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近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ

2182チバQ:2012/02/10(金) 21:29:22
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/feature/ohtu1326205359033_02/news/20120111-OYT8T01341.htm
大津市長選 県都の課題
<中>高齢化対策
希薄な「つながり」打開急務


「ささえあいの会」のサポーターに車椅子を押してもらい、支所でのイベントに参加するお年寄り(昨年10月、大津市日吉台で)  湖西の高台に位置する大津市日吉台地区。約40年前の〈新興住宅地〉は、65歳以上の高齢者の比率が31・1%(昨年4月現在)と、市平均(20・3%)を大きく上回る。「ここは高齢化先進地なんです」。住人の一人、呉屋之保(ごやゆきやす)さん(71)はそう、断言する。

 1600世帯4000人の住む同地区にマンションはなく、全てが戸建てだ。地域で育った若者は就職で去り、若者の流入も少なく、独居の高齢者が増えた。大阪や京都のベッドタウンとして開けたため、住人の男性は特に、隣近所と交流のない人が多いという。

 約40年前に転居した呉屋さんもその一人。「高齢化をチャンスに変え、『向こう三軒両隣』以上に住民の触れ合いを広げよう」と、住民同士で知恵を出し合い、「元気な高齢者が、弱った高齢者を助ける」という仕組みづくりを5年前から始めた。

 「日吉台ささえあいの会」は昨夏に発足、地域の元気なお年寄りを「サポーター」として登録し、困った人の要望に応じて紹介する。車椅子を押してもらうサービスを利用し、地域の祭りに参加した上野と志さん(80)は「一人ではできないことを助けてもらえる。近所の人だから、なおさら心強い」と話す。



 だが、市内の同様の住宅街や集落で、地域ぐるみの高齢化対策に取り組んでいるのは、ごくわずかだ。

 南部や東部で高齢化率が1割前後と低い地域がある一方で、湖西の一部の地域では3割を超える。山間部にある葛川地域は、“限界集落”と呼ばれる高齢化率50%を既に超えている。

 高齢者対策で、市は高齢者向けの配食サービス(1食450円)を実施。5000〜6000人とされる一人暮らしの65歳以上を対象に、急病や事故の緊急通報サービスを提供しているが、申し込みには「近隣住民の協力」が必要なため、利用は約900人にとどまっている。担当者は「隣近所とのつながりが希薄な今、効果的な対策を取るのは難しい」と頭を悩ませる。



 「ささえあいの会」は息長く支援できるようにと、「コミュニティビジネス」の手法を取り入れ、サポートを有料にして内容ごとに料金を設定した。庭の草取り500円、電球の交換100円……。“便利屋”のような仕事も依頼できる。

 料金の支払い用にと地域通貨を発行し、70歳以上のお年寄り約450人に1000円分を無償配布。地域通貨は受け取ったサポーターが近隣のスーパーなどで使えるようにし、最終的に日吉台学区社会福祉協議会で換金される。

 会の拠点はなく、若者と高齢者とが集える交流センターも兼ねた事務所が会員の念願だ、と呉屋さんは言う。「どんな地域も、いずれは高齢化に直面する。市は住民も巻き込んで、今よりもっと有効な手だてを考えてもらわないとね」

(2012年1月12日 読売新聞)


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