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第22回参議院議員選挙(2010年)

6989チバQ:2010/06/30(水) 00:45:40
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20100629-OYT8T00018.htm
選挙対応首長も苦慮
地元と中央のねじれに配慮
 7月11日投開票の参院選富山選挙区への対応を巡り、県内首長が苦慮している。政権が自民党から民主党に移ったものの、県議会や市町村議会で依然、自民が多数を占める中、中央と地元のねじれに配慮し、バランスを意識した言動が目立つ。

 昨年8月の衆院選では、石井知事が富山1区の自民候補、長勢甚遠氏の出陣式に駆けつけたほか、当時、現職首長ではなかった上田昌孝・滑川市長と脇四計夫(しげお)・朝日町長を除く13市町村長が、自民候補の出陣式や個人演説会に出席した。

 しかし、今回の選挙で、自民公認の野上浩太郎氏(43)が公示日の24日に富山、高岡両市で開いた出陣式に出席した首長は、高橋正樹・高岡市長、沢崎義敬・魚津市長、伊東尚志・上市町長、米沢政明・入善町長、金森勝雄・舟橋村長の5人にとどまった。

 このうち、魚津市長は「野上氏以外の2氏と面識がない」として野上氏支持を明言し、民主公認の相本芳彦氏(54)、共産公認の高橋渡氏(47)とは距離を置く姿勢。入善町長は相本氏の出陣式に副町長を送って濃淡をつけながらバランスをとり、舟橋村長は「出席の依頼があったのが野上氏だけで、相本氏からはなかった」(村関係者)とした。今回、出陣式出席を見送った市長の1人は「心情としては野上氏だが……市長としては中立でいなければならない」と打ち明けた。

 石井知事は「自民、民主からも推薦をいただいているし、県民党だから」と、両党間のバランスを強調する。

 大票田・富山市の森雅志市長は昨年の衆院選1区で、自民の長勢氏の出陣式に駆けつけ、民主の村井宗明氏の事務所を激励に訪れた。しかし、今回は「予算決定権を持つ民主党に配慮しなければ」として、野上、相本両氏とも出陣式には行かなかった。

 県内初の共産党籍の首長となった朝日町の脇町長は「要請があれば、政党は関係なく(個人演説会にも)出る。町のためにもなる」と話す。ただ、共産公認の高橋陣営は、自民が多数派を占める初の町議会が会期中であることも配慮し、応援弁士には呼ばない方針。陣営幹部は、「町長としての仕事に専念してもらう。共産色を強くして、町政運営に影響があってはいけない」としている。

 

(2010年6月29日 読売新聞)

6990チバQ:2010/06/30(水) 00:49:55
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/saitama/100628/stm1006282223012-n1.htm
【2010参院選】序盤から大物続々埼玉入り! 陣営の思いはさまざま 「最重点区だから」「他党より少ない」 (1/3ページ)
2010.6.28 22:19
 参院選埼玉県選挙区では、序盤から各党党首ら大物議員が続々と来県、支持を訴えている。東京に近いという地の利はあるにせよ、県内で連日のように大物の街頭演説が繰り広げられる姿に、各陣営からは「前回の参院選より多い」との声も。激戦を盛り上げる大物来県の状況を探った。

 民主党は公示前後に首相や国土交通相、厚生労働相ら閣僚が続々と来県。28日には枝野幸男幹事長が地元のJR大宮駅前に登場、29日も蓮舫行政刷新担当相の来県が予定される。

 民主新人候補の陣営は、大物来県について「候補者を知ってもらう第一歩として大きな効果がある。陣営の運動量も変わる」と話す。民主現職候補の陣営は「政権交代で民主党議員の数が増えたことも大きい」とも指摘、「党も複数議席を獲得したい選挙区に力を入れているようだ」と支援に期待する。

 自民党は公示日の24日に谷垣禎一総裁が応援に駆けつけたほか、公示前に安倍晋三元首相らも来県した。しかし、陣営からは「民主党など他党に比べ大物の来援は少ない」と恨み節も。「全国に厳しい選挙区が多く、希望する人の来県は難しい。選挙区が盛り上がるような人の応援に期待したいのだが」と語る。

 県選挙区を「最重点区」と位置づける公明党は山口那津男代表が24、27日と立て続けに来県。陣営は「力を入れてもらっている」と感謝しきり。「陣営を引き締める効果は一番」と期待を寄せる。

 一方、知名度不足が否めない新党の候補者陣営は、“顔”である党首の応援が頼みの綱だ。

 みんなの党は20、25日に渡辺喜美代表が来県。陣営は「候補者1人では立ち止まる人は少ないが、代表がいれば人が増える」と語る。今後も渡辺代表の来援を要請中だ。

 新党改革は19日に舛添要一代表が来県。陣営は「有権者からの電話も増え、来県は多いほどありがたい」と話すが、「代表は全国を回っており、埼玉は47分の1」と渋い表情。今後の来県はあと1回の予定だ。

 このほか、共産党は志位和夫委員長が13日に来県。社民党も福島瑞穂党首が10、25日に来県している。

6991ryuhlll:2010/06/30(水) 01:14:48
菅総理は、唐突に、「消費税を10%に増税」と言い出しました。自民党も同じことを言っています。  国家財政が危機にひんした今、増税はやむを得ないのでないか。
選挙を前に、あえて増税を口にするとは、政権党として責任ある態度でないか・・・。そんなもっともらしい大宣伝を財務省と二人三脚で行っています。
しかし、ちょっと待って下さい。
民主党が消費税を上げるのは、去年マニフェストに書いたバラマキ 政策の財源が見つけられなかったからです。予算の組み換えで16.8兆円の財源を見つけると言ったけれど、
公務員労働組合や官僚の言いなりになる民主党には財源は見つけられませんでした。だから、消費税を上げさせてくれと言っているのです。
今の政治や行政の仕組みのまま、消費税を上げたら、10%の消費税増税ではとても足りません。すぐに、20%と言いだすのは確実です。
民間の会社や商店で、経営が苦しくなってきたときに、まず最初に、何をやるでしょうか。いきなり値上げをするでしょうか。そんなことをしたら、お客が
離れ、つぶれますよ。  値上げの前にやるべきこと。それは、例えば、へそくりがあればそれを吐き出す、使っていない資産があるなら売ることです。そして、
社長や経営幹部をはじめ、給与は、思い切ってカットすることです。
 不要な資産の売却、経費・人件費のカット。これをまずやるの が鉄則です。この鉄則を守らず、いきなり値上げに踏み込もうとしているのが、 菅総理です。
今の政治・行政の構造を変えずに、しがらみとばらまきのために増税を始めたら、結局足りなくなり、また再値上げ必至です。「財政破綻のギリシアは消費税21%」、
働く人の4人に1人が公務員でした。
消費税を上げたら消費が減るに決まっています。国民の自由に使えるを巻き上げて、政府が賢い使い方
をしてやれば景気はよくなる、などというのは官尊民卑の思想です。結局、たくさん集めて、たくさん配れ
ば官僚の権限が拡大するだけです。

ttp://www.nasu-net.or.jp/~yoshimi/2010/100623nhk.html

6992名無しさん:2010/06/30(水) 09:36:20
怪情報か、はたまた…


 さらに不気味な情報。小沢氏は昨年、自民党参院のドン・青木幹雄氏と「参院選挙後に、自民党内の反市場原理派で新党を作り、民主に合流」という密約を交わしていたという。青木の政界引退でこの話は立ち消えたが、小沢氏の民主党内の立場の変化を見ると、この話が完全消滅したとは思えない。
http://opinion.infoseek.co.jp/article/920



 「来年(10年)の参院選が終わったら政界再編だわね。何でもありだ」。自民党が大敗した昨年8月の衆院選後、青木氏は周辺に漏らした。9月上旬には民主党の小沢一郎幹事長(当時)が「(青木氏の)腹が固まったらだ、と伝えておいてくれ。そう言えばわかる」と、ある民主党議員に青木氏への伝言を頼んだ。

 仲介役をはさんだ「秘密接触」。青木氏は「分かった」と答えた。関係者によると、青木氏が描いたのは、参院選で民主党が単独過半数に届かない場合、参院自民党が党を割って民主党と合流する、という構想だった。「小沢さんは言った約束は守る」が口癖の青木氏。参院選後の政局は小沢氏と仕切る、という自負がにじんだ。

 しかし、小沢氏は年明け、参院自民党との連携を「封印」し、単独過半数獲得を目指して動く。青木氏の出馬表明から約1カ月後の2月21日、民主党は地元・山陰中央テレビの看板アナウンサーだった岩田浩岳氏(34)を擁立すると発表。記者会見に同席した小沢氏は「青木氏の時代的役割は終わった」と、対決色を前面に出した。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100628ddm001010062000c.html

6993チバQ:2010/06/30(水) 21:49:48
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20100621ddlk14010112000c.html
攻防:’10参院選神奈川/上 浮き沈みする支持率 「風」読めぬまま /神奈川
 国会が閉会し、事実上の選挙戦に突入してから最初の日曜日となった20日。菅直人首相が街頭でマイクを握る場所に選んだのは、神奈川選挙区だった。

 「何としてもこの神奈川から、この2人を国会に、私の内閣に送り返していただきたい」。JR横浜駅西口。声を張り上げる首相の両脇で、改選を迎える千葉景子法相(62)と金子洋一氏(47)が笑顔を振りまいた。

 首相交代劇によって支持率を「V字回復」させた民主党。その「主役」の登場に、金子氏は「選挙前にこんなに大勢の方に集まってもらえるとは思わなかった。大変心強い」と感激した様子だった。

 だが、早期の首相の県内入りは、民主党の危機意識の表れでもある。無党派層の動向が勝敗を左右する近年の選挙戦。「今の支持率も、いつなくなるか分からない」。陣営からは、こんな不安の声も漏れる。別の陣営幹部も、祈るように心情を吐露した。「支持率が動かないでほしい」

   ◇  ◇

 「神奈川は党の発祥のような土地」。5月19日夜。みんなの党の渡辺喜美代表は、「政治とカネ」を巡る問題を理由に民主党離党を表明した県議3人に入党を要請するため横浜市のホテルを訪れた際、記者団に強調した。

 昨年8月の結党以来、衆院選では、県内18選挙区で民主党が14議席と大勝する中、江田憲司幹事長が8区で当選し、浅尾慶一郎政調会長も比例復活を果たした。党所属の国会議員6人。そのうち2人が神奈川を地盤とする。

 3月の逗子市議選では、浅尾氏の地元とあって、公認候補が1、2位を独占。2大政党によらない「第三極」への支持の広がりを裏付けた。

 来春の統一地方選も見据えた、3県議に対する渡辺代表の「切り崩し」も奏功し、いずれも要請を受け入れることになる。

 そのみんなの党が、昨年11月に参院選の公認第1号に決めたのが、浅尾氏の東大時代からの友人、中西健治氏(46)だった。昨年8月の衆院選と同日選となった横浜市長選では、政治経験のない新人ながら、自民、公明の支援もあり87万票余りを獲得。民主が推薦し当選した林文子氏に迫り、一気に知名度を上げた。

 若さと勢い−−。候補者を反映したような党の勢いだったが、鳩山内閣の退陣後、かげりが見える。民主、自民、みんなの3党の新人による三つどもえの横浜市議泉区補選(6日)は接戦も予想されたが、民主が完勝。今月8、9日の毎日新聞の世論調査でも、菅内閣への期待感に押されるように、みんなの党の政党支持率は9%から5%にダウンする。

 12日に横浜市内で開かれた中西氏の決起集会。渡辺代表は「事前の調査より大きな得票率が出るのがみんなの党。まったく心配ありません」と強気の姿勢を崩さなかったが、中西氏は、厳しい表情で語った。「ぎりぎりの戦いをこれからしていくことは、間違いないと思います」

 浮き沈みする支持率。各陣営とも世論の「風」を読めずに、7月11日の審判に臨む。

    ◆

 参院選の公示が24日に迫った。昨年の衆院選で政権交代を果たした民主党にとって、政権への審判が問われる国政選挙。神奈川選挙区(改選数3)で2議席死守を目指す民主に対し、新党勢を含め、野党はどう割って入るのか。各党の「攻防」を追った。

毎日新聞 2010年6月21日 地方版

6994チバQ:2010/06/30(水) 21:50:30
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20100622ddlk14010264000c.html
攻防:’10参院選神奈川/中 組織票奪い合う民・自 /神奈川
 ◇業界団体「両にらみ」も
 「農業を守ってくれる人、政党であれば、民主党、自民党、あまりとらわれることはないんじゃないか」。5月31日、海老名市文化会館。JA関連の政治団体「県農政推進連盟」(県農政連)が開いた国政学習会で、志村善一副委員長が関係者約970人に呼びかけた。壇上には、既に推薦が決まっていた民主党の千葉景子法相(62)、自民党の小泉昭男氏(64)の現職2人が顔をそろえた。

 千葉氏は社会党時代の92年に県農政連に推薦されたことがあったが、民主党に移ってから推薦を受けたのは初めて。「みなさんと新しいきずなを結ぶことができ、ご指導に反することがないよう全力で戦う」と千葉氏。小泉氏も自身の農業経験を踏まえ、「農業者の一員として微力を尽くさせていただいている」と訴えた。

 県農政連は与党だった自民党を中心に選挙を支援してきたが、昨年8月の衆院選後の政権交代を受けて見直しを迫られた。今年2月には、「与党及び野党の第1党を原則にする」などと定めた推薦基準を策定。この基準に基づいて、両氏の推薦を決めた。政策に業界の主張を確実に反映させるため、「両にらみ」の決定。県農政連幹部は「参院選は改選数が複数だからまだやりやすいが、衆院選の小選挙区は難しくなるだろう」と悩ましげだ。

   ◇  ◇

 「風頼み」の選挙からの脱却を図ろうと、民主党県連は、かつては自民党の支持基盤だった業界団体などへの働きかけを強め、新たな「票田」の獲得に乗り出している。組織・団体委員会のメンバー10人は5月までに、県内の147団体にあいさつ回りを済ませた。

 「党の支援組織は連合だけだったので、議員も各種団体との付き合い方を知らなかった」。委員長を務める中塚一宏衆院議員(神奈川12区)はこう述べつつ、強調した。「自民党と同じことをやるつもりはないが、県下団体がどういう意見、要望を持っているかを把握しておく必要は常にある」。21日までに、87団体の推薦を得た。

 それでも、組織内候補を自民党から擁立する薬剤師連盟のように、小泉氏だけを推薦する団体もある。「一番地域で活動してきたのが自民党。信頼関係は、そうそう損なわれない」。自民党県連組織本部長の持田文男県議は強気の姿勢だ。

   ◇  ◇

 「選挙だけを考えたら、大きな組織、団体から支援をいただいた方がいい。(公示日の)24日に1万2000カ所くらいポスターを張らないといけない」。みんなの党の浅尾慶一郎政調会長は12日の横浜市の集会で、候補者のポスター張りにも不安を残す党の実情を訴えつつ、アピールして見せた。「大きな組織から支援をいただかないから、しがらみがない政治ができる」

 組織票の争奪戦を繰り広げる2大政党と、批判を強める新党。政治と業界のあり方も、改めて問われる。

毎日新聞 2010年6月22日 地方版

6995チバQ:2010/06/30(水) 21:51:13
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20100623ddlk14010230000c.html
攻防:’10参院選神奈川/下 2大政党を批判 模索続ける共・社・新党 /神奈川
 「大所高所に立って、お互いに歩み寄ることをしないと、民主党政権の打破にならない」。日本創新党を結成した中田宏・前横浜市長は22日、国会内で記者会見し、たちあがれ日本と選挙協力することを明らかにした。その一環として、神奈川選挙区で公認していた新人の擁立を見送り、たちあがれ日本の新人、松田学氏(52)の支援に回る。

 県内で新党の支持基盤づくりに懸命な松田氏は「保守の軸を立て直そうというのが私の立場。(選挙協力で)良い影響はあると思います」と語った。日本創新党の首長応援連合に名を連ねた松沢成文知事も22日の記者会見で、「第三極の新党勢力がいくつも割れてしまうと、ほとんど議席に届かない。まとまった形で有権者に選択肢を示すことが重要だ」と歓迎した。

 一方、新党改革は税理士の甲斐敬浩氏(46)を立て、医師らをそろえた立候補予定者を「専門分野のプロ集団」と独自色をアピールしつつ、舛添要一代表の「党首力」に頼った活動を展開する。20日には舛添氏が横浜駅西口で「民主党政権は表紙が替わっても中身はひどく、必ず失墜する」と訴えた。

   ◇  ◇

 「第三極なんかじゃない。第一の極を目指すのが日本共産党だ」。4月16日、共産党の志位和夫委員長は横浜市中区での演説会で声を張り上げた。志位氏は「財界中心、アメリカ言いなりの二つのゆがみをもとから正し、国民が主人公の民主連合政権をつくる」と独自路線を強調。同党は元職の畑野君枝氏(53)を擁立し、議席奪還をうかがう。

 「第一の基地県・沖縄、第二の基地県・神奈川。爆音、基地の被害に本当に苦しんでいる。神奈川は沖縄の痛みを他の県よりもすごく分かる県だ」。社民党の福島瑞穂党首は21日夜、横浜市中区で開いた県連の総決起集会で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を巡る連立政権からの離脱に理解を求めた。

 川崎市在住で県連代表を務める福島氏は参院選の比例代表での出馬。同党は連立離脱後に元藤沢市議の木村栄子氏(62)の公認を発表し、選挙区と比例を合わせた票の掘り起こしを狙う。福島氏は自身を「菅内閣の生みの親」と評してみせ、「政権が代わった、政治は変わらない、だから社民党が必要」と、かつての「パートナー」への批判を強めた。

 2大政党が、政治不信を払拭(ふっしょく)できない中で迎える参院選。新党と革新政党が存在感を打ち出そうと、模索を続けている。

   ×  ×

 この連載は木村健二、杉埜水脈が担当しました。

毎日新聞 2010年6月23日 地方版

6996チバQ:2010/06/30(水) 22:04:09
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100630t41033.htm
注目集める親子対決 秋田・「影響は?」気をもむ周囲
 参院選(7月11日投票)で、秋田県内では2人の「寺田」の戦いに注目が集まっている。比例代表にみんなの党から立候補した前知事の寺田典城氏(70)と、次男で民主党県連幹事長の寺田学氏(33)=衆院秋田1区=。典城氏は候補者として県内を駆け回り、学氏は秋田選挙区の党候補の当選に全力を挙げる。県内でともに大きな影響力を持つ親子の「ねじれ」に、周囲は「投票にどんな影響があるのか」と気をもんでいる。

 典城氏は公示日の24日、秋田市での第一声で支持者約50人を前に、国政に打って出る理由を説明した。
 「今回の選挙は自分の政治の集大成。年金世代が子どもの世代につけを残してはいけない」と強調。公務員や国会議員の積極的な削減、心配せずに子育てできる環境づくりなどを訴えた。
 次男の存在は気になるようで、「周りから『なぜ民主党ではないのか』『足を引っ張るな』と言われる。だが、親子で同じ釜の飯を食っても政治は変わらない。駄目なことは駄目と言いたい」と力を込めた。
 妻洋子さんもマイクを握り、「この人(典城氏)は政治のことしか頭にない。それを見ていると、出馬をやめてと言えなかった」と支持者らに頭を下げた。
 典城氏の立候補に、学氏の心中は穏やかではない。典城氏が立候補を正式に表明した18日、「正直な思いとして困惑している」とのコメントを出した。
 24日の公示後、学氏は民主党候補の街頭演説などで熱弁を振るっているが、典城氏には一切、触れない。
 学氏は「父には父の人生があり、それに対し止めたり、勧めたりすることはできない。わたしは民主党の人間。党の候補を勝たせることしか考えていない」と語る。
 典城氏は県外には足を伸ばさず、地元・秋田を徹底的に固める戦術を取る。選挙区にみんなの党の候補がいないため、親子の戦いは「選挙区の票にはあまり関係ない」と見る向きもあるが、関係者は影響を測りかねている状態。比例では完全な「敵」だ。
 民主党候補の陣営関係者は「首相補佐官の学氏は、菅直人政権を支える一員として議席を落とすわけにはいかない。もし党の候補が落ちたら、典城氏が立った影響も取りざたされ、余計に大変だ」と打ち明ける。
 知事選や衆院選で寺田親子と激戦を繰り広げてきた自民党。県連幹部は「選挙区の自民党候補に影響はない」と、今回の親子対決を冷ややかに見ている。


2010年06月30日水曜日

6997チバQ:2010/06/30(水) 22:05:02
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000001006300004
参院選・民主「2」確保へ「真紀子節」投入
2010年06月30日




●田中真・亀井両氏 民主候補応援に


 参院選愛知選挙区(改選数3)で現有2議席の維持を目指す民主党が、「2人目」の支持拡大に必死になっている。29日は、田中真紀子元外相=写真=や国民新党の亀井静香代表が県内に駆けつけ、マイクを握った。28日には、民主党の枝野幸男幹事長が名古屋を訪れた。
 民主党が「大物」投入で目指すのは、安井美沙子氏のてこ入れだ。安井氏は擁立が3月と比較的遅れ、知名度不足が伝えられている。民主党側の危機感を反映する形で、田中氏と枝野氏は、もう1人の民主党候補の斎藤嘉隆氏の応援にはあえて行かなかった。
 田中氏は、名古屋市内のホテルなど2カ所で演説会を開いた。約1500人が集まった演説会の冒頭、田中氏は「安井氏には何としても勝ち抜いてほしい。5人も女性候補が出ている中で、よく見比べていただきたい」と支持を訴えた。ただ、田中氏が話し始めて約2分で報道陣を締め出すなど、陣営は神経質な対応を見せた。
 亀井氏は「こんなすてきな人をぜひ国会に」とエールを送り、「比例は国民新党と書いて」とアピールした。(小林恵士)

6998チバQ:2010/06/30(水) 22:07:24
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001006300006
独占戦略 党内すきま風/参院選
2010年06月30日

 自民党の谷垣禎一総裁は29日、公認候補で新顔の熊谷大氏の応援で来県、登米市役所前で約250人の聴衆を前にマイクを握った。
 「生まれ変わって日本の危機に立ち向かっていく新生自民党を象徴する候補者になり得る、ということで自信を持って公認させて頂いた」


 自民党は現職の市川一朗氏も推薦し、事実上の分裂選挙だ。だが、県連は市川氏の応援はしないと決め、この場に市川氏の姿はなかった。


 谷垣氏の来県を巡り、市川陣営は大島理森幹事長に要望書を提出。街頭演説で市川氏も同席するか、無理なら谷垣氏から市川氏を紹介してもらうよう求めた。


 谷垣氏は21分間の演説で一度だけ口にした。「自民党は市川一朗さん、ベテラン、そして政策通を推薦して、『若い方とベテランのコンビで』とお願いしたものですから、実は熊谷さんにも苦しい苦しい選挙戦をさせている」


 谷垣氏の前にマイクを握った自民党県連会長の小野寺五典氏は、熊谷氏が公募で決まった候補であることを強調。公募は「谷垣総裁の指示により」と加え、県連の正当性を印象付けた。


 市川陣営は「公認と推薦の違いこそあれ、同じ自民党の候補として認めたわけだから、この対応には納得しかねる」としている。


 一方の民主党。公示前の20日、仙台駅前で枝野幸男幹事長が党の広報車の上から支持を訴えた。「医療と介護の2本柱、2人をしっかり国会に送って頂きたい」


 「医療」は現役の医師でもある桜井充氏、「介護」は介護経験をもつ伊藤弘実氏。だが、枝野氏の脇に公認候補の2人が同時に立つ場面はなかった。桜井氏が車から降り、待っていた伊藤氏が上った。これに限らず、2人が並ぶことはまずない。


 桜井陣営の1人は「競い合えばそれぞれ力が入るし、比例票の上積みにもなる」。現職は組織固め、新顔は無党派層を開拓――。小沢一郎前幹事長が打ち出した2人区で2人擁立する戦略は、もともと候補者が別々に活動することが前提だ。


 女性で30代と若い伊藤氏を公募で選んだのも、桜井氏とは別の層の支持を得るため。ただ、伊藤陣営の1人は「当選まであと1歩となれば、桜井さんの組織票を回してもらえないか」とも話す。


 自民党の谷垣禎一総裁は29日、公認候補で新顔の熊谷大氏の応援で来県、登米市役所前で約250人の聴衆を前にマイクを握った。


 「生まれ変わって日本の危機に立ち向かっていく新生自民党を象徴する候補者になり得る、ということで自信を持って公認させて頂いた」


 自民党は現職の市川一朗氏も推薦し、事実上の分裂選挙だ。だが、県連は市川氏の応援はしないと決め、この場に市川氏の姿はなかった。


 谷垣氏の来県を巡り、市川陣営は大島理森幹事長に要望書を提出。街頭演説で市川氏も同席するか、無理なら谷垣氏から市川氏を紹介してもらうよう求めた。


 谷垣氏は21分間の演説で一度だけ口にした。「自民党は市川一朗さん、ベテラン、そして政策通を推薦して、『若い方とベテランのコンビで』とお願いしたものですから、実は熊谷さんにも苦しい苦しい選挙戦をさせている」


 谷垣氏の前にマイクを握った自民党県連会長の小野寺五典氏は、熊谷氏が公募で決まった候補であることを強調。公募は「谷垣総裁の指示により」と加え、県連の正当性を印象付けた。


 市川陣営は「公認と推薦の違いこそあれ、同じ自民党の候補として認めたわけだから、この対応には納得しかねる」としている。

6999チバQ:2010/06/30(水) 22:07:58
 一方の民主党。公示前の20日、仙台駅前で枝野幸男幹事長が党の広報車の上から支持を訴えた。「医療と介護の2本柱、2人をしっかり国会に送って頂きたい」


 「医療」は現役の医師でもある桜井充氏、「介護」は介護経験をもつ伊藤弘実氏。だが、枝野氏の脇に公認候補の2人が同時に立つ場面はなかった。桜井氏が車から降り、待っていた伊藤氏が上った。これに限らず、2人が並ぶことはまずない。


 桜井陣営の1人は「競い合えばそれぞれ力が入るし、比例票の上積みにもなる」。現職は組織固め、新顔は無党派層を開拓――。小沢一郎前幹事長が打ち出した2人区で2人擁立する戦略は、もともと候補者が別々に活動することが前提だ。


 女性で30代と若い伊藤氏を公募で選んだのも、桜井氏とは別の層の支持を得るため。ただ、伊藤陣営の1人は「当選まであと1歩となれば、桜井さんの組織票を回してもらえないか」とも話す。


 自公連立政権時代、自民党候補に推薦を出してきた公明党。今回の参院選では今のところ表立った動きはない。公明党支持者がどう動くか、各陣営は注目する。


 「マスコミの世論調査では7議席は難しいとされています。なんとか皆さんのお力を頂きたい」。28日に仙台市内のホテルで開かれた比例区候補の個人演説会。公明党県本部の石橋信勝代表は約千人に訴えた。連立時代は自民党候補があいさつする場面もあったが、今回は「自民党」の言及すらなかった。


 「偵察で」来た自民党県議は「最後の頼りは組織力の公明党さん」と秋波を送る。だが今回、公明党は自民党候補の推薦・支持をしない方針。石橋氏は「今回は比例区一本。他党を応援する余裕はない」という。


 公明党は今回、比例区で14万6千の県内得票が目標。石橋氏は「不可能ではない」とするが、過去最高は04年の12万9千票で、与党だった。野党だった1998年は11万票程度だ。


 それでも期待は大きい。今回は無所属の現職市川一朗氏は04年、自民党公認と公明党推薦で38万票近く獲得し、トップ当選。陣営は「後援会レベルで連携できないか調整している」と明かす。自民側も「現場レベルの協力ができないか」と期待する。


 ある県議は「公明側は誰と組めばメリットがあるか値踏みしている。ギリギリまで情勢を見て、最後は勝ち馬に乗る」とみる。石橋氏は「上積みの約束をしてくれるなら、協力を考える」という。

7000チバQ:2010/06/30(水) 22:11:18
どっちも1回生議員
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010063000893
民主、蓮舫氏フル回転=応援弁士、自民「1番人気」は小泉氏−参院選
 参院選で民主、自民両党は激戦区を中心に人気の「応援弁士」を投入し、懸命に支持を訴えている。民主党は「事業仕分け」で名をはせた蓮舫行政刷新担当相がフル回転。一方、自民党は当選1回ながら知名度の高い小泉進次郎衆院議員を前面に出して、無党派層の取り込みを狙う戦略だ。
 民主党の応援弁士では、蓮舫氏が引っ張りだことなっている。24日の公示以降、自らが出馬した東京選挙区に終日とどまった日はなく、静岡や鹿児島など10県を遊説。29日には公認候補2人を擁立した埼玉のJR大宮駅前で演説し、「税金の無駄遣いを徹底的に洗い出す」と事業仕分けの実績をアピール、約1000人の聴衆から拍手を浴びた。1日には石川、富山両県を訪れる予定だ。
 このほか枝野幸男幹事長や岡田克也外相、前原誠司国土交通相らの人気も高く、全国を東奔西走している。
 これに対し、自民党では小泉氏が応援依頼の「1番人気」(党遊説局)を誇る。
 「消費税を争点にしたい菅さんが、消費税を争点にしたくない菅さんになっちゃった」。小泉氏は29日、静岡県島田市内での街頭演説で、消費税増税問題で発言を修正した菅直人首相をこきおろし、聴衆の笑いを誘った。演説の歯切れの良さは父親の小泉純一郎元首相譲りだ。
 執行部は30日の選対会議で、重点区と位置付けた山梨や高知などに、谷垣禎一総裁のほか小泉氏らを派遣する方針を確認した。若手を積極起用するのは、党刷新のイメージを有権者に印象付ける思惑がある。石破茂政調会長、石原伸晃組織運動本部長、小池百合子広報本部長の中堅論客3氏もこれら重点区に送り込み、てこ入れを図る考えだ。(2010/06/30-18:25)

7001チバQ:2010/06/30(水) 22:14:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100630-00000065-mai-pol
<参院選>自民、16選挙区を重点区に…山梨、徳島など
6月30日19時15分配信 毎日新聞

 自民党の河村建夫選対局長、茂木敏充幹事長代理らは30日、党本部で参院選の情勢を分析し、改選数1の1人区を中心に16選挙区を重点区と位置付けることを決めた。選挙戦終盤に向け、石破茂政調会長、石原伸晃組織運動本部長、小泉進次郎衆院議員ら知名度のある議員を遊説に投入し支援する。

 出席者によると、重点区は秋田、山形、千葉、山梨、徳島、高知、長崎、熊本、鹿児島など。河村氏は記者団に「特に公募で若い候補者を決めた山梨、徳島、高知の伸びは著しい。そこに力を注ぐ必要がある」と述べた。

7002チバQ:2010/06/30(水) 22:17:56
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010063000974
>民主党の小沢一郎前幹事長は30日、宮城県七ヶ宿町で街頭演説し

伊藤)
>小沢一郎前幹事長グループの橋本清仁・衆院議員と、菅直人首相グループの岡崎トミ子・参院議員の秘書が主に支援する。小沢氏は間接的に「宮城はやっぱり岡崎流がいい」との指示を出したという
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001006300003
参院選 8候補かく戦う (下)
2010年06月30日

 共産新顔の加藤幹夫氏は、過去に選挙をした衆院宮城4区に重心を置きつつ、仙台市内や県南部で演説会を開き、支持拡大を狙う。「消費税増税を止める力があるのは自分たちだ」と訴える。


 自民を支えてきた農漁協や森林組合といった組織にも急接近。昨年末に公認が決まって以来、レクチャーを受けてきた。5月、志位和夫委員長らとともに開いた仙台での演説会には、県森林組合連合会や県農協中央会の会長がメッセージを寄せた。


 2月のチリ地震津波では、「どの党よりも早く」被災地の気仙沼市や石巻市などに駆けつけたという。漁船で養殖いかだを見て、漁協の組合長や地元首長から窮状を聞いた。「政権交代で自民のしばりがなくなった。昨年までは会うことすらできなかった人たちと、垣根なく付き合えるのは大きい」


 民主党新顔の伊藤弘実氏は公示前、急きょ選挙ポスターを変更した。もとはタンポポの綿毛を吹く姿。「唯一の女性候補として、アイドルっぽく」(陣営)撮影した。ところが、菅政権発足で民主党の支持率が急回復。追い風に乗ろうと、街頭で熱く訴える姿を撮り直した。


 気遣いは、民主党初の2議席独占を目指し、無党派層に浸透するため。唯一の武器は街頭演説だ。1日50カ所を目標に3月から始めた。26日も仙台市内の住宅地でミニ演説会を繰り返した。「『国民の生活が第一』は皆様との大切な約束です」


 専門は介護。ここも支持を得たい分野だ。22日、仙台市内の介護関連施設では「要介護認定の抜本見直しをする。介護の現場で働く皆さんの待遇改善を実現します」。


 陣営は、小沢一郎前幹事長グループの橋本清仁・衆院議員と、菅直人首相グループの岡崎トミ子・参院議員の秘書が主に支援する。小沢氏は間接的に「宮城はやっぱり岡崎流がいい」との指示を出したという。


 社民新顔の菅野哲雄氏は、公示日前に県内を4巡した。県連合代表として支部にハッパをかけ、立候補が決まると自治労などへあいさつ。県連女性部とのキャラバン、県議・市議の案内による支持者回りもした。元衆院議員で「地元の衆院宮城6区では知名度はあるが、全県的にはまだ」と気を引き締める。


 公示後は、地元の気仙沼市や県北部で街頭演説や個人演説会で支持を訴える。25日、気仙沼市内のショッピングセンター近くで、重野安正党幹事長と街頭演説。新聞配達の男性(73)は「集まったのは市や郵便局のOBたちで、カンテツさんの市議時代からの支持者。再び気仙沼から国会議員を2人出したい」。


 この夜、同市内での個人演説会では、集まった約200人の支持者に土下座し、「なんとしてでも国会に押し上げて」と懇願した。


 無所属で現職の市川一朗氏は週末の27日、塩釜市と多賀城市、利府、富谷、大和各町などで街頭演説した。「いの一番に必要なのは景気回復」。大型小売店の買い物客に小雨の中で傘もささずに訴え続けた。派手なパフォーマンスは一切なかった。


 自民の推薦は得たものの、演説のすべての場に同党県議や市議が応援に駆けつけたわけではない。終日、選挙カーの先導役を務めたのは、市川氏の公設秘書だった県議1人だけだった。


 自民党が政権党ではなくなり、自民公認で戦った6年前と状況が違う。それだけに「昨夏の衆議院選で失った良識ある人々の票を取り戻したい」と街頭演説を重視し、日に10カ所以上をこなす。


 旧鶯沢町(栗原市)の出身で、県北部に支持者が多い。一方、有権者の多い仙台市での集票が課題となる。地元で1票でも多く支持を得ようと公示1週間前の17日、美里町文化会館であった演歌や剣舞のショーの幕あいに、1分ほどステージに立った。「元気です。市川一朗です」

7003チバQ:2010/06/30(水) 22:22:22
http://www.47news.jp/CN/201006/CN2010063001000788.html
「短命首相」も応援演説フル回転 知名度優先で要請


 遊説先で、支持者の求めに応じ記念写真に納まる鳩山前首相=6月29日、福井市
 7月11日の投開票に向けて、与野党が総動員態勢でしのぎを削る参院選。安倍晋三氏(自民党)以降の4代の首相経験者も応援演説にフル回転している。いずれも内閣は短命に終わり「政治不信」の増幅につながったが、知名度は抜群とあって各陣営からの応援要請は少なくないようだ。

 「おわびを申し上げたいと思ってうかがった」。民主党の鳩山由紀夫前首相は6月29日、福井市内の会合で、前政権の「迷走」を陳謝。実母からの巨額資金提供に関し「全く知らなかったが、『国民から懸け離れた存在だ。だから宇宙人なんだ』と言われると返す言葉がなかった」と振り返りつつ、小沢一郎前幹事長とのダブル辞任に触れ「もう一度、党の政策に耳を傾けてほしい」と訴えた。

 退陣表明から1カ月弱。公示後は大阪、岡山、鳥取、福島などを回り、政治資金問題について「不徳の致すところだ」と強調してきた。ただ聴衆の反応は温かいようで、周辺に「どんどん日程を入れてくれ」と指示した。

2010/06/30 18:15 【共同通信】

7004チバQ:2010/06/30(水) 22:24:10
http://gendai.net/articles/view/syakai/124885
参院選 美女が古狸を食うあのシーンが再現か
【政治・経済】
2010年6月30日 掲載
東京選挙区で“丸川珠代現象”
「ひょっとしたら、丸川珠代の二の舞いになるんじゃないか」
 自民党の選対関係者がひそかに気をもんでいる。参院選の東京選挙区。中川雅治(63)と東海由紀子(42)の2人を立てている自民党だが、組織を挙げて応援しているのは現職の中川だ。東海は浮動票任せにして、あまり力を入れていないように見える。共倒れが一番怖いからだ。
 で、各種世論調査でも中川が先行。東京選挙区の自民党は「中川で決まり」みたいに見られている。
 ところが、ここに異変なのだ。
 東海はごらんのような美人だし、元スポーツキャスター。海外留学や外資系企業で活躍した経験もある。それだけに名前が売れ出したら強い。選挙戦終盤にかけて、ジワリと追い上げてきたのである。
「このパターンは3年前の丸川珠代と一緒です。自民党は現職の保坂三蔵の当選が最重要課題で、組織を挙げて応援。当初は世論調査でも丸川を3倍近く引き離していた。ところが、スポーツ新聞やTVが丸川をガンガン取り上げたものだから、最後は丸川が滑り込み、保坂が苦杯をなめた。保坂は茫然自失でした」(選対関係者)
 こうなったのは原因がある。保坂は高齢で東京のドン。自民党を象徴するようなタイプの政治家だ。そんなのが組織、団体、系列の都議、区議を締め付ける旧来型の選挙をエスカレートさせたものだから、反感を買ったのである。「その辺が今回もソックリ」なんて言われている。中川はドンではないが元大蔵官僚。こちらも「いかにも」という自民党候補だからだ。

●東海の追い上げに中川は真っ青
 さて、波乱があるのかどうか、カギを握るのは浮動票だ。中でも注目されているのは前回、薬害エイズ原告団で名前を売った川田龍平が取った68万票の行方だ。この時は民主党は2人当選、公明党の山口那津男、丸川、川田の5人が勝った。つまり、民主2人を当選させた票とは別に68万の無党派が川田を押し上げ、当選させたのである。
「この票の行方次第では、東海は逆転ですよ。この票は一部はたちあがれ日本の小倉麻子のところへいく。小倉は弁護士で31歳。膠原(こうげん)病で苦しみながら、『頑張る人を応援する政治』を標榜。だから川田票の受け皿になる。でも、残りは蓮舫や東海に流れる。それ次第で中川が青ざめる展開もありそうです」(選挙関係者)
 前回、丸川の選挙コンサルタントをやった選挙プランナーの三浦博史氏は「東海さんと丸川さんでは知名度が違う。だから、前回と同じではないが、組織団体の締め付けが逆効果になることはある」と言う。東海陣営には麻生元首相の元首相秘書官が入り、秋葉原に“生麻生”を呼んで人を集めたりしているのだから、中川は気が気じゃないだろう。
 東京選挙区は最後まで分からない。

7005チバQ:2010/06/30(水) 22:24:48
http://gendai.net/articles/view/syakai/124827
中畑清 きょうも汗だくで“チョーさん”選挙
【政治・経済】
2010年6月26日 掲載
政策は長嶋カントクですか
「たちあがれ日本」から比例出馬の巨人OB・中畑清候補(56)が、露骨な“チョーさん”選挙を展開中だ。
 街頭演説で口を開けば、巨人の長嶋茂雄終身名誉監督の話題ばかり。
「決めゼリフの絶好調は、長嶋監督に『調子はどうだ?』と聞かれ、『ボチボチです』と正直に答えたら、『バカ! いつも絶好調って言え!』と怒られたのが、きっかけ」「私は、GNO(義理・人情・思いやり、恩返し)を大切にする。当選して、長嶋さんに恩返しがしたい」といった具合で、肝心の政策はそっちのけ。長嶋氏との「絆」を猛アピールしているのだ。
「公示前に配っていたパンフレットにも、長嶋さんとのツーショット写真を掲載していました。今でも絶大な国民的人気を誇る長嶋さんの威光にあやかりたいのでしょう」(政界関係者)
 この調子だと、脳梗塞で倒れ、今も後遺症が残る長嶋氏を選挙応援に駆り出すかもしれない。24日にJR新宿駅東口での街頭演説を終え、汗だくの中畑を直撃した。
――選挙直前の長嶋さんとの会話は?
「公示の前日に電話で挨拶しました。(長嶋の独特な口調をマネしながら)『キヨシ、ここまできたな』『頑張ってくれよ〜』と、温かい励ましのメッセージをいただきました」
――長嶋氏に選挙応援を打診したことは?
「う〜ん。今の監督の体調を考えれば、表舞台に出すわけにはいかない。パンフレットに出てもらっただけでも、感謝しなくちゃね。ただ、いつも長嶋さんのパワーは感じている」
 ホントに「長嶋離れ」のできない男である。

7006チバQ:2010/06/30(水) 22:25:22
http://gendai.net/articles/view/syakai/124859
小沢怒った!生ぬるい現執行部の参院選対策にガマンならず「復活宣言」
【政治・経済】
2010年6月29日 掲載
せっかく60議席獲得のお膳立てしたのに…
●「公約は守るべきだ」
「高速道路無料化、それから子ども手当とか、そういうものを昨年の総選挙で国民の皆さんに約束して、それで多数の議席をもらった。政権を取ったらカネがないからできませんなんて、そんなバカなことあるか」
 28日に愛媛県今治市で開かれた会合で、小沢一郎前幹事長が現執行部を厳しく批判。増税論議についても苦言を呈した。
「去年の選挙で、また政権とった鳩山内閣で、4年間は上げないって言ったんですから。そして無駄をまず省くと。私個人としては、国民皆さんとした約束はどんなことがあっても守るべきだと、そう思っております」
 さらには、「必ず私が微力を尽くし、約束通り実現できるようにする」と語気を強めた。これは、9月の代表選を見据えた「復活宣言」とも取れる。小沢がここまで強く言うのは、現執行部の稚拙なやり方が目立つからだ。マニフェスト実現のためには、まず政権を盤石なものにする必要がある。先の衆院選では308議席を得た。今度の参院選で過半数を取って、初めて政権交代の成果を発揮できるようになる。そのために小沢が着手したのが、2人区に候補者2人を擁立することだった。複数区で2人当選しなければ、過半数の60議席には届かないからだ。実際、自民党は結党以来、参院で単独過半数を維持していた86年まで毎回、2人区に2人の候補を擁立。いくつもの選挙区で議席を独占していた。
「共倒れのケースなんてめったになかったね。身内同士の戦いはシコリを残すケースもあるけれど、結果的には票の掘り起こしにつながり、複数擁立は党勢拡大に大いに貢献した」(自民党ベテラン議員)
 ところが、社会党が躍進した89年の参院選で自民党の2人区独占はゼロに。それ以降、単独過半数を回復できなかった。小沢の頭には、こうしたデータがすべて叩き込まれている。それに基づいて各選挙区に候補を擁立したのに、せっかくの戦術が台無しになりそうなのだから、黙っていられないのも当然である。政治評論家の有馬晴海氏が言う。
「小沢氏が幹事長だった頃は、組織も知名度もない新人に厚く選挙資金を流していました。ところが新体制になって、現執行部はすべての候補者に平等に資金を落とす方針に変えた。これほど下手な選挙戦略はありません。もともと組織も資金もある現職は放っておいても勝てる。例えば2人区で2人の候補に3000万円ずつ渡すより、劣勢の候補に6000万円を投入した方が2人当選の可能性は高まるというものです」

●代表選に持ち込む構えも
 選挙を仕切ったことがない枝野幹事長ら現執行部には、これが分からない。支持率のV字回復で、単独過半数の60議席を取れる可能性もあったのに、みすみす潰してしまった。各種世論調査を見ると、菅首相が選挙前に増税に言及したり、マニフェストを見直したことも、マイナスに働き始めている。
「首相は参院選の勝敗ラインについて『6年前にいただいた50議席』とハードルを下げましたが、3年前の参院選では60議席を獲得したのだから、60議席か、少なくとも改選54議席が勝敗ラインだという意見は党内に根強くあります。本来なら60議席取れたのに、首相の消費税発言と公約縮小のせいで議席を減らしたとなれば、小沢グループを中心として、代表選に持ち込む流れが出てくる。小沢氏の執行部批判は、『責任を取らせるぞ』というメッセージだと受け止めている議員も少なくありません」(有馬晴海氏=前出)
 小沢が9月の代表選に打って出る下地は整いつつある。

7007チバQ:2010/06/30(水) 22:28:22
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/181500
【攻防―2010参院選】舛添氏 鳩山邦氏 園田氏 脱自民トリオ 暗中模索 新党埋没に焦り 立ち位置も微妙
2010年6月30日 11:33 カテゴリー:政治
 新党改革の舛添要一代表は29日、福岡市を訪れ、無所属の鳩山邦夫元総務相とともに参院選での支持を訴えた。政界再編の起爆剤になろうと自民党を飛び出した両氏だが、民主党支持率のV字回復もあって埋没感を深める。同じく自民党離党組、たちあがれ日本の園田博之幹事長も地元熊本で新党をアピールしきれず、展望が見えない状況だ。

 「民主党に政権を任せればこの国はだめになる。自民党には政権を撃墜する能力がない。新党改革の出番だ」。激しく雨が降るJR博多駅前。足早に行き交う通行人に向かって、舛添氏は二大政党批判をぶった。

 舛添氏は「次の首相にふさわしい政治家」を問う世論調査で常に上位に顔を出すが、報道各社の選挙情勢調査では新党改革の予測獲得議席数は1にとどまる。改選5議席を大きく割り込めば政治力低下は不可避。訴えには焦燥感がにじむ。

 選挙カーで隣に立った邦夫氏は舛添氏と東京大の同期生。今年3月の離党時に掲げた舛添氏との新党構想は頓挫したが、参院選比例代表には長男を新党改革から立てた。ただ、邦夫氏は福岡選挙区で自民新人を支援する。自らの地盤、衆院福岡6区は自民支持層が厚い。「将来、次男に跡を継がせるうわさもある。われわれと縁は切れないはず」と自民県議は言う。

 たちあがれ日本の園田氏も立ち位置は微妙。4月に自民党執行部を批判して離党しながら、参院選熊本選挙区では自民現職を支援する。

 昨夏の衆院選で12万票を集めた園田氏の後援会は自民支持層が大半。新党支持を強制すれば組織に亀裂が入りかねない。

 後援会は「選挙区は自民、比例は原則、新党」と対応を決め、園田氏自身も自民熊本県連選対の相談役に就いた。熊本選挙区に入るのは当面、30日から3日間だけ。新党の比例代表新人の元プロ野球選手と県内を回る程度だ。後援会関係者は言う。「新党なのか、自民なのかさっぱり分からない。はっきりしない態度では支持者の結束も緩みかねない」


=2010/06/30付 西日本新聞朝刊=

7008チバQ:2010/06/30(水) 22:40:19
http://chubu.yomiuri.co.jp/tokushu/san_election/san_election100626_1.htm
愛知選挙区(上) 民主「共食い」懸念 ――追う 参院選2010
社民、野党色を前面に

 「今後はハコの中で支持を集めることはしない。どんどん街へ出る」

 24日朝の出陣式。民主党新人で元愛知県教員組合委員長・斎藤嘉隆があいさつに一段と力を込めた。斎藤は、個人演説会を開く公民館などの会場を「ハコ」と表現。労組など支持団体へのアピールを一通り終え、今後は、街頭で訴え、貪欲(どんよく)に浮動票の上積みを狙うという決意だった。

 同党は、愛知選挙区に斎藤と党県連副代表・安井美沙子の2人を擁立。最大の支持団体・連合愛知が傘下組織を斎藤に7割、安井に3割を振り分けて支援に当たるが、安井陣営の幹部は、斎藤のあいさつに青ざめた。「組織の支援が薄いウチこそ、浮動票頼みなのに……」。なりふり構わぬ“宣戦布告”に聞こえたからだ。

 支持率がV字回復した同党だが、斎藤陣営の幹部は「追い風が吹いている訳じゃない。消費税を巡り、有権者の反応もつかみきれない。2人とも楽に勝てる選挙じゃないんだ」と険しい表情で語った。

▽  ▽



個人演説会を終え、握手で参加者を見送る候補者(25日午後7時49分、愛知県あま市で)=加藤学撮影 公示から一夜明けた25日朝。JR尾張一宮駅前に立った安井は、足早に通り過ぎるサラリーマンらに「知名度は今ひとつの私ですが、応援して下さい」と何度も頭を下げた。

 党の公募に応じた安井は東京都出身で、地元とは縁の薄い、いわゆる〈落下傘候補〉。約1年前から活動する斎藤に対し、本格的に活動を始めたのも約2か月前で、陣営内には準備不足の危機感が強い。

 それだけに、公示前には国会議員や県議の後援会を集めた大規模な集会を増やし、支持者固めのため、選挙中は毎晩2、3か所の個人演説会を精力的にこなす戦略を立てた。ただ、陣頭指揮にあたる県議の富田昭雄(51)は「議員たちがいくらお願いしても、支持者にすら『顔も知らない人には(票を)入れられない』と言われる。まだ浸透してない」とこぼす。

 2007年の前回選挙で、自民・公明両党との激戦の末、民主党の大塚耕平(50)、谷岡郁子(56)の2人が当選。同党県連の幹部は、両陣営が連携した前回を引き合いに、「今回は、両陣営の戦略がバラバラ。2人セットで売り込めば他党を圧倒できるのに」と話すが、斎藤、安井がそろって支持を訴える予定は、今のところない。

▽  ▽

 この日朝、安井と入れ替わるように駅の反対側に立った社民党新人で党県副代表・青山光子は、「社民党が連立政権にいた時、4年間は消費税を上げない約束だった。生活必需品に税金を課すべきでない」と声を張り上げた。

 青山は、党が連立を離脱した後、米軍普天間飛行場移設問題や「政治とカネ」などを巡り、かつてのパートナーである民主党を激しく批判してきた。同時に「筋を通した社民党」と強調し、新党が相次いで発足する中で存在感をアピール。選挙直前、菅首相が消費税率の引き上げに言及したのを機に、「消費税増税反対」を前面に批判のトーンをさらに上げている。

 ともに現有議席の死守を図る民主、自民に、党の浮沈をかける共産、社民、みんなの党が絡み、混戦が続く。

(敬称略)



(2010年6月26日 読売新聞)

7009チバQ:2010/06/30(水) 22:41:21
http://chubu.yomiuri.co.jp/tokushu/san_election/san_election100627_1.htm
愛知選挙区(下) 「新生自民の顔」 谷垣総裁 雨構わず ――追う 参院選2010
みんな「重点区」 渡辺代表 テコ入れ

 自民党総裁の谷垣禎一(65)が26日夕、同党新人で元愛知県議・藤川政人の応援に駆けつけ、名古屋駅前で必死に支持を呼びかけた。

 「地方の声を聞く新生・自民党にふさわしい候補」と持ち上げ、雨にぬれるのも構わず、宣伝カーの上から有権者に手を振った。

 2007年の前回参院選でも、首相の安倍晋三(55)が同じ選挙戦3日目に名古屋入り。連立を組む公明党の候補らと並んで街頭に立ったが、この日、同党関係者の姿はなかった。

▽  ▽



雨の中、名古屋駅前で応援演説する自民党の谷垣総裁(26日午後)=稲垣政則撮影 前回選挙で、自民は鈴木政二(62)、公明は山本保(61)を擁立し、与党で2議席維持を目指したが、山本が落選し、民主に2議席目を許した。

 今回、選挙区での候補擁立を見送った公明は、「連立野党はない」と自民党支援に慎重な姿勢を見せるが、前日の25日夕、愛知県みよし市で開かれた個人演説会では、事情が違った。

 応援に駆けつけた公明党県議の小島丈幸(56)が、最後にワイシャツ姿になって藤川と一緒に「頑張ろう」と拳を突き上げ、連立時代そのままの光景を見せた。

 小島は演説会後、「親しい自民党県議に頼まれた。比例候補のお願いをさせてくれるというので来ただけ」と素っ気なく話したが、当の自民党県議は「個人的な話じゃない」と、地域によっては“選挙協力”が継続していることを明かした。

 来年には知事選、統一地方選がある。別の公明党県議は「自民党さんには何度も裏切られてきた。知事選や統一選でも協力が欲しいなら、今回こそ誠意を見せて」と、見返りとして比例票の上積みを期待する。

▽  ▽

 「厳しい戦いが続いている。皆さんの口コミが頼りだ」。みんなの党幹事長・江田憲司(54)は26日午前、同党新人で緩和医療医師・薬師寺道代と名古屋駅前で演説し、声を張り上げた。

 党代表の渡辺喜美(58)は愛知選挙区を「重点区」に位置付けて何度も足を運び、公示日にも薬師寺の第一声に合わせて名古屋入りするなど、テコ入れしてきた。

 特定の支持団体を持たない同党にとっては、「口コミ」や「井戸端会議」が頼りで、無党派層を中心に、反民主・非自民の受け皿として支持を広げたい考えだ。しかし、菅政権誕生で民主党の支持率がV字回復し、“風向き”は読みにくくなっており、陣営幹部は「もともと目に見えない層がターゲットだけに、街へ出てひたすら訴えるしかない」と気合を入れ直す。

 一方、共産党は6年ぶりの議席回復に意欲を燃やす。同党新人の党県常任委員・本村伸子は26日、名古屋・栄の繁華街で演説し、米軍普天間飛行場の移設問題を引き合いに他党との違いを強調。「無条件撤去が筋なのに、民主も自民もみんなの党も、辺野古がいいと言う。この3党に、愛知の議席を独占させるわけにはいかない」と力を込めた。27日には共産党委員長・志位和夫(55)と一緒に街頭に立つ予定だ。

 民主、自民の「指定席」に割って入ろうとするほかの野党陣営の戦いも、ますます熱を帯びてきた。

(敬称略)



(2010年6月27日 読売新聞)

7010チバQ:2010/06/30(水) 22:42:46
http://chubu.yomiuri.co.jp/tokushu/san_election/san_election100628_1.htm
岐阜選挙区 民主2候補が反目 ――追う 参院選2010
自民新人、無党派層狙う

 民主党前幹事長の指示で初めて2人を擁立し、組織を二分して臨む戦いに、県連内の不協和音が鳴りやまない。

 「足の引っ張り合いをしてる場合じゃない」。岐阜市内で20日に開かれた総合選対会議で、県連幹事長の伊藤正博(59)は、現職・山下八洲夫と、新人で元国会議員秘書・小見山幸治の両陣営幹部らに苦言を呈した。

 候補の1人が、人気のある党幹部を応援弁士で呼んだことに、もう一方の陣営が「浮動票を奪われる」と不安を募らせ、この党幹部側に「応援を控えて」と頼んでいたことなどが発覚。連携するどころか、事あるごとに反目した状態が続く。背景にあるのは、「国会のため、直前まで地元入りできなかった現職と、知名度不足の新人の焦りだ」(県連幹部)。

 山下は現職の強みで、数百の団体から推薦状をもらったが、陣営は「推薦の大半は民主・自民の双方に出ており、実効性は未知数。きっちりと票固めをしなければ、推薦状もただの紙切れ」と危機感。山下は27日も街頭には立たず、団体のあいさつ回りに駆け回った。

▽  ▽



街頭演説先で有権者に支持を求める参院選岐阜選挙区の候補者(27日午後、岐阜市で)=金成真也撮影 過去3回の参院選で、民主、自民両党が議席を分け合ってきた岐阜選挙区。両陣営はともに33万票の得票を目標にするが、追い風に乗った昨夏の衆院選で、民主が県内小選挙区で獲得したのは約60万票。2人を当選させるには、新たな票の掘り起こしは不可欠で、そのターゲットの一つが自民支持層だった。

 「新しい力、新しい民主党が、新しい日本をつくる」。小見山は27日昼過ぎ、岐阜市内のスーパー前で、演説では必ず口にするこのフレーズを繰り返し、声を張り上げていた。

 自民党を離党し、引退表明した参院議員・松田岩夫(73)の元政策秘書。松田の後援会を足がかりに自民票の切り崩しを狙うが、陣営幹部は「本当に票につながっているのか、確信がない」と不安げだ。

▽  ▽

 「自民党を内側から変え、新しい風を巻き起こす」。同党新人で元県議・渡辺猛之は27日午後、可児市内の個人演説会で、集まった歯科医師会の会員らに力強く支援を呼びかけた。

 同党は昨夏の衆院選で、5選挙区のうち3選挙区を民主に奪われ、支持団体離れも進んで、陣営は選挙戦への影響を危惧(きぐ)する。

 さらに、県連初の公募で選ばれた渡辺自身も知名度不足が課題だが、県連幹事長・猫田孝(70)は「これまでのような団体に頼った戦略では勝てない。街頭演説を中心に訴え、無党派層を少しでも取り込みたい」と躍起になっている。

 同じ頃。笠松町のスーパー前では、民主、自民両党の批判票の受け皿として、虎視たんたんと票の積み上げを狙う、共産党新人で党県常任委員・鈴木正典が「米軍普天間飛行場の移設問題や消費税への対応などを見ると、民主も自民も変わらない」と訴え、声をからした。争点に急浮上した消費税問題もあり、どの陣営も「風向き」が読めないまま、手探りの状態が続く。

(敬称略)



(2010年6月28日 読売新聞)

7011チバQ:2010/06/30(水) 22:43:25
http://chubu.yomiuri.co.jp/tokushu/san_election/san_election100629_1.htm
三重選挙区 自民、団体離れ逆手に ――追う 参院選2010
民主、徹底した組織戦

 公示後初めての週末となった27日朝。自民党新人で元医療政策調査機関職員・小野崎耕平は、紀宝町の紀南漁協で漁協関係者らを前にあいさつし、消費税率の引き上げに理解を求めた。

 「何かを選ぶためには、何かをあきらめなければならない。自民党は国民の努力と負担を求めます」

 小野崎は業界団体からの推薦や献金を受けない、党内でも異色の候補。政権から転落し、支持団体離れに歯止めがかからない状況を逆手に取った形で、しがらみのないクリーンさを強調する。また、生活必需品を除き、税率を15%にする必要があると公言し、「言いにくい政策も真正面から訴えている」(陣営幹部)。

 しかし、別の幹部は「無党派層の反応も悪くはないとはいえ、この手法がどこまで通用するのか、まだ見えない」と気をもむ。

 三重選挙区では過去、自民党が参院選の補選を含めて4連敗。陣営は劣勢をはね返すため、唯一、小選挙区に衆院議員(三重5区)がいる県南部で勢いをつけ、選挙中盤は大票田・四日市市などがある県北部に攻め上がる戦略だ。

▽  ▽

 民主党現職・芝博一は26日、小野崎よりひと足早く県南部入り。尾鷲市民文化会館での個人演説会で、「官僚主導から国民の声を聞く政治主導の新しい流れに変わった。28日には高速道路無料化の社会実験も始まる」と、政権与党の実績を強調し、早くもしゃがれた声を振り絞った。

 陣営幹部は県南部入りの理由を、「昨夏の衆院選で自民に敗れた三重5区で支持者を掘り起こせば、波及効果が大きい」と明かす。

 芝は、県連と連合三重、県議会最大会派・新政みえが合同で選対本部をつくる「三重県方式」で、徹底した組織選挙を進めているが、米軍普天間飛行場の移設問題や、政治とカネを巡る対応では逆境に立たされ、「風」の怖さを身をもって経験した。選対本部長の高橋千秋(53)も「選挙戦はまだ始まったばかりで、何が起こるかわからない」と気を引き締めている。

▽  ▽

 「消費税を上げる前にやるべきことがあるはずだ」。みんなの党新人で放射線科医師・矢原由佳子は26日、党代表の渡辺喜美(58)と一緒に四日市市の公園前で、税率10%への引き上げに言及した菅首相を批判した。

 同党は、反民主・非自民の批判票の受け皿として注目されるが、民主政権の支持率が持ち直したことで、有権者の動向は読めなくなった。さらに、出馬表明が4候補の中で最も遅くなった影響もあって知名度不足が課題。矢原は公示後、街頭演説をそれまでの2倍にし、「組織がない分、県北部を中心に訴えて巻き返しを図りたい」と力を込める。

 共産党新人で党准中央委員・中野武史は「民主も自民も消費税引き上げの大連合。共産党は反対を貫く」とアピールする。

 各陣営は、細長い選挙区を東奔西走ならぬ“南奔北走”し、選挙戦中盤に向けて弾みを付けようと必死だ。

(敬称略)



(2010年6月29日 読売新聞)

7012山口新聞男:2010/06/30(水) 22:54:17
>>7002
岡崎流とはなんじゃらほい

7013チバQ:2010/06/30(水) 23:34:37
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news2/20100630-OYT1T00871.htm
民主新CM、菅さんが洗濯…自民は進次郎氏起用
 民主、自民両党は30日、それぞれ参院選向けのテレビCM第2弾を発表した。

 1日から全国で放映する。

 民主党の「元気な日本」編は、菅首相(党代表)が汗だくで布をたらいで真っ白に洗い上げ、夏空に布を広げると、「元気な日本を復活させる」とのメッセージが浮かび上がる――という構成。「既得権を含むすべての古いアカを洗い流す」(安住選挙対策委員長)との狙いを込めたという。

 一方、自民党は、小泉進次郎衆院議員を起用した。党のホームページで流したところ、小泉氏の人気の高さもあって好評だったため、テレビでも放映することにした。

 日本民間放送連盟の放送基準には、政党CMの出演者について「党首または副党首に限る」との規定がある。自民党では「総務省からは党首以外の出演に法的に問題はないと回答をもらっている。あとはテレビ各社の判断だ」としている。

(2010年6月30日19時16分 読売新聞)

7014チバQ:2010/06/30(水) 23:37:17
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20100630/CK2010063002000077.html
参院選 ポスターでアピール シールで『消費増税反対』 党首と写り知名度アップ
2010年6月30日

それぞれ工夫を凝らした候補者のポスター=熊谷市で


 改選数三に十人が立候補した参院選埼玉選挙区。各陣営は乱戦を勝ち抜くため、選挙ポスターに工夫を凝らしている。消費税率アップ反対を目立たせる特注シール、著名な党首とのツーショット…。七月十一日の投開票日までに、新たなポスターへの張り替えを計画する陣営も。有権者の心をどうつかむか、知恵比べが続く。 (参院選取材班)

 菅直人首相が税率10%に言及したことで争点に急浮上した、消費税アップ。共産党新人の伊藤岳氏は、首相発言を受けて急きょ「消費税10%絶対反対」のシールを作り、ポスターの右上に張った。公明党現職の西田実仁氏陣営も、「景気回復なき消費税増税に反対です!」とのシールを追加発注。週内にも、ポスター中央下の目立つ位置に張る。

 新党改革の新人中川幸司氏は党名の売り込みを重視するため、四日かけて党の看板である舛添要一代表の写真をあしらうデザインを手掛けた。「ポスターは一番の集票手段」。舛添代表の応援の声も入れた。

 みんなの党の小林司氏は、知名度不足をテレビなどでおなじみの渡辺喜美代表の人気でカバーする作戦。二人が一緒に拳を突き出すポーズを、多忙な渡辺代表と日程を調整して、五月中旬に国会で撮影した。

 社民党新人の日森文尋氏は、ポスター下段に福島瑞穂党首の写真と「参議院比例代表は福島みずほ」の文字。普天間飛行場移設問題で知名度を上げた党首を出すことで、選挙区への波及効果を期待する。

 民主党新人の大野元裕氏はポスターに「テレビ・ラジオでおなじみの外交・中東の専門家」と書いた。イラク問題でテレビ解説者を務めていたが、陣営幹部は「その時の印象をすんなり思い出す人は少ない」。ポスターでの知名度アップに懸命だ。

 逆に「定着しているイメージを有権者に浸透させたい」とするのは、民主現職の島田智哉子氏。「元気な感じが本人に合う」と、最初の選挙からイメージカラーとするオレンジを、今回のポスターでも前面に出した。

 自民党現職の関口昌一氏は背景にイメージカラーの青を使った。陣営幹部は「誠実で落ち着いた候補の人柄を出したかった」とする一方、「暑いので涼しさも伝えたかった」と有権者の“体感温度”にも気を配っている。

7015チバQ:2010/06/30(水) 23:38:14
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/mie/news/20100628-OYT8T01238.htm
ポスター随所にこだわり
色やデザイン、表情4陣営工夫様々

 24日の公示と同時に、各地の掲示板に一斉に張り出された選挙ポスターは、有権者へのPRに大きな役割を担う。三重選挙区(改選数1)の4候補の陣営は、名前の目立ち具合、表情や配色などに様々な思い、こだわりを詰めている。(八木さゆり)

 名前と服をピンクに ◆矢原陣営

 「美女と野獣のイメージを狙いました」。4候補者で唯一の女性、みんなの党新人の矢原由佳子候補(35)の陣営は、女性らしさをアピールしようと、名前の文字とシャツを同じ濃いピンク色で統一した。矢原候補の「好きな色」を重視し、選挙期間中はスタッフもピンク色に染まる。

 ポスターに政策などは載せず、「34歳・医師」だけ。背景の白色も「白抜きだと夜も映える。弱視の方でも見やすいように」と、医師らしい配慮。陣営は、「知名度もなく、地盤などもない。まずは名前を知ってもらうこと」と話す。

 若者向けQRコード ◆中野陣営

 スローガンの文字数が最も多いのは、共産党新人の中野武史候補(36)のポスター。「アメリカと財界・大企業にものが言える政治を」と青で、党名の縁取りの赤と対称させて強調する。

 今回初めて、携帯電話で読み取れるQRコードを印刷、党のホームページに接続できるようにした。若い有権者を意識した工夫で、「日本の将来を担うのは若者たち。少しでも党の政策を知ってもらいたい」と意気込む。印刷時に間に合わなかった消費税引き上げ問題には、「消費税増税反対」のシールを張ることで、抜かりなくアピールする。

 名字を顔より大きく ◆芝陣営

 民主党現職の芝博一候補(60)の陣営は、白いシャツ姿で、初夏らしいクールビズスタイル。背景も水色にして涼しげさを演出した。

 顔写真よりも、名字の「芝」を赤い文字で大きく打ち出した。陣営は「現職なので、顔を目立たせないように。投票用紙に書いてもらうのは名前だから」と説明する。

 キャッチフレーズは「“実行”にこだわります」とし、「実行」だけを赤字に。陣営は「有言実行を強調し、情熱の赤、実行にこだわる赤です」と強くアピールする。

 赤色を一切使わずに ◆小野崎陣営

 自民党新人の小野崎耕平候補(40)の陣営は、他の3候補と違ってクールな印象に仕上げた。「事前ポスターよりも顔が明るくなるよう照明に気を配った」と話す。選挙で多様される「赤」を一切使わず、青、グレー、白色が目立ち、はにかむような笑顔が引き立つ作り。

 「日本の将来のため、信念を貫く」というキャッチフレーズには、「このままでは日本が危ない」というキーワードを意識。グレー色のスーツ姿で、陣営は「清新さをイメージ。まじめな人柄と、額に汗して働こうという意欲を引き出したかった」と話している。

(2010年6月29日 読売新聞)

7016チバQ:2010/06/30(水) 23:39:57
http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000001006300002
イメージ戦略 知恵絞る
2010年06月30日


ネービーブルーのポロシャツを着る福岡資麿氏=佐賀市


旧北波多村議時代からのタスキを着けて街頭演説する山口勝弘氏=唐津市


ピンクのたすきを着けて街頭演説する甲木美知子氏=小城市

 7月11日投開票の参院選で、各陣営はポスターや候補者が着る服の色などのイメージ戦略に知恵を絞っている。政策だけではなく、「見た目」の印象も有権者の投票行動を大きく左右する。各陣営はそれぞれ、「情熱」「真剣さ」「さわやかさ」などの思いを込めて有権者にアピールし、票の上積みを狙っている。(吉村治彦、小川直樹)
 自民新顔の福岡資麿氏のイメージカラーは、ネービーブルーだ。冷静に先を見通す思いを込めているという。看板やスタッフのポロシャツ、チラシ、たすきに至るまで色をそろえた。ポロシャツの襟や袖に赤色のラインを入れたのは、情熱を表すためという。
 今回の選挙戦から大きな変化があった。妻洋子さんが同じ色のポロシャツを着て、街頭演説などで一緒に付き添う「夫婦二人三脚」の姿を見せている。陣営は「家族を持って、大人としても一人の男としても成長したことを見てもらえる」と狙いを話す。
 ポスターは剣道着を着て前を見据えている。「民主政権によって政治が信頼されていない今、笑っている場合ではなく、真剣さを出したかった」と福岡氏。
 共産新顔の山口勝弘氏のカラーは青で、さわやかさをイメージ。スタッフらが青のジャンパーを着て統一感を出した。山口氏は白のワイシャツ姿で通しており、旧北波多村の村議時代から使っている白に黒字のシンプルなたすきを着けている。
 選挙ポスターには「くらしの安心・安全、雇用・経済再建を」との主張を記した。菅首相が消費税10%に容認姿勢を示して一転、消費税が争点となったため、「消費増税反対」の文字を入れたかったが、すでに印刷を発注していて間に合わなかったという。
 写真はネクタイを締めたスーツ姿で引き締まった表情。陣営は「真剣に様々な課題に取り組む姿勢と清潔感を出したかった」と話す。
 民主新顔の甲木美知子氏のカラーはピンク。たすきや、スタッフのTシャツ、選挙カーの看板もピンクにした。今年春の流行色だったことなどからピンクに決めたといい、陣営は「優しさや女性らしさを表現したい」。
 また、スタッフのTシャツにはハートマークのロゴがあり、選挙カーにもハートのシールが張ってある。キャッチフレーズが「あったかハートで暮らしを守る!」で、思いやりの心をアピールする。
 ポスターはにっこりとした笑顔の写真。背景は赤色で、昨年の総選挙の原口一博総務相のポスターと同じ色だ。白のワイシャツにグレーのスーツを着込み、弁護士として法廷に立つファッションでさわやかさを強調したという。

7017チバQ:2010/06/30(水) 23:44:41
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20100621ddlk06010005000c.html
夏の陣・決戦前夜:参院選’10山形/上 民主・梅津陣営 /山形
 ◇風感じつつ気引き締め
 24日の参院選の公示まで、あと3日。山形選挙区(改選数1)には、民主党新人の梅津庸成氏(43)▽自民党現職の岸宏一氏(70)▽共産党新人の太田俊男氏(56)▽みんなの党新人の川野裕章氏(50)−−の4人が立候補の動きを見せている。決戦前夜の各陣営の動きを追った。

 ◇「1日50回」街頭演説で知名度アップ
 「今日おこしいただいたのは鹿野道彦先生と、参院選で民主党から立候補する……誰だっけ?」「梅津です!」。19日に山形市であったミニ集会。苦笑する梅津氏の姿に集まった約40人は沸いた。同市山家町1、無職、五十嵐テル子さん(71)は「写真より実物の方がいい。若いし一生懸命な感じがいいわ」と拍手を送った。

 3月8日に立候補を表明した梅津氏の最大の課題は知名度不足の克服。「1日50回」の街頭演説を目標に県内各地を回る。今月からは30〜50人のミニ集会を各地で開く。民主党県連の武田聡幹事長は「防衛官僚のイメージが独り歩きしているが、会えば官僚臭くないどこか憎めない人柄。時間が無い中、どれだけ多くの人に会えるかが勝負だ」という。

 民主党にとり、今回の参院選は政権与党になり初の本格的な国政選挙だ。与党効果は大きい。

 元自民党県連幹事長の土田正剛東根市長は、後援者約600人を集めた19日の会合で「頭のてっぺんからつま先まで自民党だったが、市長の責任は重い。参院選では割り切って民主党政権を応援しようと思う」と宣言。梅津氏支援を鮮明にした。土田市長は「政権与党というのは大きい。古巣の自民党にお願いしても(予算は)何にも出ない」と説明する。県トラック協会や県歯科医師連盟など推薦を受けた団体も50を超えた。「これまで見向きもされなかった」(武田幹事長)団体も多いという。

 また、社民党は政権を離脱したが、県連は、民主党県連との良好な関係を維持するために、12日に梅津氏への「選挙協力」を決めた。選対には入らないが、はがきなどで「比例は社民、選挙区は梅津」と呼びかける。両党とともに、07年の前回参院選から選挙協力を重ねてきた連合山形の大泉敏男会長は「選挙で勝利を重ねてきたメンバー。労組が足並みをそろえる意味でも社民の選挙協力は大きい」とみる。

 追い風も吹いてきた。菅直人新内閣の誕生で内閣支持率はV字回復。近藤洋介衆院議員は「上げ潮だ。支持は確実に広がってきた。世論は味方している」と手応えを感じている。梅津氏の後援組織への入会申し込みも6月に入り激増したという。

 梅津氏自身も街頭で風を実感する。「5月には鶴岡では『顔を洗って出直してこい』とののしられ、山形や米沢では『うそつき』と言われた。今は手を振って頑張れと応援してくれるようになった」と話す。その一方「内閣が新しくなっても私自身がやるべきことは変わらない。支持率に左右されるのはどうだろうか」とする。実感はしても風に浮かれてはいられない。

 19日のミニ集会。鹿野衆院議員は「まだまだだが、成長してきている部分もある。43歳の若い候補者なのでよろしく頼む」と頭を下げ、梅津氏は40人の一人一人に握手をして回った。【林奈緒美】

毎日新聞 2010年6月21日 地方版

7018チバQ:2010/06/30(水) 23:45:21
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20100622ddlk06010006000c.html
夏の陣・決戦前夜:参院選’10山形/中 自民・岸陣営 /山形
 ◇知事選のしこり今も 公明との協力にも影
 12日の自民現職、岸宏一氏(70)の選対会議。岸陣営を訪れた米沢市選出の自民党の後藤源県議は、入り口に立つ岸氏と目を合わせなかった。90人の左隅に座り、岸氏と距離を取った。選対の2区本部長代行に指名されたが、岸氏と言葉を交わさなかった。

 昨年の知事選で、自民党議員の大半が当時の斎藤弘知事を支援する中、岸氏は現在の吉村美栄子知事を支援した。しこりは残り、参院選の自民公認候補を選ぶ県連の党員投票では、シンクタンク研究員の大沼瑞穂氏を応援する議員も多かった。しこりを多く残していたのが後藤県議だった。斎藤前知事が新人だった05年知事選で、支援の会会長となり、当選の立役者「七奉行」の一人だった。党員投票では「私は大沼氏を応援する」という手紙を地元党員に配った。

 後藤県議は5月8日の岸氏と県議との顔合わせに欠席した。岸氏は県議全員の自宅を訪問し、後藤県議宅の玄関にも名刺を置いた。

 しこりは公明との協力関係にも影を落とす。5月19日、岸氏の選対本部長を務める加藤紘一県連会長が公明党県本部を訪れ、幹部らに「自民党の比例代表と同じか、それ以上の気持ちで公明党を応援する」と頭を下げた。寒河江政好公明党県代表は「岸さんは自公連立政権の発足後、公明票を欲しがらなかった加藤さんと我々を近づけてくれた恩人。勝ってほしい」と強調する。

 しかし、県内の公明党の5総支部と自民党の8ブロック選対の協力は地域差が大きい。寒河江代表は「しこりで、自民党さんが一枚岩になっていないのだから、ほかの党を応援する余裕もないだろう」と嘆く。

 一方、支部の議員全員が昨年の知事選で斎藤前知事を支援し、党員投票では大沼氏を支援した自民党山形市支部では、しこりは解消されつつある。13日の支部総会では、活動方針に「岸宏一氏で参院選必勝に向けて鋭意取り組む」と印刷したパンフレットが配られた。山形市議の峯田豊太郎支部長は「しこり解消で、みんなでやりましょうという気持ちを表すため、わざわざ入れた」という。

 岸氏は18日、県議会自民党控室で開かれた自民の議員総会に立ち寄った。「東北の1人区で自民党議員は現在私1人だけ。民主党に過半数を許せば、約束を変える民主党の意のままにならねばならない」と述べ、県議全員と握手。後藤議員とも目を合わせ、固く手を握り合った。「民主に負けるわけにはいかない。頑張ってもらいたい」。険しかった後藤議員の目は柔らかくなっていた。

 民主新人の梅津庸成氏(43)陣営にも影響はある。支援者のほとんどが昨年知事選で吉村現知事を支え、岸氏とは同志だった。民主党系県議は「岸さんに当選してもらっていいという人がいる。自治労、連合、教職員組合から岸さんに流れる票がある」と言う。そして、ため息をついた。「無所属で出ていたら岸さんに投票するよ」

 知事選でのねじれとしこりが参院選での票の動きを複雑にしている。【和田明美】

7019チバQ:2010/06/30(水) 23:46:02
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20100623ddlk06010071000c.html
夏の陣・決戦前夜:参院選’10山形/下 共産・太田陣営とみんな・川野陣営 /山形
 ◇盛り返しに手応え 政権交代に失望感
 「医師不足や勤務医の長時間労働、開業医や看護師の多忙など医療現場は大変な状況。診療報酬削減はおかしいと思う」。共産新人の太田俊男氏(56)と3月に懇談した米沢市医師会の高橋秀昭会長は地域医療の窮状を訴えた。太田氏は「一緒にやれることはやりましょう」と答えた。互いの思いは一致した。

 太田氏はこれまで自民党を支持してきた医師会や農協とも精力的に意見交換を重ねている。選対本部長を務める本間和也党県委員長は「以前は懇談を申し込んでもなかなか話し合いが持てなかった。今回は変わってきている」と変化を感じる。太田氏も「共産党が選択肢に入ってきた」と手応えを感じる。

 太田氏は最初に出馬した86年参院選で6万9505票と選挙区で過去最高の票を獲得した。96年衆院選、98年参院選の比例でも共産党は5万票台を維持した。だが、政権交代への期待が民主に集中し、01年以降の国政選挙は比例で3万票台と低迷した。

 しかし民主党による政権交代に失望を感じ「今度は絶対いれるから」と話してくれる有権者も今はいるという。太田氏は「有権者にいかに党の政策を聞いてもらえるかが鍵。相手から党への疑問や要望を話してもらい、党を理解してもらう」と説明する。本間委員長も「いろんな経験を経て最終的に共産党に来てくれる有権者もいる。一生懸命働きかければ変化は起こる」と意気込む。選挙区で5万票以上、比例で7万票以上が目標だ。

  ◇   ◇

 「日本の将来を見つめ、勇気を出して名乗りを上げた川野先生の力になりたい。みんなで支えれば勝てない選挙ではない」。5日のみんなの党新人の川野裕章氏(50)の事務所開きに駆け付けた元自民党員の新宮征一寒河江市議は、集まった約50人にそう訴えた。「自民は離党者続出でバラバラ。民主の政策は財源が見えない」と第三極を支持するに至った理由を語る。

 事務所開きには新宮市議の他、自民党の山村明米沢市議も応援に駆け付けた。他にも自民党籍の市町村議数人がひそかに支援しているという。党酒田市第1支部長の佐藤丈晴酒田市議は「表に出てこない沸々としたマグマのような熱気を感じる」と話す。

 みんなの党は県内に支部がなかったにもかかわらず昨年の衆院選の県内の比例で3万2102票を獲得した。民主や共産は「注意しなければならない」とし、自民は「流れが読めない」と分析する。

 菅直人首相の誕生で民主の支持率が「V字回復」したあおりで、支持率は6月上旬に急落した。しかし「菅首相が消費税増税を打ち出したことでまた盛り返した感触がある」(佐藤支部長)という。

 党は4月に酒田と米沢に支部を作ったばかり。組織に欠ける中、川野氏は「県縦断自転車対話遊説300キロ」と銘打ち、7日に遊佐町から自転車遊説をスタートさせた。「県内を縦横無尽に走り一人でも多くの人と対話しながら党の政策を訴えたい」と意気込みを語る。【浅妻博之】

7020チバQ:2010/06/30(水) 23:47:47
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100629/plc1006290146001-n1.htm
首相、仙谷氏らと会談、接戦の1人区を重点遊説へ
2010.6.29 01:44

 菅直人首相は29日未明、カナダでの主要国首脳会議(サミット)から帰国後、首相公邸で仙谷由人官房長官、民主党の安住淳選対委員長らと会談、参院選の情勢などについて意見交換した。首相は30日に青森、秋田、山形、7月1日に熊本、長崎、2日に富山、石川、福井と、接戦が予想される1人区を重点的に遊説することを確認した。

7021チバQ:2010/06/30(水) 23:53:33
日本一早い終盤情勢では?
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100630/plt1006301611003-n2.htm
【2010参院選・激戦区終盤情勢】千葉 スーパー候補不在で横一線2010.06.30


. 自転車で県内をくまなく回るなど、軽快なフットワークと空手で鍛えた体力で戦う民主党の小西洋之氏が頭1つ抜けた。

 「郵政の元締め総務省出身だけに、郵便局関係者らが緻密な動きで全面支援する。それがベースで幅広い層に浸透している。特定郵便局長らは、国民新党比例の長谷川正憲支援を条件に、小西支援のバーター体制だ」(民主党関係者)

 残り2議席をめぐって、みんなの党の水野賢一氏、自民党の椎名一保氏と猪口邦子氏、民主党の道あゆみ氏がほぼ横一線で激しい争い。

 台風の目なのが水野氏。昨年の衆院選では自民党から出馬して撃沈したが、自民党時代の衆院議員4期の実績と、養父が水野清元自民党総務会長だけに、地元の知名度もあり健闘している。

 知名度では負けてないのが自民党の元少子化担当相の猪口氏。

 「参院選に挑戦した『小泉チルドレン』の中で、最も当選の可能性が高い。小泉純一郎元首相もたびたび応援に駆けつける。ライオンヘアを振り乱しての辛らつな民主党批判にドッと聴衆がわき追い風に。公明党支持層にも浸透し、勢いはある」(自民党関係者)

 自民党現職の椎名氏は地元生え抜きだけに、民主党はもちろん、元同僚の水野氏にも落下傘候補の猪口氏にも譲れない。ただ、世論調査の支持にバラツキと落差がありすぎ、陣営でも「読みきれない」。足固めと県内北東部の地元中心に浸透拡大を図るのに懸命だ。

 民主党の道氏は、弁護士で前早稲田大学大学院教授で「みのもんたの朝ズバッ!」(TBS系)の元コメンテーターだが、一般有権者への浸透度がいまひとつ。なかなか抜け出せない。連合を中心に基礎を固め無党派層に何とか食い込もうと躍起となっている。

 「民主党は菅首相に看板が変わり上昇気流に乗るかと思われたが、イマイチ。『消費税10%』発言が響いている。これが後半、選挙戦でどう響くかが最大の見もの」(選挙アナリスト)

 圧倒的に票を取るスーパー候補がいないだけに、ボーダーラインは50万票前後か。(ジャーナリスト・田村建雄)

 【千葉選挙区】(定数3)
 ○小西 洋之38元総務省職員 民新
 △椎名 一保58国交委員長  自現
 △水野 賢一43元法務副大臣 み新
  牧野 正彦54党県役員   幸新
 ▲猪口 邦子58元少子化相  自新
 ▲道 あゆみ44弁護士    民新
  斉藤 和子35党県常任委員 共新
  古閑比佐志47医師     改新
  清水  哲45薬剤師    創新
 《記号の読み方》〇は「優勢」、△は「やや優勢」、▲は「やや劣勢」

7022山口新聞男:2010/07/01(木) 00:02:58
>選挙アナリスト
なんかスピンドクターくさいな

7023とはずがたり:2010/07/01(木) 01:12:44

現職、実績前面に勢い - 2010参院選 序盤の情勢・[上]北和地域
http://www.nara-np.co.jp/20100629100138.html
2010年6月29日 奈良新聞

 政権交代後で初の本格的国政選挙として舌戦の火ぶたを切った第22回参院選。県選挙区(改選1)では、自民党新人で元団体職員の山田衆三候補(34)、民主党現職で再選を狙う前川清成候補(47)=国民新党推薦=、共産党新人で前大和高田市議の太田敦(38)の3人がしのぎを削る。政権政党として支持のすそ野を広げ、知名度や実績を強みに逃げ切りを図りたい民主現職に対し、自民党の再生を掲げ、若さと「しがらみのなさ」をアピール、地道に政策宣伝を続ける自民新人、そして反消費税増税など正面対決の姿勢で共産新人も追い上げを図る。序盤の情勢、各陣営の表情を探る。

【山田陣営】

 一般公募で選ばれた「普通のサラリーマン」、山田衆三候補は一切のパフォーマンスを封印。地道な政策宣伝を続け、知名度アップに取り組む。支持団体は150に達した。

 従来の組織戦術に頼らず、「素人らしさをそのまま生かした取り組みを徹底」(中村光良後援会長)。衆院各支部が全面バックアップする。しかし奈良市は党1区支部長の「空白」問題が響き、県議を軸に各後援会ごとの動き。市議は市東部を除いて動いておらず、空中戦の様相。自民党市支部は29日、市支部長の出口武男氏ら県議が立て直しを諮る。

 2区は高市早苗支部長(衆院議員)を軸に組織連携し、街頭は県議をはじめ市町村議が同行。選対会議には生駒市を除いて首長も出席し、陣営は「相手の背中が見えてきた」。高市氏は「とにかく1カ所でも多く街頭に出す」と指揮を執る。

【前川陣営】

 現職の6年間の実績と弁護士としての地道な活動で、知面度のなかった前回とは全く様相が異なる。1、2区はそれぞれ馬淵澄夫、滝実の両支部長が後援会組織をフル回転。連合奈良も1区は自治労、電力総連、情報労連、私鉄などを中心に、2区も電機連合やJPが軸になり、労組が抱える比例候補の支持拡大とともに前川清成候補の売り込みに余念がない。電話作戦のほか、推薦はがきは個人はがきに限定。支持のネットワークを広げる。

 支持団体は50ほどだが、県医師会など、従来は自民の支持基盤だった業界団体が民主支持を打ち出し「支援のウイングが広がった」と岩城明県議。これが口コミでさらに広がり、与党の勢いを見せ付ける。しかし藤野良次・党県連幹事長は「追い風にはなっていない」と上滑りを警戒。自民党の終盤の追い上げも予想され、引き締めに躍起だ。

【太田陣営】

 大票田・奈良市の得票が戦況を左右するだけに、17日間の選挙期間中、最低6日は奈良市での訴えに時間を割く予定。公示日には奈良市に市田忠義党書記局長が駆けつけ、街頭から太田敦候補を激励。無党派層はもちろん、保守層への食い込みも図る。

 公示前の手応えは社会保障充実などだったが、菅直人首相の「消費税10%発言」以降は、「消費税増税ストップの声が俄然強まった」と土岐敏男選対部長。所によって浴衣姿のスタッフや、「消費税増税ストップ」「アメリカにも大企業にもモノが言える政治」と書いたプラカードを掲げ、目を引く戦術を工夫。1区では7人の奈良市議や県議、2区も県議や各市町村議が街頭に出て、懸命な追い上げと北和での知面度アップに努める。30 日には宮本岳志衆院議員(比例近畿)の来援も予定する。

7024とはずがたり:2010/07/01(木) 01:13:10
>>7023-7024

自民新人、猛追モード - 2010参院選 序盤の情勢・[下]中南和地域
http://www.nara-np.co.jp/20100630143457.html
2010年6月30日 奈良新聞

 【山田陣営】

 自民党県連3、4区支部がバックアップ。ただ、24日の3区出発式でも4市7町のうち出席した首長は大和高田市と三宅町の2人だけ。組織選を展開した3年前の松井正剛氏の時とは雲泥の差で、支持者から「山田衆三候補を擁立した県議会自民党が3分裂するようでは話にならない」の声も。

 3区は、奥野信亮後援会と市町村ごとにある党支部、地方議員がそれぞれ柱となって運動を展開。「全体的に厳しい」とされる中、大和高田市と上牧、王寺両町などで動きが活発。支持拡大を図る。

 党総務会長も務める田野瀬良太郎・党県連会長のお膝元4区。田野瀬氏が活発に動き、街宣の動員もかける。運動の柱だった各市町村支部で首長の離反も目立ち、保守の地盤沈下は避けられない苦しい展開ものぞくが、陣営に次第に浮揚感が。接戦モードの緊迫感も出始めた。

 【前川陣営】

 前川清成候補の街宣には民主党の吉川政重、大西孝典両衆院議員が同行するなど、政権与党の勢いを示す。田村薬品、鍛治田工務店など有力企業がバックにつき、御所市の集会も盛況。吉川氏の地元香芝市でも圧倒的強さを見せる。

 吉野郡内も吉野町長が選挙カーに同乗するなど、民主の支持が地域に浸透。ただ参院選への盛り上がり、関心の薄さから個人演説会などは低調な地域も。

 大票田の橿原市は、昨年の衆院選で大西氏が田野瀬氏に5000票差をつけるなど民主の支持が厚く、今回も挙党態勢。 26日には山岡賢次党副代表が来援。「安定政権へ、歴史的な選挙だ」と檄(げき)を飛ばした。前川候補の母校・市立八木中学校の同窓生も独自の動き。大西衆院議員は「比例代表の前田武志候補の後援会とセットで回転を上げる」と語り、一気に自民を突き放したいところ。

 【太田陣営】

 太田敦候補が市議3期を務めた地元大和高田市や、一定の支持基盤を持つ北葛城郡をはじめ、勢いを拡大したいところ。党中南和地区委員会を拠点に、党組織と医療、業者、婦人の各後援会が動き、無党派層への働き掛けも強める。

 大和高田市は3陣営が激しく火花を散らす激戦地域だが「高田では何としても第一党の座を勝ち取る」と青木光治・同地区委員長。

 太田候補が3、4区に入る日程も延べ10日間と中南和での街宣機会を確保。個人演説も積極的に開催する。この間、党が地域で取り組んできた林業組合などとの懇談、シンポジウムなど、地域や団体とのつながりを生かし、支持浸透をと懸命に取り組む。

 議員定数削減が進む地方議会で、共産党はこの間の中間選挙で現有勢力を維持。3、4区内の地方議員34人を軸に、終盤に追い上げたいと意気込む。

7025とはずがたり:2010/07/01(木) 01:36:23

自民重点区(16区)…青森、秋田、千葉、山梨、福井、鳥取、島根、徳島、香川、愛媛、高知、長崎、熊本、鹿児島

民主重点区…青森、秋田、山形、北陸、九州

自民、16選挙区に重点 秋田や山梨、小泉氏ら投入
http://www.47news.jp/CN/201006/CN2010063001000323.html

 自民党の河村建夫選対局長、茂木敏充幹事長代理らは30日午前、党本部で参院選情勢について意見交換した。選挙戦終盤に向け秋田や山形、山梨などの改選1人区を中心に16選挙区を重点区と位置付けることで一致。与党を過半数割れに追い込むため、谷垣禎一総裁や無党派層に人気の小泉進次郎衆院議員ら若手を遊説に投入して支持獲得に全力を挙げる方針を確認した。

 出席者によると、重点区はほかに青森、千葉、福井、鳥取、島根、長崎、熊本、鹿児島各県と四国4県の選挙区など。7月1日には谷垣氏が香川、愛媛両県で、大島理森幹事長が長崎、熊本両県でそれぞれ遊説。小泉氏については東北、四国への派遣を検討している。

 河村氏は会合後、記者団に「公募で若い候補者を選んだ山梨、高知、徳島の伸びが著しい。今の勢いで伸びてくれればと思う」と期待を示した。
2010/06/30 12:43 【共同通信】


菅首相、遊説を本格化=接戦「1人区」てこ入れ―参院選 (時事通信)
http://news.www.infoseek.co.jp/special/election/story/100630jijiX892/
 菅直人首相は30日、カナダでの主要国首脳会議(サミット)に出席するため中断していた参院選遊説を本格化させた。同日は青森、秋田、山形3県を訪問。いずれも選挙戦全体の勝敗を左右する改選数1の「1人区」で、1日以降も接戦が伝えられる九州、北陸の1人区を中心にてこ入れし、非改選を含めた与党の過半数維持を目指す考えだ。

 首相の遊説は公示日の24日以来。ヘリコプターと小型ジェット機を使って、3県を駆け足で回った。

 青森市内での街頭演説では、争点の消費税増税について「選挙が終わってから『いや、実は…』なんてことを言ったら、やっぱりおかしい。ここは正面から、選挙が終わったら他党の人たちとも話をしよう(と言うべきだと考えた)」と訴えた。この後、秋田、山形両市での演説でも消費税に言及した。

 21日の記者会見で首相は、消費税率10%を参考にするとした自らの発言を「公約」に位置付ける考えを示したが、26日にはカナダで、各党に議論を呼び掛けることが「公約」とトーンダウン。野党から「発言がぶれた」と批判されているため、姿勢が揺らいでいないことを強調する狙いがあるとみられる。 

[時事通信社]

[ 2010年6月30日20時30分 ]

7026名無しさん:2010/07/01(木) 03:39:00
>>7025
山形が入ってないね。自民党としてはどう見てるのかな?

7027名無しさん:2010/07/01(木) 09:08:36
どうも戦術が間違ってるなあ
そんな甘言に釣られるような層はそもそも「民主の友党」なんぞに投票はせんと思うが

募る危機感、懸命アピール=亀井静香国民新党代表【党首奮戦記】
演説では、金融・郵政改革担当相を辞任して抗議した郵政問題に、多くの時間を割かない。有権者の関心は高くないと見ているからだ。代わりに「外国人参政権反対」「選択的夫婦別姓反対」などを前面に出し、保守層への浸透を狙う。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010070100072

7028名無しさん:2010/07/01(木) 10:42:01
北日本新聞の選挙区ルポ
閲覧には会員登録が必要、最近増えたね、こんなサイト

票流参院選富山県内ルポ(上) 富山1区
■県連トップ代理戦争

 「厳しいよ。これまで2回、負けているからな」。27日夜、富山市の岩瀬カナル会館で開かれた自民党候補、野上浩太郎の個人演説会。弁士の役割を終えた党県連会長の長勢甚遠は、参院選での富山1区の情勢を言葉少なに語り、会場を後にした。

 平成19年7月の参院選で野上は約26万6千票を得たものの、民主党などが推す無所属候補に敗北。富山市では1万100票差がついた。市内の内訳は集計されていないが「都市部の1区で差が開いた」(富山市議)との見方が強い。

 昨年8月の衆院選では1区の長勢が約8万2千票を積み上げたが、民主党県連代表の村井宗明に8337票差を付けられた。重複立候補した比例代表で復活当選を果たしたものの、1区の国政選連敗は、長勢ら自民関係者に共通する苦い思いだ。

 1区をエリアとする党富山市連は、強固な組織を誇る“自民王国“の県内でも、3500人余りの党員を抱え、存在が際立つ。力の源泉は長勢と野上を国会に送り出してきた実績であり、野上の国政復帰は市連の悲願。公示後の個人演説会は全体の約半数の24会場を旧市に集中させた。長勢も自身の選挙並みに1区の支援者や企業を回り、応援弁士を引き受ける。

 25日夜、岩瀬カナル会館。民主党候補、相本芳彦も同じ会場で個人演説会を開いた。弁士の村井は「現職閣僚らが次々と来県して応援するのは、差がほんのわずかだから。富山は党本部にとっても最重点地区なんです」と形勢逆転に向けた支援を求めた。街頭演説に連日奔走する村井も、昨年夏の衆院選をほうふつとさせる力の入れようだ。野上と長勢、相本と村井。ともに1区を二人三脚で駆け回る姿は、自民、民主の県連トップ同士の代理戦争の様相を呈している。

 相本陣営は3年前の参院選、去年の衆院選に続く3連勝を果たし、1区を民主の牙城とすることを目論む。都市化が進む1区は、地縁、血縁にとらわれない都市型選挙を展開しやすい地域。イメージ戦略も駆使した街頭活動に重点を置き、無党派層の取り込みを狙う。

 野上の演説会は立ち見も出るほどの人の入り。相本の会場は空席が目立った。だが、村井は意に介さない。「これまでもそうだった。動員して集まる人と、票を入れてくれる人はイコールではない」と断言。支援組織を固める自民の手法とは対照的に、個人に呼び掛ける戦術を徹底する。

 ターゲットの無党派層は、3年前の参院選では年金記録不備など自民への逆風に動き、昨年の衆院選は政権交代の期待に大きく流れたとみられている。今回はどうか。民主党県連幹事長の坂野裕一は「子育て世代に照準を絞り、与党の実績を強調する」と言う。子ども手当や高校授業料無償化など、家計を直接温める政策の成果を訴えていく。

 共産党候補、高橋渡の陣営も1区を重点地区と位置付ける。選対本部長の反保直樹は、党の政策ビラを1区のほとんどの世帯に配布したと説明。「1区は無党派や、自民、民主の二大政党以外の支持者が多い。消費税増税反対や普天間飛行場の無条件撤去を掲げ、切り込む」と意気込む。
http://webun.jp/news/O500/knpnews/20100629/19516

7029名無しさん:2010/07/01(木) 10:43:36
>>7028
票流(中)参院選富山県内ルポ 砺波地区
■国会議員空白に戸惑い

 松村謙三、片岡清一ら大物政治家を輩出してきた南砺、砺波両市。選挙のたびに結束し、高い投票率で約60年にわたって地元選出の国会議員を支えてきたが、昨夏の衆院選で綿貫民輔が引退し、参院議員の河合常則も今期限りで政界を退く。強固な保守の地盤を築いてきた国会議員がいなくなる砺波地区に、3陣営が支持を求めてなだれ込む。

 「河合先生の大事な議席を何としても守る」。自民党候補、野上浩太郎の陣営は、街頭演説や個人演説会で、砺波地区の保守地盤を引き継ぎ、自民の議席を堅持する姿勢を強く訴える。河合は選対の副総括責任者を務め、野上の選挙運動の陣頭指揮を執る。

 砺波市選出の県議、米原蕃は「地元は野上に入れようという声が多い」と手応えを感じつつも、期日前投票の出足の鈍さが気にかかる。初日から3日間の集計では前回と比べて南砺市で約3割、砺波市で約1割減った。「綿貫さんが引退したことで選挙の関心が薄くなっているのかもしれない」

 民主党候補、相本芳彦の陣営は、自民の国会議員が不在になる今回、浮動票が増えるチャンスとみて、自民の牙城にくさびを打ち込む意欲を見せる。県西部の高岡市出身であることをアピール。党県連政調会長の山上正隆は「政権与党として迎える初の選挙。今までとは違って、地域ごとの重要要望も理解している」と浸透を目指す。

 27日に南砺市で開かれた相本の個人演説会には、長年の綿貫支持者の姿もあった。出席した男性は声を潜め「綿貫さんの方からは何も聞こえてこないから来てみたのだが…」と複雑な心境をのぞかせた。

 共産党候補、高橋渡の陣営は、民主、自民両党がこぞって消費税増税に言及したことを痛烈に批判。増税反対を前面に打ち出し、選挙区は自主投票となった国民新党や、相本の支持にとどめた社民党の支持者、無党派層への食い込みを目指す。

 近く砺波地区での街頭演説や個人演説会を進める。党県委員長の反保直樹は「政治の中身が問われる選挙であり、消費税増税反対など争点を明確にした宣伝を強めていく」と意気込む。

 綿貫の一挙手一投足は支持者の判断材料となり、これまで選挙の行方を左右するほどの影響力を及ぼしてきた。野上が敗れた前回参院選も、投票日直前に綿貫が無所属新人の支持を表明したことが要因とされる。

 南砺市発足前に町議を務めた支持者は戸惑いの表情だ。「綿貫さんは最後まで動かないと思う。今回は有権者がそれぞれの判断で投票することになる」(敬称略)
http://webun.jp/news/O500/knpnews/20100630/19623

7030名無しさん:2010/07/01(木) 10:46:55
>>7029
民主にとっては朗報?
>8日は元首相の安倍晋三が高岡市などでの個人演説会に入る予定だ。

票流(下)参院選富山県内ルポ 高岡市
■重点地区、力を結集

 民主党候補、相本芳彦は6月29日夜、地元高岡市の高岡エクールでの個人演説会で訴えた。「高岡が好きだ。育ててもらった恩返しとして、このまちを元気にする」。参院選公示日の24日には市内3カ所で個人演説会を開き、地元重視の姿勢をアピールし続ける。

 相本は昨年、県西部6市をエリアとする衆院選富山3区に出馬。自民党候補に2万9千票差で敗れたものの、高岡市での4万票を含め10万5500票を獲得した。今回の参院選富山選挙区に出馬した3候補の中で、県西部を地元とするのは相本のみ。陣営は県西部に支持を広げる原動力になるとみて、高岡での浸透を重視する。「政策を実現できる与党の国会議員を地元から出そう」と訴える戦略だ。

 高岡は県西部の中心都市とはいえ、平成20年に日本製紙伏木工場が閉鎖。昨年は高岡サティが撤退し、三協・立山ホールディングス(HD)が1千人のリストラを発表するなど課題は多い。

 地域活性化を求める市民の政治への期待も強いとみられるが、陣営は手応えをつかみ切れていない。党県連政調会長の山上正隆は「今のところ高岡の票の行方は全く予想がつかない」と打ち明けた。

 28日夜、自民党候補、野上浩太郎の陣営が砺波市内で開いた選対幹部会。衆院1ー3区ごとの選対をまとめる総合選対本部長の坂田光文は、3区選対総括責任者の衆院議員、橘慶一郎に伝えた。「3区は厳しい。昨年の衆院選並みにきめ細かい運動が必要だ」

 公示前の段階から、坂田は「富山市と3区が鍵」と繰り返してきた。富山は野上の地元で地の利があるが、県西部はそうはいかない。19年参院選は小矢部を除く5市で、相手の無所属候補を下回っている。特に1万票離され、県西部の有権者の4割を占める高岡市が、参院選の勝敗を決する重要な地区と考えている。

 高岡市の選挙情勢については、坂田も「今は混沌(こんとん)としている」と、読み切れていない。最終盤に向けたてこ入れとして、1日に衆院議員の西村康稔、3日は衆院議員の馳浩が応援に駆け付ける。8日は元首相の安倍晋三が高岡市などでの個人演説会に入る予定だ。

 3人はいずれも県都・富山市に入らず、県西部での活動となる。「大阪方面から来県するという移動条件もあるが、高岡を中心とする県西部の票を固めたいという思いだ」と、坂田は説明する。

 共産党候補の高橋渡は富山市在住だが、18年から今年2月まで党呉西地区委員長を務め、昨年は高岡市長選に出馬した「高岡通」。市長選では8500票を獲得している。

 参院選の個人演説会では、三協・立山HDのリストラ発表時、富山労働局に再就職対策などを求めた実績を紹介。「皆さんの暮らしを守るため、全力で頑張る」と訴えている。8日には党国対委員長の穀田恵二がJR高岡駅前で街頭演説し、1票の上積みを図る。(敬称略)
http://webun.jp/news/O500/knpnews/20100701/19684

7031とはずがたり:2010/07/01(木) 20:04:06
選挙公報届きましたねぇ〜。
それにしても池谷や谷のみならず前田ゆうきちに八代迄居る名簿には投票したくないなぁ。。(´・ω・`)

本来ならみんなに入れたいところだけど,ヒステリックな民主批判に萎えて入れる気がしない。

ここは保坂か!?新社会党との共闘も高評価だし。

7032チバQ:2010/07/01(木) 21:53:18
http://gendai.net/articles/view/syakai/124918
本格始動 小沢一郎2人区苦戦新人を集中テコ入れ
【政治・経済】
2010年7月1日 掲載
「増税反対」河村たかしも参戦
 小沢一郎が、幹事長時代に2人目を擁立した2人区のテコ入れに動き出した。30日は宮城県を訪れ、苦戦が伝えられる新人候補を応援。1日にも、2人区の京都と兵庫に入る。最後の1週間で“小沢系候補”を一気に当選ラインに引き上げるつもりだ。

 小沢が幹事長を辞任して以降、2人区の2人目は軒並み苦境に立たされている。執行部が組織もカネも現職に集中させ、2人目の新人候補は切り捨てられてしまった。新人候補の多くは小沢直系候補だ。
「今の民主党執行部は、まったく選挙が分かっていない。ド素人です」と、政治評論家の小林吉弥氏がこう言う。
「選挙資金を平等に分配するのではなく、負けそうな重点地区に集中して投入する“選択と集中”は、選挙の基本です。複数区に2人の候補を立て、お互いに切磋琢磨して票の底上げを図るのは、かつて自民党もやっていたこと。小沢氏が幹事長を辞任して単独過半数を取れる体制を整えたのに、首相の増税発言や稚拙な選挙対策で台無しにしてしまった。揚げ句に、仲間が選挙を戦っているさなかに、枝野幹事長がみんなの党との連携に言及したりする。これでは士気が下がる一方ですよ。オウンゴールで議席を減らしているのです」
 単独過半数を得ようと思ったら、2人区の1つや2つ独占しないと話にならない。執行部の方針転換で2人区の議席独占は難しい情勢だが、小沢はまだ逆転が可能だと信じているようだ。

●宮城、京都、兵庫…
 小沢のテコ入れには、強力な助っ人も現れた。地域政党「減税日本」を立ち上げた河村たかし名古屋市長が応援に駆けつけるという。小沢一郎と河村たかしは、もともと親しい関係だ。
「河村市長は、北海道を皮切りに、宮城、千葉、京都、大阪、兵庫など10選挙区に入る予定です。菅内閣の増税路線には真っ向反対の立場なので、減税を訴えることになると思います」(名古屋市政関係者)
 これらの選挙区の新人候補は、ほとんど小沢が擁立した候補者だ。これで彼らが勝ち上がってくれば、党内の「小沢派」が増えることになる。民主党の議席を増やし、同時に小沢復権に向けて党内の足場を固めることもできる。「約束違反の増税はおかしい」と執行部に異議を唱える小沢と、“増税反対”の河村市長がタッグを組めば、無党派層の取り込みも可能だ。
 枝野幹事長ら主流派は、小沢の執行部批判に逆ギレ。「小沢発言は大衆迎合だ」などと目くじら立てて反論し、党内分裂を印象づけてしまった。新聞・テレビが面白がって、バトルを煽るのは目に見えている。
 執行部はケンカ腰になる前に、どうすれば議席を増やせるか、もう少し冷静に考えた方がいい。

7033チバQ:2010/07/01(木) 21:55:18
>>7002
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/20100701t11024.htm
民主・小沢氏、山間部を疾走 「剛腕」伊藤氏てこ入れ

宮城選挙区での2議席独占を訴えた後、住民と握手する小沢氏=30日午後1時10分ごろ、七ケ宿町愛宕下


 「一兵卒」として参院選(11日投票)で全国を回る民主党前幹事長の小沢一郎が、土砂降りの山里で熱弁を振るった。
 「参院で過半数を取って今までの既得権、しがらみ、官僚中心の仕組みを根本から変えたい。宮城ではぜひ、2人を当選させてほしい」

<川上作戦>
 30日午後1時すぎ、七ケ宿町の滑津公民館。小沢は行事用テントの中でマイクを持たずに力を込めた。約50人を前に10分間、支持を求めた。
 まず山村や漁村で演説や集会をこなし、川の流れのように郡部から都市部へ支持を広げる。真骨頂の「川上作戦」だ。
 候補者とは別行動も小沢流。正午過ぎには、6月20日に亡くなった元法相で自民党の遠藤要元参院議員の自宅を訪ねて線香を手向けた。
 民主党は宮城選挙区(改選数2)に現職の桜井充(54)、新人の伊藤弘実(36)を擁立し、2議席独占をもくろむ。
 小沢は「桜井君は知名度、実績があり強い地盤もある。伊藤君は新人でまだ支持が弱い。皆さんの力を頂きたい」と述べ、伊藤へのてこ入れを強くにじませた。
 小沢に応援を仰いだのは、伊藤を全面支援する衆院議員橋本清仁(宮城3区)。小沢グループに所属する橋本は「公示後、小沢が2人区に入るのは初めて。議席独占への期待があるからこそ」と解説してみせた。
 「介護の現場から、生活の中から皆さんの声を形にして国政に届けたい」。小沢が宮城を離れた30日午後3時すぎ。伊藤は蔵王町の田園地帯でひたすら訴えた。
 宮城で党をけん引してきた参院議員岡崎トミ子も強力に支え、2議席奪取作戦が加速する。

<切磋琢磨>
 桜井は30日、県北をこつこつ歩いた。
 「地域の医師不足は痛いほど分かる。医療や社会保障の専門家として、地域の暮らしの安心を必ず守る」
 雨の中、栗原市一迫のシャッターが目立つ商店街で演説。営業している店舗を1軒ずつ訪ね、握手を求めた。
 「小沢が伊藤の応援に入ろうと、関係ない」と選対幹部。陣営は「民主党現職」よりも、「政治家・桜井」の売り込みに重点を置く。
 桜井は前首相の鳩山由紀夫に退陣圧力をかけた一人。菅直人が首相に就いたことで思惑通りの展開となったが、演説などでは「民主党」を前面に出さない。
 菅の「消費税10%」発言後は「首相の思いであって、党の公約とは思っていない」と消費税隠しにも躍起になる。
 過去に当選した2回の参院選は、桜井がただ一人の党公認候補。初の「2人擁立」に陣営の警戒心は強い。党県連関係者は「桜井の矛先は身内にも向く。民主VS自民の前に、桜井VS伊藤の構図だ」と言う。
 その言葉通り、桜井は伊藤と一緒に街頭に立つことはない。「首相が応援に入っても、3人で並ぶことはないのでは」との憶測が飛ぶほどだ。
 現職のプライドをむき出しにして後援会組織を軸にした組織戦を進める桜井。小沢の主戦論が生んだ伊藤は無党派層狙いの戦術を繰り出す。
 2人のコントラストが強くなればなるほど、切磋琢磨(せっさたくま)は激しさを増す。(敬称略)

 ◇宮城選挙区立候補者(2―8)
菊地文博 50 元県議    み新
熊谷大  35 元中学校講師 自新
村上善昭 37 幸福実現党員 諸新
桜井充  54 医師     民現(2)(国推)
加藤幹夫 46 党県副委員長 共新
伊藤弘実 36 会社社長   民新(国推)
菅野哲雄 61 元衆院議員  社新
市川一朗 73 元農水副大臣 無現(3)(自推)


2010年07月01日木曜日

7034チバQ:2010/07/01(木) 21:55:57
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001006300013
小沢氏、七ケ宿で「川上作戦」
2010年07月01日

 民主党の小沢一郎前幹事長が30日、七ケ宿町を訪れて参院選での支持を訴えた。自民党の厚い地盤であることが多い全国の山間部に出向く「川上作戦」の一環。町は、民主が圧勝した昨夏の総選挙の宮城1〜5区でも自民の得票が上回った県内5町村のうちの一つだ。


 小沢氏は滑津地区の公民館前で、雨の中集まった民主の支持者約30人を前に、12分間演説した。「『自由競争で強いものだけが勝ち残ればいい』『生産性の低い所は切り捨てていい』という考えを根本から変えないといけない」と訴えた。


 小沢氏は幹事長を辞めた際、朝日新聞の世論調査で85%が辞任して「よかった」と答えるほどの不人気ぶりだったが、無職の男性(66)は「自民党の大物も来たことがない七ケ宿町にまで足を運ぶとは、たいしたもんだ」。畜産業の高橋聴萌さん(56)は「わざわざ来てもらい、選挙に向けて最高のプラスになる」と話した。

7035チバQ:2010/07/01(木) 21:58:05
http://mytown.asahi.com/tokushima/news.php?k_id=37000001006290005
激戦の構図(上) 「風」
2010年06月29日





候補者の演説に耳を傾ける有権者たち=鳴門市内

 民主、自民の両陣営を、永田町から吹く「風」が揺るがせている。


 公示日の24日朝、徳島市の藍場浜公園で拍手がわき起こった。出陣式を終えた民主新顔の吉田益子候補(50)は、動き出した選挙カーから身を乗り出し、両手を振った。


 「仙谷官房長官のおひざ元で、負けるわけにはいきません」。選挙カーから呼びかける運動員の女性の声が、ひときわ高くなる。沿道に出て手を振る人、足を止めて振り向く人。運動員は、反応の良さに「鳩山さんの時と全く違う」と思った。


 1カ月前、鳩山政権の時は「政治とカネ」や「普天間基地移設」の問題でどん底だった。党の広報車から「民主党です」と呼びかけると、目をそらす人もいた。


 なのに、あっさり風向きは変わった。菅直人首相の誕生後、民主党支持率(朝日新聞社の世論調査)は鳩山時代末期の21%から40%まで回復。仙谷由人氏は官房長官になり、昔からの支持者は「夢がかなった」と盛り上がった。


 ところが、1週間余りで32%にダウン。首相が「消費税率10%」を公言した直後だ。「来年、再来年に上がるという話ではございません」。出陣式で、高井美穂県連代表は「火消し」に努めた。


 仙谷官房長官が地元入りしたら、有権者はもっと注目してくれるはず。だが、職務上官邸を離れにくく日程が決まらない。


 「おひざ元で負けられない」というプレッシャーに耐える陣営。「知名度が足りませんっ」「まだ何の力もない。力をください」。最近、吉田候補は弱みも隠さなくなった。
     ■


 「約束を一向に実行できない」「政治不信の元凶」。25日朝、自民新顔の中西祐介候補(31)は鳴門市の商店街で民主党を攻撃した。「一皮むけたな」。十数年、自民候補の運動員をしている男性(72)は思った。


 意識的に相手の批判を始めたのは、菅首相に代わってからだ。新党改革の現職、小池正勝候補(58)と保守票を奪い合う状況に、民主支持率アップと仙谷氏の官房長官就任が重なり、陣営の危機感は一気に高まった。


 「首長たちはますます民主に顔を向ける」(選対幹部)。「仙谷票は崩せない」(県連幹部)。「いつまでも『若い』とか『徳島生まれ』とか言っていてもだめだ」と言う人もいる。


 投票日までに「辻立ち」千回――。中西候補が立てた目標は、5分の1にも達していない。30分以上、一方的に訴えかける辻立ちは効率が悪いからだ。「それより、少しでも多くの地域に入りたい」と陣営幹部。公示から3日間で、選挙カーは県内の全市町村を駆けめぐった。


 激しい逆風。演説する中西候補は、見る人を射抜くような目つきに変わった。
 徳島選挙区にはこのほか、無所属の豊川卓候補(79)、幸福実現の竹尾あけみ候補(56)、共産の古田元則候補(62)=いずれも新顔=が選挙戦に臨んでいる。


     ◇


 菅内閣の発足後、徳島の選挙戦に新たな流れが生まれた。激戦の現場から3回にわたって報告する。

7036チバQ:2010/07/01(木) 21:58:37
http://mytown.asahi.com/tokushima/news.php?k_id=37000001006300003
激戦の構図(中) 組織 動き鈍る自民系
2010年06月30日





候補者の個人演説会で気勢を上げる参加者たち=県内

 “自民党支配”を支えてきた組織が萎縮(いしゅく)している。


 28日夜、北島町の創世ホール。約220人が集まった演説会を終えた自民新顔の中西祐介候補(31)が、支持者と握手を交わしていく。「よかった」「頑張れよ」。励まされる様子を見ながら、応援演説に立ったベテラン県議は胸をなで下ろした。告知が十分でなかったのに思いの外、人が来てくれたからだ。


 3年前の参院選では連日、現職候補の親族を自分の支援者宅や勤め先へ連れて歩いた。集会の告知を欠かさず、「動員」も必ずかけた。それが今回は、候補者と選挙カーに乗ったり、選挙ポスターを配ったりするのが中心だ。「地区の柱となって選挙に力を入れてくれる首長さん、町議さんがそんなにいない」


 動きを鈍らせたのは「公認」をめぐる県連の混乱だ。


 野党として挑む参院選に「勝てる候補を」と、県連は今年1月に公認候補を公募した。だが、選考に漏れた現職の小池正勝候補(58)と前衆院議員の七条明氏は、選考方法が「不透明だ」と反発して離党。小池氏は新党改革から徳島選挙区に立候補し、七条氏は引退してしまった。


 県南部の県議は、支持者から「なぜ現職の小池さんを外すんだ」「一部の人だけで決めたんじゃないか」と批判された。「反発が根強いから『中西をよろしく』と強く言えない」


 さらに、来春の統一地方選が自民候補への肩入れに二の足を踏ませる。
 この県議は「私の支持者の中には、民主党支持者もいる」と言う。今、「自民」を前面に出して民主支持層を敵に回せば、自分の選挙に影響する。これまでは候補者を呼んで旧町単位で開いていた集会を、今回は1カ所でしか開いていない。


     ■


 「予算」を握った民主党、長い付き合いの自民党。そのはざまで「様子見」をする首長もいる。


 政権を取った民主党は、自治体や業界が政府に要望する窓口を県連の「地域戦略局」に一本化。戦略局の事務局長、松崎清治県議は「陳情を政府へ伝えるかどうかは、地域に必要かどうかで判断している。選挙で応援してくれたかは全く別だ」と説明する。


 しかし、自民を支援してきた首長の受け止め方は違う。


 徳島市の原秀樹市長は、今回の参院選について「民主党が与党になったのだから、中立にならざるを得ない」と話す。自民党県議を4期務め、市長になってからは衆院選徳島1区の自民候補の出陣式であいさつしたこともある。だが今は「物ごいをするわけじゃないが、政策のことで政府にお願いすることも多い」と打ち明けた。


 「予算」を奪われたという引け目も、自民党にはある。


 6月に山口俊一衆院議員=比例四国=が開いた中西候補の選対会議に、首長を呼ぶのは遠慮した。昨年の衆院選では、地元徳島2区(4市6町)のほとんどの首長が顔をそろえたのとは対照的だ。「次の会議には呼びたい。でも、私たちは野党だからね」。選対幹部は口惜しそうに言った。

7037チバQ:2010/07/01(木) 21:59:15
http://mytown.asahi.com/tokushima/news.php?k_id=37000331007010001
激戦の構図(下) 協力
2010年07月01日





記者会見する自民党県連の竹内資浩会長代行(奥左)と公明党県本部の長尾哲見代表(同右)=県庁

 「協力」が、一方で亀裂を深めている。


●自民


 29日、県庁で記者会見した自民党県連の竹内資浩会長代行は、顔を真っ赤にして言った。「公明党さんの強い組織力、情熱、政策を頂いて、何が何でも徳島で1議席を勝ち取りたい」


 徳島選挙区の自民新顔、中西祐介候補(31)と、比例の公明現職、谷合正明候補(37)の後援会同士が選挙協力する――。連立を解消した公明党は、推薦や支持は出さない方針を決定。各県で独自に工夫することとなった。このため、党ではなく後援会が協力するという「裏ワザ」が各地で採用されている。


 選挙区の自民候補が公明から支援を受け、代わりに「比例は公明へ」と訴えるバーター(交換)。10年にわたり続いてきた選挙協力の形だ。


 4月下旬。竹内会長代行は、公認が決まったばかりの中西候補と公明党県本部を訪れた。「協力をお願いしたい」。こう切り出した竹内会長代行に、長尾哲見代表は明確な回答を避けた。後藤田正純県連会長や後援会長も、公明の県本部や創価学会に働きかけた。「10年間の連立の信頼関係は重い。お互いの誠意を確認しあいたい」。後藤田会長は取材に話していた。


 事態が動いたのは5月末。四国ではいち早く、高知で後援会の協力を模索し始めた。6月下旬、徳島でも公明側が協力を打診した。


 ところが、自民には頭の痛い問題があった。県内外で社会福祉法人を展開する現職の中村博彦候補(67)が比例に立候補し、公明と協力すれば中村候補を切り捨てることになってしまう。


 選挙区での立候補を希望していた中村候補は、県連が公募で公認候補を選ぶ方針を決めたことに反発。比例に切り替えたが、選挙区の中西候補と手を組む様子はない。


 だが、ここ1カ月足らずの間に何が起きたか。民主党は菅内閣の発足で支持率を上げ、徳島選出の仙谷由人氏は官房長官に就任。中西陣営の危機感を一気にあおった。選対関係者は「中村さんとの協力にとらわれて、取れる票を取れなかったら意味がない」と言う。公明との協力を選んだのは、必然だった。


 記者会見に同席した公明党県本部の長尾代表は強調した。「推薦と変わらない」「事実上の選挙協力だ」


 中村候補がいる中できちんと協力できるのか。記者の質問に、自民党県連の竹内会長代行は言葉を選びながら答えた。「あくまで後援会同士の協力」「ぜひ中村先生には地元の候補者として当選して頂きたい」


 「裏ワザ」を伝え聞いた中村陣営の幹部は言った。「筋が通るわけがない。亀裂が入ったまま選挙が終わり、しこりが残ることになる」


●他党


 徳島選挙区ではこのほか、国民新党が民主新顔の吉田益子候補(50)を推薦。国民新党の支持母体で、郵便局長やOBらの政治団体「郵政政策研究会」四国地方本部の宮内隆行事務局長は、「次の臨時国会で何としても郵政民営化の見直し法案を通してもらいたい。吉田候補は田舎での郵便局の大切さがわかり、見直しを進めてくれる人」と話す。社民党県連合も吉田候補を独自に支援している。

7038チバQ:2010/07/01(木) 22:03:13
http://mytown.asahi.com/tokushima/news.php?k_id=37000001006300002
選挙協力へ 自民・公明協定
2010年06月30日

 参院選徳島選挙区(改選数1)の中西祐介候補(31)=自民=と、公明党が比例区で擁立した現職の谷合正明候補(37)の両後援会が29日、選挙協力のための協定を結び、相互支援を決めた。公明側は「協定は党が出す推薦と変わらない」と説明している。


 この日、自民党県連の竹内資浩会長代行と公明党県本部の長尾哲見代表が、それぞれの後援会の代表世話人として発表した。協定書では「相互の支援を約する」と明記し、着実な財政再建や少子化対策の推進などを盛り込んだ三つの基本姿勢に合意した。


 公明党県本部には現職の小池正勝氏(58)=新党改革=からも推薦依頼があったが、党本部の意向でどちらも推薦しないことを決定。その上で「自民との長年の信頼関係を大事にしたいというのが大方針」として、中西氏の後援会との協定締結を選んだ。


 自民側は「(自民の)比例候補に地元出身者がいることに配慮する」として、選挙協力は党としてではなく、あくまで後援会レベルで進めていくことを強調した。

7039チバQ:2010/07/01(木) 22:05:00
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20100701ddlk22010201000c.html
参院選’10静岡:民主が社民と選挙協力 静岡選挙区に限り県連合意 /静岡
 民主党県連(牧野聖修会長)と社民党県連(桜井規順代表)は30日、参院選(7月11日投開票)の静岡選挙区(改選数2)で、選挙協力することで合意したと発表した。比例区での協力関係はなく、社民党県連は民主党県連が推す現職、藤本祐司氏(53)を選挙区で支援することになる。

 県庁で記者会見した民主党県連の岡本護幹事長によると、公示前日の23日、牧野会長と岡本幹事長と桜井代表が市内で会談し、28日に決定した。

 桜井代表が、▽不公平税制の是正▽沖縄に負担をかけない米軍普天間飛行場の移設▽憲法9条の擁護−−の3点で政策協定を要請。民主党県連が受け入れた。

 桜井代表は毎日新聞の取材に、今回の狙いについて「沖縄選挙区に立候補している社民党候補を民主党が支援するきっかけにしてほしい」と話した。社民党県連は県内に7人いる同党市議を中心に、選挙活動を支援するという。【平林由梨】

7040チバQ:2010/07/01(木) 22:10:29
http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000441007010001
選挙区並み戦術 比例区「ご当地」柴田陣営
2010年07月01日


比例区候補、柴田氏のポスター掲示場。選挙区と異なり、掲示場所の公的な制限はない=高岡市内

ポスター県内集中「県外に外す」



全国の有権者からの投票で当選を決める参院選比例区で、地元の支持基盤中心に活動する「ご当地型候補」。小矢部市選出の前県議、みんなの党の比例区候補柴田巧氏(49)は、支援の全国組織が全くなく、「県外には一歩も出ない」と宣言しての局地戦を展開している。(八田伸拓)




 小矢部川が蛇行する、のどかな水田地帯にある選挙事務所。渡辺喜美代表の人形が置かれた入り口付近に、「投票は個人名で」と呼びかける幟(のぼり)が林立する。陣営のアピールポイントは、「地元候補を国政に」「砺波地方で長年続いた議席の死守を」「県内ただ一人の比例区候補を落とすな」の3本柱。県内に、もう一つの選挙区があるかのような選挙スローガンだ。


 全国規模の選挙戦を想定して、選挙区候補の実質20倍以上を張れるポスターや、2倍配布できる選挙ビラは、すべて県内に集中。ビラの大半は県東部の全世帯に配布し、それとは別に比例区の制度の説明と個人名投票を依頼するものを県西部向けに製作した。演説会などで手渡しする名刺サイズ版もつくるなど、あの手この手でローカルな選挙戦に徹している。


 しかし、「相手が見えず、どうにも不安な選挙」と幹部らは戸惑いを隠さない。


 比例区での党の公認候補は23人。「超有名人は見あたらないが、議員や首長、ジャーナリストの経験者ら玄人受けする人物が目立つ」と陣営幹部。個人名での得票順に当選する仕組みだが、「当落は他党の候補とではなく、同じ政党の仲間と争う皮肉な戦い」と柴田氏は分析する。


 最近の政党支持率から、「比例区での党の獲得議席は5議席程度では」と渋谷武選対本部長。選挙区と違い、直接票を奪い合うことがないほか、ネット選挙が解禁されなかったことで、他陣営の活動ぶりや得票状況などは格段に把握しづらいという。


 富山選挙区では、みんなの党の公認候補がおらず、党内での連動もない。その分、同選挙区の他党候補の支持者に比例区での協力を呼びかけられるが、「複数の政党候補にまたがると内部に亀裂が生じかねない」などとの慎重論も根強い。


 2001年から非拘束名簿式を導入した参院選比例区は、全国区時代など以前の制度と比べ、当落ラインが大幅に下がったとされる。陣営からは「7万票くらいで当選圏入り」との見方も出たが、政党名と個人名の比率は、党の取り組みや各陣営の徹底の仕方次第で大きく異なる。


 そのため、政党を軸にした制度にもかかわらず、陣営は候補者名の呼びかけを徹底。「政党名を言うと、どこかで有権者に刷り込まれ、そのまま投票用紙に書かれるのが心配」とし、2台の選挙カーによる街頭宣伝などでも極力伏せる戦術だ。


 「党名での投票は政党の議席の上積みになるが、候補者名で投票すれば、議席と当人の当選の両方に貢献できる」と、幹部らは支持者への徹底に余念がない。

7041チバQ:2010/07/01(木) 22:12:26
>>5420
なにものなんですかね?
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20100701-OHT1T00045.htm
特製の演説カーで大川総裁“湯〜説”


足高氏を“入浴応援”した大川興業の大川総裁(右) お笑い集団「大川興業」の大川豊総裁(48)が30日、足高慶宣氏(56)=たちあがれ日本・比例=を“入浴応援”した。

 東京・新宿の都庁前で、移動入浴車「石原裕次郎号」とともに演説する足高氏を激励。同車は芸能事務所「石原プロモーション」が1995年の阪神・淡路大震災の救済目的に寄贈したもので、新潟沖地震などで使用後に足高氏が引き取った。

 街宣車として警察に申請したが「8ナンバー(特種用途自動車)」のため許可されず。親交が深い足高氏とパンツ一丁で浴槽に入った大川氏は「救済する車のように、夏の暑い日に困ってる人たちのために足高さんも活躍して」と話した。

7042チバQ:2010/07/01(木) 22:13:15
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20100701-OHT1T00047.htm
松山千春、4日に都内で初応援演説
 新党大地の鈴木宗男代表(62)の盟友で、同党の名付け親でもある歌手・松山千春(54)が4日に自身初となる東京都内での応援演説に乗り出すことが30日、分かった。

 昨年の衆院選で落選し今春まで同党の代表代行を務め、今参院選では民主党比例代表の八代英太元郵政相(73)の応援に入る。当日は午後4時から有楽町マリオン前で、鈴木氏とともに演説する。松山が都内で演説するのは初めて。

 松山は「自分たちは客寄せパンダ。八代さんの声を聞きにきてください」。松山が持ち歌を披露する可能性もあり、鈴木氏は「北海道が誇る千春&宗男のコラボを東京のみなさんにアピールしたい」と気合十分だ。

7043チバQ:2010/07/01(木) 22:32:05
http://www.niigata-nippo.co.jp/senkyo/sanin2010/localnews/13136.html
あちこちに”青い陣営”
3候補使用、有権者困惑
 あれ、どっちの陣営?

 運動員がそろいのユニホームを着る姿は選挙でおなじみだが、今回の参院選で県内の現職、新人候補は無地の青いシャツの色が全く同じ。さらに、やや明るい青色をイメージカラーにした別の陣営もあり、街頭の有権者は「さっきも来たんじゃない?」と見分けがつかない様子。

 「前回もこの色を使ったし、イメージとして定着している」と強調するのは現職の陣営。同じ青色を使う新人の陣営では「候補の清新さ、フレッシュさを表すマリンブルー。人柄にもぴったり」と説明する。

 2陣営からは「既製品のため、色の違いが出ないので仕方ない」とあきらめの声も漏れる。ほかの色も使って差別化を図っている。

 サッカー日本代表のチームカラーでもあるブルー。W杯で躍動した岡田ジャパンのように有権者の心をつかめるか―。
新潟日報2010年7月1日

7044チバQ:2010/07/01(木) 22:32:51
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20100630-OYT8T01137.htm
口蹄疫に3陣営苦慮
選挙カーに消毒車同行/事務所に消石灰200キロ
 選挙戦による口蹄疫(こうていえき)の感染拡大を防ぐため、宮崎選挙区(改選定数1)に立候補している3人の陣営は、それぞれ趣向を凝らした防止策に取り組んでいる。消毒用の車や大量の消石灰を用意する陣営もあり、口蹄疫への配慮をアピールして、支持拡大につなげようとする狙いも見え隠れする。

 自民党現職の陣営は、食用の酢を一升瓶で数十本購入した。水で約250倍に薄めて専用タンクに入れ、消毒用トラックに積載。トラックを選挙カーに随行させ、街頭演説する路上などにまいて消毒している。

 ほかに、消毒用マット一巻き(幅1メートル、長さ約30メートル)、噴霧器2台、霧吹きスプレー十数個など。選挙カーも県北、県央、県南用と3台を用意し、遊説ごとに使い分けて、感染拡大を防ぎたい考えだ。

 こうした資材の中には、支援者が持ち寄ったものもあり、要した経費は数万円にとどまる。ただ、「消毒トラックのガソリン代は陣営の負担。運転手や消毒要員なども自前で確保しなければならない。人繰りは大変」と幹部は打ち明ける。

 民主党新人の陣営は、数百円の霧吹きスプレー6個、農業用の噴霧器2台(1台約6000円)、事務所前などにまく消石灰200キロなどを用意した。うち、霧吹きスプレー4個と噴霧器1台を選挙カーに載せ、車内外のこまめな消毒を心がけている。選挙事務所入り口の消毒マットは、10枚を数千円で購入した。

 10キロ用意した炭酸水素ナトリウムは、40グラムを1リットルの水で溶かし、消毒液として使っている。ただ、多用すると、金属がさびやすくなるため、遊説後、ガソリンスタンドで選挙カーを水洗いするのが日課になった。

 陣営幹部は「水洗いは大変だが、感染拡大防止のためには労はいとえない」と言う。

 共産党新人の陣営は、事務所入り口に消毒マットを敷き、選挙カーに消毒液の霧吹きスプレー1個を積んでいる。

 候補は「感染が発生した地域には出向かない。それ以外の場所で、訴えるべきことを訴えるだけ」と淡々と話す。

 当初は、発生地の近くを通過する際はマイクの音量を下げる方針だったが、音自体を出さないことにした。地元支援者らの助言を受けて変更したという。

(2010年7月1日 読売新聞)

7045チバQ:2010/07/01(木) 22:36:48
http://www.sanspo.com/geino/news/100701/gnj1007010502007-n1.htm
選挙特番 日テレは紳助、TBSはたけし
2010.7.1 05:01
 7月11日の参院選投開票を速報するフジテレビ系「FNN 踊る大選挙戦2010」(後7・58)の記者会見が6月30日、東京・台場の同局で行われた。総合キャスターに安藤優子(51)&高島彩アナウンサー(31)、コメンテーターに木村太郎氏(72)ら同局報道を代表する豪華布陣が勢ぞろい。タレントも起用する民放他局に、安藤は「スピード、機動力で圧倒的な差を」とプロ魂を燃やしていた。

 フジテレビ以外の民放各局の参院選選挙特番の“顔”も決まった。

★NHK

 「参院選2010開票速報」(後7・55〜深夜4・30)。総合司会は1日発表

★日本テレビ

 「ZERO×選挙2010」(第1部=後7・58〜11・40、第2部=後11・55〜深夜2・0)。1部の司会は島田紳助(54)と村尾信尚=(54)=(2部も担当)。2部のナビゲーターは櫻井翔(28)

★TBS

 「乱!参院選2010」(5部構成)。1部(後7・57〜9・30)と2部(後9・30〜11・10)のメーンキャスターは堀尾正明(55)、スペシャルコメンテーターはビートたけし(63)

★テレビ朝日

 「選挙ステーション2010」(第1部=後7・57〜深夜0・30、第2部=同0・30〜3・30)。1部の司会は古舘伊知郎(55)と赤江珠緒(35)、2部の司会は田原総一朗(76)

★テレビ東京

 「池上彰の選挙スペシャル」(後7・54〜10・24)。総合司会は池上彰(59)。第2部(後10・24〜11・54)MCは小谷真生子(45)

http://www.sanspo.com/geino/news/100628/gnf1006280505000-n1.htm
ロンブー淳、開票特番司会で政界進出の布石?
2010.6.28 05:03
 お笑いコンビ、ロンドンブーツ1号2号の田村淳(36)が、7月11日の参院選で文化放送の開票特番キャスターを務めることが27日、分かった。

 番組は「ロンドンブーツ1号2号 田村淳の選挙クラブ〜あなたの本音をぶつけてください!」と題し、午後7時40分から深夜零時半まで約5時間、ツイッターも駆使しながら放送する。

 選挙特番の司会は初挑戦になるが、淳は「政治に興味がない人にも、わかりやすく伝えられるように頑張ります」と大張り切り。これまで「将来は国政を目指す」と幾度となく公言しており、政治家転身への第一歩となるのかにも注目が集まりそう。

 番組では菅直人首相(63)ら各党党首と中継を結ぶ予定で、同局の大河原聡編成部長は「党首クラスを相手に、1トップのキャスターとして本田圭佑選手ばりの鋭いシュートやフリーキック、絶妙のパスで縦横無尽に立ち向かってくれると思う」と大きな期待を寄せる。

 淳は2008年秋から司会を務める同局情報番組「NewsCLUB」(日曜前7・0)で、積極的に政治の話題を取り上げている。昨年10月の公開収録では「いきなり国政ではなく、地元から出ていく」などと、出身地の山口・下関市議を出発点に、国政を目指す具体的プランをぶち上げ話題になった。特番内で各党から、次期衆院選などへの出馬を直接口説かれる場面もある?

7046いなばやま:2010/07/02(金) 00:00:32
>>7040

選挙カーが本気でうるさいです。

選挙区の候補より回っています。

衆院選の時、みんなの推薦を断って

綿貫後援会に頼ろうとした柴田に「みんなの党」の精神が分かっているのか

疑問ですが、私の親戚が彼の強力な支援者で

入れろ、入れろとうるさいです。

7047かわいそう:2010/07/02(金) 01:22:32
火災:青木愛議員の母経営、保育園全焼−−南房総 /千葉
7月1日11時59分配信 毎日新聞

 29日午後8時半ごろ、南房総市千倉町北朝夷の私立「ゆうひが丘保育園」から出火、木造平屋建て園舎約375平方メートルが全焼した。けが人はなかった。同園は民主党の青木愛衆院議員(44)=東京12区=の母(73)が経営しており、青木議員も当選前に一時、勤務していたことがある。
 県警館山署によると、近所の住民から119番があった。出火当時は無人で、配電盤から漏電した可能性もあるとみて調べている。【荻野公一】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100701-00000082-mailo-l12

7048ソーゾー君:2010/07/02(金) 09:53:02
選挙の手順以下の通り

①選挙区に民主党候補が居て国民新党・小沢派の候補が居ない時は民主党で比例も民主党
②選挙区に小沢派が居たら小沢派で比例も民主
③選挙区に国民新党候補が居て前原一派が居たら国民新党で比例は民主
④選挙区に国民新党候補が居て小沢派が居たら小沢派で比例も民主

何故民主党に勝たせなければならないのか?
①小沢派は今回の選挙で勝って9月の代表選挙の勝つ為に沢山の候補を立てている
 9月の代表選挙に勝つ為に大勝させる必要がある。
②民主党の前原一派の幹事長が過半数割れしたら公明党やみんなの党と連立を組むと言っているから
(民・公・皆連立と言う最悪にシナリオにしない為w)
③民主党が過半数割れし国民新党が躍進しても100%民・国連立が破棄される(国民新党が出て行く)
④小沢は幹事長=選挙担当ですから沢山の候補を擁立しています「民主候補=小沢派」と認識しても良い。
⑤民主党の選挙区候補61名の内49名が国民新党推薦議員である(郵政民営化反対派)

何故国民新党が離党するのか?
「過半数割れしたら前原一派の現幹事長の公約通り②の民・公・皆・国連立が組まる」
「①の9月の代表選挙で公・皆の圧力で100%小沢派が負ける」
「小沢派が敗れたらマニュフェストが増税路線に書き換えられ民・国連立は破棄される」

比例は国民新党では何故だめなのか?
①国民新党の比例候補は7名です、躍進しても僅か7議席だからです。
②例えば国民新党比例が5千票獲得しても7議席増えるだけなのです。
(民主党比例は45名です)

何故独立党案の「民主党の過半数を割らない程度のチョイ勝ちではダメなのか?
①チョイ勝ちだと選挙後に東京地検が「選挙違反がありましたw」と言って民主党議員を潰すから
(大勝させれば効果なしw)

7049とはずがたり:2010/07/02(金) 12:10:29
>>7046
ちわっす♪
親戚はやっぱり小矢部とかあの辺の人ですかね。
富山県西部を固めて勝とうという腹ですね。

7050名無しさん:2010/07/02(金) 12:44:12
そう言えば、上市(2区)で柴田のポスターを見たことがある
よくまあ、こんな所まで手が回ったもんだ、と思っていたけど
その後のニュースで去年、自民党を離党した酒井真次が柴田支援に回っていることを知って納得した
他にも、場家茂夫や向井英二
県内の非自民保守系が一致して柴田支援に動いている印象
本来ならば、民主がこの辺りを取り込まなければいけないんでしょうがね


この日の富山市での初の集会には、無所属の酒井真次、場家茂夫両県議が顔を見せ、激励した。柴田氏は「富山で生まれ育ち、富山の実情が分かるものを国政に送ってほしい。県東部でもしっかりアピールしたい」と述べ、脱官僚や地域主権、生活重視の同党の基本方針を説明した。ほかの比例候補のように全国を飛び回ることなく、富山をベースに選挙戦に臨む。
http://webun.jp/news/A390/knpnews/20100520/16879

7051とはずがたり:2010/07/02(金) 12:54:19
>>7050
有り難うございます。なんと,非民主非自民保守結集的な存在に成ってるんですねぇ。

酒井は09/03の「今後は無所属議員として非自民勢力と行動を共にする考え」の表明を維持してるんですな。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/8320

彼ら選挙区は誰をやってるのでしょうか?

7052名無しさん:2010/07/02(金) 14:56:10
情けないなぁ…

> 仙谷由人官房長官は同日午前の記者会見で「1対8で話すと民主党批判一色になる。対応する方は大変だ。党首討論的にやってもらえればいいと思う」と述べ、与野党党首が1対1で議論する場を設けることが望ましいとの考えを示した。

こういう事自分たちが野党時代に与党に言われてたら受け入れてたんだろうな?
自分が与党だからって何ふざけた事言ってんだ。
国会討論は与野党の立ち位置も時間配分も選挙の結果の勢力に基づくもんだからまだ判る。
それとも衆議院や前回の参院選の結果に基づいて参議院のテレビ出演の時間配分しろとか言うつもりなのかね?
もういっそ民主抜きの八党でやったらどうだろう。
無論民主の席はきちんと用意して「菅さんは一対一じゃなきゃやだと言われて欠席されてます」とかテロップ流す。
本人が望んだ通りだろ。

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100702/plc1007021143003-n1.htm
菅首相、与野党9党首討論のテレビ出演拒否 「1対8なら吊るし上げになる」と逃げる
2010.7.2 12:16
このニュースのトピックス:菅首相
街頭演説で支持を訴える菅首相=2日午前、富山駅前街頭演説で支持を訴える菅首相=2日午前、富山駅前

 菅直人首相は2日午前、富山市で街頭演説し、参院選期間中に民主党代表としてテレビ出演する際の条件について、「最近、菅は『議論を避けている』と野党が言っているが、とんでもない。いつでも1対1の真剣勝負ならやる。1対8の議論は議論ではない。下手をすると吊るし上げになる」と述べ、与野党9党首による議論を拒否する考えを示した。

 これに関連し、仙谷由人官房長官は同日午前の記者会見で「1対8で話すと民主党批判一色になる。対応する方は大変だ。党首討論的にやってもらえればいいと思う」と述べ、与野党党首が1対1で議論する場を設けることが望ましいとの考えを示した。

 自民、公明、共産、みんなの党の野党4党は先月30日、菅首相が参院選期間中のテレビでの党首討論を避けているとして、出演に応じるよう民主党に申し入れていた。

7053名無しさん:2010/07/02(金) 19:35:22
本紙参院選意識調査/自民復調、民主追う 投票先4分の1が未定
 日本農業新聞は1日、本紙読者を対象に行った「参院選意識調査」結果をまとめた。参院選の投票先は、選挙区が自民党36.5%、民主党29.8%、比例区が自民党31.2%、民主党25.8%で、いずれも自民党が民主党を上回り、復調傾向にあることが浮き彫りになった。参院選の勝敗を左右する29の1人区を中心に、農村票の動向が選挙結果に影響を与えそうだ。ただ、投票先を決めていない全体の4分の1の動向次第で情勢が変わる可能性もある。菅内閣の支持率は53.1%だった。(選挙取材班)

 調査は6月22〜29日、本紙農政モニター1030人を対象に郵送で行い、882人が回答した(回答率85%)。専業農家39%、兼業農家41%、その他20%で、男性62%、女性38%だった。

 ・・・(詳しくは日本農業新聞紙面をご覧ください)

http://www.nougyou-shimbun.ne.jp//modules/bulletin/article.php?storyid=4039

7054名無しさん:2010/07/02(金) 20:16:37
>>7046
みんなの党の推薦をうけている
嘘を書くな

7055名無しさん:2010/07/03(土) 00:58:47
#eravoteで検索すると幸福実現党と創新党がちょっと目立つなぁ……。

7056名無しさん:2010/07/03(土) 08:45:45
いずれも大本営発表ではあるが、菅は1ヶ所で2500人、谷垣は3ヶ所で2500人

街頭演説は戦略の違いを見せた。首相は、JR富山駅前のCiC前広場1カ所に2500人(陣営発表)を集め、規模と熱気で道行く人に党の人気の高さをアピール。谷垣氏は、ウイング・ウイング高岡前、JR富山駅前のCiC前広場、富山市のグランドプラザ前と3カ所で街頭演説。計2500人(陣営発表)を集め、「自民王国」の票の掘り起こしを狙った。
http://webun.jp/news/A390/knpnews/20100703/19816

7057かわいそう:2010/07/03(土) 11:12:21
>もういっそ民主抜きの八党でやったらどうだろう。
無論民主の席はきちんと用意して「菅さんは一対一じゃなきゃやだと言われて欠席されてます」とかテロップ流す。

それは正しい。

7058平野貞夫氏告発:2010/07/03(土) 12:52:24
小沢氏の秘書逮捕は森英介法相の指揮権発動だった 平野貞夫氏告発 http://www.youtube.com/watch?v=QT7Yple9NS8

7059平野貞夫氏告発:2010/07/03(土) 12:54:35
ついでに。こんなのもあるぞ。

みんなの政見放送に絶句。渡辺ミッチーJr.「郵政の株式売却してカネ作る」
http://www.asyura2.com/10/senkyo89/msg/670.html

7060名無しさん:2010/07/03(土) 13:03:02
そういうの貼り出すと何でもありになるんでやめましょう

7061チバQ:2010/07/03(土) 21:57:25
>>4011
みんなの党:大嶋幸治が新宿で演説していたが、党内の肩書きがすごい
「参議院比例がんばる日本支部長」

何ツー名前じゃってことで調べてみた
小野次郎は参議院比例風林火山支部長
宮越馨は参議院比例農都共生支部長

7062名無しさん:2010/07/03(土) 22:04:19
>>7061
直感的に楽天銀行の支店名を連想した

ジャズ支店
ロック支店
サンバ支店

ちなみに、私が利用しているのはリズム支店
そう言えば、みんなの党には楽天の元執行役員て肩書きの候補がいたっけな

7063神奈川一区民:2010/07/03(土) 22:10:06
【政治】 たちあがれ日本 参院選比例代表に擁立した足高慶宣氏を除名


 たちあがれ日本は3日、参院選比例代表に擁立した足高慶宣氏を除名したと発表した。
比例名簿からの削除に向け、総務省に対する手続きも開始した。
同党によると、足高氏は尖閣諸島への渡航を計画し、渡航の際に法律に反する可能性もあるから、としている。

時事通信 (2010/07/03-20:37)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010070300309

7064名無しさん:2010/07/03(土) 22:30:14
意外にも六位に民主・土田博和の著書
他はみんな党首級。静岡ならまだしも、京都で。なぜ?


政治家本の売れ行き低調
参院選 スター不足も

 参院選の投票日を間近に控える京都や滋賀の書店で、政治家の著書の販売が振るわない。政権交代がかかった昨夏の総選挙で大きく動いた政治関連書籍も、今年はサッカーW杯の影響などもあり、関心はやや低め。書店では専門コーナーの設置などで有権者の注目度を高めようと躍起になっている。

 大垣書店四条店(京都市中京区)では、政治関連書籍コーナーを設置。政治家の著書の売り上げは菅直人首相の「大臣」が最も多く、みんなの党の渡辺喜美代表の「『みんな』の力」が次ぐ。

 ただ目立つのはその2冊ほど。仕分け作業で知られる民主党・蓮舫行政刷新相の「一番じゃなきゃダメですか?」、総裁選で敗れた自民党・河野太郎氏の「私が自民党を立て直す」、自民党を出た新党改革・舛添要一代表の「日本新生計画」と続くが、総じて販売数は少ないという。

 店舗では、選挙自体に関心を高めるために今、売れ筋の池上彰さんの「あした選挙へ行くまえに」(河出書房新社)など、分かりやすい解説本を前面に押し出した。幕末ブームに「奇兵隊内閣」を目指す菅首相の著書の横には高杉晋作の関連本も置き、相乗効果で販売に工夫を凝らす。

 赤井良隆店長(38)は「昨夏は政権交代で関心の高かったが、今年は政治家の著書の発行自体も少なめで厳しい状態。小泉さんが首相の頃は所信表明演説で有名になった『米百俵』(山本有三)に注文が相次ぎ対応しきれなかったほど。今は政治家もスター不足では」と話している。

◆政治家著書コーナーの主な売れ筋ランキング

(大垣書店全店の6月1日ー28日の販売)

1 大臣 菅直人(岩波書店)

2 「みんな」の力 渡辺喜美(宝島社)

3 一番じゃなきゃダメですか 蓮舫(PHP研究所)

4 私が自民党を立て直す 河野太郎(洋泉社)

5 日本新生計画 舛添要一(講談社)

6 民主党選挙のヒミツ 土田ひろかず(洋泉社)
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20100703000080

7065名無しさん:2010/07/03(土) 22:41:52
>>7064
反民主の人たちがタイトルに惹かれて買っているのではないでしょうか。

7066名無しさん:2010/07/03(土) 22:51:13
>>7065
なるほど。
確かに、タイトルだけなら内幕暴露ものかと。
ちなみに、アマゾンの「内容紹介」だと、こんな感じ。
この一節が良い「一年で二度参院選を戦う男」w

「身体検査」って何をするの?
ドブ板、 選挙資金、スキャンダル対策……、
現役参議院議員が明かす民主党選挙の舞台裏!!

党幹事長に嫌われたらホントに立候補できないの!?
民主党の候補者ってどうやって決められるの?
ちゃんと「身体検査」とかされているの?
支持団体と公認候補の関係ってどうなっているの?
スキャンダル攻撃をする「裏選対」ってホントにあるの?
「政権交代」の追い風で当選するも
議員生活半年あまりで再び選挙……、
“一年で二度参院選を戦う男”が語る選挙の真実!

7067チバQ:2010/07/03(土) 22:59:14
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20100629ddlk07010085000c.html
票を積む:参院選・福島 戦略の変化/1 民主党 /福島
 ◇与党の武器、凶器にも
 公示直前の20日。民主党県連代表を務める玄葉光一郎衆院議員(46)=福島3区=が、党政調会長と公務員制度改革担当相就任後、初めてお国入りした。地元の田村市と須賀川市で国政報告会を開く前に、足を踏み入れたのはいわき市だった。街頭演説したJRいわき駅前には、約100人が集まった。

 今回の参院選比例代表に出馬した元党県連幹事長の中村秀樹氏(47)と並んで演説を始めた玄葉氏はこう切り出した。「いの一番にいわきに来た。中村さんのため。浜通りから国会議員を出そう」。いわき市は中村氏の地盤だ。ある民主党県議は「玄葉さんと並んだだけで『彼が応援している人だから投票しよう』と思われるはず」と効果に期待する。

 党県連は党本部の意向に従い、今回初めて福島選挙区(改選数2)で、新人の岡部光規氏(41)と現職の増子輝彦氏(62)の2人を擁立。加えて、比例代表の県連の重点候補として中村氏を担ぎ出した。

 中村氏と岡部氏の新人2人にとって「知名度不足」は最大の悩みだ。そこで菅内閣の発足で全国的によく知られるようになり、若くてクリーンなイメージの玄葉氏が頼りの存在となった。政権交代の一つの恩恵だ。

 県連は7月にも、玄葉氏を応援のため福島市に呼ぶ。3人の公認候補も一緒に演壇に立つ予定だ。「党内で最も応援演説の依頼を受けたようだが、何とか来てもらうことになった」と、党県連の安瀬全孝幹事長はほっとした様子だ。

   ◇  ◇

 「鳩山内閣が短命に終わり申し訳ない」「菅内閣発足で支持率はV字回復したが、甘んじている場合ではない。今度こそ覚悟を持って政権運営しなければならない」。公示日の24日、増子氏は福島市内での第一声で、声を張り上げた。

 これまでの地元講演会では、地域経済活性化など副経産相としての実績を披露してきた。しかし、この日は控えめだった。選対幹部は「与党としての成果を強調し過ぎると押しつけがましくなる。候補本人も気を付けているのだろう」と話した。

 安瀬幹事長は今回の選挙で、「与党として政策実現可能な政党であることを訴えるだけ」と説明する。一方で「企業や団体を動員する選挙はしない。圧力と受け止められて必ず行き詰まる」と自戒する。与党としての力をアピールしながら、その「武器」が「凶器」にならないよう注意を払う。

   ×  ×

 参院選は中盤戦を迎え、各候補が激しい舌戦を展開している。政権交代によって、各党それぞれの選挙運動にも変化が表れている。各陣営の動きと思惑をリポートする。=つづく(この企画は種市房子、関雄輔、神保圭作、和泉清充が担当します)

7068チバQ:2010/07/03(土) 22:59:49
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20100630ddlk07010255000c.html
票を積む:参院選・福島 戦略の変化/2 自民党 /福島
 ◇団体離れと分裂の懸念
 「少ないな。総裁が来るのに」。20年来の自民党支持者という女性(65)がつぶやいた。19日にJR福島駅東口で谷垣禎一総裁を招いて開かれた党の街頭演説会。福島選挙区(改選数2)に自民から出馬した現職の岩城光英氏(60)も宣伝カーに上がり、公示前の貴重なアピールの場とするつもりだった。主催者発表で聴衆は約500人。昨夏の衆院選で、当時の麻生太郎首相が訪れた際、倍以上が歩道を埋めた光景からすると、寂しさは否めなかった。

 斎藤健治・党県連幹事長もマイクを握った。「あらゆる会場で手応えを感じている。しかし、自民党の公認が1人に絞られたからと油断してはいけない」と声を張り上げ、懸命に支持者を引き締めた。

 民主党県連が新人の岡部光規氏(41)と現職の増子輝彦氏(62)の2人を擁立したのに対し、自民党県連は今回、一時は議席独占を狙って2人擁立を検討したが、結局は見送った。その代わり「50万票でトップ当選」を至上命題に掲げた。しかし、県連内でも現状なら04年に獲得した40万票も厳しいという見方が強い。主因の一つが、業界団体の変化。以前は政権与党としての自民党候補のみ推薦していた団体が、政権交代後に民主党の応援にも乗り出した。

    ◇   ◇

 岩城氏陣営には、地元・いわき市の自民党支持者の票を固められるかも気掛かりだ。有権者28万人を抱える県内最大の票田。同市で市議と市長を務めた岩城氏の名前は浸透しており、大量得票が見込めそうにも思える。

 しかし、党県連内が分裂した昨年9月の市長選が影を落とす。初当選した渡辺敬夫氏(64)は、地元の坂本剛二前衆院議員(65)が支援。一方、岩城氏は現職だった櫛田一男氏(72)を推して敗れた。加えて、昨年の衆院選で、坂本氏と福島5区の公認を争って結局3区に回った吉野正芳衆院議員(61)=比例東北=は、岩城氏とは町村派の同士とされる。

 岩城氏にとって坂本氏はいわば「味方の敵」。同市内の自民党関係者には「坂本さんが本気で保守票をまとめるのか」と懸念する声もある。ある党県議は「いろいろあったが、坂本さんも今回はきちんとやるはず」と打ち消した。

    ◇   ◇

 岩城氏は「野党になって3倍は選挙区内を歩く時間ができた。無党派層を取り込むいい機会になった」と手応えを強調する。一方、「公認が1人になった時点で、トップ当選は宿命。だが、現状はそんなに易しくない」と危機感もにじませた。=つづく

7069チバQ:2010/07/03(土) 23:00:24
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20100701ddlk07010178000c.html
票を積む:参院選・福島 戦略の変化/3 第3勢力 /福島
 ◇消費増税、攻撃材料に
 「暮らし向きはいかがでしょうか」。参院選公示の24日、福島選挙区(改選数2)に立候補した共産党新人、岩渕友氏(33)は福島市内で選挙カーから有権者に問い掛けた。「消費税の増税は所得の少ない人ほど負担が大きい。許さないという1票を託してほしい」と声を張り上げた。

 昨年8月の衆院選で共産は苦戦。比例代表の県内得票は民主党、自民党、公明党、みんなの党に次ぐ5位に甘んじた。県内の選対幹部は「政権交代の潮流にのまれ、政策をまともに聞いてもらえる状況ではなかった」と苦い思いで振り返る。

 今回の参院選では、民主と自民の戦いに埋没した衆院選の二の舞いにならないよう、「第3の選択肢」としての存在感を有権者にどうアピールするかが得票増のカギだ。民主の衆院選後の公約達成度や政権運営能力が主要な争点とされていたが、自民などとの主張の違いが明確になりにくかった。

 ところが、公示直前になって菅直人首相が「消費税10%」に言及。自民も以前から同様の主張をしており、“2大政党”を攻撃する格好の材料が浮上。反対姿勢の共産の主張を目立たせやすくなった。選対幹部は「消費税に対する有権者の関心は高い。我が党の主張を県民に聞いてもらえる環境になった」と話す。

    ◇   ◇

 みんなの党の渡辺喜美代表は25日、同選挙区の新人、菅本和雅氏(42)と比例代表の新人で元県議の小熊慎司氏(42)の応援のため、JR福島駅前の街頭に立った。「民主も自民も10%と言うのは、シナリオライターが一緒だから」と指摘。財務官僚が陰にいることを批判した。渡辺氏は以前から「役人が身を切ることが先決」と主張しており、福島市でも「役人天国を改革する覚悟があるのはみんなの党だけ」と力を込めた。

 新党改革から比例代表に立候補した同党幹事長で現職の荒井広幸氏(52)は、毎日新聞のアンケートで消費税問題について「衆院選後の引き上げ」と回答した。

 社民党も消費税の増税には反対姿勢だ。加藤雅美県連幹事長は「低所得者が増えている中で大変な影響がある」と話し、街頭で積極的に訴えていく方針だ。今回は福島選挙区に候補者を擁立しておらず、比例代表の得票アップに懸ける。

 公明党も福島では比例代表に運動を集中する。党県本部の甚野源次郎代表は「県内どこを回っても消費税。争点がはっきりして訴えやすい」と話す。「民主、自民の支持率が下がる中、第3勢力として民意の受け皿になる」と語った。=つづく

7070チバQ:2010/07/03(土) 23:00:58
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20100702ddlk07010095000c.html
票を積む:参院選・福島 戦略の変化/4止 業界団体 /福島
 ◇政局混とん「股裂き」も
 郡山市で2月に開かれた朝食会。県内の商工会議所や商店街組合、中小企業団体の役員らが、増子輝彦副経済産業相(62)を囲み、業界の苦しい現状を説明した。当時国会では、小規模企業共済制度や中小企業倒産防止共済制度の対象範囲を拡大させる関連法案が審議中で、早期に国会を通過させるよう要望した。その後すぐに成立したため、ある出席者は「我々のお願いが効いたのかもしれない。直接副大臣に要請できるのは福島県ならでは」と実感した。

 経産省は地域経済や中小企業対策の権限と補助金を多数持つ。増子氏は福島県にとっては「おいしい存在」(経済団体幹部)だという。

    ◇   ◇

 かつて自民党候補のみを推薦していた「県商工政治連盟」や「県中小企業政治連盟」など経済系の政治団体が、今回の参院選福島選挙区(改選数2)では、民主現職の増子氏と自民現職の岩城光英氏(60)を推薦している。政権交代が濃厚になった昨夏の衆院選前からの流れだ。

 福島商工会議所が母体の政治団体「日本商工連盟福島地区」は、民主新人の岡部光規氏(41)も含めて推薦した。瀬谷俊雄代表世話人(同商議所会頭)は「我々は中立で党派にはこだわらない。状況を理解してくれる政治家を選んだ」と強調する。

 しかし、双方を推薦している団体幹部は、この状況を「股(また)裂き状態」と自虐的に表現してこう言う。「政局が混とんとしており、自民党政権に戻った時のことも考えるとこうならざるを得ない」

    ◇   ◇

 一方、県医師連盟は従来通り支援を自民に絞り、選挙区では岩城氏のみを推薦する。同連盟の母体である県医師会の一室には、唐沢祥人日本医師会前会長(68)と、自民から比例代表で出馬した現職の西島英利氏(62)が握手しているポスターが張ってある。今春、日本医師会の会長に就いたのは民主党に近い原中勝征氏(70)。同連盟は「今までの自民の実績を評価した。我々の姿勢は一貫している」と、会長が交代しても支援転向を否定する。

 ただ、民主支援にしろ、自民支援にしろ、推薦候補の集会に各団体が所属組織の社員や職員を多数出席させていた以前の状況は見られなくなってきた。代表者が顔を出す程度で、昔の「人も票も出す選挙」の風景とは違う。

 ある県議は自戒も込めて言う。「もはや、団体の推薦をもらえば、まとまった票が得られると安堵(あんど)できない。きちんと政策を訴えないと票はつかめない

7071チバQ:2010/07/03(土) 23:02:30
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20100620ddlk42010277000c.html
決戦直前:’10参院選ながさき/上 民主、党内まとまるか /長崎
 ◇候補予定者発言が火種に
 「私にもう6年間、長崎の看板を背負わせて下さい。仕事を続けさせて下さい」

 18日夜、民主現職の犬塚直史氏(55)が、得意分野である外交政策に関する著書の出版記念パーティーを長崎市内で開催。集まった約170人の支援者らを前に力を込めた。

 鳩山前政権下では「政治とカネ」の問題で逆風が吹き荒れ、民主党は2月の知事選で推薦候補がまさかの大敗を喫した。「『今のままでは応援しない』とずいぶん言われた」と犬塚氏も危機感を募らせていた。

 ただでさえ前知事の自民新人、金子原二郎氏(66)に比べて知名度で劣る犬塚氏。「原点に返り、とにかく姿を見せるしかない」と、今年3月から1000カ所での街頭演説を目指し、軽トラックに乗って県内を回る。無党派層の「風」をつかもうと、同月からは簡易型ブログ「ツイッター」での情報発信も始めた。

 しかし、ツイッターでは「商店街を歩けば民主党に対するすごい逆風を実感します」「公民館に閉じ込められて30分くらい民主党批判の矢面に立たされた」などと悲観的な内容がつらなった。

 それだけに、菅直人首相の就任を「今までは街頭で話をしても電柱が相手。やっと聞いてもらえるようになった」と率直に喜ぶ。

 ただ、一方で犬塚氏自身の発言が党内の火種にもなっている。

 国営諫早湾干拓事業(諌干)の潮受け堤防開門調査については、犬塚氏は「農業用水や防災の問題に対策を講じたうえでの管理開門に賛成」。一方、県連は「反対」だ。

 九州新幹線長崎(西九州)ルートも、県連の「推進」に対し、犬塚氏は「全線フル規格でない新幹線より、島原道路などを優先させるべきだ」。

 両方とも、金子氏が知事時代に推進した公共事業。18日のパーティーに参加しなかった民主党県議は「金子さんとの違いを打ち出そうというのは分かるが、『これから選挙だ』という時に、彼の一言一言で腰が折れてしまう」と苦りきった。

 犬塚氏は「立場の違う方々が同じテーブルについて話し合い、一歩でも二歩でも(解決に向け)進めるのが政治の責任」と話す。だが肝心の党内の足並みの乱れをどう乗り越えるのか。課題は重い。

    ■

 参院選は24日に公示され、来月11日には投開票を迎える。公示直前の県内立候補予定者の動きをリポートする。

〔長崎版〕

7072チバQ:2010/07/03(土) 23:03:05
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20100622ddlk42010410000c.html
決戦直前:’10参院選ながさき/中 自民、攻勢へ実績強調 /長崎
 ◇「野党」組織選挙にかげり
 「11回やったが、今度の選挙戦が一番厳しい。相手は現職、私は挑戦者。相手は与党、私は野党。こういう戦いは初めてだ」

 参院選公示まで1週間を切った18日夜。主戦場となる長崎市で開かれた総決起大会で、自民新人の金子原二郎氏(66)は会場の2400人(主催者発表)を見渡し、畳み掛けるよう訴えた。「私の戦いじゃない。自民を含めた日本の戦い。どういう方向にいくのか。民主に過半数を与えたら大変なことになる」

 県議3期、衆院議員5期、知事3期を務めた金子氏。九州新幹線長崎ルート着工などの実績を誇り、知名度は抜群。金子氏推薦を決めた団体も着実に増えている。金子氏は「単に自民党とのつながりではなく、私の知事時代の実績を評価してもらっての結果。これは強みだ」と胸を張る。

 しかし、今回は野党としての戦いの厳しさを思い知らされてもいる。かつての自民党は「政権与党」を背景に業界団体を動かし、徹底した組織選挙で勝ってきたが、金子陣営の一人は「団体に推薦依頼しても簡単には出してくれない。こちらは一日でも早く支持固めしたいのに」と嘆く。

 特に、家族を含めて14万人を抱える県農政連盟が自主投票を決めたことは「痛い」(金子陣営)。菅内閣では県選出の山田正彦衆院議員が農相に就任。自主投票は与党に配慮した結果とみられる。ただ、一方で「自民の候補者選びでのしこりでは」との見方もある。

 候補者選びで「金子氏ありきだ」と猛反発し、席を立った加藤寛治県議は島原雲仙農協組合長も務める。加藤後援会幹部は「今回の県農政連の判断にも影響はあっただろう」。当の加藤氏は「(参院選の間は)夏休みだ」とそっぽを向いたままだ。

 さらに、菅内閣発足で民主党支持率は急回復している。金子陣営では「10%台だった内閣支持率が、60%台になるとは」と不安を募らせる。

 自民県議は険しい表情で語る。「金子氏の高い知名度の中には金子氏に対する『好き』と『嫌い』が混在する。全く未知数の候補だった、2月の知事選での中村法道氏とは異なる。県農政連が全面支援し、自民県連も一枚岩になった知事選のようにはいかない」。不安が払拭(ふっしょく)される気配はまだない。

〔長崎版〕

7073チバQ:2010/07/03(土) 23:03:47
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20100623ddlk42010482000c.html
決戦直前:’10参院選ながさき/下 共産、手応え/みんな、第3極目指す /長崎
 ◇共産「追い風に手応え」
 長崎市の目抜き通りで共産新人の渕瀬栄子氏(54)は20日、歩行者らに訴えかけていた。「まじめに働けばまともな生活ができる。そんな当たり前の社会を取り戻そう」。参院選で存在感をアピールしたい共産。今回は「風向きが違う」と山下満昭・党県委員長(57)は手応えを感じている。

 民主が政権交代を果たした昨年の衆院選では「自民か民主か」という政権選択の間に共産は埋没し、議席獲得に結びつけられなかった反省がある。

 しかし、その後の風向きは確かに変わったようだ。事実、1月には松浦市、4月には南島原市の市議選で共産新人議員が誕生。山下県委員長は「米軍普天間飛行場移設問題や『政治とカネ』の問題で鳩山内閣も総辞職し、国民は『民主も自民もだめ』と気付いたのではないか」とみる。

 渕瀬氏もそうした流れを感じ、「鳩山さん、小沢さんが辞任しても何も解決していない」と民主政権を批判し、波に乗ろうとする。

 だが、山下県委員長の悩みは大きい。「地方で生まれつつあるこうした流れをどう国政に生かせるか。国政に生かすことで、初めて選択肢にもなっていくのだが」。風向きは変わっても、風の強さはまだわからない。

 ◇みんな「第3極」を目指す
 「民主党の化けの皮は、必ずはがれる」。10日、佐世保市内で開いた記者会見。同市議(当時)の中嶋徳彦氏(35)擁立を発表した渡辺喜美・みんなの党代表がほえた。上昇傾向だった党の支持率が、菅直人首相誕生と同時に急落していることへのいらだちが噴き出した。

 中嶋氏は、07年の市議選は自民公認で初当選。1期目途中で旗頭を変えた理由をこう語る。「民主はひどい体たらくだが、自民も変われない。昨年の衆院選で国民に『ノー』を突きつけられた。が、その審判を本気で受け止められなかった」。県連上層部には「国民はおきゅうをすえたかっただけ」「民主は自滅する」と現実から逃避する声が多かったという。

 みんなは、民主でも自民でもない「第3極」を目指すが、県内に基盤はなく「徒手空拳の戦い」(渡辺代表)。民主関係者は中嶋氏の立候補について「泡まつ候補? それは言い過ぎかな。よく分からない」と影響を図りかねている。(この連載は錦織祐一、阿部義正、下原知広、山下誠吾が担当しました)

〔長崎版〕

7074チバQ:2010/07/03(土) 23:05:30
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/all/CK2010062902000190.html
<激戦区を行く>静岡 民主“分裂”残るしこり
2010年6月29日

 「厳しい、厳しい戦いだが、死にものぐるいで頑張る」。24日、静岡・沼津駅前で行われた出陣式で、民主現職の藤本祐司は鬼気迫る表情で訴えた。

 党所属の国会議員や地方議員がずらりと並び、選対本部長で県連会長(衆院議員)の牧野聖修は「2人強引に擁立されたが、この1議席を死守する」と声を張り上げた。

 出陣式に駆け付けた連合静岡会長の吉岡秀規は「連合は藤本さん当選にのみ全力を尽くす」と断言した。

 民主党の“分裂選挙”となった静岡選挙区。前幹事長の小沢一郎が3月、藤本1人の擁立を主張する県連を押し切り、新人の中本を擁立。県連は藤本の支援に専念し、中本は党本部直轄とする対立の構図になった。一時は小沢が県連に選挙資金を支給しない異例の事態にまで発展した。

 その後、小沢が辞任し、菅民主党の支持率がV字回復したため、県連は「共倒れの可能性は低い」と判断。党本部の2人擁立方針を受け入れたが、しこりは残ったままだ。藤本陣営の幹部は「小沢さんの秘書が業界団体を回って、中本支持を訴えているのが怖い。民主共闘なんてあり得ない」と不信感をあらわにする。

 一方、24日に浜松市で行われた中本の出陣式。昨年の衆院選(比例東海ブロック)で初当選した小沢チルドレンの小林正枝が応援に駆けつけたが、県連幹部や地方議員の姿はなかった。シンボルカラーの赤いシャツを着た中本は「政治家でない私だからこそ、国民目線で国を変えたい」と訴えた。

 中本を擁立した小沢は、秘書を選対事務所に送り込むなど支援を続ける。小沢が幹事長時代に擁立した比例代表候補の谷亮子や岡崎友紀も応援に入るが、陣営幹部は「県連や地元組織の支援がないのは厳しい」という。

 自民党は、昨年秋の参院補選で敗れた新人岩井茂樹が雪辱を狙う。同党は昨年の衆院選で惨敗、県内の所属国会議員はわずか2人になり、参院選候補も岩井1人に絞った。

 建設や商工・観光など旧来の支持団体を回り、組織固めを進める。参院補選は自主投票だった県医師連盟の推薦も取り付けた。

 岩井は街頭で「日本に必要なのは保守の精神。われわれ若者が自民党を、政治を変える」と声をからす。ただ、県議会の自民党会派が分裂し、3人が除名などの処分になり、不安材料も抱える。

 民主党の複数擁立で勝機ありとみたみんなの党は、パラリンピック金メダリストで、全盲教師である新人河合純一を擁立した。河合は「民主も自民も大増税路線。国民の痛みが分かっていない」と批判する。

 党代表の渡辺喜美は静岡駅前で公示日の第一声を上げ「ハンディを克服しながら生きる河合さんに、国会議員になってほしい」と絶叫した。選対本部長で県議の大岡敏孝は「組織も資金もない。どう河合さんの人柄を理解してもらうか、時間との勝負だ」と話す。

 共産党新人の渡辺浩美は「消費税増税に断固として反対する」と菅政権を批判し、支持を訴えている。 (城島建治)

 =文中敬称略

 ◇  ◇  ◇

 与野党の攻防が続く参院選。激戦が繰り広げられている注目の選挙区を訪ねた。

7075チバQ:2010/07/03(土) 23:06:19
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/all/CK2010063002000145.html
<激戦区を行く>千葉 自民、し烈な身内の戦い
2010年6月30日

 笑顔を振りまく自民党総裁、谷垣禎一の両脇に現職椎名一保と新人猪口邦子が並んだ。27日夕、千葉・柏駅東口の街頭演説会。「競い合って党の支持基盤を拡大してほしい。2人は今、過酷な要求で苦しい選挙をしている」。谷垣がこう紹介すると、2人の表情は一瞬こわばり、最後まで握手どころか視線も合わせなかった。

 昨年の衆院選で野党に転落し、今回の参院選も「守りの選挙」に徹する自民。5人区の東京以外で唯一、2人の公認候補を立てたのが千葉選挙区(改選数3)だ。

 記者が猪口に「同じ党での争いだが」と問うと、「私は新しい支持者を開拓するしかない」とつぶやくように答えた。一方、椎名を支える千葉県議は「2人当選が難しいのは分かっている。猪口さんを蹴(け)落としても、勝ち上がるのは当たり前だ」と言い放った。

 郡部の自民党支持層を固める椎名と知名度を生かし都市部の無党派層を狙う猪口。民主党が2人候補を出しても、最低でも1議席は確保できる−。そんな楽観論もあったが、みんなの党が自民党前衆院議員水野賢一を擁立したことで状況は変わった。

 水野は建設相などを歴任した父・清の保守地盤を受け継ぐ。みんなの党自体は無党派層の支持を伸ばし、椎名、猪口ともに影響は大きい。

 それでも椎名は5月下旬まで「自信はあるよ」と余裕を見せていた。当時、鳩山前政権の迷走もあり、党の調査で椎名は水野とトップを競い、猪口が追いかけ、自民の2議席奪取も現実味を帯びていた。

 しかし、菅政権発足直後、党が再び調査をすると、椎名、猪口は僅差(きんさ)ながらも、民主の2人と水野に次ぐ4、5番手に転落。一転して、共倒れの危機がささやかれ始めた。

 元首相小泉純一郎が28日、猪口の応援に駆けつけた。小泉の千葉入りは今月に入って2度目。「自民党が2人出るところは足の引っ張り合い。やめたらと言ったが、やると。愛嬌(あいきょう)も勇気も度胸もある」。小泉はかつてのチルドレンを持ち上げたが、椎名の名は一度も口にしなかった。

 椎名は地方議員の会合や各種団体を回り、日教組批判などで保守色を鮮明にする。一方の猪口は、党が公約する「消費税10%」も「デフレの時に消費税を議論する国があるのか」と批判し、椎名との違いを強調する。

 水野は「民主にも自民にも失望が広がっている基本的な流れは変わらない」と民主、自民の2大政党に失望する無党派層を狙う。

 民主の2候補も、新人同士の身内の戦いに苦しむ。小西洋之が街頭で「同じ民主党でも道さんは連合がついているから大丈夫。私を応援して」と訴えれば、道あゆみも「世論調査では小西さんが上。厳しいのは私」と対抗する。自民党と同じ構図がここにもある。

 共産の斉藤和子、改革の古閑比佐志ら4人を加えた計9人の激戦。ある陣営の幹部は「まるでいす取りゲームだ」と嘆く。サバイバル戦に生き残るのは誰か。 (金杉貴雄)

 =文中敬称略

7076チバQ:2010/07/03(土) 23:06:54
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/all/CK2010070102000231.html
<激戦区を行く>山梨 「参院のドン」にも危機感
2010年7月1日

 「参院のドン」は左手に緑の折り鶴をかざし、照れたような笑みを浮かべた。

 「今日、大きな感動に胸が熱くなる思いがした。小さな女の子がこの折り鶴を『輿石先生、がんばってください』と渡してくれた。幼稚園のそんな子に心配していただいた」

 公示後、最初の日曜日となった27日夜。山梨県甲斐市の敷島総合文化会館で開かれた民主党参院議員会長、輿石東の個人演説会。集まった約300人の聴衆はこのエピソードにどっと沸いた。

 応援に駆けつけた経済産業相の直嶋正行は「民主党が参院で過半数をとることが政策の実現に非常に大きな力になる。その勝敗の象徴が山梨、輿石東さんだ」とげきを飛ばした。

 輿石は今回、これまでになく危機感を募らせる。「2人3脚」で党を引っ張ってきた前幹事長、小沢一郎が「政治とカネ」の問題で、菅内閣誕生と同時に表舞台から去った。

 公示日の24日、小沢は元副総理、金丸信(故人)の墓参りのため山梨入りした。身延町で「参院の要石が輿石さんだ」と支持を訴えたが、輿石と合流することはなかった。

 輿石には政治とカネの問題に神経を使わざるを得ない事情がある。同党前衆院議員、小林千代美の陣営幹部が北海道教職員組合の違法献金事件で有罪判決を受け、小林も辞職した。輿石の支持母体は山梨県教職員組合だ。小沢と連携しにくいだけでなく、選挙の主力部隊が逆風にさらされている。

 各種の世論調査で輿石が先行していると伝えられるが、選対本部長で文部科学政務官の後藤斎は「まさに互角。リードしてると思ったら確実に負ける」と陣営を引き締める。

 一方、自民が対抗馬に選んだのは、同じ教員出身の宮川典子だった。宮川の選挙カーには74歳の輿石を意識し「31歳 世代交代」の大きな文字が躍る。27日は甲府市内で「クリーンな政治を」と訴えた。黄色いシャツに白いパンツ姿で、商店街を走り回り若さをアピールした。

 自民は山梨選挙区を「最重点区」とする。党総裁の谷垣禎一は宮川の出陣式を公示後の第一声の場に選んだ。総裁が国政選挙の第一声を地方であげるのは異例だ。谷垣は「相手は参院のドン。山梨は絶対に勝ちたい」と気勢を上げた。

 演壇には、自民から比例代表に出馬した甲府出身の前プロ野球巨人監督、堀内恒夫も並んだ。宮川は自らの知名度不足を補うため、「山梨県が生んだスーパースター」(谷垣)の堀内と連動した活動を続け、民主の重鎮に挑む。

 選対幹事長の山梨県議、皆川巌は山梨選挙区の戦いを3年前の「姫の虎退治」の意趣返しだと強調する。

 2007年参院選で、民主党は自民党参院幹事長(当時)の片山虎之助が立候補した岡山選挙区に新人姫井由美子を擁立、片山を破った。「輿石対宮川」は、政党は逆だが、同じ構図だ。皆川は「ここで勝てば自民党再生ののろしを上げることができる。天下分け目の戦いだ」と力を込める。

 共産の花田仁は消費増税問題で民主、自民双方を批判し、両党に批判的な世論の受け皿を狙う。(上坂修子)=文中敬称略

7077チバQ:2010/07/03(土) 23:07:37
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/all/CK2010070202000178.html
<激戦区を行く>島根 世襲問われる「竹下王国」
2010年7月2日

 日本海に沿って東西230キロの細長い土地に、72万人が暮らす島根県。自民党最大派閥・経世会を率いた元首相竹下登(故人)を生み、竹下の秘書から「参院のドン」へとのぼり詰めた前党参院議員会長、青木幹雄を育てた土地だ。

 6月25日夜。大田(おおだ)市温泉津(ゆのつ)町の公民館。「父が平素、言っていたのは、ふるさと島根のこと。今回こういうことになったが、私が島根を守らなければいけない」。自民新人の青木一彦は地元市議や旅館の女将(おかみ)、農家の青年ら30人を前に決意を語った。

 一彦は世襲を隠すどころか、父・幹雄を前面に出し、支援者も父の姿と重ね合わす。一彦が「演説は嫌。慣れないんです」とこぼすと、地元の前市議は「一彦は声が良い。幹雄さんの方が最初は下手だったよ」と笑った。

 5選を目指した幹雄は5月半ば、脳梗塞(こうそく)で倒れた。県連が後継に選んだのは、幹雄の長男で秘書を務めていた一彦だった。党本部では「公募が原則なのに世襲はおかしい」(幹事長代理・河野太郎)との声も出たが、地元の意向が優先された。

 一彦は顔を知ってもらおうと、すでに県内を二巡した。陣営は「時間がないから今は空中戦だが、最後は(草の根組織による)地上戦に引きずり込む」と戦略を明かす。

 「政権交代」の強風が吹いた昨年の衆院選でも、島根は1区で民主に比例復活を許したものの、二つの選挙区は自民が死守。県議の7割を自民が占め、県議や首長に竹下の元秘書もいる。

 選挙になると、それが集票マシンに変わり「竹下王国」を築いてきた。「国から交付金がくれば、その使い道を決めるのは県だから」。竹下の秘書だった県議の島田三郎は力を誇示する。

 ただ、そんな組織にも変化の兆しはある。

 一彦陣営を推薦する団体は120あるが、理容組合や石油組合は民主候補にも推薦を出した。江津(ごうつ)市で5月に行われた市議選では、保守系市議が数人落選した。政権交代の余波がここにも及んでいる。

 県西部の浜田市。民主新人の岩田浩岳は雨の中、スーパーの駐車場で傘も差さずに声を張り上げた。「この夏、島根で政権交代を実現していただきたい。新しい国造りの扉を島根で開く」

 岩田は2月、地元テレビ局のアナウンサーを辞め、出馬表明した。同局のオーナーは竹下、青木の強力な支持者。県連副幹事長で松江市議の川井弘光は「島根には、自民党に歯向かうことの重たさがずっとあった」と言い、大阪出身の岩田だからこそ出馬できたと強調する。

 岩田は前幹事長、小沢一郎の課したノルマに従い、1日55回の街頭演説を続ける。大票田・松江で無党派層の支持を広げるが、もう一方の票田・出雲には青木家がある。川井は「青木ブランドに勝つ『無印良品』になれるか。島根の人に選択肢を示したい」と、世襲批判で厚い“壁”に挑む。

 みんなの党は、島根選出の自民党衆院議員だった桜内義雄元議長(故人)の甥(おい)、桜内朋雄を擁立。叔父の元支持者にアプローチする。共産新人の石飛育久は「消費増税は法人税減税の財源に回るだけだ」と菅政権を批判する。 (大杉はるか)

7078チバQ:2010/07/03(土) 23:08:25
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/all/CK2010070302000184.html
<激戦区を行く>香川 民・社共闘、連立離脱の影
2010年7月3日

 高松市郊外にある中学校の体育館で6月27日夜、開かれた無所属新人、岡内須美子の個人演説会。応援に来るはずの社民党県議の姿はない。選対本部長の民主党参院議員、植松恵美子は「民主党と社民党の仲が悪いんちゃうとかいうことを申し上げたくない。次の世代に必要な政治家を生み出していただきたい」と訴えるほかなかった。

 岡内は民主、社民、国民新の3党が推す「与党」統一候補。政党色の薄さを買われ、3月に擁立が決まった。

 民主、社民両党は、衆院選で香川1、2区に民主、3区に社民が候補を立て、すみ分けと選挙協力をしてきた。3年前の前回参院選では民主の植松が社民の協力を得て当選した。今回も連合が間に入って、両党が共闘する「必勝パターン」を築いたはずだった。

 ところが、社民党が5月末、米軍普天間飛行場の移設問題をめぐって連立政権を離脱。目前に迫る参院選に別の候補を立てる余裕はなく、共闘継続を確認したが、与野党の立場の違いが選挙戦に影を落とす。

 民主党副代表、山岡賢次が6月27日に応援に入った際も演説会場に党の旗はなく、マニフェストも配布しなかった。陣営幹部は「民主党色が出たら、社民党支持者の応援に力が入らなくなる」と説明する。

 社民党は国政では退潮傾向だが、香川の地方議員が27人。民主党の12人を大きく上回る。「4万票」(社民党県連幹部)の集票力は無視できない。

 「国と地方の関係を見直したい。生活者の視点から人の痛みが分かる政治家になる」。岡内は分権を訴えるが、消費増税と普天間問題には踏み込まない。2つの問題で菅政権への批判を強める社民党への配慮からだ。

 こうした選挙戦に、岡内は「戦いにくいことがないわけではない」と認める。民主党県連幹部は「はっきり与党候補と言えないのがつらい。波風を立ててでも、民主党カラーを出した方がいいかもしれない」といら立ちを隠せない。

 対する自民党新人の磯崎仁彦は28日午後、大島理森幹事長と東かがわ市で街頭演説した。「私は香川で初めて自民党の公募で選ばれた民間人。従来の自民党になかったタイプの候補者だ」と声をからし、昨年の衆院選で惨敗した党の新生をアピールした。

 磯崎は「民主党のばらまき政策に対し、自民党は種まきの政策だ」と政策論で民主党を攻め立てる。陣営幹部は「主義主張が違う政党が共闘しているから、候補者は言いたいことも言えない。気の毒だ」と岡内陣営を挑発する。

 自民党も民・社共闘に対抗するように、公明党と政策協定を結んだ。選挙区で公明党の支持母体・創価学会の支援を得る見返りに、比例代表では自民党から公明党に票を回すバーター協力をする。

 自民党は、昨年の衆院選で落選した香川選出の元衆院議員を比例代表にくら替え出馬させ、比例票の上乗せを狙っていた。にもかかわらず、公明党とバーター協力を結んだところに、なりふり構わぬ戦いぶりが見える。

 共産党新人の藤田均は街頭演説で「消費増税は大企業への減税の穴埋めだ。自民党にはこりごりだが、民主党にもがっかりだ」と両党を批判し、支持拡大を目指す。 (後藤孝好)

 =文中敬称略、おわり

7079チバQ:2010/07/03(土) 23:09:20
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/all/CK2010070202000179.html
まとまらぬ業界票 複数推薦、自主投票が増
2010年7月2日

 かつて自民党の集票マシンといわれた業界団体。政権交代後は自民党離れが進むが、参院選では民主党への支持も広がっていない。中央の推薦方針と地方対応が食い違ったり、民主、自民両党の候補を推薦する事実上の自主投票も多く見られ、対応は入り乱れている。

 組織の対応が特に割れているのは、日本医師会の政治団体である日本医師連盟だ。

 同連盟は親・民主党派がトップになったのを受け、今年5月、参院選比例代表について、自民党の現職候補への推薦を「支援」に格下げし、民主党の新人候補の推薦を決めた。みんなの党の新人候補も支援とした。3人とも医師の肩書を持つ。

 だが、中央の方針をよそに、今も自民党との結び付きが強い東京都医師連盟では、比例は自民、民主双方の候補を推薦。選挙区は自民現職を推す。

 京都府医師連盟は選挙区は民主、自民双方の現職、比例はみんなの党の新人1人だけ推薦した。この新人は地元出身の医師で、安達秀樹会長は「(政党でなく)個人で選んだ」と説明する。

 比例は全国に協力要請の文書を発送したが、選挙区は組織として選挙運動をする予定はなく、事実上の自主投票だ。

 大分では、選挙区は厚生労働政務官を務める民主現職を推すが、比例では自民現職を推薦。投票所で書く名前が与野党にねじれるが、担当者は「党でなく医師を推薦した」という。

 茨城は選挙区、比例とも民主候補を推薦するが、静岡は反対に選挙区、比例とも自民候補を推薦するなど、対応はまちまちだ。

 全国建設業協会は、比例は改選を迎えた国交省OBの自民現職を6年前と同様に推薦した。ただ、表向きの推薦理由は「自民党だからではなく、業界のことをよく理解してくれているから」と説明する。

 地方組織の選挙区の対応を見ると、自民候補だけを推薦した山形、民主、自民双方の候補を推薦した福井や長野、自主投票を決めた愛知や宮城など、さまざまだ。宮城県建設業協会の担当者は「県政与党は自民党で(国政とは)ねじれている。地域事情に合わせて対応している」と説明する。

 農協(JA)グループの政治団体の全国農業者農政運動組織連盟(農政連)は今回、比例で初めて自主投票を決めた。

 3年前の前回参院選では、自民党の比例で出馬した元JA幹部が約45万票を集めて初当選し、組織力を誇示した。今回は政権与党への気兼ねから、特定候補への肩入れを避けた格好だ。

 選挙区でも地方組織は自主投票や複数推薦が相次ぎ、埼玉では民主、自民両党のほか、公明党の候補も推薦している。

 参院選の公示直前になって、青森県農政連は「年会費100万円の支払いが困難になった」と全国農政連からの脱退を決定。自民党一辺倒だった業界団体は政権交代を機に存在意義を問われ、いまだに揺れ動いている。

 (吉田昌平、荘加卓嗣)

7080チバQ:2010/07/03(土) 23:10:00
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/all/CK2010070202000235.html
政党CM乱戦あの手この手
2010年7月2日


 参院選も半ばに入り、各党の宣伝合戦も熱を帯びてきた。後半戦に向けて満を持してCMを始める党もあれば、第2弾を流す党もあり“乱戦”模様だ。

 過去の選挙CMで、「政権交代」の一点を訴えてきた民主党。今回は街角の人々の姿とサラリーマン家庭出身の菅直人首相の写真を重ね合わせ「普通さ」をアピール。「政治とカネ」問題で失った庶民性を取り戻そうという狙いが見える。

 1日から始まった第2弾では、首相が汗をぬぐいながら洗濯おけでシーツを手洗いするシーンが流れ、画面には「日本を、洗う」。首相の「消費税10%」発言への“逆風”を意識してか、まずは行政の無駄遣いを一掃すると強調しているようだ。「日本を、洗う」は、坂本竜馬が姉にあてた手紙の一節「日本を今一度洗濯いたし申し候」に似ている。竜馬人気にあやかろうとしているのだろうか。

 一方、自民党は迫力不足を指摘される谷垣禎一総裁が「いちばん」と人さし指を突き上げ、力強さをアピール。事業仕分けで物議を醸した蓮舫行政刷新担当相の「2番じゃいけないんでしょうか」という発言を逆手に取ったものだ。

 小泉純一郎元首相の次男で、人気のある小泉進次郎衆院議員を起用した第2弾も放映開始。総裁以外をCMに登場させるのは初めて。当選1回生、進次郎氏の抜てきは、谷垣氏の「役者不足」を認めたとの見方もできる。

 公明党は原点に返り「クリーンな政治」や福祉を訴えるCMを流し、国民新党と社民党も選挙戦後半からの参戦(国民新は関西限定)を計画している。みんなの党はインターネットでCMを公開中。「金をかけないのが党の方針」(担当者)という理由だ。共産党、新党改革、たちあがれ日本もホームページで動画を流している。

7081チバQ:2010/07/03(土) 23:10:35
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen10/all/CK2010070302000185.html
重点、1人区に
2010年7月3日

参院選の打ち合わせに臨む菅首相(中)ら=2日夜、東京・永田町の民主党本部で(代表撮影)


 民主、自民両党は、参院選中盤の情勢分析をそれぞれ行い、てこ入れを図る重点区を決めた。両党とも、徐々に「選択と集中」型の態勢に移行。重点区は事実上、両党候補による一騎打ちとなっている1人区が多く、つばぜり合いは激化している。

 民主党は情勢分析で、29ある1人区のうち、青森、鳥取、香川、鹿児島などで自民党と競り合っていると判断。これらを中心に、計15選挙区を重点区に選んだ。

 同党の獲得目標議席は「54+アルファ」。1人区の勝敗が全体の結果に大きく影響するとみている。

 さらに、複数候補の当選を目指す3人区の埼玉、千葉、神奈川、愛知も重視。これらは、みんなの党と競っているケースが多く、無党派層への支持訴えに躍起。幹部は「本気になり始め、勢いづいている」と手応えを口にする。

 一方、自民党は、1人区で優勢と劣勢が10前後で並び、あとは互角の戦いをしていると分析。各区を「逆転可能」「優勢だが追い上げられている」などと色分けし、16選挙区を重点区に指定した。

 自民党の目標は、与党の過半数割れ。民主党とは対照的に、改選複数区は東京と千葉を除いて候補者を1人にした効果が表れ、手堅く支持を固めており、「とにかく1人区が勝負だ」(幹部)との姿勢を鮮明にしている。

 両党とも、参院選の勝敗を分けるとみる1人区の攻防。それぞれの重点区も、鳥取や鹿児島など10前後の1人区で競合しているとみられる。

 このため、幹部や閣僚を重点区に決めた1人区に集中的に投入する方針だ。

 民主党は2日夜、党本部で、菅直人首相や枝野幸男幹事長らが情勢を分析し、1人区を中心に12、13選挙区で自民党などと競り合っているとの認識で一致。また、「党の主張を自信を持って伝えてほしい。政治の安定を実現するため、私も死に物狂いで戦う」とした、首相のげき文を各候補らに送付した。

 これに対し、自民党は谷垣禎一総裁や人気の高い小泉進次郎衆院議員を積極的に派遣。公示後、地元の青森県や近隣県に張り付いていた大島理森幹事長が6月末から四国、九州各県で、てこ入れに奔走するなど作戦も変化している。

 首相は2日、富山、石川、福井の北陸3県の1人区を遊説。谷垣氏は、福井から同じ3県を回った。福井はともに重点区。互いに力を注ぐ選挙区を絞ったことで、地方で幹部級が遭遇する場面も増えそうだ。

 (城島建治、大杉はるか)

7082チバQ:2010/07/03(土) 23:11:54
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000121006290001
【混戦 かながわ 候補者を追う 《参院選》】


(1)熱気さめ民主2氏懸命
2010年06月29日


サッカー日本代表のユニホーム姿で通行人に握手する民主の金子洋一氏=28日、横浜駅西口


横浜駅の地下道で有権者との写真撮影に応じる民主の千葉景子氏=27日

 サッカー日本代表の青いユニホーム姿。民主現職の金子洋一氏(48)は28日、横浜駅西口で街頭演説を終えると、有権者のもとに駆け寄った。気温は30度に近づいている。汗が額に浮かぶ。


 「隣にいるのが金子洋一でございます」。応援に来た枝野幸男幹事長が先頭に立って支持を呼びかけた。


 3議席を争う参院選神奈川選挙区で民主は現職2人を擁立した。5選を目指す法相の千葉景子氏(62)と、昨秋の補選で初当選した金子氏だ。


 ベテランと1年生。男女のペア。弁護士と元経済企画庁のエコノミスト。キャラクターは重ならない。支援する連合神奈川も旧総評系が千葉氏を、旧同盟系が金子氏を担い、産別労組ですみ分けた。


 ただ、「知名度に大きな差がある」と民主党県連は選挙戦が始まっても不安を持つ。
 25日夕に小田急線本厚木駅前であった金子氏の街頭演説会。「三つ目の議席を金子さんとみんなの党が争っている。みんなの党が勝ったら政治は大混乱する」。後藤祐一衆院議員がターゲットを絞って金子氏の支持を訴えた。


 演説会には長妻昭厚労相も現れた。公示を前後して蓮舫行政刷新相、安住淳選対委員長らが訪れ、原口一博総務相や野田佳彦財務相も県内に入る。無党派層に訴えるため、大物議員が続々と金子氏だけのために応援に回る。


 こうした金子氏への強力なてこ入れに、千葉氏の陣営からは「大臣だから1人で選挙やれってことなのか」と、ぼやきが聞こえる。


 千葉氏は過去4回の選挙で、2人区のときはいずれも2位、改選数が3に増えてからも最下位当選が続いた。「決して選挙は強くない。大丈夫という言葉は禁物だ」。公示前の決起集会で選対本部長を務める斎藤勁衆院議員が引き締めを図った。


 閣僚級の応援を受けられないだけでなく、法相ゆえの制約も受けている。買い物客でにぎわう27日午後の横浜駅西口。千葉氏が乗る選挙カーの5メートルほど前まで立ち入りが制限され、警備のSPが並ぶ。


 「おとなしくやっていても票はこない。今日から前のめりで行く」。そう語る県議が地下道を先導して、千葉氏が後に続く。横粂勝仁衆院議員らが「現職の法務大臣です。千葉景子です。よろしくお願いします」と叫ぶ。前後左右をSPに囲まれつつも、買い物客らと握手をしながら、東口までたどり着いた。


 演説では「強い経済、強い財政、強い社会保障を構築する。税制も皆さんと議論していく」と繰り返すが、陣営幹部からは「閣僚だから、なかなか思い切ったことがいえない。歯がゆい」との声も聞こえてくる。


 首相が交代し内閣支持率は回復したが、「有権者に昨年の夏ほどの熱気はない」。両陣営ともに手応えをつかみかねている。


 「千葉さんだって、なりふり構わず選挙戦をやらないと。どうなるか分からないから」。県連幹部はそう漏らしている。


     ◇


 参院選は中盤に入った。3議席を10人が争い、混戦となっている神奈川選挙区。候補者を追った。

7083チバQ:2010/07/03(土) 23:12:35
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000121006300001
(2)自民、地道に組織固め
2010年06月30日


市場を回って支援を訴える小泉昭男氏=26日、横浜市神奈川区の中央卸売市場


政策を訴えながら、支援を呼びかける中西健治氏=27日、川崎市多摩区の登戸駅

 「私は八百屋をやってましたから、市場が厳しいのはよく分かる。一生懸命恩返しを頑張ります」。26日早朝。横浜市神奈川区の中央卸売市場で、自民現職の小泉昭男氏(64)が、そう呼びかけて回った。同行したのは、同区が地元の小此木八郎・前衆院議員。「また、選挙に出るのかい?」と声をかけられるたび、「私じゃなくて、こちらの小泉さんだよ」と握手をして答える。小泉氏も続いて手を取り、「よろしくご支援を」と頭を下げた。


 昼には市内のホテルで県看護連盟の集会に参加。夜には小此木氏の後援会員ら約300人を前に演説をした。


 街頭演説をしながらも業界団体や地域に根を張る議員の後援会を回って支援を呼びかける。公示前にはブログやツイッターもしなかった。「直接ふれ合うことが大事だ」。無党派層の取り込みより、組織固めに重きを置く、従来の選挙手法を徹底する。


 さらに、応援は「自前」だ。公示前の決起大会で谷垣禎一総裁を呼んだものの、その後は党幹部らの応援要請もしなかった。県内には小泉進次郎、河野太郎両氏をはじめ顔の知られた衆院議員がおり、県議らが加わった「チームかながわ」と銘打ったキャラバン隊で遊説を続ける。


 一方、みんなの党新顔の中西健治氏(46)は自民とは対照的な選挙戦だ。組織力に後れを取っているため、昨年12月5日から連日駅頭や街頭に立ち続け、公示後も街頭で訴える「空中戦」に徹する。


 「消費税を増税する前にやることはいっぱいある」。27日夕、中西氏は川崎市多摩区の登戸駅で訴えた。チームカラーの水色の服でそろえた約20人のスタッフが集結。電車が到着する度に、「中西です。お願いします」と乗降客に政策チラシを配った。浅尾慶一郎政調会長もマイクを握り、「国際金融の最前線で活躍したスペシャリスト」と中西氏を紹介した。この日は多摩区を中心に、駅頭など約10カ所で演説を繰り返した。


 応援する地方議員の輪も膨らみ始めている。昨年夏の衆院選神奈川17区(小田原市など)に無所属で立候補した井上義行・元安倍首相秘書官も支援に加わった。


 民主陣営から「みんなの党が勝つと政治が混乱する」と攻撃を受ければ、中西氏の陣営も負けじと民主党批判を繰り返す。浅尾氏は「除名された県議が民主党の体質を語れば、有権者にもおのずと分かってもらえる」という。


 その戦略通り、民主を離れて入党した塩坂源一郎県議が公示日の横浜駅西口の演説で口火を切った。「政治資金問題で説明責任を果たすよう党本部に求めたが、回答がなかった。民主は地方の声を聞かない政党だ」

7084チバQ:2010/07/03(土) 23:13:16
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000121007010001
(3)共産、消費増税増論議に活路
2010年07月01日


横浜橋通商店街で支援をお願いする共産の畑野君枝氏=26日、横浜市南区


団地の前で演説する社民の木村栄子氏=29日、小田原市

  「消費税10%をストップさせるために頑張ります」。26日午前、買い物客でにぎわう横浜市南区の横浜橋通商店街。共産元職の畑野君枝氏(53)は「消費増税反対」を繰り返しながら、400メートル近いアーケードの中を選挙スタッフと一緒に練り歩いた。


  店先で商店主を見つけるとすぐに駆け寄り、笑顔で自分の名刺を手渡す。「最低でも有権者の半数と対話したい」と畑野氏。時間を惜しんで駆け回った。


  ○ 首相発言でシフト


  菅直人首相が、自民党が公約に盛り込んだ「消費税10%」に言及してから、演説で真っ先に消費税にふれるようになった。沖縄・米軍普天間飛行場の無条件撤去も訴えるが、中心の話題はやはり消費税だ。


  共産党にとって、消費税の増税論議は躍進のカギだ。1998年参院選では消費税を3%に戻そうと訴え、改選6議席から15議席に増やした。当時の橋本龍太郎首相の「恒久減税」をめぐる発言がぶれ、自民の2人が共倒れしたこともあって、畑野氏は初当選を果たした。


  志位和夫委員長が26日、横浜駅西口の応援演説で呼びかけた。「畑野さんも当落線上にからんできている。どうぞ押し上げてください」。3議席を10人が争い、当選ラインが下がると陣営も期待をかける。


  ○ 沖縄「全国の問題」


  選挙戦中盤の29日昼下がり。社民新顔の木村栄子氏(62)は選挙カーで小田原市内を走っていた。立ち寄り先は、ほとんどが市営団地、県営団地だった。


  「夕げの支度のなかでお忙しいでしょうが、少し聞いてください」。木村氏はそう演説を切り出した。


  還暦を過ぎ、友人と老後の心配を語るようになったと話し、「財布の中身を心配しながらお医者さんにかからないといけないなんて、おかしいですよね」。高福祉国家スウェーデンを引き合いに福祉の充実を訴えた。


  初老の男性が近寄って「頑張ってください」と声をかけた。「このままでは参議院は自民か民主だけになり、きちっとした議論ができなくなる」。木村氏はそう話し、力をこめて握手した。


  主要政党の候補者の中では立候補表明がもっとも遅かった。擁立に慎重論もあったが、普天間問題で連立政権を離脱したことを契機に候補者を立てることに踏み切った。それだけに、菅首相が消費税増税に言及したとき、「基地問題を争点から隠した」と県連合幹部は憤った。


  夕方の小田原駅前。帰宅のサラリーマンらに、木村氏は普天間の問題を訴えた。「米軍基地は日本全国にある。沖縄の問題は、全国の、私たち一人ひとりの問題なんです」

7085チバQ:2010/07/03(土) 23:14:32
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000121007020001
(4)上.2新党、保守層など狙い
2010年07月02日


新党改革の甲斐敬浩氏=6月24日、JR桜木町駅前


たちあがれ日本の松田学氏=6月28日、横浜市港北区

  1日正午過ぎ、小田急線秦野駅前で新党改革新顔の甲斐敬浩氏(46)がビールケースの台に立った。「景気回復、雇用拡大を第一に訴えている。まずは企業を元気づけたい」。税理士の経験をアピールし、大粒の汗を流しながら政策を訴えた。


  ■ 「党の顔」続々来県


  新党改革は当初女性の擁立を決めていたが、6月に入って急きょ差し替えた。出遅れもあって舛添要一代表の「人気」が頼りだ。選挙カーでも「舛添代表の新党改革から立候補しました」と呼びかける。掲示場に張られているポスターも代表と2人で納まっている。


  「新党がたくさん出来たが、たちあがれ日本は地に足のついた本物の保守政治を目指す」。6月30日夜、JR桜木町駅前でたちあがれ日本新顔の松田学氏(52)が訴えた。元財務官僚で初めての選挙戦。5月中旬に立候補を表明した直後には、棒立ちで淡々と街頭演説をすることも多かった松田氏だったが、手ぶりを交えるようになった。同党も平沼赳夫代表と与謝野馨共同代表が公示前から応援に駆けつけており、2日も「党の顔」の2人が来県する。


  3議席を10人が争う神奈川選挙区は新党の参入で混戦になっている。ただ、序盤の情勢調査では、新党勢の中で、両党ともみんなの党に後れを取った。終盤に向け、自民党離党者らが中心になる両党とも、保守層や無党派層に狙いを絞って訴えている。


http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000121007020002
(4)下.幸福と無所属候補者も懸命
2010年07月02日


幸福実現党の加藤文康氏=6月24日、JR桜木町駅前


無所属の山本誠一氏=6月30日、JR関内駅前

  ■ 米軍の役割を強調


  幸福実現党は昨年秋の参院補選にも立候補した新顔の加藤文康氏(47)を擁立した。加藤氏は1日朝、横浜市緑区のJR十日市場駅前で街頭演説に立ち、「沖縄に米軍がいてくれるからこそ、日本は守られている。民主党は国民の安全を守る使命を忘れている」と訴えた。青いTシャツ姿の女性スタッフ約10人が公約入りのうちわを配って回り、支援を呼びかけた。


  ■ 閉塞感打破訴える


  昨年夏の衆院選神奈川1区(横浜市中区など)にも立候補した無所属新顔の山本誠一氏(38)は6月30日午後、JR関内駅近くの掲示場に初めてポスターを張った。演説では「組織に所属しない人が声をあげない限り、閉塞(へいそく)した政治状況は打破できない」と訴えている。


  =おわり


(この連載は加賀谷貴春、木村尚貴、曽田幹東、佐藤善一が担当しました)

7086チバQ:2010/07/03(土) 23:16:29
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100628ddm001010062000c.html
読む政治:’10参院選ルポ 島根(その1) 青木氏、幻の再編構想
 ◇小沢氏変心、対決色前面に
 日本海に臨む島根県出雲市大社町。出雲大社に近い稲佐の浜は、大国主神(おおくにぬしのかみ)の「国譲り」神話で有名だ。「参院のドン」として政界に君臨した青木幹雄前自民党参院議員会長(76)の生家は浜に面した丘陵の中腹にある。

 木造中二階、玄関は障子づくりと、古い漁村の住居のたたずまいを残す。質素で堅実という保守の風土を象徴する光景。だが、「保守王国」島根にも変革の波は押し寄せている。

 1月18日に5選を目指して出馬表明した青木氏が病に倒れたのは、5月13日だった。雲南市での集会でろれつが回らなくなり入院。軽い脳梗塞(こうそく)と診断された。

 「喜んで毎日働いていたが、今までにないきついスケジュールだった」と家族は振り返る。盤石な地盤に支えられ、いつもは他候補の応援に回るが、今回は車座集会を重ねていた。面会した地元県議に青木氏は「頭に言葉は浮かんだが、出てこんかった」とこぼした。今は東京都内の病院に転院し、歩行訓練などリハビリを続ける。

 もともと後援会には高齢を理由に長男一彦氏(49)への継承を望む声があったが、側近の五百川純寿(いおがわすみひさ)県議らが「倒れるかもしれないが、十字架を背負ったつもりでやってほしい」と要請。青木氏も出馬を決断した。

 決断の背景には、参院選後をにらんだ政界再編シナリオがあった。昨年夏の政権交代が起点となった。

 「来年(10年)の参院選が終わったら政界再編だわね。何でもありだ」。自民党が大敗した昨年8月の衆院選後、青木氏は周辺に漏らした。9月上旬には民主党の小沢一郎幹事長(当時)が「(青木氏の)腹が固まったらだ、と伝えておいてくれ。そう言えばわかる」と、ある民主党議員に青木氏への伝言を頼んだ。

 仲介役をはさんだ「秘密接触」。青木氏は「分かった」と答えた。関係者によると、青木氏が描いたのは、参院選で民主党が単独過半数に届かない場合、参院自民党が党を割って民主党と合流する、という構想だった。「小沢さんは言った約束は守る」が口癖の青木氏。参院選後の政局は小沢氏と仕切る、という自負がにじんだ。

 しかし、小沢氏は年明け、参院自民党との連携を「封印」し、単独過半数獲得を目指して動く。青木氏の出馬表明から約1カ月後の2月21日、民主党は地元・山陰中央テレビの看板アナウンサーだった岩田浩岳氏(34)を擁立すると発表。記者会見に同席した小沢氏は「青木氏の時代的役割は終わった」と、対決色を前面に出した。

 同テレビのオーナーは「日本一の山林王」といわれ、青木氏を物心ともに支えた旧家・田部(たなべ)家。青木氏側には、小沢氏側が田部家との間にくさびを打ち込み、「青木つぶし」にかかったと映った。

 青木氏が倒れたのはこうした熾烈(しれつ)な権力闘争の最中だった。後継には一彦氏が決まり、表向きは世代交代が加速するが、青木氏の引退は「保守王国」の底流で進む保守基盤の溶解を物語っている。

    ◇

 政権交代から10カ月で迎える参院選。変革は芽吹くのか。注目の選挙区を歩いた。

7087チバQ:2010/07/03(土) 23:18:51
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100628ddm003010134000c.html
読む政治:’10参院選ルポ 島根(その2止) 揺らぐ「保守」地盤
 ◇地縁薄れた王国 「集票マシン」建設業界も疲弊
 ◇民主・岩田氏「世襲」批判強め 自民・青木氏「落下傘」と対抗
 <1面からつづく>

 「変わることより守ることの方が難しい。島根県は保守王国だ」。18日夜、松江市の島根県民会館で開いた決起大会で、自民党公認の青木一彦氏は父幹雄氏の地盤を死守する決意を語った。敵対陣営からは「世襲批判」を浴びるが、会場で配られたパンフレットには「父の背中を見て育ちました」。家族のきずなを訴えた。

 一彦氏は24年にわたって築いてきた幹雄氏の強固な地盤と後援会をそっくり受け継ぐが、危機感は強い。「自民王国」と呼ばれた島根だが、07年参院選で自民現職が国民新党の亀井亜紀子氏に敗北。昨夏の衆院選は2選挙区とも制したが、全国では民主党が大勝し、自民党は野党に転落した。今回敗れれば参院はゼロになる。

 島根、特に出雲地域では、自民党の基盤を支える「常会」と呼ばれる相互互助組織がある。町内会よりも細分化された集落単位の集まりで、葬式を営んだり、選挙の際は後援会名簿への記入を求めることもあったという。

 しかし、強固な「地縁ネットワーク」として存在した「常会」も崩れ始めている。島根の風土に詳しい藤岡大拙(だいせつ)・元島根県立女子短大学長(78)は「新住民の流入による人間関係の希薄化が背景にある」と分析する。

 自民党の集票マシンと言われる建設業界の疲弊も影を落とす。97年に約860社あった県建設業協会の会員数は、小泉構造改革を経て09年には約520社まで減少。「保守」の経済的基盤も揺らいでいる。

 19日に出雲市内で開かれた青木陣営のブロック選対会議。出席者は「選挙ムードが盛り上がらない」とぼやいた。「古いものを大切にし、新しいものも取り入れる」。幹雄氏が力説していた保守再生は簡単ではない。

     ◇   ◇

 「まっすぐ」の白文字をあしらった赤いたすきをかけ、自転車で街頭活動を続ける民主党公認の岩田浩岳氏。出身の山陰中央テレビのアナウンサーとして知名度があり、34歳の若さが武器だ。小沢一郎前幹事長の「街宣でとことん汗をかけ」との指示を忠実にこなす。が、擁立に動いた小沢氏の姿はない。

 19日のJR松江駅前での総決起大会には安住淳選挙対策委員長、公示日の24日には枝野幸男幹事長と「非小沢」の面々が来県。岩田氏は「有権者の中に鳩山・小沢体制では応援できないという思いが強い」と認めた。敵陣が76歳の幹雄氏から突然の世代交代を果たす中、「政治とカネ」のイメージを一掃したいのが本音だ。

 同テレビのオーナーは青木氏とじっこんの「山林王」田部家。歴代、長右衛門を襲名する。幹雄氏は60年代、23代が島根県知事のころ、秘書・運転手として知事公舎に住み込みで働き、一彦氏も24代の秘書を務めた関係だ。

 地元では小沢氏流の選挙戦術との見方もあるが、岩田氏は毎日新聞の取材に「自民党(系)の会社にいたから、選挙に出られないということはないでしょう。会社への恩返しは当選すること」と強調した。

 岩田陣営は「世襲批判」を強めるが、青木陣営は「岩田氏は大阪生まれの鳥取育ち。島根に生まれ、島根に育った者でないと島根を任せられん」(選対幹部)と、「落下傘」のレッテルを張って対抗する。

 「青木・岩田」の激突の影で静かにつめを研ぐのが、みんなの党の桜内朋雄氏。叔父の故桜内義雄元衆院議長(自民党)の旧支持者にアプローチし、「脱官僚」を訴える。24日の公示日には96年衆院選(島根2区)で竹下登元首相に肉薄した錦織淳元衆院議員が応援で来県。「自民党はばかげた世襲、民主党は小沢流の典型的な候補者選び」とぶちあげた。【政治部編集委員・中川佳昭、松江支局・細谷拓海、岡崎英遠】

毎日新聞 2010年6月28日 東京朝刊

7088チバQ:2010/07/03(土) 23:19:44
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100629ddm001010041000c.html
読む政治:’10参院選ルポ 沖縄(その1) 陸自誘致で同床異夢
 ◇日米→対中けん制/与那国→振興策
 日本最西端の沖縄県・与那国島。年に数回、島の西端の灯台から台湾が見える。「国境の島」は、安全保障の最先端だ。参院選公示翌日の25日。与那国町役場で行われていた町議会では、「中台問題」と無縁ではない自衛隊誘致問題の質疑が交わされていた。

 誘致派の糸数健一町議が「自衛隊配備の考えを」と質問すると、外間守吉(ほかましゅきち)町長(60)は「配備を常に要請している。国の予算が計上されるなら万々歳だ」と応じた。与那国町は200人規模の陸上自衛隊の配備を求めている。「与那国島には国の機関がない。国境の守りがそんな手薄でいいのか」(町幹部)

 4月10日。与那国島近海を中国艦艇10隻が軍事力を誇示するように南下した。「何らかの配備を考えなければいけない」。北沢俊美防衛相は11年度予算案への調査費計上を表明した。北沢氏は昨年9月の就任当時、「隣国を刺激する」と慎重だったが、今年3月に与那国島を視察し、積極姿勢へと転じた。中国の軍備拡大への対抗策との位置付けだった。

 米国の影もちらつく。国家安全保障会議(NSC)のベーダー・アジア上級部長は6月7日、ワシントンでの講演で、台湾への武器売却について「中国の軍拡が影響を与えている」と強調。米軍普天間飛行場移設の日米合意も「不安定な東アジア情勢」が決め手だった。

 だが、与那国島への陸自配備を巡っては、日米と、与那国は同床異夢ともいえる。与那国島生まれで台湾で育った吉元政矩(よしもとまさのり)元沖縄県副知事(73)は「米国は中国封じ込めのために台湾問題を使う。日米共同使用の含みがある」という。一方、外間町長は「対中抑止力という考えはほとんどない。島の活性化。自衛隊は一つの産業だ」と、本音を語った。

 与那国島の世論も割れている。陸自配備の是非を争点とした昨年8月の町長選では、「近隣諸国との友好関係に悪影響を与える」と反対した田里千代基氏が外間氏に肉薄した。

 普天間問題が突きつけた安全保障と向き合う沖縄。しかし、「国の守り」を巡る論戦は希薄だ。


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