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近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1172チバQ:2010/11/27(土) 23:13:56
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/feature/wakayama1288362538929_02/news/20101030-OYT8T00880.htm
<中>不戦敗は回避 擁立遅れ
藤本氏 責任とるかたちで決断


岡田幹事長(左)と岸本衆院議員(右)の応援を受け、演説する藤本氏。推薦決定の遅れもあり、党幹部の来援はなかなか実現しなかった(10月16日、和歌山市のJR和歌山駅前で)  今年3月、民主県連代表の岸本周平(54)は、頭を抱えていた。原因は桐蔭高校時代の同級生で、東京で会社を経営していた男性の言葉。「県連の決定が遅い。これでは勝てない」。知事選候補の意中の人物と思っていた男性の出馬辞退で、岸本の脳裏には、4年前の苦い記憶がよみがえった。

 前知事の談合疑惑で突然行われた前回選。民主県連は女性町議の擁立を決めかけたが、知名度の低さの指摘など内部で意見が割れ、擁立を断念した。「不戦敗」を喫したことに支持者らから批判が相次ぎ、岸本は責任をとって県連代表を辞任した。

 民主県連が、今回の知事選に向けた候補選びを本格化させたのは、衆院選を終えた昨秋から。岸本ら衆院議員3人で作る選考委員会と県連幹部は、情報漏れを警戒して東京で極秘裏に集まり、候補選定に入った。

 衆院選で初当選し再び代表となった岸本は、「知事選で再び戦わないという選択肢はない」と覚悟していた。県連関係者の一人は、「当初は『政権与党の推薦で知事選に挑める』と、多くの候補希望者が押しかけた」と明かす。だが、内閣支持率が下がり始めると、熱気は急速に冷めていった。

 今年1月、候補者リストに残っていたのは、立候補に前向きな姿勢を見せていた男性だけだった。だが、衆院議員の阪口直人(47)や玉置公良(55)からは、「すばらしい人だが知名度がない」「幅広く人選すべき」などと異論が相次いだ。

 男性の擁立決定を保留としたまま、民主県連は候補者探しを続けた。3月、現職の仁坂が再選出馬を決めたと伝わってきても態度を決めない県連に、ついに男性も背を向けた。

 内部の意見統一ができずに不戦敗。そんな4年前の失敗を繰り返せないと、6月に入り、岸本はようやく決断した。

 電話をとり、聞き慣れた声が出ると、「知事選はまりちゃんでいってほしい」と短く言った。

 電話の相手は、民主党県連幹事長で県議の藤本真利子(56)。当初から名前は上がっていたが、藤本は「もっと知名度のある人を」と固辞していた。「後援会に相談させて」と一度は保留したが、10日余りして承諾の返事をした。ある民主県連関係者は、「誰かが取らないといけない責任を、候補選定にかかわった藤本さんがとったということ」と話す。

 藤本は8月末、県議を辞職。知事選前に県議補選が行われることになるタイミングで辞職した理由を問われ、「知事選に向けて余裕がなくなってきた」と正直に答えた。だが、藤本の焦りをよそに、参院選や党代表選に追われた党本部の推薦決定は、10月にずれこんだ。

 告示まで1か月余りとなったある日、あいさつ回りを終えて事務所に戻った藤本は、選考過程を振り返り、疲れた表情でつぶやいた。

 「私自身は、知名度のある現職衆院議員が知事に転身すればいいと思ってたんよ」(文中敬称略)

(2010年10月31日 読売新聞)


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