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スポーツ総合スレッド

1965とはずがたり:2016/09/09(金) 19:00:36
>>1964-1965

 ニューヨーク・タイムズ紙は、屋根が閉まったことについて、「屋根が閉まることによって湿気が多くなり風がなくなることから、多くの選手は状態を緩やかにしてしまうと信じている。一般的に屋根が閉まることによってサーブが弱くなるために、ビッグサーブをリターンしやすくなる」とし、「マレーは錦織よりもいいサーブをする。それだけにマレーは、屋根が閉まったことは大きな変化だったと思っている」と説明、「錦織は、マレーのサーブを9度ブレークし、そのうちの3つが最終セット。マレーは錦織のサーブを8度ブレークした」と追記。

 さらに「屋根の下でサーブするのは(屋根がない時とは)明らかに違う。僕はとてもいいサーブをしていたのに(屋根が閉まったあと)明らかにそうじゃなくなった。そのためにリターンしやすくなり、錦織はいいリターンを返してきた」と屋根を閉めたことを敗因理由とするマレーのコメントを紹介した。

 ちなみに全米テニス協会は、「屋根は一旦閉めたら、その後天気が回復しても閉めたままにするルールになっている」としている。
 
 同記事でも、音に妨害されたこと、蝶が舞い込んだことにも触れたが、結局は雨で中断後、チャンコーチと作戦を立て直した錦織が、マレー以上に攻撃的にプレーしたことを紹介。最後にマレーのバックのクロスパスがネットにかかって錦織が勝利を決めたプレーの時は、「雨も上がり、蝶はいなくなり、音も消えてきた」と、勝敗の原因はそれらの妨害ではなかったことを強調した。
 
 またESPNは、同試合の戦評とは別に、「アンディ・マレーは機材が壊れたあと怒り狂った」という見出しで、この試合で起こったハプニングに触れた。
 同記事の中では、上述のように鐘のような音により、ポイントを妨害されてしまったことについて、マレーがチェア・アンパイアに「フェアじゃない!」と言い返していたことなどを紹介。

 米テニス協会は、試合後すぐに同試合の行われたアーサー・アッシュスタジアム内にある3台の音響システムの装置の一つが壊れてしまったこと、プレーを妨害してそれらを取り除くことができないこと、処理できる時間帯やその方法などを伝えるリリースを出したが、試合中はマレーの怒りが収まることがなく、ずっと腹を立てていたことを伝えた。

 同記事では、マレーの怒りの様子を伝えていることが主で、それがアップセットが起きた理由であったか、どうかについては触れていなかったが、「雨の中断中、錦織は修正し新たな作戦を練ったが、英国のナンバーワン選手は、屋根が閉まったことによる湿気に苦しんだ」と記述し、雨で中断し屋根が閉まったことが勝負の分かれ目となったことだけは示した。

 スポーツ・イラストレーテッドのウェブサイトは、「この試合は音に邪魔された試合として記憶されるだろうが、錦織の世界ランク2位に対する素晴らしいプレーも忘れてはいけない」とし、ハプニングが本当の勝敗の原因ではなかったことを主張している。

 アップセットが起きた理由をあれこれ論じられるのも、それだけ錦織がやってのけた試合の大きさを証明するものであることは間違いない。準決勝の相手は、第3シードでランキング3位のワウリンカ(スイス)。過去の対戦成績は2勝3敗。強敵との戦いは続く。


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