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近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1218チバQ:2010/12/19(日) 22:10:24
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/feature/kansai1292567740010_02/news/20101219-OYT8T00207.htm
都市間連携に活路 <下>
孤立主義やめ問題共有


各市の生活保護施策の担当者を集め、連携強化を訴える平松市長(中央)(6月4日、大阪市役所で)=森田昌孝撮影 「大阪市が『自分だけ良ければそれでいい』と考えている。そう思っていらっしゃいますか」

 11月5日、大阪市都島区の市公館で開かれた「大阪市隣接都市協議会」。大阪市長の平松邦夫は出席した近隣5市長に冗談めかしてそう尋ねた。記念行事で集まったのを除けば、38年ぶりに市長同士が話し合うその会議の議題は「都市間連携」だった。

 「その通りです」

 笑いながらある市長が答えると、平松もつられて笑い、すぐ真顔に戻った。



 大阪市は長く、他都市との連携に後ろ向きだった。

 平松までの歴代大阪市長は、大阪府内各市のトップが集まる市長会をほとんど欠席していた。代わりの出席者は課長代理クラス。周辺住民にメリットの大きい市営地下鉄への私鉄乗り入れにも消極的で、周辺自治体は市役所のある地名を冠して〈中之島モンロー主義〉と呼び、大阪市に厳しい視線を向けてきた。

 自前で様々な施設を整備し、孤立主義を貫いてきた大阪市を、知事の橋下徹は「府との二重行政を招き、広域的な都市計画を阻害してきた」と批判。「大阪都構想」を掲げ、解体を迫る。

 都構想を拒否する平松が対抗策として活路を求めるのは、周辺市や他の政令市と協調して行政課題に取り組む「水平連携」だ。税収増の見通しのない人口減少期。平松は、先行きの見えないモンロー主義を捨て、「都市がそれぞれの良さを持ち寄り、生かし方を考える時期だ」と訴える。



 「2、3日前から胸がもやもやする」。11月上旬、大阪市消防局内の「救急安心センター」に電話が入った。電話の主は大阪府松原市の70歳代男性だった。センターの医師の判断で、すぐに松原市消防の救急隊が出動。男性は搬送され、「不安定狭心症」で緊急手術を受けた。対応が遅れれば心筋梗塞の危険もあった。

 センターは昨年10月、平松の肝いりでスタートした病気などの相談窓口だ。当初、対象地域を大阪市内に限定していたが、相談の約2割は市外の住民。平松は「住民のニーズは高い」と判断して近隣市に共同運営を呼びかけ、対象地域は今月、府内全域に広がった。

 最も対策に力を入れる生活保護施策でも、平松は他市との連携を強める。自治体間で、不正受給などの情報を交換するネットワークを開設した。平松は「都市間連携で問題点を共有し、国への改革要求につなげた」と成果を強調する。

 ただ、府と大阪市で進めた水道事業の統合協議は、大阪市が主導権を握ることへの他の市町村の抵抗感を払拭できずに頓挫した。不信感はなお根強い。



 11月の大阪市隣接都市協議会に出席した摂津市長の森山一正は会議後、「1+1を3や5にする広域連携が、閉塞した今の大阪には必要だ」と話した。多くの首長が、自治体の財政危機の中で新しい都市モデルの必要性を肌で感じている。

 橋下の都構想や平松の水平連携――。より高い住民サービスの提供を目指し、都市のあり方が問われる時代を迎えている。(敬称略)

(この連載は村尾卓志と松永喜代文が担当しました)

(2010年12月18日 読売新聞)


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