したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ

168千葉9区:2009/05/06(水) 13:12:20
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20090501ddlk28010370000c.html
5年目の選択:宍粟市ダブル選挙/下 林業 /兵庫
 ◇県産木材供給センター、再生の起爆剤に−−将来性には疑問の声も
 「宍粟市には若者の働く場所がほとんどない。市に最も望むことは雇用に尽きる」。山崎町の主婦は、そう力を込める。市の自主財源比率は一般財源の30%程度。市財政課は「他の市と比べても少ない」と語る。自主財源が乏しいのは、地域経済の不振によって市税収入が少ないからに他ならない。雇用不安の解消、地場産業の活性化、財政再建は不即不離の関係なのだ。

     ◇

 市域の9割を森林が占める宍粟市にとって、林業はもともと基幹産業だった。しかし、今では安価な外国産木材の輸入拡大や生産コストの増大、担い手の高齢化などによって山は荒廃している。

 市はこれまで、間伐や林業機械の購入、作業道開設の費用補助や宍粟材の展示販売施設「しそうCAN森のギャラリー」の建設などの振興策を実施した。それでも合併後4年間の木工品、原木の出荷額は、ほぼ横ばいが続いている。

 この現状の中で、市が経済活性化の起爆剤として注目しているのが、地場産業である林業の再生だ。

 市が林業再生への起爆剤として期待を集めているのが、来年度に完成が予定されている県産木材供給センターだ。

 完成後は現在のように市場を経由せず、木材を山からセンターに直送できる仕組みになり、コストを削減できる。また、作業効率も上がるため、将来的には年間12万6000立方メートルの木材が生産可能になると試算している。

 造成に約9億8000万円、センター建設には約20億円が必要。造成費の半分は合併特例債、残る半分は国の補助でまかなう。建設費は国と県が6割、運営会社20社が4割を負担する。既に大手ハウスメーカーへの供給交渉を進めており、市林業振興課は「木材を安定的に大量生産し、素材生産から最終製品の販路までを見越した新しい仕組みを構築できれば、安い外国産木材にも対抗できるはず」としている。

    ◇

 市が夢を託す林業の再生。ただ、その将来性に対して足元から疑問の声が出ているのも事実だ。

 市内の木材加工会社で働く男性は「森は荒れ放題で、苗木はすぐにシカに食べられてしまう。木を切るのは簡単だが、はたして森林の持続は可能なのか」と指摘する。

 また、製材業者は「地元には既に山崎町に木材流通加工センターがある。財政難の中で多額の資金をかけて新しい供給センターを作るより、まずは木材需要を掘り起こすことに目を向けてほしい」と語る。この言葉を裏付けるように、木材流通加工センターには、売れない木材加工品が山積みにされている。

    ◇

 市長選に出馬した2氏は、ともに「豊かな自然を生かして市を発展させたい」と語る。国産木材の不振が依然として続く中、自然と地域経済の再建をリンクさせた取り組みの行方が注目される。【谷田朋美】

〔播磨・姫路版〕


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板