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利水・治水スレ

1とはずがたり:2007/11/05(月) 00:45:52
ダム・堰堤・運河・暗渠etc
公共事業に占めるダムなどの費用は非常にでかいものがある。専用スレで研究・観察。

行革スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1038805069/?KEYWORD=%A5%C0%A5%E0
土建スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1105074193/?KEYWORD=%A5%C0%A5%E0
ダムサイト
http://damsite.m78.com/top.html
ダム便覧
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jdf/Dambinran/binran/TopIndex.html
ダムマップ
http://www.dammaps.jp/

797とはずがたり:2014/06/04(水) 18:35:06
●東蝉谷川の砂防ダム
場所:那賀町木頭助
出力:300kW
年間発電量:150万kWh(小水力発電では県内最大規模)
有効落差:95m

木頭で小水力発電検討 徳島地域エネ、年150万キロワット時・400世帯分【徳島新聞】
http://j-water.org/news1/page/3/

 地域の発電事業を支援する一般社団法人・徳島地域エネルギー(徳島市)などが、那賀町木頭助の東蝉谷川で、既存の砂防ダムを利用した小水力発電を検討している。年間150万キロワット時の発電量を見込んでおり、実現すれば小水力発電では県内最大規模になる。
 
 東蝉谷川にある砂防ダムから取水し、ダムから95メートル下に設置する水車に落としてタービンを回す仕組み。出力300キロワット規模を想定しており、年間発電量の150万キロワット時は一般家庭400世帯分に相当する。
 小水力発電は再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度の対象で、高低差と豊富な水量が確保できる山間部が適地とされている。再生可能エネの普及を目指す徳島地域エネルギーは、砂防ダムを活用できる東蝉谷川に目を付け、農水省の補助金を受けて2013年9月から水量などのデータ測定を続けている。調査は14年9月まで行い、事業が可能かどうか判断する。

 データ測定と並行して、13年11月から木頭地区で小水力に関する講演会を2回開いている。14年3月には、04年から出力190キロワットの小水力発電事業に取り組んでいる熊本県の旧清和村(現山都町)の兼瀬哲治元村長を招き「現在は年間3400万円の売電収入がある」「小水力は山間地のマイナスをプラスにできる」と助言を受けた。

 徳島地域エネルギーは発電事業の立案、計画までを担い、事業運営は地元組織や企業に引き受けてもらう手法をとっている。このため木頭地区の農業者や那賀町と会合を開き、運営会社の設立を検討している。

 徳島地域エネルギーの森英雄参事は「売電の収益は地域に人が残る手助けになるはず」と話す。

 四国経済産業局によると、県内では13年12月末時点、売電している200キロワット以上の小水力発電設備はない。

798とはずがたり:2014/06/04(水) 20:00:06
栃木県は「とちぎ中山間地域スマートビレッジ特区」http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1227192268/899で小水力にも熱心

流量や落差をデータベース化 河川88カ所、砂防ダム360カ所 水力発電拡大目的で栃木県
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20140519/1598619
5月19日 朝刊

 県環境森林部は2014年度、出力1千キロワット以下の小水力発電の拡大を図るため、県内の河川の流量や砂防ダムの落差のデータベース(DB)化に乗り出す。国と県が管理する88の河川と、山間部などにある県管理の砂防ダム360カ所を対象に、河川名や水力発電可能地点、その流量や水位、落差など水力発電に必要なデータを整理し、県のホームページ(HP)上で情報を公開する。民間事業者などに活用してもらい、小水力発電への参入を促す。都道府県では全国初の試みという。

 県は5月下旬をめどにシステム構築を委託する事業者を決定し、15年1月のDB公開を目指す。

 同部地球温暖化対策課は「流量や落差が分かれば、水力発電に取り組むスタート時の基礎データとなり、水力発電の拡大につながる」と強調する。県内の河川は大きく分けて利根川と那珂川の二つの水系となり、これらの河川が対象になる。

 国や県は洪水時などに対応するため、河川の水位や流量を把握している。同部はこれらの情報をまとめ上げ、インターネット上で手軽に確認できるようにする。同課の担当者は「可能なら20年分、最低でも過去10年分の流量などのデータを整理したい」と説明する。

 県内には水資源機構や東京電力のダムもあることから、同課は「国や県が管理するもの以外の河川流量データが得られるなら、追加したい」との意向で、県内ほとんどの河川情報のDB構築を視野に入れている。

799とはずがたり:2014/06/04(水) 20:18:10

殆ど農業スレ対象ネタだな。。発電が農業の補助金として機能するのは素晴らしい。

●伊那市富県の春富土地改良区
建設着手:2014年度
発電開始:2018年度
出力:190kW
発電機関:潅漑期間の4〜9月
電気:FITを使用して全量売電
売電収入:収入を農業用水路の維持管理に充てる計画
事業主体:県営かんがい排水事業の一環で整備

●長谷の上伊那美和土地改良区
建設着手:2014年度
発電開始:2019年度
出力:12kW
事業主体:土地改が事業主体となり、黒川から取水する農業用水を活用。通年発電し
電気:FITを使用して全量売電
売電収入:収入を農業用水路の維持管理に充てる計画

社会 : 伊那の春富、美和土地改良区 小水力発電所が今年度着工
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=31344
更新:2014-5-16 6:00

 伊那市富県の春富土地改良区と長谷の上伊那美和土地改良区で今年度、農業用水路を活用した小水力発電所の建設工事に着手する。春富は2018年度、美和は17年度の発電開始を目指す。ともに再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を活用し、発電した電力は全て売電、収入を農業用水路の維持管理に充てる計画だ。

 県上伊那地方事務所は昨年度、「上伊那地域農業生産基盤再生可能エネルギー活用研究会」(会長・青木一男所長)を設け、農業用水路での小水力発電の可能性を検討。その結果、両土地改で実現性が高いと判断された。いずれも農林水産省の農山漁村地域整備交付金の半額補助を受けて建設する。

 同事務所農地整備課によると、春富は県営かんがい排水事業の一環で整備。高遠ダムから来る農業用水を活用する。発電はかんがい期の4〜9月。発電出力は190キロワットを見込む。事業費は3億4000万円。一方、美和は土地改が事業主体となり、黒川から取水する農業用水を活用。通年発電し、発電出力は12キロワットを見込む。事業費は9500万円。

 ともに斜面に設置されている水路の傍らに管路を設け、バイパスさせる形で水を水車に送り発電する仕組み。今年度中に詳細設計、入札、契約を行い、工事に着手していきたい考えだ。

 同課によると、農業用水を管理する土地改では施設の老朽化で維持管理に大きな労力と費用負担が生じている。このため、農業用水路を活用した小水力発電に着目。売電収入を充てることで負担軽減を図り、農業振興につなげる狙いだ。春富では新山川頭首工、分水ゲート、美和では和泉原揚水ポンプ場の維持管理に充てる。

800とはずがたり:2014/06/04(水) 20:20:52
イームル工業は広島を中心とする戦後の小水力導入に積極的な役割を果たした伝説的企業。

明電舎が水力発電事業を強化、イームル工業と連携
2014年5月21日 11:00 
http://www.eco-front.com/news_bHqPklsti6_616.html?right

明電舎は5月13日、水力発電への対応強化を目的として、水力発電システム対応の専門の営業・技術・生産・開発を統括する組織を設置するとともに、小容量の領域に注力するため、この分野を得意とするイームル工業との連携を強化すると発表した。

イームル工業は、中小容量の水車メーカーとして中小水力発電技術を強みとしており、西日本を中心に事業を展開している。

明電舎は今後、イームル工業との技術面での相乗効果を期待できるとして、連携を強化し、東日本地域への業容拡大を図る。

801とはずがたり:2014/06/04(水) 20:30:05
いつの文章かな??

豊富な水資源を有効活用する中小水力発電への期待
http://econews.jp/newspaper/frontline/frontline_36.html
早稲田大学理工学術院 横山隆一

  東日本大震災以降、エネルギー政策の見直しが進められ、2012年7月1日の「再生可能エネルギー全量買い取り制度(FIT)」開始により、太陽光発電と風力発電の設置申し込みが急増している。だがこれらの出力は天候に左右され変動するため、大量に接続されると電力系統の周波数、電圧、安定運用に影響を及ぼすとして、電力会社は接続を制限している。
 これに対し、天候などによる発電量の変動が少なく、設備利用率が70%と高い水力発電に対する期待が高まっている(太陽光発電の設備利用率は12%、風力発電は20%)。
 期待されているのは大規模ではなく中小規模の水力発電である。1891(明治24)年に琵琶湖疎水で日本初の事業用水力発電所(蹴上発電所)が設置され、その後、電力需要の増大に対処するため昭和30年代まで全国各地でダムが建設され、大規模な開発に適した地点での建設は、ほぼ完了している。
 しかし、中小水力発電(河川部)の導入ポテンシャルは、2012年7月の環境省調査で設備容量898万㌔㍗、地点数約1万9700とされ、原子力発電所の9基分に相当する。それに対し、2010年度の累積設備容量は、その4割にも満たない324万㌔㍗だった(環境エネルギー政策研究所集計。設備容量1万㌔㍗以下の中小水力)。
 小水力発電と呼ばれる出力1000㌔㍗以下の設備価格は高額ではないものの、初期投資がかさむことから、これまで発電規模と比較して採算に合わないという見方があった。だが、FITで20年の買い取り期間と1㌔㍗時当たり30・45円(200㌔㍗以上1000㌔㍗未満)という買い取り価格が決まったことで採算にめどがつき、普及に弾みがついている。
 さらに、マイクロ水力発電と呼ばれる200㌔㍗未満の発電設備では、各種手続きが簡素化される。マイクロ水力発電の利点は、ダムや大規模な水源を必要とせず、小さな水源で比較的簡単な工事で発電できることにある。このため、ある程度の水量があれば、山間地、中小河川、農業用水路、砂防ダム、下水処理場、工場排水、高層建築物(エネルギー回収システム)、家庭などでの開発が可能である。今後は、各種団体や市町村など多様な主体によるマイクロ水力発電所の建設が進んでいくと期待されている。
 小規模であっても利権関係者の調整など大規模水力発電と同等の許可手続きが必要になるが、普及にはその迅速化が求められる。政府は「河川法許可申請手続きの簡素化」「小水力発電の保安規制の見直し」など規制緩和や制度改革を早急に実施する方針である。

802とはずがたり:2014/06/04(水) 20:31:55
>>801-802
2014/05/09みたいだ

803とはずがたり:2014/06/04(水) 20:39:10
応用生物科学部ってなんだよヽ(`Д´)ノ
ちゃんと誇りを持って農学部と云え(`Д´)つ)ノД`)・゚・。

岐阜県と愛知県の農業用水を利用した
小水力発電の取り組み
http://www.water.go.jp/honsya/honsya/pamphlet/kouhoushi/2013/pdf/1311-03.pdf
岐阜大応用生物科学部教授 千家 正照

一方、愛知県には、大規模な農業水利施設が多く存在し、農業用水路を利用した発電の導入ポテンシャルが全国一位となっている。かつて、明治用水では、水路内の低落差を利用した広畔(ひろくて)発電所(昭和34年廃止)があり、農業用水路を利用した発電では全国初の事例であった。また、愛知用水では、平成17年から東郷調整池点の落差を利用して発電が行われ、全国最大規模(約1,000kw)を誇っている。県の発電可能地の調査では、この他に調整池やダムなどを利用した500kw以上の比較的大きな発電候補地が幾つかあり、事業化の対象となっている。しかし、大部分の発電可能地は、水路内のチェックスタンドで発生する低落差による小規模なもので、発電には水利施設の構造を改変する土木工事が必要となり、費用対効果の面から実施が見送られることが多い。農業用水の余剰エネルギーを有効に利用するには、将来の水利施設の更新の際に、発電をも考慮した水利施設の改造が必要で、長期的な取り組みが期待される。

804とはずがたり:2014/06/04(水) 20:40:20
どこだろ??

愛知県内の小水力発電の取り組み 25カ所で実施【建通新聞】
http://www.kentsu.co.jp/webnews/html_top/140522300085.html

 愛知県内で2014年度、農業用水を利用した小水力発電導入の検討が新たに4カ所で始まる。また、水資源機構が事業主体の4カ所では工事に着手する予定だ。これにより、県内で小水力発電の導入に取り組む地区はすでに稼働を開始した地区を含め25カ所となる。

805とはずがたり:2014/06/04(水) 20:44:48
●飯野発電所
出力:230kW
方式:河川維持流量を利用する同社初のケース
場所:蓬莱発電所の取水用の蓬莱ダムから河川環境維持を目的に阿武隈川へと放水される毎秒約3トンの一定流量を活用
発電所はダム右岸に隣接する蓬莱発電所用の5カ所の取水口の一つに接続→残る4つにも接続できるのでは??有効落差:9.57m
年間発電量:約170万kWh
営業開始:2014.6予定

東北電力飯野営業所が建設中水力を公開 初の維持流量へ大詰め【電気新聞】
http://j-water.org/news1/page/2/

東北電力福島支店(田苗博執行役員・支店長)は22日、河川維持流量を利用する同社初のケースとなる飯野発電所(福島市、230キロワット)の新設工事を報道陣に公開した。水車発電機の据え付けを終え、現在は一部の配電盤の設置、制御ケーブルの接続などを実施している。工事は大詰めに差し掛かっており、6月下旬に営業運転を開始する予定だ。

5月20日現在の総合進捗率は84・4%。ケーブル類の接続を終えた後、無水試験・有水試験に順次移行する。

同発電所は、蓬莱発電所(福島市、3万8500キロワット)の取水用に建設された蓬莱ダムから河川環境維持を目的に阿武隈川へと放水される毎秒約3トンの一定流量を活用する。他の水力に比べ、年間を通じて取水量の変化が少ないことから、高い設備利用率が期待できるという。

発電所はダム右岸に隣接する蓬莱発電所用の5カ所の取水口の一つに接続。地下14メートルに水車発電機を据え付けた。

東芝製の横軸プロペラ水車を採用。発電機と合わせた大きさは長さ2・5メートル、幅1・7メートル、高さ3・2メートル。重量は8・6トン。工事エリアが狭いため、工場で組み立てたものをパッケージ導入し、コスト削減、現場作業の省力化につなげた。

有効落差は9・57メートル。発電電力量は一般家庭約500世帯分の消費電力量に相当する年間約170万キロワット時、二酸化炭素(CO2)の削減効果は年間950トンをそれぞれ見込んでいる。

新設工事は昨年5月にスタート。当初は今年2月に運転を開始する予定だったが、掘削工事で岩盤が予想以上に強固なことが分かり、既設の蓬莱発電所への影響も考慮した結果、約4カ月間延期していた。

同日は飯野発電所と併せて蓬莱発電所の発電機なども公開した。田苗支店長は報道陣に対し「地域に親しまれる発電所になるよう努めていく。当発電所は河川維持流量を使う初の事例。今後も未利用エネルギーの活用に力を入れていきたい」と話した。

806とはずがたり:2014/06/04(水) 21:09:24
黒四に代表される水力発電王国富山。
http://www.nn-toyama.jp/syosuiryoku/syosuiryoku.html
(ttp://tohazugatali.web.fc2.com/epower/suiryoku02.html#agri-toyamaに再掲まとめ)
小水力農業用水活用も現況で14箇所。これを倍増させる計画とのこと。
因みに地熱王国大分県は5箇所。

>県が今年度、基本設計に着手するのは●常西幹線用水(富山市)●舟子川用水(黒部市)●三合新用水(砺波市)早ければ16年度 中の完成にこぎ着けたい

>県は(また)今年度から(基本設計を終え次第?)●小川用水(朝日町)や●黒谷(魚津市)、●中滝(富山市)(他5箇所)など新規8カ所で工事に着手。ほとんどの施設が16年度に完成する計画で、中滝で は15年度の完成を予定

(新設14箇所の内,上記の3+8=11箇所を除いた)残る3箇所は既に工事中ということか?

富山のニュース 【5月6日01時46分更新】
富山県方針、達成の見通し 農業用水活用の小水力発電
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/T20140506202.htm

小水力発電施設の整備に向け、県が今年度に基本設計を実施する常西幹線用水=滑川市内
 富山県内の農業用水を活用した小水力発電で、県が農業農村整備実施方針で目標に掲げ る「2016年度までに県内で28カ所程度整備」が、5日までに達成の見通しとなった 。整備済みの14カ所と現在建設中の11カ所の計25カ所に加え、今年度新たに3カ所で基本設計に取り組む。県は建設工事や設計作業を加速し、富山ならではの環境に優しい 小水力発電施設の普及に努める。

 県が今年度、基本設計に着手するのは常西幹線用水(富山市)舟子川用水(黒部市)三合新用水(砺波市)。採算性や施工条件などを踏まえ、早期の事業化が可能と判断した。 今年度中に基本設計を終え、来年度以降に実施設計や施設建設に移り、早ければ16年度 中の完成にこぎ着けたい考えだ。

 この3カ所以外に、県は今年度から小川用水(朝日町)や黒谷(魚津市)、中滝(富山市)など新規8カ所で工事に着手。ほとんどの施設が16年度に完成する計画で、中滝で は15年度の完成を予定している。

 農業用水を利用した小水力発電をめぐっては、売電収益の充当範囲が土地改良施設全体の維持管理費に拡大したことや、固定価格買取制度が導入されたことに伴い、県内の土地改良区で関心が高まっている。県が12年度に県内341路線で実施した適地調査では、 流れが急で水量が豊富など、小水力発電に適している農業用水が点在していることが判明している。

 県は「今後も土地改良区など事業主体へのきめ細やかな支援を行いながら、小水力発電の整備を加速させたい」(農村整備課)としている。

807とはずがたり:2014/06/04(水) 21:17:34
●尾間木発電所
さいたま市水道局と東京発電は、上水道における未利用クリーンエネルギーを利用した共同事業方式のマイクロ水力発電
最大出力:64kW
発電電力量:年間約47万kWh
発電開始:2014.2末

●深作発電所
さいたま市水道局と東京発電は、上水道における未利用クリーンエネルギーを利用した共同事業方式のマイクロ水力発電
最大出力:63kW
発電電力量:年間約43万kWh
運転開始:2014.4

東京発電、さいたま市に小水力発電所 新たに3、4カ所目
http://www.kankyo-business.jp/news/007632.php
2014年5月 2日掲載

さいたま市水道局と東京発電は、上水道における未利用クリーンエネルギーを利用した共同事業方式のマイクロ水力発電所「尾間木発電所」と「深作発電所」を完成させた。

尾間木配水場に建設された「尾間木発電所」の最大出力は64kW、発電電力量は年間約47万kWhで、今年2月末より運転を開始。深作配水場に建設された「深作発電所」の最大出力は63kW、発電電力量は年間約43万kWhで、今年4月より運転を開始した。2発電所の年間二酸化炭素排出抑制効果は約417t。水車は横軸円筒型フランシス水車を使用。いずれも配水池に流入する前の流量計室に水車発電機が設置されている。

808とはずがたり:2014/06/04(水) 21:21:31
>>807
2014年05月02日 11時00分 更新
自然エネルギー:
大都市の水道を利用した小水力発電、さいたま市が5カ所で導入
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1405/02/news033.html

120万人の人口を抱えるさいたま市の水道局が小水力発電に積極的に取り組んでいる。浄水場から送られてくる水を分配するための配水場の中に水車を設置して、100kW以下の発電設備を市内の各地域に展開中だ。すでに稼働している5カ所を合わせると700世帯分の電力を供給する能力がある。
[石田雅也,スマートジャパン]

さいたま市には水道設備として浄水場と配水場が20カ所にある。浄水場から配水場へ送られる水は、いったん配水池に貯めてからポンプで送り出す仕組みになっている。この間の水の流れを利用して発電することができる。さいたま市の水道局は2014年3月と4月に連続して2カ所の配水場で小水力発電を開始した。

 1カ所目は市内南部の「尾間木(おまぎ)配水場」で稼働した「尾間木発電所」である。水力発電では最もポピュラーな横軸フランシス水車を使った発電設備だ(図1)。発電能力は64kWで、年間の発電量は47万kWhを見込んでいる。

 2カ所目は北部にある「深作(ふかさく)配水場」に設置した「深作発電所」で、同様に横軸フランシス水車を使って63kWの電力を供給することができる。年間の発電量は43kWhを想定している。尾間木発電所と合わせて一般家庭で260世帯分の電力に相当する。

 発電した電力は固定価格買取制度を通じて全量を電力会社に売電している。発電能力が200kW未満の小水力発電の買取価格は1kWhあたり34円(税抜き)に設定されているため、年間の売電収入は約3000万円になる。さいたま市は発電事業者の東京発電と共同事業で運営している。東京発電が設備の建設・運転・保守を担当して、さいたま市は水力エネルギーを提供する。

 さいたま市の水道局は固定価格買取制度が始まる以前にも、3カ所の配水場に小水力発電設備を導入済みだ。いずれも配水場の施設内で電力を消費している。3カ所を合計すると年間の発電量は157万kWhになり、440世帯分の電力使用量に相当する。新たに発電を開始した2カ所を加えれば700世帯分になる。

 さいたま市は2020年度に向けた「水道事業長期構想」の中で、配水場の水圧を利用した小水力発電を施策の1つに掲げている。まだ小水力発電を実施していない配水場が4カ所あり、今後も導入計画を推進して発電量を増やしていく。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/epower/saitama2_sj.jpg
図2 さいたま市の水道施設。出典:さいたま市水道局

809とはずがたり:2014/06/04(水) 21:23:25
>>702>>778-780
●岐阜県では中電グループ会社のシーテックが秋神水力発電所(290キロワット)を新設し、水力発電事業に参入する

中部電力が阿多岐水力の新設工事に着工 15年6月の運開目指す
【電気新聞】
http://j-water.org/news1/page/6/

中部電力は1日、阿多岐水力発電所(岐阜県郡上市白鳥町)の新設工事に着手したと発表した。最大出力は190キロワットで、年間発電量は、一般家庭約360世帯分に相当する約130万キロワット時を見込む。二酸化炭素(CO2)削減量は年間700トン程度になるという。営業運転開始は15年6月の予定。
阿多岐水力は、岐阜県が所有する阿多岐ダムの直下に建設される。ダムの落差と河川環境を維持するための放流水を有効利用した維持流量発電所だ。
中部電力は、電源の多様化や地球温暖化といった諸課題への対応の一環として、再生可能エネルギーの開発をグループ一体で推進している。水力では、岐阜県で徳山水力発電所(15万3400キロワット)や丹生川水力発電所(350キロワット)などの新設計画が進んでいる。同県ではグループ会社のシーテックが秋神水力発電所(290キロワット)を新設し、水力発電事業に参入する。

810とはずがたり:2014/06/04(水) 21:35:03
●石徹白小水力発電
石徹白農協:4月1日に設立
組合員:91人
県、郡上市の補助を受け、農業用水に最大出力91キロワットの小水力発電施設を建設
事業費は2億4000万円
2016年度からの発電開始を目指す。

小水力発電事業、協力誓う 石徹白農協設立で記念式典
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20140423/201404230929_22391.shtml
2014年04月23日09:29

農業用水を活用した小水力発電に取り組む石徹白(いとしろ)農業用水農業協同組合は22日、郡上市白鳥町石徹白のカルヴィラいとしろで設立記念式典を開いた。農協を軸に、地域の存続へ住民が力を合わせることを誓った。

◆住民、地域存続へ決意

県内で農協が新設されるのは18年ぶり。小水力発電による売電収益を農村地域の振興活動に充てる。農協を設立し、小水力発電を農村振興に生かすビジネスモデルは全国でも初めてとみられる。

石徹白農協は約1年半の準備期間を経て、4月1日に設立された。組合員は91人で、石徹白のほぼ全世帯が出資した。県、郡上市の補助を受け、農業用水に最大出力91キロワットの小水力発電施設を建設する。事業費は2億4000万円。2016年度からの発電開始を目指す。

豊かな自然に囲まれた石徹白は50年間で人口が約4分の1の約270人に減少した。高齢化率も約46%で、地域の存続が課題になっている。農協をきっかけに地域の活性化を図っていく。

記念式典には約30人が出席。上村源悟組合長はあいさつで「今、石徹白で生活している者の責任として、地域を未来につなげていきたい」と決意を表明した。

811とはずがたり:2014/06/04(水) 21:36:59
>>810-811

小水力地域の柱に 売電収入で農業振興【読売新聞】
http://jcc.jp/news/c_v/2594226/

農業用水を利用した小水力発電事業に向け、郡上市白鳥町石徹白(いとしろ)に石徹白農業用水農業協同組合が設立され、22日、地域内の施設で設立記念式典が開かれた。2016年の発電開始を目指し、発電した電力はすべて売電し、収益金は農業振興など地域おこしに役立てる。

石徹白は福井県境に近い山村で同県から1958年に越県合併した。人口は約270人で合併した当時に比べ4分の1に減った。過疎化と高齢化が課題となっている中、子育て世代の移住受け入れや地元女性有志によるカフェを作るなど新しい地域づくりが進んでいる。

小水力発電も課題克服の取り組みとして2009年にスタート。明治期から住民が手掘りでつくった総延長3キロの農業用水を利用して、住民有志が地域内3か所に水車型など小規模発電装置を設け、施設や街路灯の電源として使っている。

農協は、自治会が中心となって、今月1日に住民ら91人で発足させた。これまでの発電事業のノウハウを元に、大日ヶ岳からの豊富な湧水を利用した本格的な発電事業に乗り出した。

農協が建設する小水力発電所は地域内の高台を流れる水路を分流させ、落差95メートルの急斜面から水を落とす。発電出力は91キロ・ワットで、年間に換算すると約120世帯分の電力量となる。事業費は2億4000万円。県や市からの補助を除き、農協の負担は6000万円となる。売電額は年間約1750万円を見込んでおり、建設費の返済に充てるほか耕作放棄地での農業経営や特産品の開発に使う。

県営事業として建設され、市が運営する小水力発電所も2015年にでき、行政も水をいかした地域おこしを後押ししている。建設予定地などを案内した農業用水農協の平野彰秀参事は「地域を次の世代に引き継ぐために努力したい」と意気込んでいる。

812とはずがたり:2014/06/04(水) 22:42:22
●出し平発電所
出力:540kW
着工:2014.5下旬
竣工:2015.12
方式:出し平ダムの河川環境維持放流水を利用
有効落差:37.29m
水量:1.76m3/s
年間発電量:229万kWh見込

建設工事の無事祈る 関西電力が出し平水力の安全祈願祭を開催【電気新聞】
http://j-water.org/news1/page/10/

関西電力は17日、黒部川水系に新設する出し平発電所(540キロワット)建設工事の安全祈願祭を行った。同水系の下流に位置する宇奈月神社(富山県黒部市)に関電北陸支社の吉津洋一支社長ら関係者が集まり、工事が無事に進められるよう祈願した。出し平発電所の建設工事は今月下旬に着工し、来年12月に完成する予定だ。

関電は黒部市宇奈月町に出し平ダムを所有する。河川環境を維持するため、同ダムから一定量を放流している。この放流水を有効活用するために出し平発電所が建設される。

同発電所は有効落差が37・29メートルあり、最大で毎秒1・76立方メートルの水量を使う。水車タービンは1基で、年間の発電電力量は229万キロワット時を見込んでいる。稼働を開始すると、年間で1100トンの二酸化炭素(CO2)排出削減につながる。

関電は水力発電所の新設や設備更新によって水力の出力増を計画的に進めている。その一環として、昨年12月には新黒薙第二発電所(1900キロワット)が営業運転を開始している。

本紙より転載

813とはずがたり:2014/06/04(水) 22:53:57
>>759

http://www.jpower.co.jp/news_release/2013/10/news131001_2.html
くったり発電所の着工について
〜河川維持流量を活用した水力発電所の建設工事を開始〜
平成25年10月1日

電源開発株式会社(本社:東京都中央区、取締役社長:北村雅良、以下「Jパワー」)は、本日、「くったり発電所」の建設工事を開始しました。

本発電所は、屈足ダム(所在地:北海道上川郡新得町)から放流している未利用の河川維持流量(夏季4.0m3/s、冬季2.0m3/s)を活用するもので、放流設備の一部を改造して水車発電機を設置し、最大470kWの発電を行うものです。

今後、平成27年4月の運転開始を目指し安全を最優先に工事を進めてまいります。

Jパワーは、CO2フリーの再生可能エネルギーである水力資源を活用した中小水力発電所の開発を今後も積極的に推進して参ります。

814とはずがたり:2014/06/04(水) 22:57:05
小水力発電試験が本格化 「水の活用」に期待 日置市玉田地区
(2014 04/16 21:30)
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=56219&sp=1

用水路を活用する小水力発電施設を見学する人たち=日置市東市来

 日置市東市来で実証試験が進む小水力発電の試作機が完成し、12日に現地見学会と事業化を目指す会社の設立式典があった。「豊富な水の活用を」と名乗りを上げた、地元の土地改良区の期待も背負っている。
 装置が設置された東市来の玉田地区は、水田や畑が広がり、用水路から多くの水が川に流れ出る。東日本大震災後、約90人の耕作者でつくる玉田土地改良区は日置市に「水がもったいない。何か活用できないか」と相談していた。
 2013年3月、市や市内の企業が「ひおき小水力発電推進協議会」を設立。実証試験を玉田地区で始めることを決めた。自ら手を挙げ、水利権に問題がないことが大きなメリットだった。
 土地改良区の坂元昭洋事務局長(71)は「電気がつけば玉田の名が売れるし、働く人にとっても誇りになる」。埋もれていた水資源が生かされ、玉田をモデルに小水力発電が広がるよう期待している。

815とはずがたり:2014/06/04(水) 23:01:54
●高井発電所
場所:長野県高山村松川
出力:420kW
運営:長野水力(日本工営子会社・高井村100万円出資)
着工:2014.5
運用開始:2015秋
落差:約35m
電気:FITにより全量売電
年間発電量:一般家庭750軒分

高山で小水力発電 検討委、15年秋の運用開始予定を正式報告
https://nano.shinmai.co.jp/news/newslist_detail/?id=440
4月15日(火)10時11分

松川に設置されている高井砂防ダム。小水力発電に向けた工事が5月に始まる

 高山村の松川にある県の高井砂防ダムで小水力発電が可能かどうか検討する村の「松川小水力発電開発検討委員会」は14日、村内で開いた。建設コンサルタントの「日本工営」(東京)と、村が出資する小水力発電の事業会社「長野水力」(長野市)が、同ダムで正式に発電事業を開始すると報告。5月に工事を始め、2015年秋の運用開始を予定している。

 小水力発電所の名称は「高井発電所」。落差約35メートルにより最大出力は420キロワットを見込む。維持管理を除き通年稼働させ、年間発電量は一般家庭で約750軒相当になるという。再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づき、全量を売電する。

 発電事業は日本工営が10年ごろから検討。発電所設置の打診を受けた村は11年5月、有識者や地元住民らでつくる検討委員会を設置し検討してきた。発電所を運営する長野水力は日本工営の子会社として13年1月に設立され、村が今年3月に100万円を出資した。

 15年春の運用開始を目指していたが、長野水力によると、物価上昇に伴う工事費増大などにより設計を見直したことなどから予定が遅れたという。長野水力の横田裕史社長は「自然エネルギーへの関心を高めてもらう場にしたい」と話している。

816とはずがたり:2014/06/04(水) 23:20:24
●白川発電所(高崎市箕郷町)
年間:46万キロワット時

●若田発電所(高崎市若田町)

高崎に「水力発電所」−マイクロながら一般家庭135軒分の発電量
高崎前橋経済新聞(2011年)6月1日
http://nanohana.me/?p=500

高崎の白川浄水場(高崎市箕郷町)に建設されたマイクロ水力発電所「白川発電所」(高崎市箕郷町白川浄水場内)で5月27日、発電が始まった。

マイクロ水力発電所はその名の通りごく小規模の水力発電所だが、白川発電所だけで年間で46万キロワット時の発電が可能。一般家庭なら135軒が使用す る年間の電力量に相当する。高崎には2007年に完成したマイクロ水力発電所「若田発電所」(若田町)があり、白川発電所は2カ所目。建設費は4,700 万円だった。

白川浄水場は約2キロ上流の群馬用水から取水している。この取水口と浄水場までの高低差46メートルを利用し、発電所内に設置したクロスフロー水車を回して発電する。水車を回した後の水は沈砂池に流され、浄水場へと運ばれる。

同市水道局担当者は「電気料金の削減だけでなく、化石燃料で46万キロワットを発電した場合と比べ、150トンのCO2を削減できる。これにより当浄水場内の電気は100%再生可能エネルギーを利用したクリーンな電気で賄われる」と胸を張る。

白川発電所で発電した電気は同浄水場で使用し、余剰分は売電する。

817とはずがたり:2014/06/04(水) 23:24:49
●新田水道発電所
(群馬)県企業局が太田市とみどり市へ供給している新田山田水道の浄水池から低区送水管の末端にある新田受水場までのH90m以上の高低差を利用するもの
最大出力:60kW
年間発電電力量:42万kWh(想定)
総事業費:約1億3000万円(試算)
完成:2014年夏(目指す)

県企業局水道課が新田水道発電所建設へ
http://www.nikoukei.co.jp/gunma/201305/20150508/kj130508_01.htm

 県企業局水道課は本年度、新田水道発電所の新規建設に着手する。発注は土木工事と機器製作据付工事の2分離となり、いずれも条件付き一般競争入札で第2四半期を予定。同課は「秋口に入る前に公告できれば」と話しており、2014年夏の完成を目指す。新発電所は、新田山田水道の浄水池から太田市新田多村新田町の新田受水場までの高低差を利用し、新田受水場付近に埋設されている既設の送水管を分岐させて発電を行う。最大出力は60kWで、年間発電電力量は一般家庭約120軒分に相当する42万kWhを想定。総事業費は約1億3000万円を試算している。
 
 新田水道発電所の建設計画は、県企業局が太田市とみどり市へ供給している新田山田水道の浄水池から低区送水管の末端にある新田受水場までのH90m以上の高低差を利用するもの。もっとも水圧が高くなる新田受水場付近に埋設されている既設の送水管を分岐させ、これから設置される発電所へと導いて発電後に再び既設の送水管へと合流させる。
 発電計画の諸元だが、最大出力は60kWとし、年間発電電力量については一般家庭120軒相当の42万kWhを見込む。最大使用水量は毎秒0・153立方m、有効落差は54・971mとなる。
 既設の送水管から分岐させる管はダクタイル鋳鉄管で計画しており、φ250〜350mmを見込む。同課によると、分岐管は発電機へと導水する直前に高水力を確保するためφ250mmの管で絞り、発電後はφ350mmの管で既設の送水管へと合流させる。ただ、発電後に供給する新田受水場は高架水槽であるため、ある程度の水圧を残しておかなければならず、それを考慮した水車の仕様が必要になってくるという。そのため、同課では今後メーカー各社へこの条件に合った仕様の水車が製作できるかどうかを聞き取る方針だ。
 発電所の構造自体は地下へRC造の発電機室を設け、水車・発電機を据え付ける。地上部には配電盤室となる建屋を設置するとともに、発電機室のメンテナンスを行うための荷降口を確保する。
 建屋の建設工事については、管渠布設工などの土木工事とともに発注される予定。
 実施設計は昨年度、同課が直営で作成した。
 なお、本年度の当初予算には1億80万円の建設費を計上したほか、14年度の債務負担行為として2730万円を設定している。
 新田山田水道は、一級河川渡良瀬川の高津戸ダム上流の調整池右岸に取水場を設けて取水し、ポンプで浄水場まで導水。浄水池からみどり市の桐原受水場にはポンプで圧送、新田受水場と藪塚受水場へは自然流下で水道用水を供給しており、1日の最大供給量は4万2300立方mとなっている。

819とはずがたり:2014/06/04(水) 23:32:34
●面白峡発電所
千葉県大多喜町面白地区
最大出力:130kW
高低差:96m
工事:2012.12〜2014.1
効率:従来の小水力発電は水流の生み出すエネルギーの40%以下しか電力に変換できず→「水車の羽根を増やし、水流をしっかりとらえるように工夫した」(川本さん)結果、70%まで引き上げ
本格稼働:2014年度中

大多喜町の面白地区 小水力発電所完成し試運転【東京新聞】
ttp://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20140406/CK2014040602000138.html(リンク切れ)

 大多喜町が養老渓谷の渓流を利用して建設した小水力発電所が完成し、本年度中の本格稼働を目指して試運転が行われている。自治体による小水力発電は県内で初めての取り組みだ。東日本大震災による東京電力福島第一原発の事故を受け、再生可能エネルギーに関心が集まる中、小さな町が挑むプロジェクトの成果が注目されている。 (砂上麻子)

◆高低差45メートル

 急峻(きゅうしゅん)な渓谷を勢いよく流れる養老川。川沿いの面白(おもじろ)地区に、小水力発電所「面白峡発電所」はある。

 上流から取水した水が、切り立ったがけの上に設けられた貯水槽にためられ、長さ九十六メートルの水圧管路を通って一気に谷底の発電所に流れ込む。

 高低差は約四十五メートル。この大きな落差が一時間当たり最大出力百三十キロワットの発電を可能にする。

 工事は二〇一二年十二月から始まり、今年一月に完成した。

 総工費は一億六千四百万円。発電所の設計、施工は「新工法開発研究所」(市原市)が担当した。

 所長の川本正男さん(65)によると、従来の小水力発電は水流の生み出すエネルギーの40%以下しか電力に変換できず効率が悪かった。

 面白峡では「水車の羽根を増やし、水流をしっかりとらえるように工夫した」(川本さん)結果、70%まで引き上げることができたという。

 現在は安定した電力を確保できるように水量を調整する試運転の段階。本格的に稼働すれば年間百八十八世帯分の電力をまかなえる計算だ。

820とはずがたり:2014/06/04(水) 23:32:59
>>819-820
◆観光資源にも

 町が小水力発電に注目したのは東日本大震災がきっかけ。福島第一原発事故で再生可能エネルギーへの関心が高まる中、町は東京電力が所有していた旧老川(おいかわ)発電所の跡地に目をつけた。

 旧発電所は一九二三年に起工。六〇年まで稼働していたが、発電量が少なく、効率が悪いことから廃止となった。発電所は取り壊されたが、土地は町が所有しているため、約半世紀ぶりに再利用することにした。

 こうした取り組みを県も評価し、二〇一二年、新エネルギー活用推進プロジェクトの重点支援プロジェクトに選んだ。

 町は本格稼働後、発電した電力を東京電力に売電する。年間二千二百万円の収入が見込めるが、施設は十年間借り上げるため、リース料などを差し引くと、収入は当面ほとんど期待できない。

 町は「(リースが終わる)十年後からは年間千六百万円の収入が見込める」と、そろばんをはじく。

 養老川の上流は首都圏から多くの観光客が訪れる「粟又(あわまた)の滝」など観光資源にも恵まれている。

 同町環境水道課の三上清作課長補佐は「地球温暖化や資源の有効活用のほか、観光施設としても活用したい」と、町の発電所の未来に期待を込めた。

◆全国で導入広がる

 起伏に富む日本の地形を生かし、小さな河川や用水路の水圧や水流で水車を回して発電する「小水力発電」は再生可能エネルギーの有効活用につながるとして、全国の自治体で導入する動きが広がっている。

 一般的に出力1000キロワット以下の小規模な発電施設を指し、川をせき止めるダムを必要としないため、環境に優しいのも利点。石炭などを燃やす火力発電と違い、地球温暖化対策に適していることも導入を後押ししている。

 政府は2012年から、小水力など再生可能エネルギーでつくられた電気を、電力会社が買い取る「固定価格買い取り制度」を導入した。

 首都圏では、東京都が葛西給水所(江戸川区)に買い取り制度を活用して、発電した電気をすべて売電する設備をつくり、昨年10月から運転を始めた。

 政府はこれまで買い取り対象を制度導入後に新設した設備などに限っていたが、今後さらに対象を広げ、小水力発電の導入を促す方針。

821とはずがたり:2014/06/04(水) 23:35:29
>>791
18箇所も!?(;´Д`)

山口県、農業水利施設を活用した小水力発電等の適地18カ所を公表
http://www.kankyo-business.jp/news/007451.php
2014年4月 8日掲載

山口県は、農業水利施設を活用した小水力発電の開発が見込まれる適地について、現地の流量や落差等から想定される発電量や概算事業費等を調査した結果をマスタープランとしてとりまとめ公表した。

県の担当者によると、本マスタープランは民間事業者に活用してもらうとともに、県でも開発を検討していくための資料とするもの。

同県が公表したのは「農業水利施設を活用した小水力等発電マスタープラン」。農業水利施設等への小水力発電等の導入に向け、農業用ダム10カ所、水路6カ所、ため池2カ所等を対象に調査した結果をリストで紹介している。また、太陽光発電の適地として1カ所(雑種地、最大出力25kW)を掲載している。なお、発電計画等の内容は2014年4月時点の見込みであり、今後の追加調査等により変更となることがある。

822とはずがたり:2014/06/04(水) 23:40:55
>>821
そか俺が拾ってきたのはダムの10箇所だったのか。

823とはずがたり:2014/06/04(水) 23:54:52
島根)小水力発電、復活の兆し FITを活用
http://www.asahi.com/articles/ASG4254S5G42PTIB00D.html
斉藤智子
2014年4月4日03時00分

 急峻(きゅうしゅん)な地形で水量に恵まれた中国山地の山村では、出力1千キロワット以下の小規模な水力発電(小水力発電)が電化の一翼を担ってきた。老朽化などで減りつつあったが、再生可能エネルギーの電力を買い取る固定価格買い取り制度(FIT)を活用し、復活の兆しを見せている。

 奥出雲町の山あい、急斜面を背にした阿井川のほとりに石碑がたたずむ。阿井小水力発電所の水路跡だ。

 標高385メートルの山腹を走る農業用水路から分水。落差68・5メートルを流れ落ちた水で水車を回し、1954年から85年まで発電した。

824とはずがたり:2014/06/05(木) 00:00:33
>>809
●秋神水力発電所
発電能力:290kW
年間発電量:133万kWh(見込)
稼働率:52.4%
稼働開始:2015.6

2014年04月23日 11時00分 更新
発電所のないダムの直下で小水力、370世帯分の電力を2016年に供給開始
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1404/23/news025.html

水力発電が盛んな岐阜県内で中部電力が小水力発電を拡大している。新たに高山市にあるダムの直下に290kWの発電設備を設置する計画だ。これまで発電所を併設していなかったダムで、河川を保護するために放流している「維持流量」を活用して発電する。
[石田雅也,スマートジャパン]
 中部電力グループが新たに小水力発電を実施する場所は、岐阜県北部の高山市にある「秋神(あきがみ)ダム」である(図1)。北アルプスを源流にする飛騨川の上流に1953年に建設されたダムで、中部電力が運営している。このダムには発電設備はなく、約2キロメートル離れた場所にある「朝日ダム」へ発電用の水力を供給する役割だ。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/epower/chubu_akigami1_sj.jpg
図1 「秋神ダム」の所在地。出典:中部電力、シーテック

 この発電用の水力とは別に、秋神ダムから下流の河川の自然環境を保護するために「維持流量」を常に流し続けている。中部電力は秋神ダムの直下に小水力発電設備を建設して、これまで利用していなかった維持流量で発電する。既存の放流管に発電用の水圧鉄管を増設して、新設する水車発電機に水流を取り込む(図2)。発電した後の水流は従来通り放流するため、下流の河川には影響を及ぼさない。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/epower/chubu_akigami2_sj.jpg
図2 「秋神水力発電所」の設置イメージ。出典:中部電力、シーテック

 「秋神水力発電所」の発電能力は290kWで、年間の発電量は133万kWhを見込んでいる。一般家庭で330世帯分の電力使用量に相当する。中部電力グループで再生可能エネルギー事業を展開するシーテックが担当して、2016年4月に運転を開始する予定だ。これまでシーテックは風力と太陽光による発電事業を手がけてきたが、小水力発電に取り組むのは初めてである。

 中部電力は岐阜県を中心に、既存のダムを活用した小水力発電プロジェクトを相次いで開始している。すでに県中部の郡上市や県南部の恵那市でもダムからの維持流量を生かした小水力発電設備の建設計画を進めていて、2カ所(>>772と思われる)ともに2015年6月に運転を開始する。

825とはずがたり:2014/06/05(木) 00:04:32
●新青木発電所
場所:那須塩原市青木
最大出力:460kW
有効落差:44m
水源:那須疎水(農業用水)
主体:那須野ケ原土地改良区連合

新青木発電所:那須疏水利用 小水力8基に /栃木
http://mainichi.jp/area/tochigi/news/m20140331ddlk09040137000c.html

 農業用水「那須疏水」の運用をしている那須野ケ原土地改良区連合が那須塩原市青木に建設を進めていた「新青木発電所」が完成し、30日、現地で完工式が開かれた。

 新青木発電所は、戸田調整池を水源とする戸田東用水路の途中に貯水槽を設置して延長2143メートルを導水し、有効落差44メートルを利用して水車を回して発電する。最大出力は460キロワット。建屋は鉄筋コンクリー…

826とはずがたり:2014/06/05(木) 08:08:57
>>825-826

那須野ヶ原土地改良区連合
http://www.nasu-lid.or.jp/hatuden/hatuden_top.htm

地域用水水環境整備事業により新青木発電所完成
http://www.inakajin.or.jp/Portals/0/01jigyoukankei/kikaku/midorireportar/0512tiiki.pdf

・水車発電機配電盤他:横軸フランシス水車/最大出力 460kW、有効落差/44m、 最大使用水量/1.4m^3/s

最大出力 460kw の計画により導入した本発電所は、試験の結果、水車の性能が優れており使用水量内において 500kw 超えの出力を記録する結果が生じ、リミッター制御を行い運転中です。
このため、現在、資源エネルギー庁への軽微な変更(最大出力 500k の変更)手続きを行っており、相対的には高効率の発電所が完成しました。

827とはずがたり:2014/06/05(木) 09:37:39
●萩形発電所
・上小阿仁村の県営萩形ダムの放流水を利用した小水力発電所
・秋田県が総事業費4億8千万円で整備
・営業運転開始:2014.8.1
・最大出力:450kW
・年間発電量:192.8万kWh

2014/03/29
萩形発電所が完成、上小阿仁村 県営ダムの放流水利用【さきがけ on the web】
ttp://www.sakigake.jp/p/akita/topics.jsp?kc=20140329c(既にリンク切れ)

 上小阿仁村の県営萩形ダムの放流水を利用した小水力発電所「萩形発電所」がダム下に完成し、現地で28日、竣工(しゅんこう)式が行われた。再生可能エネルギーの普及と民間事業者の参入促進を図ろうと、県が総事業費4億8千万円で整備した。営業運転は4月1日から。

 式には橋口昌道副知事や中田吉穂村長ら約20人が出席。橋口副知事、中田村長らが始動スイッチを押し発電所が稼働した後、参加者は発電所内を見学した。

 小水力発電所は最大出力1千キロワット以下の発電所で、中小河川や農業用水路などの水流で水車を回し発電する。萩形発電所は最大出力450キロワットで、年間発電量は一般家庭550世帯の年間消費電力量に相当する192万8千キロワット時を見込む。

828とはずがたり:2014/06/05(木) 09:46:16
●奥野ダム
・ダムの管理機能の強化、管理コストの縮減、再生可能エネルギーの利用推進のため、静岡県が初めて建設(事業費約1億6千万円)
・年間の発電電力量:最大110万キロワット時(一般家庭186世帯分)、有効68万キロワット時、ダム消費量を除いた売電可能量:54万キロワット時
年間売電収入:1900万円(ダム管理コストは2千万円の縮減見込)
運用開始:2014.4.1(試運転開始:2013.12)

小水力発電設備が完成 奥野ダム、再生可能エネ利用推進−伊東
http://izu-np.co.jp/ito/news/20140328iz0000000106000c.html
伊東版 2014年03月28日 

 ■1日から本格稼働
 伊東市鎌田の奥野ダムで27日、管理用小水力発電設備の完成式が開かれ、関係者らが出席して完成を祝った。ダムの管理機能の強化、管理コストの縮減、再生可能エネルギーの利用推進のため、県が初めて建設した。4月1日から本格稼働し、余剰電力は売電する。
 同ダムの小水力発電設備は水の落差を利用して発電機を回し発電する。年間の発電電力量は、最大出力量が110万キロワット時(一般家庭186世帯分)、有効供給量が68万キロワット時(同120世帯分)、ダム消費量を除いた売電可能量は54万キロワット時(同95世帯分)。年間で売電収入は1900万円、ダム管理コストは2千万円の縮減を見込んでいるという。
 完成式で県交通基盤部の長島郁夫部長は、小水力発電の目的に言及しながら「市民の安全、安心を高めるため、防災拠点としての活用もしていきたい」とあいさつ。石井勇副市長は「奥野ダムは市民の憩いの場。ダムの名をもっと周知し、周辺の美しい環境もPRしたい」と述べた。長島部長、石井副市長、小野達也県議らと小学生で発電量などを表示したディスプレーを除幕した。
 小水力発電設備は県が2012年度から整備を進めてきた。昨年12月からは試験運転を行っていた。事業費は約1億6千万円。

829とはずがたり:2014/06/05(木) 09:50:15
>>828-829
情報追加
最大出力:110kW

>最大出力量が110万キロワット時(一般家庭186世帯分)、有効供給量が68万キロワット時(同120世帯分)
供給量の最大と有効の違いはなんだ??

[PDF]第2回会議録(PDF:387KB) - 静岡県
http://www.pref.shizuoka.jp/kikaku/ki-260/f_yushikisya/documents/02kaigiroku.pdf
伊東大川の奥野ダムに、最大出力 110kW の小水力発電設備を導入する予定です

830とはずがたり:2014/06/05(木) 09:54:35
芸北に振り仮名付す意味が解らない。。(;´Д`)

●芸北発電所
中国電力
北広島町
着工:2014.6
運用開始:2016.3
年間発電量は約223万kWh
有効落差:27.5m
最大使用水量:2.0m3/s

2014年03月26日 11時00分 更新
自然エネルギー:
落差を探して99カ所目、広島県で水路式水力発電
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1403/26/news031.html

勾配が急な水路は小水力発電の設置に適している。中国電力は既存の分水路のうち、勾配が急な部分を探し、建設コストを抑えつつ、発電量を最大化できる立地を求めた。広島県北広島町である。
[畑陽一郎,スマートジャパン]

 水力発電所を低コストで開発するには未利用エネルギー(落差)を探し、既存の設備を活用しつつ、新設しなければならない設備を簡素化する。中国電力はこのような方針に従って、新たに水路式の水力発電所を立ち上げる。出力430kWの「芸北(げいほく)発電所」(広島県北広島町)は同社の99カ所目の水力発電所となる予定だ(図1)。

 2014年3月24日、中国電力は北広島町に建設計画を説明。順調に進めば、2014年6月に着工し、2016年3月に運転開始が可能だ。年間発電量は約223万kWhであり、一般家庭約600世帯の年間使用電力量に相当する規模である。

 図2には芸北発電所の周辺の川とダムの分布を示した。地図の一辺は約10kmだ。左上の大佐川に掛かる大佐川分水ダムからは、北東の滝山川に向かって点線が伸びている。大佐川分水路だ。これを活用する。

 大佐川の方が、滝山川よりも高い位置を流れているため、分水路の水は滝山川に向かって流れ下っている。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/epower/yh20140326Energia_largemap_440px.jpg
図2 芸北発電所の周辺 出典:中国電力

 図3上は、大佐川分水路(点線)と新設する水圧管路(赤線)の配置を示したもの。既存の分水路を途中まで利用しつつ、赤字で示した取水口と水槽、芸北発電所を新設する。

 なぜ途中まで既存の分水路が利用できるのか。その疑問に答えるのが図3下だ。大佐川から県道11号までは落差があまりないため、水圧管路を新たに建設する意味が薄い。

 県道11号を超えると分水路の勾配がきつくなる。この位置エネルギーを取り出したい。そこで県道11号と滝山川の間を新たに水圧管路で結ぶ。未利用落差のうち、有効落差27.5mを確保できる。最大使用水量は2.0m3/秒である。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/epower/yh20140326Energia_sectional_576px.jpg
図3 新設部分を中心とした平面図(上)と断面図(下) 出典:中国電力の画像の配置を編集

831とはずがたり:2014/06/05(木) 09:55:38
>>830-831
また最大出力忘れた。。
出力:430kW

832とはずがたり:2014/06/05(木) 10:04:41
2014/03/28
関の沢川の小水力発電所の復活が現実化【建通新聞】
http://j-water.org/news1/page/14/
 NPО法人アースライフネットワークhttp://plaza.across.or.jp/~town-energy/(県地球温暖化防止活動推進センター)は、資源エネルギー庁の委託事業として、安倍川流域の関の沢川の小水力発電所の復活に関し、事業性評価や今後の課題に関する調査を進めてきたが、このほど実現可能との調査結果を同庁に報告した。

安倍川の水力発電復活を 梅ケ島の計画に調査費
http://www.at-s.com/news/detail/872142789.html
(2014/1/ 9 09:10)
関の沢川の水を取り入れる取水施設跡=昨年11月末、静岡市葵区梅ケ島

発電施設内にある送水管跡=昨年11月末、静岡市葵区梅ケ島

 安倍川上流、関の沢川で、大正から昭和期にかけて活躍した水力発電所の復活を探る調査が静岡市葵区梅ケ島で始まる。同市のNPO法人アースライフネットワーク(県地球温暖化防止活動推進センター)が資源エネルギー庁の事業に応募し、約500万円の調査費が付いた。施設跡の再興には課題も多いが、住民代表の鈴木英次さん(75)は「夢への第一歩を大切にしたい」と期待する。

 梅ケ島には電力の地産地消の歴史がある。鈴木さんの叔父で旧梅ケ島村長秋山義則さんが1924年、私財をなげうって関の沢川に発電所を建設した。地域に光をともした施設だったが戦後、役目を終えた。
 周辺には、当時の取水口や水路が状態良く残る。発電施設は原形をとどめないが、送水管や発電機の残存物は発電の歴史を物語る地域遺産でもある。NPO法人は今年3月まで川の流量や発電の可能性を調べる。調査結果を踏まえ、資金調達や事業主体を含めた本格的な検討に着手する。
 梅ケ島地区はピーク時、約1500人の住民がいた。現在は約480人ほど。鈴木さんは、地域住民に水力発電復活の第一歩を踏み出した情報を「夢舞台プロジェクト」と説明。夢実現への道のりは平たんではないが「少しでも地域活性化の端緒にならないか、調査の推移を見守りたい」と話し、先人が残した遺産の生かし方を模索している。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/epower/872142789_tmp_pic_extend2_20140109083740.jpg

833とはずがたり:2014/06/05(木) 10:07:59
>>806の残る三箇所には流石に入らないかw

●入善用水小水力発電所
近くにある入善高校の上田農場に、ハウス運営用の電源として、発電した約3キロワットの電気を供給する予定だ。

富山)小水力発電所が始動 入善町の用水路
http://www.asahi.com/articles/ASG3S64L0G3SPUZB019.html
鵜飼真2014年3月25日03時00分

 入善町入膳の農業用水路に、町が取り組む小水力発電の設備「入善用水小水力発電所」が設置され、開所式が24日に関係者を集めて催された。黒部川水系の豊かな流水を利用した設備で、近くにある入善高校の上田農場に、ハウス運営用の電源として、発電した約3キロワットの電気を供給する予定だ。

 「水の小径(こみち)」と呼ばれる遊歩道沿いの用水路に設置されたのは、水車を持つ2機の発電設備。導水路で水を流して水車を回す装置で、町の委託を受けた黒部川扇状地研究所で約2年前から、研究や実験を重ねてきた。同研究所長の水嶋一雄・日大教授らが改良を重ね、ごみや雪を設備の上側で素通りさせる方法を考えだし、実用化を容易にしたという。町は約600万円の予算をかけたが、コスト低減も目指しており、設備だけなら500万円弱で設置できるという。

834とはずがたり:2014/06/05(木) 10:13:16
>>827
秋田県が公営事業として運営

2014年04月01日 07時00分 更新
豪雪地帯で小水力発電、ダムの水流で550世帯分の電力を供給
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1404/01/news017.html

秋田県の山間部にある豪雪地帯に出力450kWの小水力発電所が完成した。洪水対策のために47年前に建設したダムからの水流を生かして、一般家庭で550世帯分の電力を供給することができる。秋田県が公営事業として運営する16番目の水力発電所になる。
[石田雅也,スマートジャパン]

 秋田県が3月31日に完成させた「萩形(はぎなり)発電所」は、雪国ならではの水力発電所である。この一帯は冬の積雪量が1メートルを超えるため、国から「特別豪雪地帯」に指定されているほどだ。雪がもたらす水資源が豊富にあり、これまで河川に放流していた水流を新たに発電用に利用できるようにした。

 発電所のすぐ上には、1966年に完成した「萩形ダム」がある。下流の河川の環境を保全するために、ダムから最大で毎秒1.2立方メートルの水を放流している。この水流を導水管で発電所に引き込み、発電所の中にある水車を回転させる仕組みだ。

 水力発電で最もポピュラーな「フランシス水車」を使って、最大450kWの電力を供給することができる。発電に利用できる水流の落差は47メートルある。年間の発電量は193万kWhを見込んでいて、一般家庭で550世帯分の電力使用量に相当する。発電した電力は東北電力に供給する予定だ。

 萩形発電所は秋田県が運営する16番目の水力発電所で、16カ所すべてを合計すると発電規模は11万kWに達する。近くには萩形ダムに貯めた大量の水を利用する従来方式の杉沢発電所(1万5500kW)がダムの完成と同時に1966年から稼働している(図3)。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/epower/akita2_sj.jpg
図3 「萩形発電所」と「杉沢発電所」の所在地。出典:秋田県産業労働部

835とはずがたり:2014/06/05(木) 10:16:53

●須雲川発電所
・元は地元の温泉旅館が自家発電用に設置
・1954運転開始・1984老朽化で稼働停止,設備は箱根町所有へ
・2013.8より再稼働・東京発電株式会社が施設を譲り受けて再生
・最大発電出力:190kW
・年間発電量:約110万kWh

2014/3/19
神奈川県内における小水力発電の事例【FM横浜】
http://j-water.org/news1/page/15/

前回は、神奈川県内における小水力発電の事例として、足柄地域の「文命用水」に設置されたものを紹介しました。今回は、箱根町と小田原市における小水力発電について見ていきたいと思います。

箱根町にある「須雲川発電所」は、元は地元の温泉旅館が自家発電用に設置したものを改修して、昨年8月から稼働されています。須雲川は芦ノ湖の近くから流れ出て箱根湯本付近で早川に合流している河川で、初めに運転を開始したのは1954年とかなり歴史がありますが、1984年には老朽化を原因とし ていったん稼働を停止。その後は箱根町の所有となっていました。

その後、東京電力の子会社である東京発電株式会社が施設を譲り受けて再生工事に着手。現在も運営・管理を行っています。仕組みとしては、須雲川の 上流から毎秒0.58立方メートルの水量を取り込んで約42メートルの落差を利用し、発電機を作用させるという形。最大発電出力は190キロワット、年間 の発電量は約110万キロワットアワーを見込んでいるそうです。これは一般家庭250〜300世帯分の電力使用量に相当し、発電された電気は固定価格買取 制度によって売電されています。

また、小田原市荻窪にある「駒形水車」では、小水力発電への活用も見据えて昨年11月に17年ぶりの改修が行われました。水車は約3.8メートルの木製のもので、小田原城址公園で倒木した松の木が活用されています。

この事業は同市による再生可能エネルギーの普及啓発のためのモデル事業にも位置付けられていて、発電機設置の準備にあたっては小田原城北工業高校電気研究部の生徒も協力。建屋内の清掃や周辺の除草なども行われました。

こちらは水量や落差に関してはそれほど大きくなく発電量もある程度限られるとのことですが、比較的市街地にも近いため、市の再生可能エネルギー活 用のシンボルとするべく、得られた電気を街灯に用いるなどの使い道が検討されています。現在はその準備段階として、水車の回転数把握や適した発電設備の選 定、発電出力の算定が行われており、この春には実際の発電がスタートする見込みとなっています。

(Keep Green & Blue Web編集部)

836とはずがたり:2014/06/05(木) 10:19:49
栃木県内12カ所の小水力発電事業者が決定 丸紅・大林組など5社
http://www.kankyo-business.jp/news/007244.php
2014年3月13日掲載

丸紅や大林組など5社は、栃木県内で河川を活用した小水力発電事業に着手する。5社が開発を行う小水力発電は12カ所で、発電量の合計は年間約2,400万kWhを見込み、これは一般家庭約6,900軒分の使用電力量に相当する。

栃木県は、12日、水力発電の有望地点において県がサポートする発電事業者(サポート事業者)を決定したと発表した。同県では、県内河川における水力発電の導入を促進するため、県が民間の発電事業者を積極的に支援する「河川活用発電サポート事業」を進めている。本事業において、小水力発電の事業化の可能性が高い15の有望地点を公表し、この有望地点において、県のサポートを受けながら、事業化を目指す事業者を公募していた。

今回、公募していた15カ所のうち、12カ所において、事業化を目指すサポート事業者として、丸紅の子会社や大林組と県内企業の連合体など4事業体(5社)を決定した。

今後、サポート事業者と県及び地元市による協定書の締結を経て、サポート事業者による河川流量調査等の事業化に向けた各種調査を開始(決定後6カ月以内に着手)する予定。

選定された事業者と開発地点、主な選定理由は以下の通り。

837とはずがたり:2014/06/05(木) 10:20:22

富山市 インドネシア・タバナン県に小水力発電で協力
(2014年03月27日 19時21分)
http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/index.html?TID_DT03=20140327192339&MOVE_ON=1

 富山市が進める環境未来都市計画の事業の一つが、初めて海外展開する見通しとなりました。

 先日、市や県内企業でつくる訪問団がインドネシア・バリ島のタバナン県を訪れ、農業用水を活用した小水力発電施設の整備など現地でのプロジェクトに協力する協定を結びました。

838とはずがたり:2014/06/05(木) 10:20:56
浄水管理センター
処理水の流れで発電
市内初 実証実験を開始
http://www.townnews.co.jp/0610/2014/03/13/228855.html
掲載号:2014年3月13日号

 施設から放出される水流を活用した小水力発電装置が、秦野市浄水管理センター(上大槻190)に設置され、3月10日から実証実験が開始された。市の再生可能エネルギーの利活用推進を目指した取り組み。市環境保全課によると、小水力発電装置の設置は秦野市で初。浄水施設への水力発電装置の設置も県内で数例だという。

 市浄水管理センターでは、1日あたり約3万2000トンの下水処理を行い、処理済みの水を金目川に放流している。発電はこの水流を活用するものだ。総事業費は1450万円。

 発電装置は2月、浄水処理の最終工程を行う「消毒棟」に設置。堰き止められた処理水が最大1・4mの落差を流れ落ち、装置内の2基の水車を回し発電する仕組みだ。

 市では最大で約1・8kwの発電を想定。1年間の発電量は、最大約1万5000kwhを見込んでいる。

 発電した電力は、同じ敷地内の施設「中野健康センター」で利用し、施設の使用電力の2割程度をまかなう予定。

 実証実験は今後1年間ほど継続し、安定して発電するために必要な水量などのデータを収集する。

 同課では「今後、別の市内公共施設等でも小水力発電の導入が可能か検討するデータを集めたい」としている。さらに、浄水管理センターの施設見学コースに小水力発電設備も加え、「小中学生の環境教育や社会見学などを通じて、市民にPRしていきたい」と話した。

839とはずがたり:2014/06/05(木) 10:24:10
遂に600W=0.6kWの記事迄顕れたw

>「実用化するには三キロワットまで高める必要がある」
あと5倍,頑張って欲しい。

>法的な規制から、十〜三月しか実験機を設置できず、年間を通してデータが取れないことも課題。
熱心な栃木県もサポートするべきだ(・∀・)

2014/03/17
小水力発電、実現へ前進 改良型実験、キラリ600ワット確認【東京新聞】
ttp://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20140317/CK2014031702000144.html(リンク切れ)

再生可能エネルギーを普及しようと、自前の小水力発電システム開発に取り組む鹿沼市の市民団体「鹿沼自然エネルギー推進会」が十六日、同市府中町の黒川で、改良を重ねた新型の小水力発電装置を公開した。実用化までには依然、課題が多く残るが、鈴木貢(みつぐ)会長(65)は「着実に前へ進んでいる」と話している。(石井紀代美)

同会は、東京電力福島第一原発事故を受け、再生可能エネルギーへの注目が高まった二〇一二年六月に発足。市内の電気設備会社社長で、過去に途上国で水力発電を設計した経験がある金子一郎副会長(64)が中心となり、安価で、水量の少ない水路でも設置しやすい小水力発電の開発に取り組んできた。

同会の小水力発電は、川の水をダクトに取り込み、水流の勢いを約四倍に増加させた水を水車にぶつけて回転させるのが特徴。この日お目見えした新型は、昨年二月に実証実験を行った実験機に改良を加え、水車に水が効率よく当たるようにダクトの先端部を工夫したり、ダクトを固定するボルトを強化したりした。

この日は、同会メンバーや近隣住民ら計約三十人が参加。ダクトに水を取り込ませると、水車が水しぶきを上げながら勢いよく回転。接続した三個の電球(計六百ワット)が点灯した。

事前の実験では、六百六十ワットの発電能力があることを確認しているが、金子副会長は参加者らに「実用化するには三キロワットまで高める必要がある」と説明。「理論上は可能。そうすれば電気自動車の充電やイチゴハウスの照明、防犯灯などの電力として使える」と話した。

実現するためには、水車が回転する性能の向上や、低い回転数でも発電できる発電機が必要とも訴えた。鈴木会長によると、法的な規制から、十〜三月しか実験機を設置できず、年間を通してデータが取れないことも課題。鈴木会長は「住民には、取り組みが認知されてきた。今後も努力を続け、ハードルを乗り越えていきたい」と実用化に意欲を見せた。

840とはずがたり:2014/06/05(木) 10:25:46
●小沢川の水力発電(出力150キロワット規模)上村

飯田市が小水力発電の実証実験
http://minamishinshu.jp/news/economy/%E9%A3%AF%E7%94%B0%E5%B8%82%E3%81%8C%E5%B0%8F%E6%B0%B4%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E3%81%AE%E5%AE%9F%E8%A8%BC%E5%AE%9F%E9%A8%93.html
南信州経済
[ 2014年 3月 13日 木曜日 9時18分 ]

小水力発電実験 飯田市は農業用水路を活用した小水力発電ビジネスの可能性を探ろうと、同市鼎切石の妙琴浄水場に隣接する「伊賀良井用水」取水口付近で、出力1キロワット程度の実証実験を行っている。発電機は地元の製造業者でつくるグループ「ネスクイイダ」が開発した「すいじん」を使用。飯田下伊那圏域における住民主体の事業展開や新たな環境産業の創出を目指し、課題の抽出や改善策などの検討を進める。

 市が本年度に総務省から委託を受けた「定住自立圏等推進調査事業」(事業費約940万円)の一環。伊賀良井は松川から取水し、鼎、伊賀良、竜丘地区を流れる。市は利用者らでつくる管理団体の同意の下、県から水利権の許可を受け、2月10日から3月14日まで現地実験を重ねる。

 幅4メートルの取水口付近に流水落差を変えられる可動式のせきを整備し、直径約40センチの導水管内にプロペラ式の「すいじん」を取り付けた。伊賀良井水の平均流量は4―9月は0・9立方メートル毎秒、それ以外は0・49立方メートル毎秒という。

 12日に報道機関や行政関係者向けの現地見学会があり、水力発電設備の開発に携わる南信州・飯田産業センターや地元企業の関係者らが、費用対効果の課題などを説明。せきの高さは1・225メートルに設定してあり、常時、白熱球10本を点灯させた。

 市地球温暖化対策課は小水力発電の適地の選定や発電機の設置・運営などを地元事業者が行えるシステムの構築も目指しており「南信州圏域で小水力発電ビジネスを展開し、活力を創出させたい」としている。

 同課の地域エネルギー計画係長は「実証実験は大きな一歩だが、汎用性を高め、住民主体の事業を広めていくためには、経済的なインセンティブ(動機付け)が重要」と指摘。実験結果に基づき費用対効果の検討をさらに深める他、事業化に向けた手順書も整理したいとしている。

 同センターのオーガナイザーも「経済的に成り立つかどうかが重要。設備の基本構造や素材などの検証を重ね、当地域の産業システムとして売り込めれば」と意気込みを話した。

 市は昨年4月、住民主体による再生可能エネルギー事業を支援する条例や体制を整備。市内では千代地区の野池親水公園で小水力発電を行っている。上村では、小沢川の水力発電(出力150キロワット規模)事業に向け、取り組みが進んでいる。

841とはずがたり:2014/06/05(木) 10:28:07
>>836
これで4社判明
1.丸紅
2.大林組と県内企業の連合体
3.水光建設コンサルタント(宇都宮市)
4.藤井産業(宇都宮市)

2014/03/14
小水力発電、5社決定 栃木【読売新聞】
ttp://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news/20140312-OYT8T01208.htm(既にリンク切れ)

 県は12日、河川での小水力発電を促進するため選定した有望地点15か所について、12か所で5社が決定したことを明らかにした。県議会農林環境委員会で示した。12か所の想定発電量は年間約2400万キロ・ワット時で、一般家庭約6900軒に相当する。2016年度から稼働する見通し。

 5社のうち2社は1事業体として選定した。いずれも水力発電や大規模太陽光発電(メガソーラー)の実績がある。事業の確実性に加え、設置や維持にあたって地元企業を活用するなどの地域貢献策を評価した。

 県内の企業は水光建設コンサルタント(宇都宮市)と藤井産業(同)の2社。他は東京所在の企業だった。

 12か所のうち最大規模の日光市足尾町の渡良瀬川は、年間発電量437万キロ・ワット時で、売電収入は1億2700万円と試算されている。

 県は昨年12月、収益が見込める鹿沼市4か所と日光市11か所の計15か所を有望地点として公表。16事業者・団体が、14か所に計44件の応募をした。条件が折り合わなかった2か所も含め3か所は決まらなかった。

842とはずがたり:2014/06/05(木) 10:30:12
2014.3.12
県の小水力発電試験終了へ、文命用水での「地域電力」実現に一歩/南足柄【カナロコ】
http://j-water.org/news1/page/17/

 県が1年前から南足柄市などの農業用水を対象に進めている小水力発電の実証試験が、月内で終了する。足柄平野の豊かな水資源に着目した身近な再生可能エネルギー活用の取り組みは、発電機の浸水トラブルに見舞われながら、事業化の可能性を探った。検証結果は、東日本大震災に伴う東京電力福島第1原発の事故を受けて注目されている「地域電力」の実現に向けた手掛かりとなりそうだ。

 県西地域県政総合センター農政部によると、実証試験は県の「かながわスマートエネルギー構想」の一環。地域特性に応じた再生エネの普及に向けた課題を検証するため、南足柄市班目と開成町金井島の「文命用水」に小水力発電設備を設置、2013年3月にスタートした。

 現場は、酒匂川沿いに広がる足柄平野の稲作農地約800ヘクタールに水を供給する水路。有効落差は約1・3メートルと低いため、垂直に羽根水車を2基配置したタイプ(クロスフロー水車)を選定した。

 かつて「暴れ川」と呼ばれた酒匂川から取水する流量は1秒当たり1・3立方メートルと豊富。発電出力は平均家庭10世帯分に相当する10キロワットに設定した。建設費は約1086万円、維持管理費は約34万円。経費削減のため、水路改修は実施せず、水門に設置した。

 トラブルが確認されたのは昨年6月。4月上旬の豪雨で水位が上昇して発電機が浸水、内部にさびが発生し、発電停止の原因になった。対策として防水カバーで覆い、早期発見できるよう監視カメラも設置した。

 同9月以降は、トラブルもなく稼働は安定化。採算性については、20年間の固定価格買い取り制度を前提として、黒字転換年を17・7年と試算した。

 県の担当者は「農業用水のため、流量変動が大きいことは想定していた。大雨時はそれ以上に急激に増えたようだ。発電機も屋外用を選んだが、耐水性構造が望ましい」と話している。

 県は3月末までに実証試験の結果を報告書にまとめ、小水力発電導入の検討材料にしてもらうために公表する予定。

 今回、専門家や県西地域の自治体関係者らからなる「かながわ農業用水小水力発電技術研究会」を設置して実証試験を評価した。14年度は、全県展開を目指して推進協議会に組織を格上げし、調査研究活動を拡充するという。

843とはずがたり:2014/06/05(木) 10:31:20
石川のニュース 【3月9日02時49分更新】
石川高専の協力で小水力発電機 津幡町が中山間地に設置へ
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/H20140309104.htm

 津幡町は今月中旬から、石川高専と共同で、同町市(いちの)谷(たに)に小水力発電 機を設置する。町の再生可能エネルギー導入研究の一環で、市谷に整備された地滑り防止 用の排水溝から出る水を利用する。将来的には地元の街灯や、イノシシなど猛獣よけの電 気柵などの電力として活用することを検討する。
 再生可能エネルギーによる地域おこしを学生に手掛けてもらおうと、町が依頼した。小 水力発電機は、石川高専機械工学科の5年生10人が設計し、完成させた。幅1・3メー トル、高さ1・5メートルの大きさで、水車を回転させ発電する仕組みとなっている。発 電機から電力や回転数などの情報を無線で発信させ、水車の状態を確認できる。

 市谷には地滑りを防ぐために雨水を吸い取る「集(しゅう)水(すい)井(い)」と呼 ばれる穴が20カ所あり、地下を伝うパイプを通して川に排水される。計画では、集水井 の水を発電機に利用し、当面は1機で課題がないか検証する。降水量が多い夏場に発電量 が増加すると見込んでいる。

 2月には住民説明会が開かれ、石川高専の原田敦史助教が発電機の仕組みや利点を説明 した。前田義裕市谷区長は「クリーンエネルギーが地元の活性化につながってくれればう れしい」と話した。

844とはずがたり:2014/06/05(木) 11:01:05
東日本大震災(原発停止)前後からこの先数年までに新設された,定格出力400〜1000程の小水力の出力総系が7.8MWほど。
やはり規模が小さいなぁ。。各種定格出力をみるに500〜600MWが一つの纏まった量って感じがあるし。
調査対象を300MW以上に増やしてみるかねぇ。。

845とはずがたり:2014/06/05(木) 11:05:02
●藤ノ平ダム
>上場台地には藤ノ平ダムなど五つの農業用ダムがあり、松浦川の水を揚げて貯めている
>藤ノ平ダムは有浦川からも流入、河川機能を維持するために一定量の水を下流に流しており
>2015年度に発電施設を設置、16年度には本格稼働させる
>総事業費1億4600万円のうち、55%は国の補助で、市の負担は6570万円。発電総量は381メガワットで、5年で建設費が回収できると試算する。

唐津市、水力発電を市営で参入 県内初
http://www1.saga-s.co.jp/news/saga.0.2641978.article.html

 唐津市は、市が管理する農業用ダム「藤ノ平ダム」(東松浦郡玄海町、総貯水量351万トン)に小水力発電施設を設置する。自治体が事業主体となって水力発電に乗り出すのは県内で初めて。売電収入は、上場台地の土地改良事業運営費の一部に充てる考え。
 上場台地には藤ノ平ダムなど五つの農業用ダムがあり、松浦川の水を揚げて貯めている。藤ノ平ダムは有浦川からも流入、河川機能を維持するために一定量の水を下流に流しており、市は発電に必要な水を確保できると判断した。新年度に設計し、2015年度に発電施設を設置、16年度には本格稼働させる。
 総事業費1億4600万円のうち、55%は国の補助で、市の負担は6570万円。発電総量は年間約110世帯相当の381メガワットで、現在の固定買い取り価格(1キロワット=35・7円、20年間)なら年1424万円の収入が見込め、毎年の維持費約100万円を差し引いても、5年で建設費が回収できると試算する。
 市は20年間で約2億円の収入を得ることになるが、揚水の電気代が近年の値上げで、年1億4千万円前後から、本年度は1億6千万円まで上昇しており、売電収入で電気代の一部を賄う。
 唐津市は「再生可能エネルギー導入は市の責務」とした条例を一昨年7月に施行しており、市農林水産商工部の井手康喜副部長は「藤ノ平ダムが軌道に乗れば、ほかに活用できるダムや河川がないか探したい」と話している。
 小水力発電事業は県営中木庭ダム(鹿島市、680万トン)でも進められ、県の公募で西技工業、九州電力、九電工の3社が発電事業者に選ばれている。県の契約では売電に比例した収入はないが、県営ダム建設費のうち約1億2千万円を3社が負担する。

2014年03月04日更新

846とはずがたり:2014/06/05(木) 11:20:29
●赤川高区浄水場
199kW

赤川高区浄水場に小水力発電 2016年度に稼働予定
update 2014/2/24 10:14
http://www.ehako.com/news/news2014a/7178_index_msg.shtml

 函館市企業局は赤川高区浄水場(赤川町)の敷地内に小水力発電設備を整備する。取水先の新中野ダムとを結ぶ導水管路の高低差を利用した発電設備で、新年度からの2年間で整備。2016年度の稼働開始を予定する。未利用の水力エネルギーを有効活用し、環境負荷の軽減につなげる。

 同浄水場の取水量は季節変動はあるが、1日平均3万2000立方㍍。約3㌔上流にある新中野ダムとの高低差は約100㍍で、流水の水圧で水車を回す仕組み。

 発電設備の最大出力は199㌔㍗で、年間平均発電量(16年度から20年間の想定平均値)は、一般家庭260世帯の年間使用電力量に相当する約140万㌔㍗時を見込む。国の再生エネルギー固定価格買い取り制度を活用して、1㌔㍗時当たり34円で全量を北海道電力に売却し、年間約5000万円の売電益が得られる。二酸化炭素排出量に換算すると、年間約680㌧の削減効果があるという。

 総工費は約5億円で、基本設計は本年度に終えており、新年度の水道事業会計予算案に整備費として4035万円を計上。水車の製作や建屋の実施設計に着手する。2015年度に完成、16年度からの発電を開始する。

 上下水道部浄水課の川村拓樹課長は「今回の事業を進めるのにあたり、多少なりとも環境負荷の低減に貢献できれば」と話している。
提供 - 函館新聞社

847とはずがたり:2014/06/05(木) 11:22:09
>北海道の場合は、水田用水の水利権の取水期間が短いため、発電期間も制限されるため、既存のかんがい用水利権では建設費自己負担比率が100%の場合に経済性が見込まれる施設はゼロ、50%の場合でも1カ所にとどまる。ただ、取水期間や取水量を増やせば経済性が見込める施設が増えることから、導入に向けては、新規に発電用水利権を取得し、取水期間の延長や取水量の増加により経済性を向上させる必要性を指摘。

北海道/小水力発電導入基本計画素案/農業水利施設活用、対象は204カ所 [2014年1月9日8面]
http://www.decn.co.jp/?p=3731

 北海道は、農業水利施設を活用した小水力発電導入基本整備計画の素案をまとめた。道内で小水力発電の可能性を有する農業水利施設は204カ所で、賦存量は年間発電電力量で2万5907メガワットと試算。一方で、既存水利権では経済性が十分確保できない場合が多く、新たな発電用水利権取得が必要になるなど課題も指摘し、取り組み方針として市町村などへの技術支援や国費事業を活用した導入検討などを挙げた。
 素案では、道内の農業水利施設を対象に行ったアンケートを基に、小水力発電の賦存量を算定。施設別ではダムが98カ所で年間発電電力量が2万0255メガワット、ため池が76カ所で222メガワット、用水路が30カ所で5430メガワット。合計の2万5907メガワットは、一般家庭約7200戸分の年間消費電力量に相当するとしている。

 一方で、素案では建設費の自己負担比率や取水期間、取水量を変化させ複数のパターンで経済性を試算。北海道の場合は、水田用水の水利権の取水期間が短いため、発電期間も制限されるため、既存のかんがい用水利権では建設費自己負担比率が100%の場合に経済性が見込まれる施設はゼロ、50%の場合でも1カ所にとどまる。ただ、取水期間や取水量を増やせば経済性が見込める施設が増えることから、導入に向けては、新規に発電用水利権を取得し、取水期間の延長や取水量の増加により経済性を向上させる必要性を指摘。簡易検討による接続可能容量の確認や変電所への対策工事など電力会社への接続に向けた事前協議も課題に挙げた。
 道ではこうした課題を踏まえ、市町村や土地改良区らと設立した北海道農業水利施設小水力発電推進協議会を通じて情報共有や課題の検討など連携を深めるとともに、小水力等再生可能エネルギー導入推進事業などの国費事業を活用した導入検討など、導入環境の向上に向けた取り組みを積極的に展開することにしている。

848とはずがたり:2014/06/05(木) 11:29:30
面白いかも♪

2013/12/25
中部電力が水力冷却水一部発電用に活用 【電気新聞:2013/12/25】
http://j-water.org/news1/page/31/

中部電力は、水力発電所の発電機の冷却水量を減らして発生電力量を増やす手法を開発した。熱が発電機の余寿命に与える影響を精査した結果、メーカーの推奨値より高温にしても実用上に問題はないと判断。減らした分の冷却水量を発電用水に回して増電につなげた。この手法を導入できる可能性がある同社水力すべてに適用した場合、想定増電量は年間200万キロワット時超と、メガソーラー(大規模太陽光発電所)2基分に相当すると試算している。

◆200万キロワット時上乗せも

この取り組みは、飛騨電力センター(岐阜県下呂市、樋口一成所長)エリアの久々野水力発電所(岐阜県高山市、3万8400キロワット)で行われた。この久々野水力と同型となる2万〜3万キロワット以上の縦軸型の水力発電所は、中部電力エリア内に59カ所ある。久々野水力のように技術的課題や河川法をクリアでき、全社大に展開できるかの検討が現在進められている。

久々野水力の冷却水量は従来、毎分3200リットルだった。そこから水量を減らすにあたり、発電機コイルの温度が上昇し続けないことや、発熱が周辺機器に影響を与えないことなどを考慮し、900リットル削減の2300リットル(28%減)で運用。年間増電量は、約30世帯分にあたる11万1439キロワット時の効果が出た。

◆水、無駄にせず

そこからさらなる改善として、年間を通して冷却水量を一定にする必要はないと考えた。外気温や水温が低い時期はもっと削減できるとし、11〜6月を季節運用期間と定めた。検証の結果、期間中は毎分1600リットルと当初から半減。年間の増電量は17万1402キロワット時で、約50世帯分に相当する効果だ。実証に参加した飛騨電力センター発変電課の南壽秀俊氏は「水一滴も無駄にしないよう、攻めの姿勢でさらに利益を出していきたい」と話した。

従来、運転温度と温度上昇警報値の幅は10度を確保していた。この幅を冷却水を減らすにあたり3度まで引き下げたが、同課の水口利彦副長は「実績を積み上げれば、もっと幅を狭くできそう」と、引き続き改善を推進する姿勢だ。

◆落ち葉きっかけ

そもそも実証のきっかけは、水圧鉄管内で冷却水のごみをとる「ストレーナ」の落ち葉詰まりだった。久々野ダムは落葉が多く、久々野水力では毎年秋に4〜5回ほど断水して掃除していた。ストレーナが詰まると冷却水が減り、設備故障につながりかねない。掃除は手間がかかるだけでなく、発電が止まるため収支に悪影響を及ぼす。

それら課題を解決するため、水の流速に注目した。ストレーナは、冷却水用に水を送るところに位置する。冷却水は水量と流速が一定だったため、発電用水側の流速を上げれば落ち葉が詰まりにくくなると考えた。この検討を進めていく中で、冷却水量の削減という発想が生まれた。

保守の負担を減らす目的から、冷却水量の削減という新たな視点に着目し、電力量の増電につながった。

同課の池戸貴義氏は「考え方一つで、全然違う結果。発想の転換だった」と話す。冷却水量の削減は発電所でバルブを操作して行うため「設備投資をせず増電できた」ことの意義も強調している。

849とはずがたり:2014/06/05(木) 11:40:29
●会津下郷・大沢川
・出力は175キロワットの予定で、一般家庭約130戸分に相当する見込み。

2013/12/17
下郷の大沢川で小水力発電を計画【KFB福島放送】
ttp://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=201312177(既にリンク切れ)

東京都の三峰(みぶ)川電力が下郷町の大沢川で小水力発電事業を計画していることが16日、分かった。
再生可能エネルギーについての理解を深めてもらうための体験施設も整備する予定だ。
関係者によると、同社は町が管理する準用河川・大沢川に水路などを整備し、落差を利用して発電する「水路式発電所」を建設する計画。
出力は175キロワットの予定で、一般家庭約130戸分に相当する見込み。
平成25年度から26年度にかけて整備を進める考えだ。
体験施設は町の協力を得て、大沢川近くの町内中山地区にある町営の観光施設「三彩館」を活用して整備する。
工事内容などを放映するモニターをはじめ、発電の仕組みを説明するパネルなどを展示し、地域の子どもたちや利用客に小水力発電について理解を深めてもらう。
再生可能エネルギーの新たな名所としてにぎわい創出の効果が期待できる。
三峰川電力は東京都の大手商社・丸紅のグループ会社。
長野県の三峰川沿いに発電所を設置しているほか、全国各地での小水力発電事業の展開を検討している。

850とはずがたり:2014/06/05(木) 11:46:24
>自らが事業主体となって発電を手掛ける発電事業会社を、2014年に設立する方向

>小水力だけでなく、地熱や太陽光も想定

>地熱発電は検討中のプロジェクトが数件ある。小水力と比べ初期投資の規模が大きいため、単独で行うよりも資本参加する可能性がある。

>発電事業を「EPC(設計・調達・建設)方式で、すべて一括してやってほしいという話もある」(廣瀬社長)ことから、新会社は事業として受注するケースもある

>同社は現在、小水力発電のSPCとして新曽木水力発電(鹿児島県伊佐市)、NKダムESCO栃木(東京都千代田区)、長野水力(長野市)の3社を設立している。

>福島県営の四時(しとき)ダムでもESCO(エネルギー・サービス・カンパニー)事業を予定

>これらのSPCを束ねるためにも、持ち株会社として設立することを検討

日本工営/発電事業会社を設立/SPC統括 小水力、地熱も
http://www.kensetsunews.com/?p=23205

 日本工営は、自らが事業主体となって発電を手掛ける発電事業会社を、2014年に設立する方向で検討を進めている。小水力だけでなく、地熱や太陽光も想定している。廣瀬典昭社長は新会社のもう1つの役割として、小水力発電のSPC(特定目的会社)を既に3社設立し、今後も増える見通しのため、「全体を統合する仕組みをつくらなければいけない」と説明した。

 地熱発電は検討中のプロジェクトが数件ある。小水力と比べ初期投資の規模が大きいため、単独で行うよりも資本参加する可能性がある。太陽光発電は福島事業所(福島県須賀川市)で、エネルギーのマネジメントシステムを構築するための実験をしている。収益が見込める案件があれば、太陽光発電も手掛ける考えだ。また、発電事業を「EPC(設計・調達・建設)方式で、すべて一括してやってほしいという話もある」(廣瀬社長)ことから、新会社は事業として受注するケースもあるとみられる。

 同社は現在、小水力発電のSPCとして新曽木水力発電(鹿児島県伊佐市)、NKダムESCO栃木(東京都千代田区)、長野水力(長野市)の3社を設立している。
 福島県営の四時(しとき)ダムでもESCO(エネルギー・サービス・カンパニー)事業を予定しているため、新たにSPCを設立するほか、事業者として実施する候補案件が複数あり、さらにSPCが増える見通しだ。これらのSPCを束ねるためにも、持ち株会社として設立することを検討している。
[ 2013-12-12 1面]

851とはずがたり:2014/06/05(木) 11:47:27
北陸の経済ニュース 【12月21日02時10分更新】
高出力型の水力発電 北陸精機が開発に乗り出す
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20131221304.htm

 産業機械製造の北陸精機(魚津市)は、農業用水などを利用した高出力型水力発電装置 の開発に乗り出した。水の流れを工夫して効率的に水車を回す「クロスフロー型」で、今 年度中の完成を目指す。
 落差5メートル以上の導管を経た水が、水車の外周と内部を通ることで、強い回転力を 与えて発電させる。出力は50〜300キロワットを想定している。同社によると、同型 の発電装置を製造しているのは、日本で数社しかない。

 同社は2010年に出力50キロワット以下の小型水力発電装置を発売している。らせ ん状の水車を使った設備で、これまで全国で15機ほどを納入してきた。現在ミャンマー の農村で設置できないか調査しており、新型のクロスフロー型とともに海外への売り込み 強化を図る。

852とはずがたり:2014/06/05(木) 11:53:56

●新曽木水力発電
曽木の滝再生可能エネルギー創出事業
曽木の滝右岸には旧曽木発電所が1960年代まであった。
当時の取水口や沈砂池(ちん・さ・ち)を補強・改造し、約50メートル下流に発電用の水中タービン水車を設置
日本工営100%出資の新曽木水力発電(伊佐市)
2012年2月ごろから建設着手
2013年4月に営業運転を始める予定
発電電力量:年約385万キロワット時→約400万kWh
定格出力:490kW
http://www.shinsogi.co.jp/?page_id=2235
http://www.shinsogi.co.jp/?page_id=2230

364 :とはずがたり:2011/11/05(土) 13:37:28
小水力発電へ協定/伊佐市など3者
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000001111010002
2011年11月02日

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/epower/k_img_render.47000001111010002.jpg
新曽木水力発電のイメージ図

 伊佐市にある川内川・曽木の滝での小水力発電事業に関する協定締結式が1日、市役所であった。大手建設コンサルタント日本工営(東京)と市、発電事業の主体で日本工営100%出資の新曽木水力発電(伊佐市)の3者が調印した。
 事業名は「曽木の滝再生可能エネルギー創出事業」。曽木の滝右岸には滝の落差を利用した旧曽木発電所が1960年代まであった。今回、当時の取水口や沈砂池(ちん・さ・ち)を補強・改造し、約50メートル下流に発電用の水中タービン水車を設置する。景観にも配慮し、放水トンネルなどの一連の水力発電設備は地下に造る=写真。
 来年2月ごろから水力発電設備の建設に着手し、2013年4月に営業運転を始める予定。発電電力量は一般家庭約1千軒分の使用量に相当する年約385万キロワット時を見込む。
 伊佐市は小水力発電事業を活用した観光振興や再生可能エネルギーの教育啓発活動を進める。日本工営は発電所の建設資金と技術者を手当てする。
 調印式には日本工営の広瀬典昭社長、隈元新市長、新曽木水力発電の秋吉博之社長らが出席。広瀬社長は「再生可能エネルギーへの期待は大きく重要だ。今後、大幅に拡大すると思う」と話し、隈元市長は「原発事故で再生可能エネルギーに関心が集まる中でのスタートだ」と述べた。

853とはずがたり:2014/06/05(木) 14:11:10
●中之条町・美野原用水発電
四万川を源流とする美野原用水
最大出力約140kW、最大使用水量毎秒0・3立方m
有効落差は64・5mで

>(中之条町は)今後は小水力発電所で計300kW、木質バイオマス発電施設で計2000kWの発電を計画している

中之条町が小水力発電所の建設に着手
http://www.nikoukei.co.jp/gunma/201404/20140405/kj140405_01.htm

 中之条町は本年度、花の駅美野原内を流れる美野原用水へ小水力発電所を建設する。現在、設置する発電機と水車の詳細な形式を選定している段階で、早期の形式決定と工事発注を目指す。当初予算には、工事費2億5318万5000円を計上している。設置する発電所は最大出力約140kW、最大使用水量毎秒0・3立方mを予定しており、本年度から2カ年で工事を進めて2015年度中の稼働を目指す。
 
 建設する発電所は四万川を源流とする美野原用水から水を引き込み、地中に埋設する管から水車や発電機などを設置するS造の発電所へと通し、同用水に戻す。
 取水口から発電所までの有効落差は64・5mで、L361・5m区間でφ500mmのPRPM管を敷設する。取水口には自動除塵機と一定の水圧を確保するため、コンクリート製の水槽を、発電所にはクロスフロー式の水車と発電機、制御設備などを整備する。発電所の設置にあたっては2012年度に可能性調査と基本設計を、13年度に詳細設計をそれぞれNPO法人環境技術研究所(高崎市)に随意契約で委託した。美野原用水が流れる花の駅美野原は、JAあがつまが所有していた薬王園を町に譲渡した施設で、園内には薬草加工工場などがある。
 町では災害時にも安定的な電力供給ができる体制の確立を目的に、再生可能エネルギーの積極的な利活用を進めており、同施設の設置もその一環として計画。
 13年度には町が中心となって一般財団法人中之条電力を設立しており、バイテック中之条太陽光発電所からの電力を公共施設などに利用している。
 今後は小水力発電所で計300kW、木質バイオマス発電施設で計2000kWの発電を計画している。本年度は当初予算に小水力発電実行可能性調査等業務委託料324万円を計上し、六合地区を対象として調査を進めていく。
 一方、木質バイオマス発電施設では設置場所や想定する発電所の熱量などを検討する。

「群馬建設新聞」の2014年4月5日付紙面に掲載

854とはずがたり:2014/06/05(木) 14:48:45
●大町新堰発電所
有効落差 約114mの水路式水力発電所で、最大出力は1,000kW、発電電力量は年間約610万kWh

水力発電所「大町新堰発電所」の運転開始について
http://www.tepco.co.jp/cc/press/2012/1203702_1834.html
平成24年5月15日
東京電力株式会社

 当社は、本日、長野県大町市において、水力発電所「大町(おおまち)新堰(しんせぎ)発電所」の運転を開始いたしました。
 当発電所は、平成22年12月に建設工事を開始した、信濃川水系高瀬川(一級河川)の支川である籠川(かごかわ)から取水する農業用水路「大町新堰(おおまちしんせぎ)」にある既存の沈砂池を改良した取水槽兼沈砂池を利用する、有効落差 約114mの水路式水力発電所で、最大出力は1,000kW、発電電力量は年間約610万kWh(一般家庭約1,700世帯分の年間電力需要に相当)となり、これによるCO2削減量は年間約2,100トン(一般家庭約420世帯の年間CO2排出量に相当)を見込んでおります。
 当社として164箇所目の水力発電所となり、農業用水路を活用した水力発電所の開発は、福沢第一・第二発電所(昭和6年3月営業運転開始当時は富士電力株式会社保有)以来81年ぶりとなります。
 当社は、引き続き、電力の安定供給に努めるとともに、水力発電を含む再生可能エネルギーの利用拡大に取り組んでまいります。

以上

855とはずがたり:2014/06/05(木) 15:02:47
●一ツ瀬維持流量発電所
九州電力
営業運転開始:2013/10/24
落差:50メートル
出力:最大330kW
年間発電量:220万kWh見込

●上椎葉維持流量発電所
九州電力
営業運転開始:2013/5
出力:最大330kW
年間発電量:220万kWh見込

●祝子第二発電所
宮崎県企業局
運転開始:2012/4
出力:35kW

http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1227192268/858-859n
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1227192268/856

856とはずがたり:2014/06/05(木) 15:18:49

●深城発電所
>平成17年4月に供用を開始。ダムからは毎秒0・4〜3トンの使われない放流水があり、このうち1トンを小水力発電に活用した。43メートルの落差を利用して発電し、最大出力340キロワット、年182万キロワットの発電が可能。

深城ダムの小水力発電所始動 山梨
・-----毎日新聞、2012/04/07
http://j-water.blogspot.jp/2012/04/blog-post_07.html
------小水力発電ニュース------
県企業局は大月市七保町瀬戸の深城ダム(相模川水系葛野川)の未利用放流水を活用した小水力発電モデル施設「深城発電所」を完成させ、今月から運用を開始した。県営では21番目の発電所。小水力発電では塩川第2、若彦トンネル湧水発電所についで3番目。
深城ダムは葛野川の洪水調節や水道用水を確保するため建設され、平成17年4月に供用を開始。ダムからは毎秒0・4〜3トンの使われない放流水があり、このうち1トンを小水力発電に活用した。43メートルの落差を利用して発電し、最大出力340キロワット、年182万キロワットの発電が可能。小水力発電とはいえ一般家庭500戸分の消費電力量に相当し、東京電力にすべて売電する。ダムの駐車場には出力表示盤が設置され、建屋から発電所内部を見学することができる。

857とはずがたり:2014/06/05(木) 19:30:45
>>782>>783>>790
J-watERのデータベースには結構抜けがあるようだ。。

水力発電設備 - RPS法
http://www.rps.go.jp/RPS/new-contents/xls/201204setsubi_hydro.xls

858とはずがたり:2014/06/06(金) 12:25:21
●電化新水力発電所(新青梅川発電所?)
出力:8000kW
送電開始:2018.4予定

平成26年1月20日
新水力発電所建設について
http://www.denka.co.jp/news/pdf/20140120_shinsuiryokuhatsudensho.pdf
電気化学工業(株)

当社は、創業以来の事業であるカーバイド、石灰窒素を始めクロロプレンゴムに至る石灰・カーバイド系の事業を現在でも基盤事業として展開しており、採掘権を有する豊富な石灰石に加え、水力を主体とする自家発電が競争力の源泉となっています。自家水力発電については、新潟県糸魚川市の「青海工場」近隣に、流れ込み式水力発電所15カ所(北陸電力株式会社との共同出資会社保有5ヵ所を含む。合計出力約11万kW。)を保有しております。

平成25年4月10日に経営計画「DENKA100」の戦略見直しにて発表したとおり、更なる石灰・カーバイド系事業の将来に向けた基盤強化を図るべく、次の100年に向けた取り組みとして調査・検討しておりました新規水力発電所につきまして、今般建設することを決定しましたのでお知らせ致します。

建設する水力発電所は、既設青海川発電所の上流に位置し、発電能力約8,000kW、年間発電量約 2,600万 kWhの見込みであり、当初 20年間は発電した電力を全て電力会社に販売する計画です。今後、所定の申請及び設計作業を進め、平成 27年に着工し、 平成30年 4月より送電開始する予定です。

尚、建設に当たっては、周辺の環境に十分配慮しながら進めてまいります。
水力発電所は安定したクリーンな電源であり、寿命は100年以上とも言われており、クリーンエネルギーの利用拡大に貢献できるものと確信しております。また、当社といたしましては、今後も資源の有効活用に努め、環境に配慮した企業活動を通して社会への確かな貢献を果たしてまいりたいと考えております。

[新規水力発電所の概要]
(1)設置場所:新潟県糸魚川市内
(2)最大出力:約8,000kW
(3)送電開始:平成30年4月予定
(4)投 資 額:約70億円

859とはずがたり:2014/06/06(金) 12:36:12
>>773
徳山水力発電所

●1号機
発電能力:131MW
運転開始:2015.6予定
目的:ピークロード

●2号機
発電能力:22.4MW
運転開始:2014.5.15
目的:ベースロード

860とはずがたり:2014/06/06(金) 15:23:41
俺期待の注目会社,九州発電♪

一発目は肝付町の●船間小水力発電所995kW>>785だが続報来た♪ってか今回の南大隅町のニュースで随分前の霧島市の存在にたどり着けた♪

●重久水力発電所
霧島市
手篭(てご)川・有効落差:90m
定格出力:960MW・年間発電量:500万kWh

●大川発電所
南大隅町佐多馬籠
大川・有効落差:約200m
2014.8着工・2016.8頃完成予定
建設費20億円
定格出力:1980kW(でか!)
年間発電量:900万kWh

2012年10月19日金曜日
九州発電が霧島市に小水力発電、立地協定を締結
http://j-water.blogspot.jp/2012/10/blog-post_19.html
・-----メディア名、2012/10/------小水力発電ニュース------

 鹿児島県内に小水力発電施設約40カ所の建設を計画する九州発電(鹿児島市)は10日、重久水力発電所の立地協定を霧島市と結んだ。12月着工、再来年春の稼働を目指す。協定は8月の肝付町に続き2カ所目。
 重久水力発電所は同市の手篭(てご)川を利用。重久地区を通る県道2号下に水圧管(総延長約1キロ)を敷設し、110メートルの落差を利用、下流に設置 するタービンを回す。最大出力960キロワットで、年間約500万キロワット時(一般家庭約2000世帯分)を発電する。
 建設費約11億円は全額を九州発電が負担。再生エネルギー特別措置法の「固定価格買い取り制度」に基づき、発電全量を九州電力に売電する。売上高は年間約1億5000万円を見込む。

転載元
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=43721

小水力発電所:九州発電と南大隅町、立地協定に調印 /鹿児島
http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/m20140510ddlk46040637000c.html

 小水力発電施設の建設を進めている九州発電(本社・鹿児島市、古田功社長)と南大隅町は8日、南大隅町佐多馬籠の大川に建設する小水力発電所の立地協定書に調印した。発電所は2016年8月の稼働予定。最大で約2500世帯分の電力を賄える能力があるという。

 九州発電は県内に計約40の小水力発電所建設を目指しており、大川発電所は3カ所目。同発電所は約200メートルの落差...

小水力発電所を南大隅町に建設 九州発電、8月着工へ
http://qbiz.jp/article/37837/1/
2014年05月16日 03時00分 更新記者:片岡寛

 鹿児島県内で小水力発電所の建設を進める九州発電(鹿児島市)は、同県南大隅町の大川に大川発電所を建設する。8月に着工し、2016年8月ごろに稼働予定。建設費は約20億円。

 最大出力は1980キロワット。年間発電量は900万キロワット時で一般家庭2500世帯分に相当する。電力は全て九州電力に売る。九州発電の小水力発電所は肝付町、霧島市に次いで3カ所目。年内にさらに2カ所で着工予定という。

861とはずがたり:2014/06/06(金) 15:34:02
もともとの出発点はこの記事♪

522 :とはずがたり:2012/07/26(木) 19:30:38
>>521
>水路の維持管理は地元に委託し、農山村の活性化にもつなげたいとしている。
いいですねぇ♪

鹿児島に国内最大の小水力発電、出力5万世帯分
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20120529-OYS1T00247.htm

大分県竹田市にある小水力発電所。鹿児島県ではさらに出力規模の大きい発電所が計画されている(2011年6月撮影)

 鹿児島県内の自治体、企業、大学でつくる県小水力利用推進協議会(会長・池畑憲一県議)は28日、2017年度までに県内約40か所に農業用水などを利用した小水力発電所を設置する計画を発表した。最大出力は計2万4000キロ・ワット、一般家庭5万世帯分で、国内最大規模という。総事業費は240億円。1号機は年内に着工、来年の稼働を目指す。

 同協議会によると、1基当たりの出力は350〜1600キロ・ワット。中山間地を中心に約50か所で現地調査を進めている。水利権などの最終調整が終われば、同県霧島市や大隅地域の計4か所で年内に立地協定を結ぶ方針。発電した電力は、7月に施行される再生可能エネルギー特別措置法に基づき九州電力に売電する。

 協議会は昨年11月、同県の伊佐、南さつま両市長や鹿児島大教授らがメンバーとなって発足し、今年1月に事業会社「九州発電」を設立。企業からの出資や融資で事業費を調達する計画で、水路の維持管理は地元に委託し、農山村の活性化にもつなげたいとしている。

(2012年5月29日 読売新聞)

863とはずがたり:2014/06/06(金) 15:46:53
鹿児島盛り上がってる♪

全国小水力発電サミット:歴史や実例紹介 鹿児島市であすまで /鹿児島 【毎日新聞:2013/11/08】
http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20131108ddlk46040538000c.html

「第4回全国小水力発電サミット」 (実行委主催)が7日、鹿児島市で始まった。小水力発電は用水路などに発電用水車を設置して電気を作り出すもので、再生可能エネルギーの一つ。7日は基調 講演とパネルディスカッションがあり、約1000人が耳を傾けた。8日は分科会、9日は小水力発電所建設現場の視察などがある。

講演した原口泉・志学館大教授は、1892年にダムで発電された電気が鹿児島市の仙巌園に引かれ電話に 使われたことなど、小水力発電の歴史と実例を紹介。「『自分たちの電気は自分たちの所にあるものを利用しよう』という小水力発電が(普及し)いろんな知恵 を全国で湧き上がらせることを期待します」と述べた。

パネルディスカッションでは、鹿屋市柳谷集落(通称「やねだん」)が電気の自給自足に取り組んでいるこ とや、小水力発電に積極的な長野県飯田市の取り組みが紹介された。パネリストからは「太陽光は夜は発電できないが、小水力は設備の利用率が非常に高い」な どの意見が出された。【山崎太郎】

2013/11/12
鹿児島市で小水力発電サミット開幕【南日本新聞:2013/11/07】
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=52560

小水力発電の普及促進を考えるサミット=7日、鹿児島市民文化ホール 小水力発電の普及促進を目指す全国小水力発電サミットが7日、鹿児島市で始まった。全国の自治体関係者や事業者、研究者ら約1000人が参加。エネルギーの地産地消や小水力発電を地域活性化に生かす可能性を探った。9日まで。
小水力発電は、身近な自然の川や用水路の流れなどを利用し、一般的に1000キロワット以下を発電する施設。鹿児島県小水力利用推進協議会(池畑憲一会長)や県などの実行委員会が主催した。

864とはずがたり:2014/06/06(金) 17:10:34

会津若松市における小水力発電事業の可能性調査業務
http://www.kankyo-business.jp/tender/007738.php
2014年5月15日掲載
件名 会津若松市における小水力発電事業の可能性調査業務
都道府県 福島県
機関 会津若松市役所
公示種類 企画競争(入札・コンペ・プロポーザル)
公示日 2014/05/02
締切日 2014/05/23
概要
現在会津若松市では、小水力発電の事業化を検討するにあたって不可欠な水路・流量等の状況把握や発電量の試算が、十分にできていないため、市内の河川や農業用水路等の可能性調査を行い、その結果を公開する業務。予算額は250万円。

まず文献資料や現地調査等による簡易調査で小水力発電事業導入の候補地を10地点以上抽出し、そのうち、経済性を含め事業効果の高い候補地を3地点以上選定する。その後、詳細調査で発電システム、水車形式や導水方法などを検討してゆく。

865とはずがたり:2014/06/06(金) 19:28:00
>(貯水率ではなく設備容量に対する?)設備利用率(折れ線、右目盛り)は1990年頃は約30%だったが、近年は約20%になっている。
随分低いようである。。定格出力で見るととんでもないことになるのかも。。。

しかもそれにしても30%だった利用率が20%に低迷しているのはダムの貯水可能量が土砂の堆積で低下でもしているのか?真面目に水貯めて発電してないんちゃうか?

水力発電の発電量と設備利用率
2011-07-03 11:00:37 / 発電量・設備利用率
http://blog.goo.ne.jp/fun_energy/e/eace77909b45d4a181f70623597b70ca

いよいよ7月。節電の夏の始まり。東京電力、東北電力管内では「電力使用制限令」が発動。その他の各地でも原発の再開が危ぶまれ、夏の電力需要が懸念されている。このような状態の中、電気は足りている。節電の必要はない。と言った声も聞かれる。設備容量から計算した例があるが、この中で、最も分かりにくいのが水力発電でどのくらいの発電量が見込めるかだろう。

経済産業省の電力調査統計の中に、発電設備利用率という項目がある。(設備利用率についてはこちらhttp://blog.goo.ne.jp/fun_energy/e/59744c907c59d5d0db00800c5318a625を参照)

経済産業省・資源エネルギー庁 電力調査統計
http://www.enecho.meti.go.jp/info/statistics/denryoku/result-2.htm
平成22年度 2-(4)発電設備利用率(一般電気事業者) xlsファイル
http://www.enecho.meti.go.jp/info/statistics/denryoku/resource/h22/2-4-H22.xls

水力発電に関しては、設備利用率は80〜90%と非常に高い値になっている。ただし、注釈に

 水力の利用率は可能発電電力量に対する実発電電力量の比を記す。

とあり、設備容量からではなく、貯水率等から計算した値らしい。ということで実際の設備利用率を調べてみた。(元データは全て前述の経済産業省・電力調査統計)

まずは、一般電気事業者10社(実際は沖縄電力は水力発電がないため、9社)の各年の水力発電による発電量と設備利用率。総発電量は、年により大きく変動がある。特に1994年は年平均降水量比74%と大規模な渇水となった年(平成6年渇水)。降水量は2008年、2009年はほぼ平年並み。2010年は平年より多い年だった。

気象庁 日本の年平均降水量比
http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/temp/list/an_jpn_r.html

降水量により、発電量が変動していることが分かる。揚水発電は水力発電全体の10〜15%で、割合としては小さい。設備利用率(折れ線、右目盛り)は1990年頃は約30%だったが、近年は約20%になっている。

866とはずがたり:2014/06/06(金) 19:48:54
おお,素晴らしい♪100%は当然無理でも60%位は行けるんだな。
>「水主火従」の時代である1955年(昭和35年)では、水力発電所は61%の稼働率です。稼働率は、365日24時間運転を100%とした基準で算出していますので、61%稼動率というのは、223日・24時間発電、或いは365日・15時間発電 という状況です。
>1955年の水力発電所は、年間を通じて、しっかり発電していたのです。

2011-01-31
『次代を担う、エネルギー・水資源』水生圏の可能性、水力エネルギーの活用12.水力発電の可能性(後編
http://blog.sizen-kankyo.net/blog/2011/01/000833.html

②原子力の都合で歪められている水力発電の低い稼働率 

発電能力が設定できたら、次は、その発電所が年間どれ位の電力を供給できるか、年間発電総量、年間の稼働率はどうなるかを試算する必要があります。 

そこで、既存の水力発電所の稼働率を知らべてみました。すると、驚くべき結果です。 
下に、表と図にまとめてみました。 

「水主火従」の時代である1955年(昭和35年)では、水力発電所は61%の稼働率です。稼働率は、365日24時間運転を100%とした基準で算出していますので、61%稼動率というのは、223日・24時間発電、或いは365日・15時間発電 という状況です。 
1955年の水力発電所は、年間を通じて、しっかり発電していたのです。 

ところが、2008年になると水力発電全体の稼働率は19%しかないのです。この低い稼働率にはからくりがあります。

suiryoku201.bmp

シリーズの10回で、原子力発電所の定常運転の都合で、揚水型水力発電所が沢山つくられ、この揚水型発電所は稼働率3%ともいわれています。この揚水型発電所の低い稼働率が、水力発電所の全体稼働率を下げているのでしょうか。結果は、違っていました。

表では、水力発電合計と一般水力(流水式+ダム式)、揚水の別で、稼働率を算出してあります。
一般水力の稼働率は、1955年の61%から、1975年には52%に下がり、1985年には50%を切り、2008年現在では39%という結果です。

つまり、1955年の61%からみると現在の39%は、2/3に止まり、その能力の1/3を無駄にしているのです。

対して、原子力発電は、稼働率80%、70%運転をしているのです。

原子力発電所を定常運転するために、超低稼働率である揚水型発電所をつくり、既存の一般水力の能力も無駄にしているのが、現在の日本の発電事情なのです。

表の右端に、一般水力と揚水型の発電能力を書いておきましたが、なんと、3%、5%しか稼動させない揚水型の発電能力が2,564万KWもあり、一般水力の2,064万KWを超えています。

現在、低稼働になっている一般水力発電所を、1955年並の稼働率にあげ、超低稼働率の揚水型発電所の稼働率を、工夫してあげることが出来れば、現在、10%といわれている水力発電の比率を格段にあげる事ができます。

867とはずがたり:2014/06/07(土) 03:00:42
>>866
自分でも調べてみた。。
電気事業連合会の統計データ纏めは10年毎で2010年迄の数字しかない。
しかも揚水発電と一般発電のデータが見付からない。。

電気事業60年の統計
http://www.fepc.or.jp/library/data/60tokei/index.html

けど,ANNEX-XI 水力発電設備の更新と増強http://www.nef.or.jp/ieahydro/contents/pdf/info/info201202-1-3.pdfに拠ると殆ど揚水発電がなかった為水力=一般水力と解釈できる1966年頃までの数字で見ても,1950年代の60%台から1960年代の50%台と低下しているのが見て取れる。

1951 61.69%
1952 63.64%
1953 63.17%
1954 62.09%
1955 60.99%
1956 61.65%
1957 62.35%
1958 63.62%
1959 60.75%
1960 51.50%
1961 56.67%
1962 49.45%
1963 51.43%
1964 49.32%
1965 52.40%
1966 53.17%

1960年代に完成した水力発電ダムが貯水力の関係で定格能力いっぱいに運用できないとか,1959の伊勢湾台風以降は洪水調整機能を要求されるせいで発電能力減ったとか何か原因があるのかもしれないと思える程差がある。。大震災の前後でそんなに顕著な差が有る訳でも無さそうで直ぐに上げようとして上がるものでは無いっぽいのであるが。。

http://www5.fepc.or.jp/tok-bin/kensaku.cgi

10社計
水力発電(MWh) 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度
最大出力(kW) 35,601,654 36,094,524
自流式発電(MWh) 49,886,407 44,918,135 47,401,011
貯水池式発(MWh) 5,971,479 5,512,005 5,759,376
揚水式発電(MWh) 6,956,401 6,593,337 5,689,264
水力発電計(MWh) 62,814,287 57,023,477 58,849,651
出水率 % 106.8 95.1 100.3

10社計
水力発電 2007年度 2008年度 2009年度 2010年度
最大出力(kW) 34,579,283 34,887,514 34,897,634 35,282,274
自流式発電(MWh) 44,135,969 45,552,830 46,499,615 49,486,985
貯水池式発(MWh) 5,123,154 5,043,027 5,228,915 6,148,272
揚水式発電(MWh) 7,920,108 5,854,721 5,967,966 7,232,267
水力発電計(MWh) 57,179,231 56,450,578 57,696,496 62,867,524
出水率 % 89.1 91.7 95.7 103.1

出水率 (しゅっすいりつ)
http://www.tepco.co.jp/life/elect-dict/file/shu_07-j.html
川の水量を表す数字を出水率といいます。これまでの平均水量と比べて、その年の水量が多いか少ないかの割合を示します。出水率100%は去年と同じ水量ということです。昔の水力発電所は流れこみ式が主でした。そのため、川の水量が少なくなると発電力が低下するので、毎年、渇水期には、発電所の人たちは、出水率にいつも気を配ったものでした。

電力調査統計
http://www.enecho.meti.go.jp/statistics/electric_power/ep002/results.html

俺の探し方が悪いのかも知れないけど発電方式別の水力発電能力が見付からないヽ(`Д´)ノ

868とはずがたり:2014/06/07(土) 03:04:31
電力スレに貼ってしまった↓の小出先生の意図的に水力の稼働率を落としていると云う発言が本当かどうか結局よく解らない。。

■原子力を巡る基礎知識 − その5 過剰な発電所と無力な原子力(リンク)
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=236513
京都大学 原子炉実験所 小出 裕章氏

<日本の発電所の状況と実績(自家発を含む:1998年度)>
 種 別 設備稼働率 最大年間発電量
 原子力 83.8%    約4000億kw
 水 力 25.8%    約4000億kw
 火 力 43.6%   約14000億kw
 全 体 47.7%   約22000億kw

 ※設備稼働率=実際の発電量÷設備利用率を100%にした場合の年間発電量

 ただ、電気は貯めておけないので、一番たくさん使うときにあわせて発電設備を準備しておく必要があります。それでも、最大電力需要量が火力・水力発電の合計でまかなえなかったことはほとんどありません。電力会社は、水力は渇水の場合には使えないとか、定期検査で使えない発電所があるなどと言って、原子力発電所を廃止すれば電気の供給が足りなくなると主張しています。しかし、極端な電力使用のピークが生じるのは一年のうち真夏の数日、そのまた数時間のことでしかありません。かりにその時にわずかの不足が生じるというのであれば、自家発からの融通、工場の操業時間の調整、そしてクーラーの温度設定の調整などで充分乗り越えられるはずです。

 ややデータは古いのですが、状況は大きくは変わっていないといえます。電力会社の意向によって原子力の稼働率を高め、火力、水力を意図的に稼働率を落としている。水力などは、25.8%しか稼動していない。

869とはずがたり:2014/06/07(土) 03:44:39
ダムと云えば佐久間ダムである♪電源開発萌え♪てゆーか特定地域総合開発計画激萌え♪♪
と云う訳で水力.comの出番である。

電源開発 佐久間発電所
電源開発 佐久間第二発電所
http://www.suiryoku.com/gallery/shizuoka/sakuma12/sakuma12.html

特記事項
一般水力における年間総発電量日本一です。(佐久間発電所)
運用開始当時より毎年のように日本一の年間総発電量を誇っています。
その中での最高記録は平成3(1991)年の1,830,000MWH(18億3000万キロワット時)、
平均的な年間総発電量は1,373,600MWH(13億7360万キロワット時)です。

また、取水先の佐久間ダムは日本で初めて大型建機により建設された戦後初の大規模ダムです。

出力
認可最大出力:350,000kW
  常時出力: 93,700kW

水量
最大出力時使用水量:306.00立方メートル毎秒
常時出力時使用水量:117.20立方メートル毎秒

落差
最大出力時有効落差:133.49m
常時出力時有効落差: 93.45m

wikiにも登場願おう♪

佐久間ダム
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E4%B9%85%E9%96%93%E3%83%80%E3%83%A0

電源開発(J-POWER)が管理する高さ155.5メートルの重力式コンクリートダム。日本第9位の高さと第8位の総貯水容量を有する日本屈指の巨大ダムであり、戦後日本の土木技術史の原点となった日本のダムの歴史に刻まれる事業である。佐久間発電所と新豊根発電所により最大147万5,000キロワットを発電する水力発電を主目的とし、副次的に豊川用水の水源にもなっている。

ダムは1956年(昭和31年)10月完成した。ダムと同時に運転を開始した佐久間発電所は、最大出力が35万キロワットと日本において揚水発電を除いた一般水力発電の中では、奥只見発電所の56万キロワット、田子倉発電所の40万キロワットに次いで日本第3位の出力を有する。この出力は完成時において、東京電力の総出力の14パーセント、中部電力の23パーセントに相当するものであり、当時如何に巨大な水力発電所であったかが分かる[32]。また年間発生電力量は年によって差はあるが平均して約13億キロワット時であり、この記録は未だに破られていない日本一の電力量である。


で,肝腎の佐久間ダム発電の稼働率であるが,認可最大出力360MWであるから平均稼働率は約45%で,最高の稼働率がH3の約60%か。
そもそも稼働率は全国平均(38.9%>>866)より高め常時出力で見ると稼働率は平均でも167.3%となり,常時出力よりはだいぶ高く運用はしているようだ。

天竜川
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E7%AB%9C%E5%B7%9D
平均流量 135 m³/s
(鹿島観測所1939年〜2002年)

恐らくもっと下流の鹿島で135m3/sだから佐久間で常時最大水量の306m3/sを使うのは明らかに不可能であるね。その辺が理由で佐久間ダム完成の1956年以降(60年代から到来した?)の巨大ダム時代に於いて必然的に稼働率が下がっているのかも知れない。

870とはずがたり:2014/06/07(土) 03:56:25
佐久間ダムの発電方法が最大出力時間と常時出力時間の2種類しかないとするとその配分比をXとして
{350MW*X+93.7MW(1-X)}*365*24=1,373,600MWh
これより
X=+(1,373,600/(365*24)-93.7)/(350-93.7)

X=0.246

1日に最大出力時間6時間と常時出力時間18時間で大体平均発電量を叩き出せるようだ。
まあこんなもんか。
ベースロード電源が足りない現状ではピークロードは余りまくってる揚水に任せて平均的に発電できる方が効率的だろうけど。。

871とは:2014/06/07(土) 04:35:38
転換点の1960年だけど奥只見と田子倉が完成してるみたいだ。佐久間が三位なんに対してそれぞれ1、2位。

巨大なピーク時用の容量で稼働率が下がるのも当然なんかも。

872とはずがたり:2014/06/07(土) 17:19:02

なんで水力発電所の年間発電量ランキングを探すのにこんなに苦労するんだ??
奥只見や田子倉は規模はでかいが年間発電量はちょっと下なんだな。信濃川の水量はさすがである。
佐久間ダムは流石だが,富士川や安倍川も中流域で塞いで巨大ダムとかできなかったんかな?まあ今更だけど。

2013/03/25
水力発電の面白さ(2)水力発電所の総数といろいろなランキング
http://yamanasi-satoyama.blog.ocn.ne.jp/blog/2013/03/post_8fb5.html
発電所の最大出力のランキングは以下のようになります。

1位、田子倉           38万Kw   40万Kw
2位、奥只見           36万Kw   56万Kw  
3位、佐久間           35万Kw   40万Kw
4位、黒4             33万Kw   33万Kw
5位、有峰第一(成願寺川)  26万Kw   26万Kw
上の5つはダム式です。
上の最大出力の40万Kwや50万Kwという値は普通一個の火力発電所の出力が120万Kwという値に比べるとかなり小さな値です。
水力発電が日本の全電力の10%以下しか発電していないのはこの小さな最大出力能力のせいなのです。
さて最大出力が大きい発電所でも水がすぐに枯渇するようなところは頼りになりません。

そこで各発電所の年間総発電量のランキングを見る必要があります。
1位、佐久間    年間発電量:143万MWh
2位、信濃川    年間発電量:119万MWh
3位、黒4      年間発電量:93万MWh
4位、新小千谷   年間発電量:85万MWh
5位、千手      年間発電量:72万MWh
・・・・・・
9位、奥只見     年間発電量:61万MWh
10位、田子倉    年間発電量:59万MKh

上のランキングを見るとJR東日本の所有する新小千谷発電所や千手発電所が良い発電効率を上げていることに驚きます。

873とはずがたり:2014/06/07(土) 21:53:48

●神室発電所
ダムの放流設備を拡張する方法で発電設備を導入
既存の放流ルートを変更して、水車発電機に水を取り込み、発電後に下流へ放流する構造になる
水流は落差が38メートルもある。水量は最大で毎秒1.4立方メートル
420kWの電力
年間の発電量は290万kWhを見込

2014年05月26日 11時00分 更新
落差38メートルで800世帯分の電力、神霊の宿る山の水をエネルギーに
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1405/26/news020.html

山形県と秋田県にまたがる山のふもとで、ダムからの水流を利用した小水力発電所の建設が始まった。発電能力は420kWになり、一般家庭で800世帯分の電力を供給することができる。小水力発電を推進する山形県の企業局が12億円の事業費をかけて、2015年度内に運転を開始する。
[石田雅也,スマートジャパン]

 「神霊の宿る山」として知られる神室山(かむろさん)は古くからの修行の場だ。山から流れる川の水量を調整するためにダムが造られて、下流に向けて安定した水を放流している。この水流を利用した小水力発電設備の工事がダムの直下で始まった。

 山形県の企業局が建設する「神室発電所」は、ダムの放流設備を拡張する方法で発電設備を導入する(図1)。既存の放流ルートを変更して、水車発電機に水を取り込み、発電後に下流へ放流する構造になる。

 ダムからの水流は落差が38メートルもある。水量は最大で毎秒1.4立方メートルになる。この水流で水車を回転させて420kWの電力を作り出す。年間の発電量は290万kWhを見込んでいて、一般家庭で800世帯分に相当する。神室ダムがある金山町の総世帯数は1800世帯で、町の電力需要の4割以上をカバーすることができる。

 神室発電所の総事業費は約12億円を想定している。発電した電力を固定価格買取制度で売電することによって、年間に約8400万円の収入を得ることができる。買取期間の20年では約17億円になり、運転維持費を加えても十分に投資を回収できる見通しだ。

 山形県は震災から1年後の2012年3月に「山形県エネルギー戦略」を策定して、太陽光・風力・小水力を中心に再生可能エネルギーの導入を推進している(図2)。小水力発電は浄水場などの水道設備から導入を開始して、新たにダムにも拡大していく計画だ。神室発電所は山形県が県営ダムに建設する初めての小水力発電所になる。
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/epower/kamuro2_sj.jpg
図2 山形県企業局が導入を進める再生可能エネルギーの発電設備。出典:山形県企業局

874とはずがたり:2014/06/08(日) 08:36:27
冬は凍結しちゃうのかな?

●朱鞠内発電所
出力:880kW→1,180kW
2012/2着工,2012/9試運転開始,2013/3/15営業運転開始,2013/9/10認可出力変更届出
最大使用水力:4.20m3/s→4.36m3/s
年間発電量:約70万kWh→約75万kWh

朱鞠内発電所の営業運転開始について
http://www.hepco.co.jp/info/2012/1188917_1474.html
2013年3月15日

 当社は、低炭素社会の実現に向けた取り組みの一つとして、未利用水力エネルギーを有効活用した朱鞠内発電所(発電所認可出力:880kW)の建設を進め、2012年2月に着工し、2012年9月から試運転を開始しておりましたが、本日、営業運転を開始しましたのでお知らせいたします。

 朱鞠内発電所における年間の発電電力量は、約70万kWh(一般家庭約200軒分の電気使用量に相当)となる見込みであり、これにより、年間約230トンのCO2排出削減が可能となる見通しです。

朱鞠内発電所の認可出力の変更について
http://www.hepco.co.jp/info/2013/1189174_1521.html
2013年9月10日

 朱鞠内発電所については、試運転中の運転性能試験において、当初計画に対して最大使用水量が4.20m3/sから4.36m3/sに増加することを確認できたことから、発電所認可出力の変更に向けて関係官庁と協議を進めてまいりました。

 このたび、最大使用水量の変更に関する河川管理者の許可を得られたことから、本日、電気事業法第9条第2項※の規定に基づき、電気工作物の変更を北海道経済産業局に届出いたしました。

 これにより、朱鞠内発電所の新たな認可出力は1,120kWとなります。
 出力変更により、当初計画に比べ、発電電力量は年間約5万kWh増加し、CO2排出量は年間約30トン削減できる見通しです。

 当社は引き続き、再生可能エネルギーの導入拡大に向けた取り組みなどを通じて、低炭素社会の実現に貢献してまいります。

※ 電気事業者は許可事項に変更があったとき、又は発電用のものにあっては設置場所、原動力の種類、周波数および出力の変更をしたときは、遅滞なく、その旨を経済産業大臣に届け出なければならない。

875とはずがたり:2014/06/08(日) 08:48:34
>>874
こんな短期間しか使わないのか。。

http://www.hepco.co.jp/info/2012/__icsFiles/afieldfile/2013/03/15/130315.pdf
朱鞠内発電所の概要

朱鞠内発電所は、雨竜発電所朱鞠内揚水所※1 の揚水ポンプ更新にあわせて、揚水機能
と発電機能を有するポンプ水車および発電機を新たに設置することにより、未利用水力
エネルギーの有効活用を図るものです※2。

※1 三股取水堰に流入する河川水を雨竜発電所の発電用に雨竜第 1 ダムへ揚水する設備。昭和 26 年に設置されたが、
近年、揚水ポンプの老朽化が著しく、設備更新が必要となっていた。
※2 朱鞠内揚水所では、かんがい時期(5 月〜8 月)には揚水時と逆の流れ(雨竜第 1 ダムから三股取水堰方向)でか
んがい放流を行っており、この未利用となっていたかんがい放流の水力エネルギーを新たに発電利用する。

876とはずがたり:2014/06/08(日) 09:18:43
>>708>>809など

●岐阜県営・阿多岐ダム(郡上市白鳥町)維持水量水力発電所
2014年度着工,2015年6月頃運転開始予定
出力:190kW・年間発電量:130万kWh

●岐阜県営・丹生川ダム(高山市丹生川町)維持水量水力発電所
2015年度着工,2016年6月頃運転開始予定
出力:350kW・年間発電量:210万kWh

877とはずがたり:2014/06/08(日) 12:15:43
なんで安倍川には発電所がないのであろうかと思って調べたら昔は小規模なのがあったのだそうな。
是非現在に活かしたい。
関の沢には実際活用の動きがある>>832ようだ。

一級河川 安倍川水系
ttp://yas04.web.fc2.com/abe.html

■有東木発電所跡

所在地:静岡県静岡市葵区有東木 (マップコード:483 435 512)  Mapion
取 水:安倍川水系有東木西沢川     放 流:有東木西沢川
出 力: 6 kW

大正12.1  運転開始[大河内電気](大正10?)
昭和13   廃止

■関の沢発電所跡

所在地:静岡県静岡市葵区梅が島525-8 (マップコード:483 552 543)  Mapion
取 水:安倍川水系関の沢川     放 流:関の沢川
出 力: 25kW

大正13.7  運転開始[梅ヶ島電業所]
昭和17.4  移管[中部配電(株)]
昭和26.5  移管[中部電力(株)]
昭和30.5  休止
昭和36.7  廃止

■玉川発電所跡

所在地:静岡県静岡市葵区大沢 (マップコード:483 185 199)  Mapion

取 水:安倍川水系西河内川     放 流:西河内川
出 力: 50kW

大正15.12  運転開始[玉川水電利用組合](旧称「横沢川」)
昭和17.4  移管[中部配電(株)]
昭和19.1 改称(「玉川」)
昭和20.1 休止
昭和26.5  移管[中部電力(株)]
昭和27.10  廃止

■渡本発電所跡

所在地:静岡県静岡市葵区有東木 (マップコード:483 403 236)  Mapion
取 水:安倍川水系有東木沢川     放 流:有東木沢川
出 力: 24 kW

昭和10.4  運転開始[大河内電灯]
昭和17.4 移管[中部配電(株)]?
昭和25.4  廃止

878とはずがたり:2014/06/08(日) 12:18:31
朱鞠内>>873-874以外は大体把握してたな。。
高遠は>>799のことか?

維持流量を利用した小水力発電
http://www.dir.co.jp/research/report/esg/esg-news/20130521_007182.html
2013年5月21日

環境調査部 主任研究員 小黒 由貴子
2013年5月17日に発表された(※1)2013年2月末時点の「再生可能エネルギー固定価格買取制度」による設備認定状況をみると、相変わらず太陽光発電が多い(運転開始した設備容量も認定を受けた設備容量も93%以上が太陽光発電)。一方、小水力発電は、調査開始などの報道が全国各地で見聞きされるものの、実際に運転が開始された例はまだ少ない。これは、小水力発電の運転開始までの期間が風力発電や地熱発電に比べれば短いものの、太陽光発電のように数ヶ月で設置できるわけではないためである。

そうした中、既存の水力発電所の維持流量を活用した小水力発電の運転開始や計画が相次いでいる(図表)。維持流量とは、「下流河川の自然環境,水利使用および漁業等に支障を与えないよう必要な流量を優先して放流(※2)」している水なので、発電に使われていなかった水力を活用することになる。

小水力発電は設備利用率が高く、太陽光発電の約12%に対して5倍の60%程度はあるといわれている。このため、例えば200kWの設備容量でも、メガソーラー(1,000kW=1MW)と同程度の発電が期待できる(※3)。また、既存の設備のそばに小規模な設備を設置するので、新たに土地開発をするような環境負荷は与えないといえよう。再生可能エネルギーについては、新規設備の導入が注目されがちだが、こうした既存設備の未利用エネルギーを活用する方法も忘れてはならないだろう。

ttp://tohazugatali.web.fc2.com/epower/20130521_007182.gif
図表 維持流量を利用した小水力発電の例
(出所)ITmedia スマートジャパン 自然エネルギー、福井新聞オンライン(2012年6月8日午前7時01分)、岩手県、長野県、伊那市、各電力会社の公開資料を基に大和総研作成

879とはずがたり:2014/06/08(日) 15:51:42
>>794はこれとは違うのかな?2月だからなぁ。。

農業水利施設を活用した
小水力発電導入基本整備計画
〜 基礎資料 〜
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ns/nts/2602shousuiryokukihonkeikakushiryou.pdf
平成26年2月
北海道

880とはずがたり:2014/06/08(日) 15:52:45

農業水利施設を活用した
小水力発電導入基本整備計画
平成26年2月
北海道
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ns/nts/2602shousuiryokukihonkeikaku.pdf

881とはずがたり:2014/06/08(日) 16:00:02
水利権とダム(5)
−河川機能の維持−
http://damnet.or.jp/cgi-bin/binranB/TPage.cgi?id=263
長谷部 俊治
みずほ総合研究所 理事

882とはずがたり:2014/06/08(日) 16:00:18
続報が見当たらないけど・・

道管理ダムの小水力発電導入/庶路を先行して検討/施設整備に3億程度見込む
http://www.dotsu.co.jp/reports/result/959

 道建設部は、道管理ダムにおける小水力発電導入の可能性を探る検討を進めている。15ダムのうち発電を行っていない9ダムが検討対象。最大の発電出力が見込まれる庶路ダムで現在、検討を先行している。発電機や上屋等の施設整備には3億円程度を見込んでおり、今後は維持管理費や利益配分・国庫返納額を含めたトータルコストを十分に検討し、余剰電力の売電による利益を踏まえた全体的なメリットの有無を熟考。メリットがあると判断した場合は、来年度以降の事業化に向け、さらに検討を進めることとなる。
(DOTSU-NET NEWS2012/10/11付)

道が小水力発電施設の設置を庶路など9カ所で検討
http://e-kensin.net/news/article/7326.html
2012年09月28日 18時54分

 道建設部は、道が管理する15カ所のダムのうち、庶路など9カ所で小水力発電施設の設置を検討している。それぞれ発電可能な電力量や施設の概算工事費、電力の固定価格買い取り制度による売電収入などの算出を進めていて、採算性が見込めるダムは整備を進める考え。水車や発電機など発電施設の整備費用は、1カ所当たり2億―3億円を見込んでいる。
 28日に開かれた第3回定例道議会予算特別委員会第2分科会で、武田準一郎建設部長らが荒当聖吾氏(公明党)の質問に答えた。
 道管理のダムでは、大規模な水力発電をしている高見を含め、佐幌(最大出力350㌔㍗)、新中野(260㌔㍗)、愛別(290㌔㍗)、小平(820㌔㍗)、朝里(450㌔㍗)の計6カ所に発電施設を設けていて、ダム管理に必要な電力を賄ったりしている。
 ダムの落差を利用した小水力発電は、安定的な電力供給が可能で、再生可能エネルギーの有効活用となることから、道は発電施設がないダムへの設置を検討。必要な施設整備として、水車や発電機などの発電施設のほか、送電線、変圧器の設置、ダム本体の改良などを想定している。
 導入に向けては、電気や機械の専門技術者を有し、水力発電に取り組んでいる道企業局と連携して進める考えだ。
 発電施設未設置の道管理ダムは次の通り。(カッコ内は所在地、①堤高②堤長③完成年度、西岡はロックフィル、その他はコンクリート重力式)
▽有明(初山別村)①21・7m②250m③1971年度
▽様似①44m②140m③75年度
▽矢別(函館市)①33・6m②84m③75年度
▽美唄①35・5m②228m③82年度
▽栗山①32・4m②540m③94年度
▽浦河①42・1m②296m③99年度
▽上ノ国①51・3m②247・9m③2002年度
▽庶路(白糠町)①48・9m②285m③04年度
▽西岡(剣淵町)①31m②247m③09年度

883とはずがたり:2014/06/08(日) 18:29:48
頑張って欲しい。
写真を通して見るだけで凄い綺麗な自然が残っているようである。
余りに素人過ぎて発電事業はちとハードル高そうあるけど。。

三原の小水力発電に"光" 四電規制緩和で容量に余裕
http://www.kochinews.co.jp/?&nwSrl=309008&nwIW=1&nwVt=knd
2013年10月04日08時13分

 自然エネルギー発電事業の新規参入の電力規制が今年5月に緩和されたのを受け、幡多郡三原村の住民グループが稼働を目指しながら、頓挫状態になっていた小水力発電所事業の参入の可能性が再浮上している。関係者は「チャンスが出てきた。何とか操業にこぎ着けたい」と準備を進めている。

NPO法人 いきいきみはら会
〒787-0811 高知県幡多郡三原村芳井69番地1
“豊かな森林、豊かな水の力が三原村を変える”
http://web.u-broad.jp/people/ikiikimihara/index.htm

高知県幡多郡三原村には今ノ山・貝ケ森(共に海抜800m)に囲まれ豊かな水量の高低差があり、
自然にも既存の砂防ダムもあり小水力発電の適地が多くあります。
そうした好条件を生かして再生可能エネルギーの地産地消を目指します。

最近の活動
http://web.u-broad.jp/people/ikiikimihara/action-01.htm

884とはずがたり:2014/06/08(日) 18:50:59
>>828-829
●奥野発電所
>試験運転中の3月の発電状況は、発電時間が699時間で発電量が6万8992キロワット時だった。4月に入ってからもほぼ同じ状況

●長島ダム
>出力は600キロワット前後を想定している。発電した電力はダム周辺の町有施設の電源に使い、余った電力は売電する。大規模災害時はダムを運用する電力として使う予定。

2013/09/24
小水力発電設置を検討 川根本町、長島ダム活用【静岡新聞:2013/09/20】
ttp://www.at-s.com/news/detail/775164814.html (リンク切れ)

川根本町が小水力発電の設置を検討している長島ダム。ダム水位を調整する放水(手前右)を活用して発電する=2012年9月、川根本町犬間 川根本町が国土交通省長島ダム(同町犬間)を活用した小水力発電の設置を検討していることが19日、分かった。町によると、自治体が既存のダムを利用して小水力発電を設置するのは全国でも珍しいという。町議会9月定例会の一般質問で、佐藤公敏町長が明らかにした。
町や同ダム担当者によると、発電にはダム水位を調整するための放水を利用する。出力は600キロワット前後を想定している。発電した電力はダム周辺の町有施設の電源に使い、余った電力は売電する。大規模災害時はダムを運用する電力として使う予定。
町は来年度の予算で、数億円規模の発電機整備事業費を計上する見込み。合併特例債や過疎債を有効活用するという。
同ダムは現在、水位を調整する放水を活用した自家発電を行っている。佐藤町長は「地域に一層開かれたダムを目指し、町北部地域の活性化につなげたい」と期待を込める。

奥野ダムの発電順調 今月開始、県の管理用小水力
http://izu-np.co.jp/ito/news/20140418iz0000000107000c.html
伊東版 2014年04月18日

 県が今月に入って本格的な運転を始めた伊東市鎌田の奧野ダム管理用小水力発電が、順調に電力を生み出している。雨が少ない時期にもかかわらず、これまでほぼ見込み通りの発電量を維持しているという。県熱海土木事務所伊東支所ダム管理班は「滑り出しは上々。引き続き詳細なデータを集めながら、発電システムを運用していきたい」と話した。
 県はダムの管理機能の強化を図るため、放流水を利用した小水力発電システムを導入した。3月まで試験運転を行い、今月から本格運転を開始した。今月に入ってから16日までは、管理用電力をすべて水力発電でまかなった上で余剰電力を電力会社に売っているという。
 県によると、試験運転中の3月の発電状況は、発電時間が699時間で発電量が6万8992キロワット時だった。4月に入ってからもほぼ同じ状況が続いているという。ダム管理班は「10月から5月までは渇水期なので、放流水量が減るため発電量は少なくなってしまう。梅雨入り後は発電量がもっと増えると思う」と今後に期待している。
 本格運転開始後、県には各地から問い合わせが相次いでいるという。大井川上流の長島ダム=川根本町=の関係者が先日、視察に訪れた。ダム管理班は「多くの関心を集めている事業なので、積極的に情報発信していきたい。それが奧野ダムのPRにもつながる」と話した。

885とはずがたり:2014/06/08(日) 19:09:29
●東吉野・旧つくばね発電所

2013/08/21
村の水力発電 再び – 東吉野・旧つくばね発電所【奈良新聞:2013/08/19】

水資源を利用して地域を活性化しようと、東吉野村の有志がこのほど、村小水力利用推進協議会(つくばね発電所の遺構を視察する関係者ら(吉野町小水力利用推進協議会事務局提供)森田康照会長)を設立した。同村小の旧つくばね発電所の復活を目指す。

同協議会によると、つくばね発電所は高見川支流・日裏川の有効落差101メートルを利用してタービンを回して発電。地元の有力者、船津弥八郎氏が電力会社「吉野水力電気」を創業し、大正3年から昭和38年まで稼動していた…

http://www.nara-np.co.jp/20130819101805.html


お知らせ
>>>14/03/20
東吉野村「つくばね発電所」復活の取り組みに対し調査費用として100万円を寄付しました
http://www.ein-g.co.jp/asp/nara/news.asp?mode=REF&job=LATEST&id=936

東吉野村では、大正3年から昭和38年まで利用していた小水力発電所「つくばね発電所」を復活させ、地域を活性化しようと村民有志によって「東吉野村小水力利用推進協議会」が設立されています。
「東吉野村小水力利用推進協議会」では、「旧つくばね発電所」を設備容量82kWの発電所に復活させ、FIT(固定価格買取制度)を活用して売電することで、地域振興に寄与する計画づくりが進められています。

ならコープは、「たすけあい・ささえあい・わかちあい」を理念に、県民のくらしと地域社会に貢献することを目的に、人口集中地域の奈良盆地(北部)と山中(南部・東部)との「人、もの、サービス」の交流を深めることや、「山中」のくらしと経済を元気にする活動をすすめています。
この度、「つくばね発電所」の建設に向けた調査が円滑に実施され、紀伊半島大水害からの復興と早期に地域活性化を成し遂げることができるよう、3月13日(木)に100万円の寄付をおこないました。

贈呈式には、吉野共生プロジェクト推進委員会の碓井座長も同席され、南部地域の活性化についても懇談しました。

886とはずがたり:2014/06/09(月) 08:05:36
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1227192268/1077
>東北電、再生エネ発電会社10社統合へ

東星興業株式会社
http://www.suikon.jp/about/member/touseikougyou/

会社概要
東星興業は、東北電力企業グループの水力専門の発電会社です。 当社は電気の卸供給業として、中小水力発電所の開発、運転、保守に取り組み、現在、青森県と秋田県、山形県、福島県、新潟県に14の発電所を擁しております。

発生した電力は全量を東北電力株式会社に卸販売をしております。 純国産エネルギーであり、供給の安定性を最大の特徴とする水力発電の専門企業として、日夜、安全運転と安定供給に努めております。

2011年3月11日に発生した東日本大震災と津波によって太平洋沿岸一帯の発電所が被災し東北電力管内の供給力に大きく支障が出ましたが、綿密かつ的確な点検等により工事計画を変更する等、当社発電所を最大限稼働し東北における供給力の確保に貢献しました。

社名「東星興業」の由来は、水力によるエネルギー開発の業を興し、東の空に輝く星の如く戦後の東北の新しい夜明けに貢献したい…という当時の創業者の願いに込められ命名されました。
設立 昭和28年1月26日
事業所 秋田事業所:秋田県由利本荘市船ヶ台15番7
会津事業所:福島県大沼郡会津美里町字御用地甲4237番地2 
発電所
(14プラント)
駒込発電所(青森県青森市)、大越発電所(山形県西川町)、玉川発電所(山形県小国町)、鮎川発電所(秋田県由利本荘市)、上先達発電所(秋田県仙北市)、平良発電所(秋田県東成瀬村)、新小滝発電所(秋田県にかほ市)、本郷発電所(福島県会津美里町)、真野発電所(福島県飯館村)、庭坂発電所(福島県福島市)、日中発電所(福島県喜多方市)、小谷発電所(福島県会津若松市)、新下平発電所(新潟県阿賀町)、新小荒発電所(新潟県阿賀町)
最大出力計:70,200kW

887とはずがたり:2014/06/09(月) 08:08:37

荒川水力電気株式会社
http://www.suikon.jp/about/member/arakaw/
会社概要
 当社は、東北電力株式会社と日本軽金属株式会社の共同出資により、昭和35年4月に設立され、飯豊・朝日連峰を源とし新潟平野の北部を横断し日本海に注ぐ荒川本流に岩船発電所(昭和37年2月運転開始:最大出力11,500kW)を建設しました。
 その後、昭和42年8月の未曾有の規模の羽越水害の発生を契機に建設省(当時)は、荒川の支流である大石川に洪水調整用として大石ダムの建設を計画し、当社は、発電事業として参加することとなり、念願であった2つ目の発電所である大石発電所(昭和53年3月運転開始:最大出力10,900kW)を建設しました。
 岩船発電所と大石発電所で発電した電力は、東北電力株式会社および日本軽金属株式会社他に売電しております。

 地球温暖化の原因の一つになっている二酸化炭素の削減が地球規模での課題となっており、水力発電は二酸化炭素の排出量が極めて少ないクリーンエネルギーであるとともに、再生可能エネルギーとしても注目されています。
 当社は、安全確保を最優先に低廉なコストと安定供給の追求によって、より高い業務品質を実現する水力発電のプロフェッショナル集団を目指すとともに、再生可能な水力エネルギー発電事業を通じて地球環境の保全に努め、社会から信頼される企業活動を推進し、地域社会との共栄を目指しています。
住所
Mapを開く〈本  社〉
〒980-8550 仙台市青葉区本町一丁目7番1号
(連絡先)
〒980-0811 仙台市青葉区一番町三丁目7番1号(東星興業株式会社内)
TEL:022-217-1245 FAX:022-217-1246

888とはずがたり:2014/06/09(月) 08:08:56

黒部川電力株式会社
http://www.suikon.jp/about/member/kurobegawa/

会社概要
黒部川電力株式会社当社は、大正12年10月に富山県の黒部川水系において創立され、今日に至るまでの80有余年にわたり幾多の変遷を経ていますが、昭和20年に公布された「証券保有制限令」の適用を受けて、昭和28年に会社が三分割されたことが特筆されます。

富山県の黒部川水系にあった発電設備は北陸電力株式会社に、新潟県の海川水系にあった発電設備は電気化学工業株式会社に分割され、当社は新潟県の姫川水系に姫川第六発電所のみを保有する会社となりました。その後、姫川水系に4発電所、早川水系に1発電所を建設し、最大出力66,900kWとなり、年間3億kWhを超える電力を、北陸電力株式会社と電気化学工業株式会社に均等に送電しています。

また、昭和56年に子会社として黒電興業株式会社を設立し、温泉事業部にそれまで当社の保養所であった笹倉温泉の経営を譲渡し、平成2年からはMC事業部に当社の水路部門の保全業務を委託するとともに電気化学工業株式会社から水力部門の保全業務を受託して業容の拡大をはかっています。

当社は、その足跡に見るように創業から一貫して自然循環型クリ−ンエネルギ−の水力発電に取り組んできたわが国で最も歴史の古い会社であることを誇りとし、地球規模の環境保全が喫緊の課題となっている状況の中で、CO2を排出しない水力発電事業をより積極的に推進して次代に引き継いでいくことが使命であると考えています。

当社は、「人間性の尊重、経済合理性の追求、地域社会との共存」を理念として事業運営にあたっていますが、効率化と活性化をはかりながら経営基盤の強化に努め、電気の卸供給事業者としての責務を果たして参ります。
住所
Mapを開く〈本  社〉
〒105-0001 東京都港区虎ノ門2丁目8番1号(虎の門電気ビル2F)
TEL:03-3502-0478  FAX:03-5512-7870
Webサイト:http://www.kurobegawa-denryoku.com/

889とはずがたり:2014/06/09(月) 08:11:12
火力の北海道プラントサービスみたいなものか?
てっきり道から譲受した水力発電の受け皿会社かと思った。

ほくでんエコエナジー株式会社
http://www.suikon.jp/about/member/hokuden-eco-energy/
会社概要
当社は、高度な技術と環境への思いやりで、クリーンなエネルギーを有効利用し、水力発電所の安定的な運転・維持による卸供給事業や、他社発電設備を維持管理する受託事業などを行っています。

前身である北海水力発電株式会社は、昭和57年12月創立以来、一貫して水力発電事業を推進しておりましたが、その後、北海道電力グループ(通称:ほくでんグループ)における「再生可能エネルギーの中心会社」として位置づけられ、平成21年4月に社名変更し現在に至っております。

平成24年7月現在、北海道内に卸供給事業用として17箇所、札幌市水道局との共同事業用として1箇所の水力発電所(18箇所、合計出力約61,000kW)を保有しております。また、北海道電力株式会社所有の伊達ソーラー発電所(出力1,000kW)、稚内市所有の稚内メガソーラー発電所(出力5,000kW)の維持管理を受託しております。

近年、再生可能エネルギーに対する期待は益々高まっております。当社は、環境負荷に優れた水力・太陽光・風力発電事業などを推進することにより、地球環境問題に的確に対応していくとともに、地域社会との協調を基本として環境保全に向けた取り組みを行い、低炭素社会の構築と豊かな環境維持に貢献してまいります。
住所
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〒060-0042 札幌市中央区大通西1丁目14番2号 桂和大通ビル50 5階
TEL:011-221-7745(代表)
Webサイト:http://www.hokuden-eco-energy.co.jp/

890とはずがたり:2014/06/09(月) 08:37:42
住友共電と東京発電♪
東京発電は元姫川電力という社名だったようだ。

住友共同電力株式会社
http://www.suikon.jp/about/member/sumikyo/

会社概要
当社は、1919年(大正8年)に別子銅山から発展した住友事業の電気部門として設立されました。
「信用を重んじ、確実を旨とし、浮利にはしらず」という住友の事業精神を尊重し、長い歴史に培われた技術と経験に基づき電力の供給という公共性の高い事業を通じて社会および地域と共に発展してきました。

現在では、住友系企業発祥の地である、愛媛県新居浜地区を中心に立地する住友グループ各社の工場へ産業の血液とも言える電力および蒸気を供給することを事業のベースとしながら、四国電力株式会社と相互に電力融通を行い、地域の電力安定供給に努めるとともに、特定規模電気事業者や日本卸電力取引所を通じて、近畿、中部方面へも電力を供給するなど広く社会に貢献しています。

水力発電設備は、愛媛県および高知県に水力発電所11ヵ所、合計認可出力79,831kWを有しております。これらは、愛媛県の国領川、加茂川水系から高知県の吉野川、物部川水系に及んでいます。地球にやさしいクリーンなエネルギーとして、水力発電の価値はますます高くなってきています。水力発電設備の安定した効率的な運用によりその価値を最大限利用し、地球環境の保全にも大きな役割を果たしています。
住所
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〒792-8520 愛媛県新居浜市磯浦町16番5号
TEL:0897-37-2142
Webサイト:http://www.sumikyo.co.jp/

東京発電株式会社
http://www.suikon.jp/about/member/tgn/

会社概要
当社は、1928年(昭和3年)に長野県白馬村の青木湖を水源とする姫川の最下流に水力発電所を開発することを目的として創立されました。創立以降戦争による工事計画の打ち切りなどの変遷を経て、昭和30年1月に工事が竣工し、姫川第七発電所として営業運転を開始いたしました。以後、発電所の開発と既設発電所の譲り受けを進め、現在では、関東甲信越エリアに68箇所の発電所を所有し、総出力は約18万kWとなっております。

1986年(昭和61年)、「姫川電力㈱」から現在の「東京発電㈱」に社名変更したことを契機として、水力発電事業以外の分野にも進出し、火力発電所の建設支援や運転・保守、風力発電所のウィンドファームにおける総括管理や運転監視などにも取り組んでまいりました。

また最近では、長年培った技術を活かし公営や民間企業が所有する水力発電所の運転業務なども受託する一方、上下水道施設や農業用水を活用したマイクロ水力発電事業や廃止された発電所の再生など今まで未利用だった水エネルギーを効果的に活用した新しい水力発電事業を推進・提案しています。

私たち東京発電は、地域の人々との共存を図ることをもっとも大切に考えながら、東京電力グループ唯一の水力発電のプロフェッショナル集団として、持続可能な社会づくりに貢献していきます。
住所
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〒110-0008 東京都台東区池之端一丁目2番18号 MG池之端ビル3階
TEL:03-(6371)-5200(代表)
Webサイト:http://www.tgn.or.jp/teg/

891とはずがたり:2014/06/09(月) 08:39:08
>>886

東北水力地熱株式会社
http://www.suikon.jp/about/member/touhokusuichi/

会社概要
当社は、東北電力企業グループとして、東北の豊かな自然エネルギーを利用した水力・地熱発電の卸供給事業および発電用蒸気供給事業を行っております。

水力・地熱発電は、CO2など温室効果ガスをほとんど排出しないクリーンで地球環境にやさしい発電であり、100%純国産エネルギーであるなど、国の再生可能エネルギー促進に寄与するとともに、地域の発展に貢献できるよう低廉で安定したエネルギーの供給に努めております。

当社は、昭和59年地熱蒸気を供給する東北地熱エネルギー株式会社として設立され、平成15年に日重水力株式会社(和賀川発電所・長者原発電所)および和賀川水力株式会社(石羽根発電所)を吸収合併し、社名を東北水力地熱株式会社へ変更しております。

水力発電の総出力は、38,700kWであり、日本初の商業用地熱発電として運転を開始(S41)した松川地熱発電所23,500kW、東北電力向け蒸気供給出力108,800kWを合わせ171,000kWの設備を有しております。
設立 昭和59年10月12日
事業所
 北上水力事業所:岩手県北上市(和賀川(発)15,500kW,石羽根(発)10,800kW)
 長者原水力事業所:山形県小国町(長者原(発)12,400kW)
 雫石地熱事業所:岩手県雫石町(松川(発)23,500kW,葛根田蒸気基地80,000kW)
 湯沢地熱事業所:秋田県湯沢市(上の岱蒸気基地28,800kW)
 ※葛根田蒸気基地は東北電力㈱葛根田地熱発電所へ蒸気供給
  上の岱蒸気基地は東北電力㈱上の岱地熱発電所へ蒸気供給
住所
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〒020-0021 岩手県盛岡市中央通一丁目7番25号
TEL:019-625-6355

892とはずがたり:2014/06/09(月) 08:46:57
共同自家発電♪
かっこえー(・∀・)
>当社は、昭和27年4月、北陸電力と富山県内に工場を持つ電解電炉企業11社の共同出資により、北陸地方の電力不足打開策の一環として、設立されました。

現在は北陸電力50%,日産化学25%,昭和タイタニウム15%,JFEマテリアル10%の資本構成とのこと。

富山共同自家発電株式会社
http://www.suikon.jp/about/member/tk-jikahatsu/

会社概要
当社は、昭和27年4月、北陸電力と富山県内に工場を持つ電解電炉企業11社の共同出資により、北陸地方の電力不足打開策の一環として、設立されました。

その後、北陸電力の積極的な電源開発等によって電力事情が好転し、昭和29年8月に株主は現在の4社となりました。
神通川水系高原川筋の上宝村(現、高山市上宝町)地内に建設された見座・葛山両発電所は、昭和29年1月から30年1月にかけて順次運転を開始しました。

認可出力は50,500kW、年間発電電力量は全て、出資各社へ出資比率により供給しています。
水力発電を専業とする当社は、低廉でかつ枯渇しない、環境にやさしい自然循環エネルギーの供給を通じて、出資各社はもちろん地域の発展に努めています。
住所
Mapを開く〈本  社〉
〒930-8686 富山市牛島町15番1号(北陸電力(株)ビル内)
TEL:076-432-8704
Webサイト:http://www.tk-jikahatsu.co.jp/

神通川流域糸从断面図
http://www.tk-jikahatsu.co.jp/access/img_access/3_2.pdf

893とはずがたり:2014/06/09(月) 10:18:47
日本海発電株式会社
http://www.suikon.jp/about/member/nihonkaihatsu/

会社概要
当社は、北陸地域の貴重な水力・風力資源を有効活用した中小水力発電所および風力発電所を開発し、クリーンな電気をお届けし、電力の安定供給と地球温暖化防止に貢献しています。
設立 昭和57年4月15日
事業内容 水力発電(6発電所:猟師ヶ原、熊野川、片貝南又、新薬師、新熊野川、久婦須川)
合計出力:28,600kW
風力発電(1発電所:福浦)
出力:21,600kW (2,400kW×9基)

住所
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〒930-0858 富山市牛島町15番1号(北電ビル内)
TEL:076-431-5181

894とはずがたり:2014/06/09(月) 10:22:24
三峰川は伊那の元暴れ川。
姫川電力みたいに丸紅の水力事業統括として発展するにつれ丸紅水力とか名前変えられちゃったら,それはそれでかっちょいいけどちょい淋しい。間違っても丸紅エコパワーみたいな腐った名前には成って欲しくない。

三峰川電力株式会社
http://www.suikon.jp/about/member/mibuden/
会社概要
南アルプスの仙丈ヶ岳をはじめとする山々の豊かな水と森に囲まれ、麗を流れる三峰川の水資源を下流に導いて「水の循環」を活かした水力発電事業を営んでいます。

運転開始以来、50年が経過する中で、自然環境に恵まれ地域の皆様の事業に係わる温かいご支援と電力会社様の系統運用により、今日まで大過なく電力供給を続けて来ております。

これまでに培った経験を礎に、麓の小さな水の流れと地形を利用した小水力発電所の新規開発にも取り組んでおり、三峰川第3、第4発電所、蓼科小水力発電所、北杜西沢発電所、北杜川子石発電所、北杜蔵原発電所と完成しております。

子供たちの未来の為、環境にやさしいエネルギーを創出し、自然エネルギーを大切に活かす心を育て、共に学び、継承して行く、安全、安定、安心して使うことの出来る発電および電力供給事業を目指します。

美しい自然と発電事業の共生を体感頂くことは、発電および電力供給に携わる我々自身の喜びでもあります。お近くにお越しの際は、是非当発電所にお立ち寄りください。
創立 昭和35(1960) 年 8月
事業内容 発電事業および電力の供給事業
住所
Mapを開く〈本  社〉
〒100-8088 東京都千代田区大手町1丁目4番2号
TEL:03-3282-7895
Webサイト:http://www.mibuden.com/

895とはずがたり:2014/06/09(月) 10:24:43
>>886-895
以上,水力発電事業懇話会のウェブサイトより。

当会は、“水力発電事業を行う者相互間の連絡を密にして、各社の企業推進に貢献すること”を目的として、昭和41年に黒部川電力㈱をはじめとする5社が発起人となって、卸電力8社にて発足しました。創立以来およそ半世紀が経過しておりますが、会員会社の加入・退会等の変遷を経て、現在は10社にて組織しています。

当初は、加入各社が持ち回りで幹事となり、情報交換や発電所の見学会、技術交流や講演会等を行ってきました。近年では、当懇話会の事務局を東京発電㈱に常設し、関係機関や諸官庁に対し積極的に提言する団体を目指し、年間を通じて活動を行っております。電力自由化の進展や地球温暖化への対応、更には大震災後の電力不足や固定価格買取制度の導入などエネルギーを取り巻く情勢が大きく変化してきており、当懇話会の役割もますます重要になっていくものと考えております。

896とはずがたり:2014/06/09(月) 11:15:16
エネルギーから経済を考える経営者ネットワーク会議
思いと知恵を共有するプラットフォームとして
http://ameblo.jp/enekei/entry-11765399416.html
利根川源流からエネルギー革命を!
2014年02月05日
テーマ:省エネルギー/創エネルギー
河合純男

                          谷川岳ふもとみなかみ町にバイオマス発電所を!

みなかみバイオマスエネルギー推進協議会が、昨年9月25日に設立された。町外からの出席者も含めて、60名を超える設立総会となり関心の高さ示した。会長には社会福祉協議会長を選出して、町との関係に配慮した体制になった。

発電所はみなかみ町新治地区に建設を予定しているが、同地区の町議6人中4人が会員になっている。金融機関は信金1社しかないが、郵便局2局を含め全社加入してくれた。一人の局長の言葉がうれしい。
「やろうとしていることはいいことだと思うし、河合さんは間違ったことをしないから」参加しますよ・・・。信頼イコール顔の見える関係と言うのだろう。

環境問題や自然保護などの活動の場では、主催団体が違っていても参加者はいつも同じということが体験としてある。けれど今回は、あんな人こんな人もと意外な参加者が多数見受けられた。広がりの可能性を感じる。(以下略)


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