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利水・治水スレ
455
:
荷主研究者
:2009/11/29(日) 21:15:50
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/11/20091125t11028.htm
2009年11月25日水曜日 河北新報
仙南工業用水を廃止 宮城県方針 需要見込めず
宮城県は24日、県南部に工業用水を供給するため1978年に始めた仙南工業用水道事業について、需要が見込めないと判断し廃止する方針を決めた。建設された施設はないが、水源として利用する予定だった七ケ宿ダム(七ケ宿町)の建設負担金に充てるため、県の一般会計などから借り入れた資金は計124億円に上る。県は借入金の扱いを検討している。
仙南工業用水道は78年に事業が始まり、七ケ宿ダムを使用する権利を取得した。
当初はパイプラインなどを87年までに整備。白石、角田など仙南6市町に日量5万4500トンを供給する計画だったが、七ケ宿ダムが7年遅れで完成した91年、県は企業需要が見込めないとして施設建設を見送った。
現在、角田市の企業1社が日量150トンを希望するだけで、ほとんど需要はない。
事業は独立採算で収入がないまま78〜91年、ダム建設にかかった負担金計58億円を支払った。負担金には企業債を充当し、償還には県の一般会計からの借入金を充て続けている。
借入金の残高は2008年度末で90億円。企業債の残高17億円などを合わせると124億円に上る。現在も毎年4億数千万円を一般会計から借り入れている。
事業廃止には膨大な借金を清算する必要があるため、県庁内で一般会計からの借入金の扱いを検討している。ダム使用権などの扱いを国土交通省と調整し、補助金を支出した経済産業省とも協議を進める。
4月に全面施行された自治体財政健全化法で、事業廃止の際の借入金返済の仕組みが創設されたため、宮城県は事業廃止が可能と判断した。県は24日、事業廃止の方針を行政評価委員会に諮問した。来年1月の答申を受け、廃止を正式に決める方針。
県企業局は「当時は県土の均衡ある発展のために事業を始めた。需要予測が甘かったと言われても仕方ない」と話している。
宮城県営工業用水道事業には、仙塩と仙台圏、仙台北部の3事業がある。東北では秋田県が05年度、工場誘致の失敗で工業用水道を廃止した。
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