したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

仙台・宮城・陸奥

122荷主研究者:2008/11/16(日) 23:53:25
>>121 続き

◎エンジン・電池工場/燃費改善、環境に対応

 仙台北部中核工業団地のトヨタ自動車東北(宮城県大和町)は8月7日、2010年末にエンジン工場の操業を開始する覚書を宮城県、大和町と交わした。新規高卒者ら計500人を新たに雇用する方針だ。
 新工場は年間20万基の生産能力を持つラインを2本備え、小型乗用車向けに低燃費の環境対応型エンジンを生産。投資額は約500億円を見込んでいる。完成したエンジンは、関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)と、10年に操業開始のセントラル自動車新工場(宮城県大衡村)に供給する。

 トヨタ東北の杉山正美社長は「地元企業への部品発注を進め、地域に貢献したい」と取引先のすそ野を広げて地元調達率を上げる方針。「メード・イン・東北」のエンジン製造に意欲的だ。
 東北での自動車エンジンで先駆的役割を果たしてきたのが、1994年操業を始めた日産自動車いわき工場(いわき市)だ。高級スポーツ車や高級セダン向けのエンジン生産拠点として出荷数量を着実に伸ばしてきた。

 06年には第二工場が完成。今年7月には生産累計500万基を達成した。北米市場の先行きが不透明なため、現在は生産を抑制調整しているものの「工場で生産するエンジンの6―7割は輸出車向け」(いわき工場)だ。
 車載用電池の世界トップメーカー、パナソニックEVエナジー(静岡県湖西市)は7月、宮城県などと立地協定を結んだ。生産するハイブリッド自動車向けニッケル水素電池は今後も需要の大幅増が期待される。このため、当初の10年初めとしていた操業開始も09年末に前倒しした。

 新設する宮城工場は宮城県大和町に25ヘクタールの用地を確保。設備投資額は約300億円に達する。年間約10万台ペースで生産を始め、1―2年以内に2倍に引き上げる。将来は次世代型のリチウムイオン電池の生産も視野に入れている。

◎1次サプライヤー/生産能力さらに拡大

 自動車部品製造のデンソー(愛知県刈谷市)は4月、福島県田村市に子会社のデンソー東日本を設立。田村西部工業団地で2010年、カーエアコンの生産を始める。15年度には売り上げ規模300億円を目指す。
 新工場は総投資額約160億円で09年1月に着工する。従業員は400人程度になる見込みで、09年度は地元から95人を採用する予定だ。

 東北と北関東では現在、各自動車メーカーが完成車の生産能力を増強。両地域への容易なアクセスが立地の決め手になった。関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)、宮城県大衡村に新設されるセントラル自動車新工場をはじめとしてホンダの埼玉県内工場、富士重工の群馬県内工場も供給先になる。
 トヨタ自動車系のアイシン精機(愛知県刈谷市)は電子部品生産拠点として、子会社のアイシン東北を岩手県金ケ崎町に置く。電子キー用アンテナは年間で約560万個を生産。トヨタ自動車北海道(北海道苫小牧市)などに供給しているほか、関自工岩手工場向けのドアフレームも生産している。

 角田市内に3工場を持つのはホンダ系のケーヒン(東京)だ。燃料噴射機器、エンジン用電子制御システム、エアコンなど多様な自動車部品を生産しており、同社にとって中核のマザー工場でもある。自動車産業の東北集積を機に現地調達率の拡大を目指しており、9月25日に東北の関連企業と商談会を行う。
 ケーヒンの小田垣邦道社長は、トヨタ完成車工場の東北進出を受けて「当社は売り上げの9割がホンダ向けで依存が大きすぎる。トヨタの東北進出は取引先を広げる好機」と話す。

 トヨタ紡織(愛知県刈谷市)関連企業の関東シート(北上市)は、関自工岩手工場向けに金ケ崎工場で年間約35万台分、セントラル向けに神奈川県相模原工場で約13万台分のシートを生産している。トヨタ紡織は、東北でのさらなる生産能力増強を検討しているとみられる。
 トラックのフロントアクスル(前車輪軸)で生産シェアトップを誇るいすゞ自動車系の鍛造部品大手TDF(宮城県村田町)は8月、12億円を投じて本社敷地内に新工場を完成させた。自動変速機用歯車の生産能力は月産15万個から3倍の45万個へと飛躍的に高まった。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板