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近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1142チバQ:2010/11/13(土) 16:27:06
http://www.sankei-kansai.com/2010/11/10/20101110-045887.php
関西の社会ニュース2010年11月10日

【検証 「都構想」】(中) ふたつの大阪
 大阪府が日本から独立し、連邦国家「大阪国」を建国。初代大統領にハシモトが就任した―。こんなエピソードで始まる小説が、今年のエープリルフールに合わせて発売された。大阪国は国連にも加入、7州と首都特別区に再編されたという設定になっている。

「府市合わせ」根本対立に

 「好き嫌いはあるかもしれないが、今、大阪の大統領は誰かと考えたら、橋下徹知事しかいないと思った」。編集の中心になった「大阪名物くいだおれ」取締役の柿木央久(かきのき・てるひさ)は、出版に際し、橋下に「独立宣言として一文寄せてほしい」と頼んだ。ちゃめっ気ある知事だけに気軽に応じてもらえるだろうと思ったが、意外な答えが返ってきた。

 「府の改革について、これから本気で取り組もうと思っています。この本の構想が大阪府の構想だと勘違いされると困るので、お断りさせていただきます」。橋下が大阪都構想を表明する直前のことだった。

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 橋下が初めて大阪都構想を打ち出したのは今年1月。このころから、大阪市長の平松邦夫との対立が深まっている。

 ともに民間出身の2人の関係は、当初「府市始まって以来の蜜月」ともいわれ、さまざまな施策で手を携えてきた。だが、大阪市の解体を前提とする構想に平松は強く反発。これに対し、橋下は「危機感がない」「政治家じゃない」とまで言って攻撃している。

 歴史をひもとけば、大阪府と大阪市は長く反目し合い、「府市合わせは不幸せ」とも言われてきた。

 その中で、興味深いエピソードがある。昭和30年代、当時の大阪市長、中馬馨(かおる)は「周辺市を合併して大阪市域を拡大し、最終的に府下全域を大阪市にすべきだ」と提案。これに対し、大阪府知事の左藤義詮(ぎせん)は「市域を拡大すれば都市問題が解決されるわけではない」と反発した。現在の大阪都構想と逆の構図で、大阪市勢の拡大を府が恐れ、抑えようとしている様子が見て取れる。

 「都市の中心部を拡大し、機能を強めようという点で、中馬構想と橋下構想の根幹は同じだ」。ある府幹部は大阪都構想について「中馬構想を府が採用したと思ってもらえれば、大阪市にも乗ってもらえる提案だと思うが」と話す。

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 ただ、これまでの都市制度をめぐる府市の攻防が、首長同士のいさかいのレベルにとどまっていたのに対し、大阪都構想は、府市の根本的対立の火種となりかねない。議会の勢力図にまで踏み込んでいるためだ。

 橋下が代表を務める地域政党「大阪維新の会」(維新)には、4月の発足後、自民党議員らが続々と転入。府議会で第一会派となったほか、大阪市議会でも一大勢力に成長した。橋下は来春の府・市議選で「維新が過半数を取れなければ退陣する」と言ったこともあり、数の論理で一気に突き進む構えをみせている。

 来年2月で知事就任3年となる橋下だが、府民からは依然高い支持を得ている。維新に流れた現職議員について、他党からは「来春を見据え、橋下人気にあやかることが目的だ」と冷ややかな声も上がるが、選挙を経て多数派を握り、構想を突き進めようという手法は“正攻法”でもあるだけに、他党には無視できない危機感がにじむ。

 橋下の攻勢に対し、当初は静観していた平松も反論を強めている。各地で開かれる市主催のタウンミーティングでは、基礎自治体を強める方策として、持論の「地域主権確立宣言」を力説している。

 ある会合で、平松はこう言って橋下を揶揄(やゆ)し、対抗心をむき出しにした。「坂本龍馬が聞いたら『それは維新ではないぜよ』と言うはずだ」 (敬称略)


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