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芸術・美術・音楽

30：千葉９区：2009/06/10(水) 23:36:01: http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20090513ddlk13040311000c.html
世界遺産：上野・国立西洋美術館の登録延期勧告　地元に広がる落胆　／東京
　◇来月の「逆転」に期待も
　台東区・上野公園の国立西洋美術館の世界遺産登録について、国際記念物遺跡会議（イコモス、本部・パリ）が登録延期を勧告したとのニュースは１２日早朝、地元台東区にも瞬く間に伝わった。「パンダがいなくなった上野」では「世界遺産」に大きな期待をかけてきただけに、落胆の声が広がる一方、区や地元関係者からは、６月のユネスコ世界遺産委員会での「逆転登録」に期待する声も聞かれた。【田村彰子、馬場直子】

　台東区役所では、早ければ１１日夜にも「朗報」が届く可能性があると見込んで、世界遺産登録推進室や広報の担当者が泊まり込みで待機していた。だが、１２日午前７時２０分、寝不足の職員たちが耳にしたのは、文化庁からの「残念」な知らせだった。

　繁華街や観光地として地盤沈下が懸念されている同区では、「世界遺産効果」が期待され、２万５０００個の応援バッジを一般配布した。街なかには世界遺産登録を応援する旗を掲げるなど、官民一体となった活動を続けてきた。

　吉住弘区長は「勧告は大変残念だが、６月のユネスコ世界遺産委員会へ向け、引き続き全力を傾注していく」とコメントした。

　半世紀近く営業し、昨年閉店したレストラン「聚楽台」が入居していた商業ビルが、早ければ３年後に新築されるなど、上野公園や駅周辺は新しく生まれ変わろうとしている。上野観光連盟とアメ横商店街連合会の会長を兼務する「国立西洋美術館世界遺産登録上野地区推進委員会」の二木忠男実行委員長は「今回の活動は『観光まちづくり』の機運を高めるのには良いきっかけだった。世界遺産という冠はとても大きいので、今後も運動を続けていきたい」と意欲を見せていた。

　また、国立西洋美術館は「地元を中心に大きな期待を持たれていたことを考えると大変残念」とのコメントを発表。この中で、世界文化遺産への登録可否について「今回の勧告で厳しくなったと認識している」とする一方、今後について「文化庁と連携を取り合い、国として統一した方針の下で対応したい」と話していた。

〔都内版〕

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