携をアピールする平松市長(右)と橋下知事(11月23日、大阪市役所で) 〈早く元気になってください〉

 今月5日、突発性難聴で急きょ入院していた平松邦夫・大阪市長の携帯電話に、橋下知事からメールが届いた。平松市長は早速、「知事も体には気をつけてください」と返信した。

 かつて中小企業支援施設など同じような箱モノを競い合って造り、「府市あわせ(不幸せ)」と揶揄(やゆ)されるほどの不仲ぶりだった府と市。親密になったのは、平松市長、橋下知事が相次いで就任してからだ。プライベートでも共通の友人・やしきたかじんさんを交えて3度会食するなど、従来にない良好な関係を保つ。

 「あ・うん」の関係で始まった施策もある。二重行政と批判が強かった水道事業の統合、市の第3セクタービル「大阪ワールドトレードセンタービルディング」(WTC)への府庁舎移転構想……。役所の慣習にとらわれない民間出身の2人だからこそ、進み始めたともいえる。

 先月23日に市役所で開かれた平松市長と市民の懇談会「なにわ元気アップ会議」では、橋下知事がゲストに呼ばれ、「市長と僕がこうやって交流することが大阪を元気にする近道」と〈二人三脚〉をアピール。平松市長は「知事とのいいムードを府民、市民に返していきたい」と応じた。

■□■ ただ、2人の手法は大きく異なる。大胆な発言で府政を“劇場化”し、世論の後押しで施策の実現を図っていく橋下知事と比べ、平松市長はずっと地味だ。

 選挙時から相談に乗っている知人が「知事のようにもっとテレビ番組に出演したら」と勧めた際にも、平松市長は「僕は芸能人やない。見えない多くの人に語りかけるより、現場で話を聞く方がいい」ときっぱり言い切ったという。

 商店街、障害者団体、子育てサークル……。「元気アップ会議」は4月から100回を超える。地道な対話から政策を見つめ直し、10月に公表した「平松ビジョン」では、市民との協働で取り組むテーマとして放置自転車やごみ減量化の対策を柱に盛り込んだ。

 「強烈な橋下色に対抗して自分の色を出そうとは思わない。一歩ずつ進んでいけばいい」。マスコミから知事との「違い」を聞かれるたび、平松市長はそうかわしてきた。だが、強烈な対抗心をのぞかせることもある。

 今月15日の市議会。府が来年度の市町村向け交付金の支給対象から政令市を外す方針を示したことを問われ、平松市長は怒りをあらわにした。「電話でも知事と話しているが、わかっていただけない。政令市というだけで差別するのは決して許されない」

 ある時は蜜月を演じ、ある時は対決してみせる。市幹部の一人は「存在感のある知事との距離感を巧みに使い分けることで、市長は何とか自分の色を出そうとしているのではないか」と分析する。

□■□ 大阪市で戦後初の民間出身市長となった平松市長が19日で就任1年を迎える。市民協働や情報公開の推進を掲げて市政改革に挑むが、反面、少数与党の議会対応に苦労し、橋下知事との対比で「カラーが見えない」との評価も付きまとう。「素人市長」の1年を検証し、今後を探る。

(2008年12月17日 読売新聞)


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