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芸術・美術・音楽

1とはずがたり:2008/03/17(月) 16:29:22
アート全般

2とはずがたり:2008/03/17(月) 16:30:39

「ドイツに絵画貸し出さない」 リヒテンシュタイン憤慨
http://www.asahi.com/international/update/0316/TKY200803160166.html
2008年03月16日22時51分

 ドイツ政府が高額を支払ってリヒテンシュタインの銀行データを入手し、脱税摘発に乗り出した問題で、独政府の姿勢を批判していたリヒテンシュタインが独側への絵画の貸し出しを拒否。事件は両国の文化振興にも微妙な影を落とし始めている。

 絵画展は独ミュンヘンの美術館ノイエ・ピナコテークが企画。同館によれば、今年5月下旬からウィーンにあるリヒテンシュタイン美術館や、リヒテンシュタインのファドゥーツ城が所蔵する油絵60点、水彩画100点以上を借り受け、特別展示する予定だった。

 しかし、今月中旬にリヒテンシュタイン側から「ドイツの態度が法治国家の原則に基づくか疑わしい」として、貸与断念を伝えられたという。リヒテンシュタイン美術館は「脱税問題での独政府の対応を考えれば、この決定は当然だ」(館長)。同美術館のスポンサーに、脱税問題で顧客データが流出した銀行が含まれていることも背景にあると見られる。

 ノイエ・ピナコテークの広報担当者は「政治的な対立が芸術を制限してしまうのはとても残念だ」と失望感をにじませる。

3とはずがたり:2008/03/17(月) 16:31:46
1億円、福祉?トゥーランドット? びわ湖ホールに波風
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200803170065.html
2008年03月17日

 滋賀県の財政難のあおりを受け、国内有数のオペラハウス、県立芸術劇場びわ湖ホール(大津市)が揺れている。県が提案した福祉医療費助成金の大幅カットを見直す財源として、県がホールに拠出する管理・運営費(指定管理料)の削減幅を拡大できないか、県議会で議論されているためだ。更なる削減は公演縮小につながりかねないとして、全国の音楽ファンから寄せられた署名が17日、提出された。   ◇
 「1億円の県費を福祉とオペラのどちらに使うのか。滋賀県民がチケットの倍額以上の血税を負担していることを、(観客として来る)京都や大阪の人はご存じなのか」

 今月10日の県議会予算特別委員会。最大会派の自民党・湖翔クラブの家森茂樹議員が嘉田由紀子知事にこう問うた。

 同ホールが新年度に上演する自主制作オペラ、プッチーニの「トゥーランドット」とR・シュトラウスの「サロメ」。計3日間の公演予算は約1億9500万円。入場料収入で賄えるのは2、3割にすぎず、県税から半分以上の1億円を拠出するという。

 06年度の調査では、同ホールの入場者は46対54で県外客が過半数。しかも食事・宿泊はお隣の京都となれば、経済波及効果の恩恵にも、地元はあまりあずかれない。

 一方、5千万円あれば、県が10月から自己負担を2倍に引き上げる乳幼児医療費を据え置くことができ、1億円なら無料化も可能、と県側は議会で答弁した。自民系会派だけでなく、福祉優先を主張する議員は多い。

 「びわ湖ホールか乳幼児医療費か、と問われれば、乳幼児医療費でしょう。知事のマニフェストからはそういう結論になります」と、知事与党「対話の会・びわこねっと」の沢田享子代表。「でも、びわ湖ホールを造れ、造れ、と推進してきたのはどこの誰なのか」と、自民系会派を暗に批判する。

 県によると、福祉医療費の据え置きを求める知事あての要望書は、16日までに約30件。同ホールに関する要望は届いていないという。
   ◇
 同ホールは、財団法人びわ湖ホールが県からの指定管理料と入場料収入、官・民からの助成金で運営する。07年度の指定管理料は約11億2千万円だったが、新年度は約1割の1億1千万円が削減される。同ホールの井上建夫副館長は「事業費ベースで見れば、5割カットに等しい」と訴える。指定管理料から人件費、維持管理費・光熱水費など、削減の難しい固定経費を引くと、自由に使えるのは3億円強だからだ。

 新年度は国内外の劇場との連携や積立金の取り崩しなどで対応し、例年並みの事業を維持する。ホールの芸術監督・沼尻竜典さんは「世界のびわ湖ホールなのに、赤字を生むだけの施設、という悲しいとらえ方をしないで」と訴える。

 「休館」「売却」。県議会などでそんな言葉も飛び交う状況に、ファンらが事業存続を求める全国規模の署名活動を展開し、知事らに約2万6千人分の署名を提出した。うち7割が県外から寄せられた。メンバーの一人、大津市の主婦神野直子さん(48)は言う。「ホールは滋賀県の自然、歴史、文化の豊かさの象徴。私たちの暮らしに欠かせないものなのです」
   ◇
 片山泰輔・静岡文化芸大准教授(文化政策・財政学)の話 びわ湖ホールで質の高い舞台をつくり、県外の影響力を持つ人々に注目されれば、福祉に直接投入するより大きな便益がもたらされる可能性もある。一方で、県やホールは、オペラに関心のない県民にも費用を負担してもらう理由をくどいほど説明するべきだ。そうすれば、より多くの民間資金も集められるようになるだろう。
   ◇
 《びわ湖ホール》 舞台装置をスムーズに入れ替えられる「4面舞台」を備えた大ホール(1848席)の音響の良さは「日本一」とも評される。演劇、コンサート向けの中ホール(804席)、小ホール(323席)も。9月に開館10周年を迎える。総事業費332億円。起債した地方債の残高は約160億円で、全額償還まであと20年。

4とはずがたり:2008/03/21(金) 10:45:52
文化財指定って所有権に対して優越しないんですねぇ。

運慶仏像、三越が落札 NY
2008年3月20日(木)04:33
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/e20080319016.html?C=S

 【ニューヨーク=長戸雅子】競売大手クリスティーズは18日、同日ニューヨークで行われた競売で鎌倉時代の仏師、運慶の作品とみられる「木造大日如来坐像」を落札したのは、日本の大手百貨店の三越であることを明らかにした。

 クリスティーズによると、落札額の1280万ドル(約12億5000万円)は、海外で落札された日本の美術品としては過去最高額。国宝級の可能性もある美術品の海外流出が懸念され、日本国内では署名運動も起きていたが、三越の落札で海外流出の危機はひとまず免れた。

 落札された仏像はヒノキ製で高さ66・1センチ。表面は金で彩色されており、鎌倉時代初期の1190年代ごろの作品とみられている。競売には米国や日本の美術館や収集家らが参加し、75万ドル(約7460万円)からスタート。最終的に三越の代理人と電話取引の米国個人収集家の一騎打ちとなり、1280万ドルまでせり上がった。

 仏像は関東地方に住む収集家が所有しており、文化庁は作風などから運慶の可能性が高いとして文化財指定を検討したが、所有者の合意が得られず見送っていた。
                  ◇
 「木造大日如来坐像」の落札について、三越は「顧客から依頼を受けて落札した。顧客の情報は明らかにできない」(広報担当者)と説明。今後、仏像の展示や一般公開をする予定はないとしている。

5とはずがたり:2008/03/24(月) 18:45:58
>>3

上原館長が退任へ 後任は井上副館長
滋賀県立びわ湖ホール
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008032400075&genre=K1&area=S00

 滋賀県立びわ湖ホール(大津市)の上原恵美館長(64)が3月末の任期をもって退任することが24日、分かった。後任には井上建夫副館長(59)が就任する予定で、いずれも4月1日の理事会で正式決定する。

 上原館長は1968年に東京大卒。78年に旧労働省から滋賀県庁入りし、文化部長や県立近代美術館長などを歴任。2002年から財団法人びわ湖ホール理事長、04年から館長を務める。退任理由について「若い人たちにバトンをつなぎたいと思った」と話した。
 びわ湖ホールは、4面舞台を持つ国内有数のホールとして、98年の開館以来、オペラなどが上演されている。一方で、県の財政難を受け、新年度は県からの指定管理料が前年度比で約1億円削減される見通しとなるなど、厳しい運営状況にある。

6とはずがたり:2008/04/01(火) 13:00:03
文教政策と考えると文部スレと一緒で良かったかなぁ,このスレ。。

鳥の劇場
http://www.birdtheatre.org/

支局長からの手紙:「鳥の劇場」の危機 /鳥取
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20080331ddlk31070150000c.html

 「資金が大変なことが伝わってくる。フリー切符を出してもらえないか」
 「いくらぐらいがいいでしょうか。やれない(開演できない)とどうしようとも思う」
 「責任が出てきていいんじゃないでしょうか」
 「考えます。ありがとうございます」
 鳥取市鹿野町の「鳥の劇場」で23日開かれた07年度サポーター報告会。これまで鳥の劇場に大口で寄付をしていた個人支援者がサブプライムローン問題の影響で寄付が滞る可能性が出できたことで、参加したサポーターから質問があり、主宰の中島諒人さんが答えました。

 報告会で、中島さんは07年度に上演した作品や、サポーターの寄付で購入した遮光幕や照明スタンド、音響機材などの物品、08年度の活動予定を紹介。この後、「『公立の劇場』はあるが、『公共の劇場』はどれだけあるのか」「(劇団は)誰かのためにやっているのではなく、自分のため」「本当のプロとは、自分のためにやることが結果として多くの人に役立つことになる」などと、劇団を主宰するうえでの考え方を披露。最後に「今年も頑張ってやっていきます。再三申し上げますが、応援してください」と支援を呼びかけました。

 鳥の劇場は06年7月にオープン後、作品を上演するだけでなく、学校の児童・生徒を対象としたワークショップを続けるなど、着実に地元に根付いてきているといえるでしょう。しかし、確固たる財政基盤がない限り早晩、財政的に行き詰まることは分かっていたはず。中島さんは演出家であると同時に鳥の劇場を主宰するプロデューサーでもあるわけですが、これまで長期的展望に立って劇場運営を考えてきたのでしょうか。今後は劇団メンバーの給与を半分にし、これからも従来通りアルバイトをせず活動を続けることを決めたそうですが、今後はよりプロデューサーとしての意識と覚悟が求められるでしょう。

 「文学は飢えた子供の前でなにができるか」。有名なテーゼですが、「文学」を「演劇」、「子供」を「市民」に置き換えることもできるでしょう。例えば、高速道路は私たちの生活を豊かにする公共財でしょう。その一方で、お腹はいっぱいにならないにせよ、演劇も公共財の一つに数えてもいいのではないでしょうか。

 水戸市は市制100周年を記念し、1990年3月に音楽や演劇、美術の専用文化施設「水戸芸術館」をオープンさせました。館長は日本を代表する音楽評論家の吉田秀和氏が務め、専属の楽団や劇団を編成しており、予算の1%程度を運営経費に充てています。

 鳥の劇場では4月20日午後2時から、芸術活動と社会の関係を考えるシンポジウム「手渡せるもの 芸術から社会へ/社会から芸術へ」が開催されます。直面した財政的な危機に対し、単純に寄付を求めることや、理想と現実のギャップをただ嘆くことをせず、社会と芸術活動の関係を真剣に考える機会にしようと企画したそうです。パネルディスカッションで、中島さんのほか、加藤種男・アサヒビール芸術文化財団事務局長や青木由行・県企画部長らがパネリストを務めます。参加無料。【鳥取支局長・高橋和宏】

毎日新聞 2008年3月31日 地方版

7とはずがたり:2008/04/10(木) 12:05:47
>>4の三越の顧客って真如苑だったのか。

集金力、有名人パワーは? 想像以上の「真如苑」実態
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_03/t2008032832_all.html

 運慶作とされる大日如来像を約14億円でポンと購入した宗教法人「真如苑」は、2002年にも東京・立川市の総本部の付近の土地を739億円で購入して話題となった。豊富な資金力のほかにも、女優の石原真理子さんら多くの芸能人が信者と言われたこともある。その実態に迫ってみた。
 「今の新宗教のなかでは1番勢いがあるというか、着実に信者の数を増やしているのは真如苑だけだろう」と語るのは、宗教学者の島田裕巳氏。
 真如苑によれば、信者数は約84万8000人。公称でいえば、創価学会の847万世帯という大所帯もあるが、真如苑の場合、「84万人とは熱心に参拝などされている方の数字です」(真如苑広報担当)と話しており、そこが「他の新宗教とは違うところ」(島田氏)とされる。
 島田氏が昨秋、総本部が置かれた東京都立川市の「応現院」を見学した際は、1日約6000人の信者が参拝や修行に訪れていた。「84万人も、そんなに外れた数ではないと実感した」という。
 真如苑は年間の収入を公開しておらず、正確な資金量は推測でしか計れない。信者になると、200円の会費と苑費と呼ばれる月200円の費用を1年分まとめて払う。つまり、2600円×84万人だけで、最低でも年間21億8400万円の収入があることになる。教団が「接心」と呼ぶ修行をするには、1回1000円から8000円の費用がかかり、法要などに参加もすれば、お布施なども必要になる。
 「年間で何十万円も使う人もいる」(元信者)という話もあり、仮に信者1人が年間計1万円を払っただけでも、教団の収入は84億円。実際は100億円は軽く超えるとの見方も現実味がある。
 しかも、信者を指導する信者も無報酬といわれ、宗教法人なので当然、税金面でも優遇されている。年間の売り上げ100億円前後の一般企業とは事情が違うのだ。
 02年に739億円で旧日産工場跡地を購入した際、費用の一部は「銀行から借り入れました」(広報)。739億円の一部といえども、銀行側の審査をクリアできるほどの“体力”があるとみられる。
 大日如来像を落札した際、教団関係者は「息切れした」と話していたが、かなりの“謙遜”とみるべきだろう。
 一方、真如苑といえば女優の石原真理子さんが元信者で、自分の著書で「脱会した」と語っているほか、沢口靖子さんや大場久美子さんら多数の女優やタレントが信者という噂がささやかれた。
 夕刊フジが沢口さんの事務所に確認すると、「彼女は新人のころに1度だけ関係するイベントに出たことがあっただけで、それ以外は全く関係ないです」(担当マネジャー)と困惑気味だったほか、大場さんの事務所も「彼女はまったく知らないと話しています」と、明確に否定した。
 教団側は「プライバシーなので、そういうことはお話ししていません」(広報)と語り、あるベテラン女優だけが事務所を通じ、「コメントは差し控えます」と否定はしなかった。教団が積極的に有名人を広告塔に使った事実は確認できず、島田氏も「そういうことをしたという話は聞いたことがない」と話す。
 教団は、資金面では外部の想像以上だが、有名人パワーは誇張された部分が多いようだ。
ZAKZAK 2008/03/28

8とはずがたり:2008/04/10(木) 12:09:17
>>7
宗教スレも必要かねぇ。。

「運慶」14億で落札、国外流出を防いだ真如苑の実力
日産跡地も739億円で購入
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_03/t2008032601_all.html

 鎌倉時代の仏師・運慶の作とされる「大日如来像」を、三越を通じてニューヨークのオークションで1431万7000ドル(約14億円)で落札したのは、東京都立川市に総本部がある宗教法人「真如苑」だった。教団の潤沢な資金によって日本の宝が国外流出の“法難”を逃れた形だが、果たして教団の狙いは…。
 真如苑の西川勢二総合企画部長は25日に文部科学省で会見し、大日如来像の取得を明らかにした。
 西川氏は、購入の動機を、「(教団が)真言密教を母体として発達したので、運慶作とみられる大日如来様には強い仏縁を感じる」などと説明。日本の仏像として過去最高の落札額となったことについては、「息切れ寸前だった。安いとは言えないが仏様なので」と苦笑した。
 息切れしたとはいえ、真如苑の資金力は、2002年に立川市と武蔵村山市にまたがり、東京ドームの28−29個分に相当する旧日産自動車工場跡地約106万平方メートルを、約739億円で買収したことでも明らかだ。数多い宗教団体の中でも潤沢な資金力を誇る。
 現在、この土地の再生、再開発プロジェクトを進めており、大日如来像も、5年後をめどに同地に建設する施設で「一般の方にも参観、参拝していただく」(西川氏)という。それまでは東京国立博物館などで公開することも検討。文化庁から重要文化財などの指定に向け、調査や研究の依頼があれば協力するという。
 真如苑は1970年代から80年代にかけて急成長した。現在の信者数を非公開だが、国内外で約84万人とみられている。信者には有名女優やタレント、文化人なども多数いるといわれており、大日如来像の取得は宗教上の理由に加えて、教団の存在感を高める宣伝効果も見込めるようだ。

ZAKZAK 2008/03/26


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