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Game全般
517
:
とはずがたり
:2016/05/25(水) 23:17:20
2015.9.14 21:35
元三和マンのバンカーをトップに選んだ任天堂、分業体制に
http://www.sankei.com/west/news/150914/wst1509140069-n1.html
任天堂が選んだ新社長は、日本のゲーム業界を代表する2人のカリスマではなく、三和銀行(現三菱東京UFJ銀行)出身の君島達己常務だった。
「組織をどうしたらよいか、ずっと議論をしてきた」。14日の会見でこう振り返った君島氏。7月11日に岩田聡社長が死去して以降、任天堂は新体制づくりが喫緊の課題となっていた。
平成14年から社長を務めた岩田氏は、経営とゲーム機・ソフト開発の両方の采配を振っていただけでなく、記者会見やインターネットによる新作ソフトの動画配信の司会などをほぼ1人でこなすなど、まさに「任天堂の顔」として活躍していた。同社にとって、そんな逸材を失った打撃は大きかった。
後任は当初、社長業務を代行していた竹田玄洋専務と宮本茂専務の両代表取締役が有力候補とみられた。竹田氏は世界で1億台以上を販売した据え置き型ゲーム機「Wii(ウィー)」などを開発。宮本氏は、ゲームの代名詞ともいえる人気キャラクター「マリオ」の生みの親として知られるからだ。
厳しい経営の現実
だが蓋を開けてみれば、財務を含めた経営の実務に詳しい君島氏がトップに就くことで決着した。そこには任天堂が置かれている厳しい現実が透けてみえる。
任天堂は手軽に遊べるスマートフォン向けゲームの普及などで収益が悪化。平成24年3月期から3年連続の営業赤字に転落した。ヒット商品頼みだけでは勝ち残れない時代がきている。
竹田氏と宮本氏には「フェロー」という高度な専門知識を持つ人物に与えられる職位の肩書きがついた。2人の真骨頂である開発に力を注がせるためだ。夢を追うクリエイティブな開発の成果を冷徹なビジネスにどう融合させていくか。新体制の成否はそこにある。
(藤原直樹)
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