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利水・治水スレ

515 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/03(水) 13:47:45
>>13>>495>>512
http://mainichi.jp/select/today/news/20100203k0000e040033000c.html?link_id=RTH03
荒瀬ダム:熊本県が撤去方針伝える 水利権再取得は困難
2010年2月3日 11時11分 更新:2月3日 12時9分

 熊本県は設置から50年以上が過ぎた水力発電専用の県営荒瀬ダム(同県八代市坂本町)について、08年11月
に決めた存続方針を撤回して撤去する方針を決め、3日午前、県議会に伝えた。球磨川の水を使う現行の水利権が
3月末に失効するという国土交通省の見解を受け、水利権の再取得は困難と判断した。12年度から撤去に着手する。
鳩山新政権下で「脱ダム」の流れが加速する中、大規模な既存ダムの撤去は全国初のケースとなる。

 県南部の球磨川中流にある荒瀬ダムについて、潮谷義子前知事は02年末、老朽化などを理由に10年4月から
撤去を始めることを決めたが、08年に就任した蒲島郁夫知事が方針を凍結し、県庁内に設けたプロジェクトチームで
再検討。同年11月に「撤去には92億円がかかる一方、存続費用は87億円で済む」との報告をまとめたことを受け、
存続を正式決定した。しかし、清流の復活を求める住民団体や地元漁協などから批判が出ていた。

 荒瀬ダムは、川から取水するための水利権の期限が3月末に迫っていたが、国交省は1月中旬、県側に「権利
更新の手続きは期限に間に合わず、失効する」と指摘。水利権を再取得する場合に必要な地元漁協などの同意が
得られる見通しが立たず、県側も「(水利権が失効する)4月以降の取水は不可能」として、撤去しか選択肢がない
状態に追い込まれていた。

 熊本県は、県財政が厳しい状況にあることから、鳩山政権が新年度予算案で創設する公共事業の交付金制度を
活用するなど、財政負担を最小限に抑える方策を探っている。また、撤去を条件に2年間のダム存続について漁協
などの同意を得る考えだ。【笠井光俊】

 【ことば】

 荒瀬ダム

 1955年建設の発電専用ダム。高さ25メートル、幅210.8メートル、総貯水量1013万7000立方メートル。
約700メートル離れた藤本発電所に送水し、年間供給電力量は約7500万キロワット時。

 水利権

 河川法で定められた河川の流水を占有する権利を指し、水力発電▽かんがい▽水道▽工業用水▽養魚−−など、
目的ごとに設定される。許可期間は、発電目的がおおむね30年まで、それ以外はおおむね10年までとされ、
1級河川の場合は原則、国土交通相が許可権をもつ。許可期限を過ぎれば失効するため、水利権を更新するには
一般的に失効の6〜1カ月前に申請する必要がある。


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