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近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ

2738チバQ:2013/01/17(木) 22:22:12
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20130117-OYT8T00031.htm
[四條畷市長選] 商業施設進出 商店街に不安


市の中心街となっているJR四条畷駅前。大型ショッピングモールが進出すれば、影響を受けると予想されている(四條畷市で)


 投開票日が20日に迫る四條畷市長選は、無所属の農作物検査会社社長の三ツ川敏雄氏(63)、同、社会保険労務士の神原泰晴氏(63)、諸派で前市議の土井一憲氏(57)の新人3人が立候補し、激しい選挙戦を繰り広げている。同市は、市域の多くを山間地が占める自然豊かなまちだが、人口は府内33市で最少、大企業もないため、財政構造上の問題や、まちの将来像に不安を抱えている。市が直面する課題を探った。(梶多恵子)

 「ここは捨てられたと思ったよ」。JR四条畷駅近くで、果物店を営む生田義夫さん(63)は、市への不信感をあらわにする。

 駅周辺は、生田さんの果物店など約30店の専門店が入る商業施設や、東西約600メートルに約120店が軒を連ねる商店街などが集まる市の中心街。だが、同駅から北西約2キロの幹線道路沿いに、大型ショッピングモールの誘致計画が持ち上がった。甲子園球場のグラウンドがゆうに10面以上収まる規模で、市内の人の流れが激変しようとしている。

 計画が生田さんたちの耳に入ったのは、2007年夏。市内の商店街などでつくる市商業連合会が、地元商店主らを集めて開いた会合では、「商店街がシャッター通りになってしまう」などと不安の声が相次いだ。商店街に、誘致反対ののぼりが立ち、同会は市に建設反対の要望書を出すなどしたが、14年秋頃の開業に向けて計画が進む。

 生田さんは、「常連さんを相手に何とか生計を立ててきたのに、本当に厳しくなる」とため息をつき、同連合会の和田進会長(63)も、「こんな小さな市で中心街が廃れれば、まち全体の活気も失われる」と懸念する。



 市の人口は、約5万7000人と、昨年3月末現在で府内の市で最少。総面積約18・74平方キロの3分の2は山地で、平野部のほとんどは住宅地だ。大きな工場や企業はなく、市税収入の約65億円のうち、企業に課せられる法人市民税は約2億5000万円と、たばこ税より少ない。

 税収のほとんどは、住民の所得などに課せられる個人市民税と固定資産税が占めるが、人口に占める65歳以上の高齢化率は年々上昇し、現在は22・3%(1日現在)。17年には25・5%になるとされる。

 「少子高齢化の影響で、将来的な税収減は確実」と市の担当者は打ち明ける。

 そのため、市は、住民の高齢化や人口減が、直接、市税収入に影響しない法人市民税収入を見込めるなどとして、ショッピングモール誘致を進めてきた。田中夏木前市長は、本社のある東京に足を運び、トップセールスも行った。誘致実現で、「法人市民税収入は倍増し、2500〜3000人の雇用も生まれ、市外から、多くの買い物客も見込める」との青写真も描く。



 ただ、前進するショッピングモールの進出計画と裏腹に、市を支えてきた商業者への対策は進んでいない。市側は、ハイキング客らを見込んだ観光施策などに取り組む姿勢を示すが、市の担当者は「効果は不透明」と頭を抱える。

 3人の候補は「商品券補助の拡充などで地元商店を支援したい」(三ツ川氏)、「企業との話し合いで地元商店への影響を抑える」(神原氏)、「桜の植樹などで観光地化し、地元商店に人を呼び込む」(土井氏)などと主張している。

 和田会長は「いずれにしても、若い世代が住みたくなるようなまちづくりを進め、市全体の人口を増やしてもらわないと、生き残る道はない」と訴える。

(2013年1月17日 読売新聞)


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