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近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1815チバQ:2011/10/03(月) 20:36:56
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111003-00000501-san-soci
「身代わりになれるのなら…」妻子亡くした那智勝浦町長、心境語る
産経新聞 10月3日(月)8時21分配信


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陸上自衛隊の離任式で感謝の言葉を述べる寺本町長=9月29日午前、和歌山県那智勝浦町(写真:産経新聞)
 甚大な被害をもたらした台風12号による紀伊半島豪雨から2日で1カ月を迎えた。中でも、大きな被害を出した和歌山県那智勝浦町の寺本真一町長(58)は、妻と娘を亡くしながら復旧・復興に向けた陣頭指揮に立つ。多忙の中、周囲にほとんど心境を話すことのなかった寺本町長は、産経新聞の単独インタビューに初めて重い口を開き、“覚悟”という言葉を述べた。3日午後からは、妻と娘の葬儀に臨むという。

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 「親やったら、『子供の身代わりになれるのなら』という気持ちもあった。早く葬儀もあげてやりたいと思っていた」

 寺本町長は沈痛な面持ちで、重い口を開いた。自宅近くを流れる那智川が氾濫し、9月4日未明に妻の昌子さん(51)と長女の早希さん(24)が行方不明になり、その後遺体で見つかった。早希さんは、近く結婚予定で、4日は結納の日だった。

 しかし、夫や親としての思いを周囲に漏らすことはほとんどなかった。「私には立場がある。この職に就いたときから、そういうことは覚悟していた」

 町の復旧に向けて全力を注いでいる今、町役場の近くにあるアパートに1人で暮らしており、「あれこれ考え、寝るのは毎晩午前1時半くらい。ふと、目が覚めて寝られないとき、テレビでもあれば気も紛れるんだけどね。今は相手してくれる者もいないから…」とつらい心情を漏らした。

 家屋が流出するなどした那智川流域の住民に向けて「住んでいたところで安心して暮らせるよう、土石流対策など安全面を第一に復旧を急ぎたい」と話す一方で、災害発生以降、休みの取れない町職員たちのことも気にかかる。

 自宅が倒壊するなどした被災職員も多く、「被災者に対し罹災証明などをスムーズに出せるようにするため、現在職員を総動員して全壊、半壊などの家屋調査をやらせている。それがひと段落ついたら、とにかく休ませたい」と話す。

 産業や観光のダメージも深刻で、復旧への道筋は遠い。それでも確実に、復旧の「足音」は聞こえてくる。先月26日にはJR紀勢線が紀伊勝浦駅まで開通し、1日には熊野那智大社への県道が全通した。

 町長として、町の復旧・復興に向けたプランを常に頭の中で思い巡らせる。ただし、具体像を示すのはまだ先になるという。

 「激甚災害の指定を受けて、国からの財政援助もある。5年間をめどに、どれだけインフラを整備できるかが大切だ。最大の補助率で公共工事をやってもらえるよう国にお願いしたい」

 豪雨災害と闘う“象徴的”存在となった寺本町長。「町には全国から多くの義援金、応援の声をいただいていることに感謝しています。私個人にも励ましの手紙とかメッセージが来ている。ある程度落ちついたら返事をしたい」と話す。

 最近、ようやく自分の町を、客観的に『被災地』としてみることができるようになったという。だが、その思いは複雑だ。「これまで阪神大震災や東日本大震災の被災地の映像などを見ても、実感がわかない部分もあったけど、今は被災者の気持ちがよう分かる。何一つないんやから…」


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