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スポーツ総合スレッド

1744チバQ:2015/08/01(土) 01:02:30
 ◇時代に逆行 国威発揚型

 08年北京五輪の主会場となった「鳥の巣」の周辺には31日夕、3000人以上が詰めかけた。高さ約10メートルの大型スクリーンに北京決定の瞬間が映し出されると、歓喜の声が響き渡った。北京市の元会社員の女性、李新利さん(58)は「五輪までまだ7年近くある。大気汚染対策や人工雪を作る技術はきっと向上する」と話した。当局が管理を強めて一般市民の入場が禁じられ、取材スペースも限定された会場で祝賀ムードが演出された。

 五輪は22年2月4〜20日に行われる。この年は中国の習近平国家主席が共産党のトップである総書記の任期最後の年となる可能性がある。五輪開催は習氏が掲げるスローガン「中国の夢」の総仕上げとして国威を発揚し、実績につなげる狙いがありそうだ。

 習指導部は五輪前の20年までに、国内総生産(GDP)と国民の所得を10年比で倍増させる目標を掲げた。達成には、北京など大都市と地方の経済格差の解消が課題。中国政府は今年4月、北京と周辺の天津市、河北省を一体で発展させる首都圏共同発展計画を打ち出した。スキー会場の河北省張家口市と北京を結ぶ高速鉄道が開通すれば時間が1時間以内に短縮される。

 しかし、深刻化する大気汚染など課題も多い。08年北京五輪は周辺の工場の操業停止や自動車の通行規制などで乗り切った。だが、冬場は暖房で石炭が使われるため、特にひどくなる。北京市や河北省は、暖房の天然ガスへの切り替えや、ばい煙を出す工場の強制閉鎖などを行っており、17年までに微小粒子状物質「PM2.5」の年平均値を12年比で25%以上削減する計画だ。招致委も北京が22年までに12年比で40%削減する目標を設定したうえで、方力・環境保護部長が「自動車の通行制限なども実施する」と強調した。

 雪の確保も課題だ。張家口市は毎年降雪があり既存のスキー場もあるが年間の積雪量は約1メートルで、五輪期間中は人工雪に頼る。北京や河北省では、生活水準の向上に伴う水の使用量増加で水不足が深刻化しており、人工雪の使用が拍車をかける可能性もある。

 一方、海外からは人権問題への懸念も高まっている。中国当局は今年に入り、300人以上の人権派弁護士や活動家を拘束、事情聴取したと報じられている。IOCは開催都市に人権の尊重を求めており、中国が懸念を改善できるかも課題となりそうだ。


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