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芸術・美術・音楽

6とはずがたり:2008/04/01(火) 13:00:03
文教政策と考えると文部スレと一緒で良かったかなぁ,このスレ。。

鳥の劇場
http://www.birdtheatre.org/

支局長からの手紙:「鳥の劇場」の危機 /鳥取
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20080331ddlk31070150000c.html

 「資金が大変なことが伝わってくる。フリー切符を出してもらえないか」
 「いくらぐらいがいいでしょうか。やれない(開演できない)とどうしようとも思う」
 「責任が出てきていいんじゃないでしょうか」
 「考えます。ありがとうございます」
 鳥取市鹿野町の「鳥の劇場」で23日開かれた07年度サポーター報告会。これまで鳥の劇場に大口で寄付をしていた個人支援者がサブプライムローン問題の影響で寄付が滞る可能性が出できたことで、参加したサポーターから質問があり、主宰の中島諒人さんが答えました。

 報告会で、中島さんは07年度に上演した作品や、サポーターの寄付で購入した遮光幕や照明スタンド、音響機材などの物品、08年度の活動予定を紹介。この後、「『公立の劇場』はあるが、『公共の劇場』はどれだけあるのか」「(劇団は)誰かのためにやっているのではなく、自分のため」「本当のプロとは、自分のためにやることが結果として多くの人に役立つことになる」などと、劇団を主宰するうえでの考え方を披露。最後に「今年も頑張ってやっていきます。再三申し上げますが、応援してください」と支援を呼びかけました。

 鳥の劇場は06年7月にオープン後、作品を上演するだけでなく、学校の児童・生徒を対象としたワークショップを続けるなど、着実に地元に根付いてきているといえるでしょう。しかし、確固たる財政基盤がない限り早晩、財政的に行き詰まることは分かっていたはず。中島さんは演出家であると同時に鳥の劇場を主宰するプロデューサーでもあるわけですが、これまで長期的展望に立って劇場運営を考えてきたのでしょうか。今後は劇団メンバーの給与を半分にし、これからも従来通りアルバイトをせず活動を続けることを決めたそうですが、今後はよりプロデューサーとしての意識と覚悟が求められるでしょう。

 「文学は飢えた子供の前でなにができるか」。有名なテーゼですが、「文学」を「演劇」、「子供」を「市民」に置き換えることもできるでしょう。例えば、高速道路は私たちの生活を豊かにする公共財でしょう。その一方で、お腹はいっぱいにならないにせよ、演劇も公共財の一つに数えてもいいのではないでしょうか。

 水戸市は市制100周年を記念し、1990年3月に音楽や演劇、美術の専用文化施設「水戸芸術館」をオープンさせました。館長は日本を代表する音楽評論家の吉田秀和氏が務め、専属の楽団や劇団を編成しており、予算の1%程度を運営経費に充てています。

 鳥の劇場では4月20日午後2時から、芸術活動と社会の関係を考えるシンポジウム「手渡せるもの 芸術から社会へ/社会から芸術へ」が開催されます。直面した財政的な危機に対し、単純に寄付を求めることや、理想と現実のギャップをただ嘆くことをせず、社会と芸術活動の関係を真剣に考える機会にしようと企画したそうです。パネルディスカッションで、中島さんのほか、加藤種男・アサヒビール芸術文化財団事務局長や青木由行・県企画部長らがパネリストを務めます。参加無料。【鳥取支局長・高橋和宏】

毎日新聞 2008年3月31日 地方版


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