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近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1145チバQ:2010/11/14(日) 19:14:27
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20101112ddlk28010376000c.html
未来の選択:’10尼崎市長選/上 緊縮財政に方針転換 /兵庫
 ◇評価の一方、不満の声も
 「意見交換するテーマについて、最初に皆様からご発言をお願い致します」。8月下旬、尼崎市内の老人福祉センターで、白井文市長は70人の市民と向き合った。テーマは、その場で市民が提案する。路上駐輪、ごみ問題、生活保護の支給のあり方……。多岐にわたるテーマに、司会進行しながら、市長自らが答える。03年5月から続く車座集会は、今月で89回になる。

 白井市長は8年前、「情報を公開し、市民参加を増やす」と訴え、市民派をアピールして初当選した。大方の予想を覆し、自民、公明などが推薦する現職を破った。女性としては史上最年少市長(当時)の誕生だった。

 その背景には、阪神大震災からの復興や、大型再開発でふくらんだ借金を抱え、不況で行き詰まった市政に新風を吹き込んでくれるとの期待があった。

    ◇

 尼崎市の玄関口、阪神尼崎駅は、90年からの再開発で姿を変えた。駅前の中央公園を改築し、アルカイックホール周辺やマンションなどが立体遊歩道で結ばれた。同駅を含め、市内の全9駅のうち5駅で再開発が行われた。木造住宅が密集する古い街並みは一新され、尼崎のイメージは変わった。だが再開発は、財政規模とのバランスを十分に考慮されたとは言い難い。震災の復興費とも相まって、白井市長の初当選時に市が抱えていた負債は、約3549億円(02年度)まで膨らんでいた。

 白井市長は当選後、情報公開を推し進めた。局長以上が出席する、市の最高決定機関の会議を公開。予算案などを、市議より先に市民が知ることも可能になった。課題の財政再建は、職員数の削減や市民サービスの見直しなどで、約457億円の負債を減らした。将来、財政を支える世代の負担を少しでも減らそうと、努力を重ねたことへの評価は高い。

 だが一方で、削減される市民サービスに、市民の不満が高まっているのも事実だ。市が廃止の方向で検討している「市立労働福祉会館」。今月9日に開かれた市民説明会で、「廃止ありきだ」「市民と話し合って、結論を導く手順がない」などと、批判が相次いだ。市民参加を掲げた白井市長だが、市民の理解が必要な局面で、手腕は十分に発揮されていない。

 大型再開発事業から、財政再建へ。白井市長誕生を境に、市政は緊縮財政へとかじを切った。その功績をたたえる声がある一方、産業で栄えたかつての勢いを取り戻す施策など、大胆なビジョンは見えてこなかった。

 この先、尼崎が目指す方向性について、県立大政策科学研究所の加藤恵正所長(経済学)は「産業振興と福祉、二兎をあえて追う都市になってほしい」と注文する。「お金がなくても、行政は仕組みを作れる。本気で両方を追えば、好循環を生み出せるはず」と、財政再建を進めながら、街の魅力を高めることを期待する。

   ×  ×

 尼崎市長選の告示が14日に迫った。46万都市は、どこへ向かおうとしているのか。市政の課題を追った。【大沢瑞季】

〔阪神版〕


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