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近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1131チバQ:2010/11/09(火) 21:10:15
http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20101105ddlk30010320000c.html
100万人割れの先に:’10知事選/6 公共交通の空白 /和歌山
 ◇高齢者の運転、事故多発 住民要望で乗り合いタクシー
 四方を山に囲まれ、舗装された道路が延びる。バス停も駅も、ない。高野町湯川地区は公共交通の空白地区だ。高齢化率は79・5%。同地区など同町の空白地区10集落では今月中旬から、定められた経路を予約に応じて走る乗り合い型のデマンド運行「ふれあいタクシー」が本格的に始まる。

 「病院まで往復6000円。何とかしてほしい」。きっかけは湯川地区の住民の要望だった。町が住民全員と話し合いを重ね、同タクシーの実験運行を昨年3月始めた。

 本格運行するふれあいタクシーの運賃は、片道一律500円。本来の運賃との差額は、町が負担する。各集落から町中心部の高野山病院まで、週2回で1日3〜4便走る予定だ。途中での買い物もできる。同地区区長の西浦孝さん(86)は「この1年間、脳梗塞(こうそく)で入院し、タクシーを利用しなくなった住民もいる。今後、入院などで利用者が減ることはあり得るが、運行は続けてほしい」と訴える。

    ◇

 山間部が多く公共交通のない地域が少なくない和歌山。県警交通企画課によると、県内の65歳以上の高齢者の5割が免許を持っており、その割合は全国5位だ。高齢者が絡む交通事故件数は昨年、2192件で全体の3割を占める。また、今年の死亡事故死者41人のうち高齢者は25人。さらに死亡事故40件中15件で、過失の最も重い当事者(第一当事者)は高齢者だった。

 一方、高齢者の事故防止対策として始まった運転免許の自主返納に応じたのは、09年で50人。過去最多だったが、全国では最も少なかった。

 西浦さんは「いつでもどこにでも移動するため車は手放せない」と話す。同課は「ダイヤの決まった公共交通機関だけでは、病院や買い物など生活全般をまかなえない。国が対策を立てるべきではないか」と指摘する。

 高野町のデマンド運行にも、「町外の病院への運行」や「付き添い人の負担ゼロ」を求める声もある。中尾司・町企画課長補佐は「住民のニーズを100%拾いきれていないのは確かだが、町外への移動まで公的に援助するのは難しい」。

 生活交通の確保へ、対策はまだ途上だ。【岡村崇】

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 ◇メモ
 65歳以上の県民の運転免許証保有率はここ20年で倍増している。県警交通企画課によると、90年には16万2986人のうち約24%。昨年は26万8871人のうち約50%となった。

毎日新聞 2010年11月5日 地方版


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