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人権・差別・同和問題
101
:
名無しさん
:2015/02/08(日) 17:47:28
>>100
緩衝材としてのジャーナリスト
とは言え、私は記事を読んで、「安田さんは、バランスを取っているな」と思ったのも事実です。普段から安田氏は、レイシストを糾弾するだけでなく、事後処理もしています。あるとき見かけたのは、「最初に移民が来たときに大虐殺をしませんか?」とツイートしたあるレイシストとのやり取りでした。この発言は、ネット上で即座に強く問題視され、この人物はひどく狼狽していました。おそらく軽い気持ちだったのでしょう。安田氏はそんな彼に対し、自分自身で警察に連絡して説明するように説得し、彼はそのとおりにして逮捕を免れ、以降ヘイトスピーチをやめることを宣言しました。社会からヘイトスピーチをなくすために、安田氏は日々こうした活動をしています。
ヨーゲン氏について書いたこの記事でも、決して彼の実名を記すことなく(逮捕時に実名報道されているにもかかわらず)、記事にもあるように被害者たちにもヨーゲン氏の所在について教えてはいません。そこには、安田氏なりのジャーナリストとしての強い倫理観が見て取れます。
この記事で安田氏が果たしている役割とは、被害者側に立った上で、加害者であるヘイトスピーカーのヨーゲン氏と、被害者である在日コリアンとの衝突を回避させる緩衝材なのです。もしヨーゲン氏を社会的に抹殺しようと思う者が彼の個人情報を掴んだならば、記事など書かずに他の手段を採るはずです。しかし、安田氏はそうしませんでした。自らの署名原稿として、つまり自らが責任主体となることを引き受けているのです(この点は、2ちゃんねる等で見られる匿名者たちによる個人特定および炎上劇とは明確に異なります)。
現状のヘイトスピーチ問題でもっとも危惧されるのは、悪辣な差別発言を投げかけるヘイトスピーカーに、怒った被害者側が違法なかたちで反撃することです。具体的にいえば、在特会のメンバーやヨーゲン氏に傷害を負わせるようなことは、もっとも避けなければなりません。加害者であるレイシストたちを、決して被害者にしてはならないのです。その逆に、被害者である被差別者を、決して加害者にしてはなりません。それこそレイシストたちの思う壺だからです。
安田氏がこの記事で果たしているのは、そうしたリスクの回避です。この記事は、テクスト(記事内容)だけでなく、この記事を出すことによる影響を踏まえて評価すべきであり、そこには公益に見合った十分な社会調整力があると私は判断します。そして、これこそがジャーナリズムの機能のひとつなのです。
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