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近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1264チバQ:2011/01/26(水) 22:55:36
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20110125-OYT8T01146.htm
撤回の新人 全面対決 推進の現職
連携強め箱もの不要 新病院柱に経営改善

 2月6日投開票の舞鶴市長選が30日、告示される。最大の争点は、公的病院の再編問題だ。再編計画を推進する立場の現職の斎藤彰氏(55)と、計画の白紙撤回を訴える前舞鶴共済病院長の多々見良三氏(60)が全面対決する構図となりそうだ。対立の背景を考える。(舞鶴支局長・北岡学)

 今月、舞鶴市内の各家庭に新聞折り込みで2種類のチラシが届いた。斎藤氏、多々見氏のそれぞれを支援する団体が、病院問題について、互いの見解を記したものだった。

 先に届いた多々見氏側は「対話のない計画変更の末に、財源の見通しもなく、無駄が多い」と、斎藤氏が進める再編を厳しく批判。一方、後から配られた斎藤氏側は、多々見氏側の主張を「(病院間)連携だけで再編が実現するとは、医療の玄人の言葉とは思えない」と切り捨てた。

 告示を前に、すでに両陣営は激しいつばぜり合いを展開している。



 ここ数年、市政の最大の課題は地域医療問題で、その発端は市立舞鶴市民病院の経営難だった。

 7年前、同病院の運営方針に反発するなどして内科医13人が一斉退職し、世間の注目を集めた。経営環境は一気に悪化し、赤字が急増。内科を立て直した後も苦境は続き、市民病院の累積赤字は36億4900万円(2009年度末)に。市からの補助金は2006〜09年度で計69億6500万円に達する。

 4年前の市長選で、斎藤氏は「市民病院の再建」を強力に訴え、初当選した。市長就任後、「舞鶴地域医療あり方検討委員会」の提言を踏まえ、再建の道筋として、市内の公的4病院(市民病院、舞鶴医療センター、舞鶴共済病院、舞鶴赤十字病院)の再編という青写真を示した。

 市民病院だけでなく、どの病院も医師不足の課題を抱えており、4病院を2病院体制にして医師らを効果的に配置し直し、経営環境を改善させるという内容だった。



 しかし、その構想に「待った」をかけたのが、共済病院長の多々見氏だった。多々見氏は「あり方検討委」の委員などとして再編の議論に加わっていたが、09年9月、「職員の雇用に心配がある」などと述べ、共済病院の離脱を表明した。

 4病院再編から3病院再編へ。当初の青写真は色彩を変えざるを得なかったが、斎藤氏はそれでも再編に向けた歩みを進めた。府も「府北部の医療体制を立て直すには舞鶴市内での病院再編が必要」と同調し、新病院建設を柱とする総額86億円の「中丹地域医療再生計画」を策定、うち25億円は国から補助が受けられる見通しも立った。



 だが昨年、もう一つの難題が浮上した。再編後の運営組織の問題だ。

 市民病院、医療センター、赤十字病院は、それぞれ実質的な監督権をもつのが市、国立病院機構(東京)、日赤府支部に分かれている。当初、関係者たちは再編後の病院は「一本化された組織で運営する」と考えていたが、それぞれの職員の身分の位置づけや所有資産の調整などが難航し、一本化の議論は先送りとなった。

 青写真からどんどん遠ざかっていく再編計画。地元の医療関係者の間では「結局、市民病院再建のため、他の病院が利用されようとしているのではないか」との不信感が高まった。

 そして、共済病院長の職を離れ、舞鶴医師会の支援を得て市長選に名乗りを上げた多々見氏。「舞鶴の財政に余裕はない。不必要な箱ものはつくらず、病院間の連携強化で医療を守る」と主張する。

 一方、斎藤氏は「舞鶴の将来のため新病院は欠かせない。再編を後戻りさせてはならない」と力を込める。

 再編の推進か、計画の白紙化か。市民は市長選で選択することになる。

(2011年1月26日 読売新聞)


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