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近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1132チバQ:2010/11/09(火) 21:10:41
http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20101106ddlk30010476000c.html
100万人割れの先に:’10知事選/7 地域経済 /和歌山
 ◇唯一の銀行支店に幕 負のスパイラル、人口減で利便性低下
 緑の山々を貫く国道に面した建物に10月下旬、1枚の紙が張られた。「まことに勝手ながら、来年3月11日に金屋支店と統合します」。紀陽銀行(本店・和歌山市)の清水支店は、旧清水町(現有田川町)唯一の銀行支店だった。同行の支店統廃合は6年ぶり。金屋支店までは、車で片道30分以上かかる。

 かつて林業で栄えた旧清水町。支店が開業した99年の人口は5300人余りだったが、今年10月1日現在には4118人に減った。2人に1人が65歳以上だ。

 約180社が加盟する有田川町商工会議所清水支所には、支店の統合発表後、「取引先への急な入金が必要な時に振り込めない」「せめて現金自動受払機(ATM)だけでも」などと不満が寄せられる。町には農協など他に金融機関はあるが、統合を進める農協も店舗は減らす予定だ。食料品を置く店も5店舗あって日常の買い物に支障はないが、今年に入り文房具店と酒店が店を閉めた。

    ◇

 9月、大阪の目抜き通りの御堂筋沿いに、同行の大阪中央支店が移転した。地下鉄心斎橋駅から徒歩10分ほどの好立地で、顧客との接点強化や利便性向上を図る。

 06年に30店舗だった同行の府内での支店は今年までに36店舗に増えた。県内では来春、清水支店とともに野上支店美里出張所(紀美野町)も近隣支店に統合する。同行広報室は「県内が基盤であることには変わりない」とし、実際に県内での預金残高は伸びている。一方、融資残高は、08年9月末に大阪府内分が県内分を超えた。今後、市場規模の大きな大阪市など府北部でも、法人や住宅ローンなど融資先の開拓に注力する。

 和歌山社会経済研究所の木下雅夫・総括研究部長は「県内企業の資金需要が高まらねば、金融機関は大きな市場を目指すだろう。地域に合わせた自治体の支援が必要だ」と話す。

    ◇

 人口減で地域の利便性が低下し、さらに人口減に拍車がかかる負のスパイラル。統合される清水支店を横目に、60代の男性住民がつぶやく。「暮らしにくくはなるよ。でも今までよく置いてもらってたと思わんとな。こんだけ人減ってるんだし」【藤顕一郎】

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 ◇メモ
 信用金庫や農協などを除く県内の銀行の店舗数は、96年に阪和銀行が経営破綻(はたん)、06年に和歌山銀行が紀陽銀と経営統合した影響もあり、95年の171店舗をピークに減り続け、08年には91店舗に。人口は82年がピークだった。


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