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近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1147チバQ:2010/11/14(日) 19:15:25
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20101114ddlk28010209000c.html
未来の選択:’10尼崎市長選/下 学力低下に危機感 /兵庫
 ◇地域と連携の試みも
 「先生、ここ分からん」「こうやって考えたら、分かりやすいやろ」。今月上旬の土曜日。尼崎市立園田中学校の教室に約15人の生徒が集まった。大学生の「チューター」2人が、生徒の質問に丁寧に答えていく。

 生徒は必要と思う課題やテキストを持って教室に来る。同中3年の富野千夏さん(15)と山川美咲さん(14)は、一緒に机を並べて、真剣な表情。「周りの目もあって家より集中できる。分からなければ、すぐに聞けるからいい」と話した。

 同市では、近隣大学に協力を呼びかけて土曜日学習の取り組みを進めており、小学校は05年、中学校は07年からほぼ全校で実施。今年度は放課後学習も追加し、平日は教員が指導にあたっている。

 市教委によると、学校以外での平日の勉強時間が30分未満の市内の中学生は39・1%。全国平均(16・6%)の2倍以上にのぼる。こうした取り組みの背景には、学力低下への危機感がある。

    ◇

 今年度の市の学力調査によると、小学6年では算数で3・7点、理科で2・6点、国語で1・1点、全国平均より低かった。中学2年ではさらに数学で5・1点、理科で8・6点、国語で2・5点低い。業者が学習指導要領に基いて一定の学力に達したと定めたラインを上回った子どもの割合でみると、児童は全国平均より最大5%低く、中学2年ではその差は17%に開く。

 「教育を理由に引っ越す人も多いよね」。今月初旬、塚口地区の子育てサークル「ママきっず」に集まった母親たちが口にした。市外から越してきた人が多く、地元の公立学校の学力や生活指導が気になるという。

 2月の市議会定例会。議員から「教育水準が低いために転出した人もいると聞くが」という質問が出た。村山保夫教育長の答弁は「与えられた条件の中で成果を上げなければならない」。71年に約55万あった人口は、今や46万人。若い世代を引き留めるためにも教育は避けて通れない。

    ◇

 今年度、つまずきのある生徒に数学の個人カルテを作っている市立小田南中学校。授業を担当する教員と補助員が生徒の様子やテストの解答をみて、「文字を使った公式が難しいようだ」などと、細かい字でびっしりと書いたカルテを作成。それを基に個人指導し、平均まで成績が上がった生徒もいるという。

 園田東小では昨年4月、PTAらが「東小応援団」を結成。住民や大学生のボランティアが小学校の空き教室で週3回、放課後に勉強や音楽などを教えている。メンバーの今城衛喜さん(52)は「学校に無関心な親が増えているが、地域で子どもを育てる意識を高めたい」と話す。

 園田中では数年前まで校内設備が壊されたり、住民から「生徒がたむろしている」などの苦情の電話がかかってきたという。しかし、山本勲教頭は「小中連携やクラブ活動など、勉強以外の取り組みも進めた結果、今は苦情が全くなくなり、地域に愛される学校に変わった」と話す。

 将来を担う子どもたちを地域がどう育てるか。行政の力が問われている。【大沢瑞季】

〔阪神版〕


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