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近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1149チバQ:2010/11/14(日) 19:57:05
 ◆日を追い増える共感


 倉田市長の育休を巡っては、市には12日までに61件の意見が寄せられた。うち50件は「民間では育休を取れる環境が整っていないのに、市長が一番に取っていいのか」といった批判的な内容。ただ、今月に入ると賛否は半々となり、「市長が明るく前向きなのが、とても好ましく感じた」というメールもあったという。

 東京都の成沢広修・文京区長(44)が取得するなど、イクメン首長が何人かいたため、倉田市長は「目新しくないし、アナウンス効果くらいあれば、と思っていた」と、反響の大きさに驚きを隠さない。橋下知事が「首長は最後に育休を取っていくのが筋」などと批判したことを引き金に、同時期に育休を取得している湯崎英彦・広島県知事(45)の応戦もあり、論争は広まった。

 倉田市長は「橋下知事とは見解は違うけど、下手な普及啓発よりもはるかに意味があった。市職員が育休を取りやすくなるだけでも、第一歩になる。足元から文化をつくっていきたい」と話す。水面(みなも)に投じた一石となるか、今後の発信や取り組みにかかっている。

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 ◆企業も後押し「生活者の感性磨く」

 子を持つ世帯の共働き率が51・5%と半数を超える中、男性の育児参加を後押しする企業もある。

 通信販売大手の「千趣会」(大阪市北区)。子供が満2歳になるまで育休を取得でき、最初の5日間は有給扱い。「たとえ1日でも育休を取ることが職場の理解につながり、生活者としての感性も磨かれる」(CSR推進チーム)といい、管理職を含む対象男性の有給消化率は、過去3年間で5割に達している。

 「貴重な子育てが体験できる時期は今しかない、と思って」。ファッション事業推進部の中島徹さん(38)は第2子の次女の育児で5月、前後の週末と合わせて9連休を過ごした。

 夜遅く帰って、寝姿を見るだけでは感じられなかった、ささいな表情やしぐさの変化が素直に喜べ、「小学1年の長女の生活ぶりもわかった」と振り返る。

 「自分の都合で子育てを中断させまい」と、持ち帰った業務パソコンは一度も開かなかったが、次第に子育ての苦労を思い知らされた。細かく寝起きを繰り返し、目が離せない。どうあやしても泣きやまず、妻に1度だけ「少し横になっていい?」と音を上げてしまったという。

 中島さんは「普段、妻はどんなに休憩したくても、育児を代わってもらえる人はいない。本当にすごいな、って感謝の気持ちが深くなりました」と苦笑を浮かべる。育休取得の課題の一つに代替要員の確保が挙げられるが、「誰かの代わりがいない組織というのは、組織のあり方としておかしいと感じます」と漏らした。

 働く女性の取得率が8割を超えたのはほんの3年前。法律で規定されてから15年を要している。取得する前に離職する女性も依然として少なくない。男性の育休制度に魂が入るのは、いつになるのだろうか。(辻阪光平)



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(2010年11月14日 読売新聞)


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