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近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1141チバQ:2010/11/13(土) 16:26:41
http://www.sankei-kansai.com/2010/11/09/20101109-045799.php
関西の社会ニュース2010年11月 9日

【検証 「都構想」】(上) ふたつの大阪
 「実現すれば、大阪は世界で5番以内の都市になる」。9月末、大阪市内で開かれた、地域政党「大阪維新の会」(維新)のタウンミーティング。代表で大阪府知事の橋下徹は、提唱する「大阪都構想」の有用性を強く説き、宣言した。
 「大阪はタイタニック」―。橋下は最近、大阪を、20世紀初頭の沈没事故で多大な犠牲者を出した英国の豪華客船になぞらえた例え話がお気に入りだ。

変革の旗 見えぬ具体像

 かつて商都としてにぎわい、東京との「二眼レフ」と自負した時代もあった巨大船・大阪。だが、東京への一極集中による大企業の本社移転や製造拠点の海外流出などで衰退が著しい。

 巨大船には大阪府知事と大阪市長という2人の船長がいる。しかし、府・市ともに税収が減り、財政は沈没寸前の状態だ。こうした状況を打破するには「もう新しい船を造るしかない」というのが橋下の論理だ。大阪都構想は、府と市をくっつけて東京のような都区制度に変え、船長を1人にする改革策。現在の大阪市と周辺数市をエリアとし、約20の特別区に再編、都が広域行政、公選制の区長が率いる各区が基礎自治を受け持つとしている。
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 市営地下鉄や港湾行政なども所管する大阪市は、約4万人の職員を抱える巨大官庁だ。本年度の当初予算総額は約3兆8550億円で、大阪府にも匹敵する規模だ。


 だが、双方の施策には似通った事業も多い。大阪都構想は、自治機能の強化とともに、二重行政の解消にもつながるとしている。

 「大阪全体を考えるリーダーを1人にし、世界と戦える都市をつくる」「企業の環境を整えてもうけを出させれば、自治体にも多くの税収が入る。このお金を地域に分配する」。橋下は声高にメリットを唱える。

 ただ、大阪都が実現すれば都市機能はどのように強化され、住民の暮らしはどのように良くなるのか。法改正や各区間の財政調整、さまざまなコンセンサスが必要となる中、どのような工程で実現していくのか。かけ声の一方で、具体像は浮かび上がっていない。

 「もちろん、これをやれば大阪はハッピーパラダイスになるというものではない。だが、これぐらいやらないと前には進まない」。橋下は、まず政治的パワーで「変えること」を決め、その後、事務方が具体像を詰めるという流れを描く。
 大阪都構想の根底には、変革をキーワードに一点突破で打開を図る〝橋下流〟が透けて見える。「メリットやデメリットはあとの話」。構想に関し、橋下はこう言い切る。
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 今秋、大阪市議会の維新市議団が出した「大大阪市構想」と書かれたビラが、周囲で話題になった。大阪の自治機能を一本化する内容だったが、維新の文書にもかかわらず「大阪都」の文字がなかったからだ。

 ビラ作成当時、橋下は大阪都構想に加え、新たに大阪市を8、9市に分割する「分市案」を掲げたが、維新内部からも反発に遭い、10月上旬に撤回した。「大阪市の歴史や住民感情に合わず、支持できない」。ある維新市議はきっぱりと言い切った。

 大阪市解体を前提とする大阪都構想をめぐり、橋下が最大の抵抗勢力と目したのは、市長の平松邦夫だ。一方の平松も、都市機能強化や府との二重行政解消は必要と考え、独自の構想を打ち出す一方、先鋭的な橋下の手法にはくみしないスタンスを鮮明にしている。

 半ば感情的にも見える両者の対立。それを横目に、先のビラをつくった維新市議がつぶやいた。「市長も知事も、言っていることは同じ。表と裏の違いにすぎない」 (敬称略)
        ◇ 
 来春の統一地方選で行われる大阪府議選や大阪市議選で、維新の過半数獲得を絶対条件に掲げる橋下知事。その最大の政策課題としている大阪都構想をめぐる動きや課題を見つめる。


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