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仙台・宮城・陸奥
1996
:
荷主研究者
:2014/06/21(土) 16:13:47
>>1943-1944
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201405/20140513_11014.html
2014年05月13日火曜日 河北新報
「東西線ありき」不満 仙台・市バス路線再編案
連坊、新寺地区などの住民ら73人が集まった説明会=11日、仙台市宮城野区榴岡の市生涯学習支援センター
仙台市地下鉄東西線の2015年開業に伴う市バス路線再編案の説明会が市内の沿線各地で行われている。新路線案は「東西線の利用促進」を基本方針に設定したため、地下鉄と並走する中心部への直通バス路線は大幅に減る見込み。長年親しまれた市民の足の大転換に、住民から異論、反論が続出している。
説明会は4月25日に始まり、6月6日にかけて主に連合町内会ごとに全32回開く。今月11日までに12回実施され、計約440人が参加した。
宮城野区榴岡で11日にあった説明会は、地区を通るバス路線が廃止される連坊、新寺などの住民が対象。地下鉄利用への転換を求める市側に対し、住民から「地下鉄ありきでバスを全廃するのは乱暴」「商店街もマイナスの影響を受ける」などと批判が噴出した。
両地区には寺院も多い。「高齢者が駅まで歩くのは大変。参拝者に今以上の歩行を強いることにもなる」として、寺院関係者が16人連名で、廃止撤回を求める要望書を出す場面もあった。
他会場でも「80代にとってバスと地下鉄を乗り継ぐのは大変」(大和地区)「交通弱者に配慮した路線設定を」(南小泉北部地区)との訴えが聞かれ、直通路線を一部でも残すよう求める声が多い。「きめ細かく巡回できる小型バスを走らせたらどうか」との提案も毎回のように出る。
各会場で市都市整備局の担当者は「運行本数が多く、渋滞の影響も受けない東西線の利用可能な地域を広げ、日常の移動を便利にするための路線再編だ」と強調。駅地階への移動の負担軽減策として、全13駅にエレベーターと上下エスカレーターの設置もPRする。
ただし、説明会では「市民の都合というよりも、地下鉄の都合に合わせられた」(若林地区)との不満も漏れる。
市は今回の第1回説明会で出た意見を踏まえ、再編の最終案を作成。10〜11月に開く第2回説明会で示し、15年3月までに決定する。市公共交通推進課の若生孝志課長は「意見はきちんと受け止め、対応できるかどうかを市交通局、宮城交通と検討したい」と語った。
意見は郵送やファクス、電子メールでも6月16日まで受け付けており、今月9日現在で20件寄せられている。宛先は〒980−8671仙台市都市整備局公共交通推進課、ファクス022(211)0017、メールアドレスtos009520@city.sendai.jp
[仙台市バス路線再編案]東西線各駅から半径800メートル圏内を、歩いて駅に行く「東西線徒歩利用圏」と設定。それ以外の地域向けに(1)八木山動物公園(太白区)(2)薬師堂(若林区)(3)荒井(同)−の3駅に接続する新たなバス路線を設け、中心部への移動は乗り継ぎを基本とした。
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