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近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ

2632チバQ:2012/10/25(木) 22:20:33
http://www.yomiuri.co.jp/job/news/20121025-OYT8T00644.htm?from=popin
しぼむ商業 人口も減少…大阪・阪南



阪南市の総合計画で商業機能を集積させると位置付けられた尾崎駅前 大阪府の南海本線・箱作駅近くに「スッポン」を売りにした店がある。

 阪南市の海沿いの町で、40年の歴史を刻む寿司(すし)・割烹(かっぽう)料理「はな」。スッポン料理は老舗の伝統メニューに映るが、実は店主の古家篤さん(72)が10年前、「生き残りをかけた決死の思い」で取り入れた。

 バブル崩壊で客が減少。関西空港の開港に合わせて造成された隣接地の産業用地「りんくうタウン」(泉佐野、泉南市など)が追い打ちをかけた。板前2人を雇った時代もあったが、今は妻と切り盛り。スッポン料理は、再起への挑戦だった。

 その思いは親しみやすい味や値段につながり、口コミで評判が広がりつつあると確信している。それでも古家さんは気を引き締める。「正直言って個人商売は限界がある。これからも試行錯誤は続くだろう」

 阪南市内の商業が、しぼみ続けている。

 国の商業統計によると、市内の小売業の年間販売額は、1997年の450億円が、2007年に310億円に減少。逆に、隣の泉南市は、660億円から800億円に増えた。繊維産業の衰退や、りんくうタウンの大型店に客が奪われたのが、原因の一つとみられる。関西空港に活性化の期待をかけた時期もあったが、阪南市幹部は「関空に市の敷地はなく、固定資産税が入ってこなかった。結局、関空開港の恩恵はほとんどなかった」と言う。


 市の玄関口、南海本線・尾崎駅前でも商店主のため息が漏れる。約60年前から駅前で営業する文具店の戸口哲代表(48)は、先代が近くで始めた書店などを閉店させた。

 「駅利用者が少なくなったせいか、売り上げが減ったのが原因。駅周辺から店が徐々になくなり、寂しい」

 約20年前、駅前に14階建て再開発ビルやイベント広場、立体駐車場を整備する構想があったが、景気低迷で実現しなかった。だが、昨年度策定の市総合計画では、新たに「同駅周辺へ商業の集積を図る」と明記された。近くでは市民病院が改築中で、市内外から利用者を呼び込める病院は「市の起爆剤になる」とも期待される。

 再び脚光を浴びる駅前だが、市幹部は言う。「今の時代、テナント誘致は難しい。かつての再開発のような手法でなく、別の活性化策を考えないといけない」

 全国では行政と住民が協力、町の特性を生かして、復活している商店街もある。しかし、市の人口は、03年の6万15人をピークに年々減り続け、現在は5万7695人。そんな状態で浮上のきっかけがつかめるのか。縮小を続ける商業が復活できるかどうか。そのカギを握る青写真をどう描くかは、次の市長に託されている。


 (諏訪部敦)

(2012年10月25日 読売新聞)


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