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スポーツ総合スレッド

1639とはずがたり:2015/05/16(土) 19:23:15
>>1638-1639
翌朝、そのリゾート施設に向かう。ここではジャンプやボブスレーなどが行なわれる。ジャンプ台は既存の施設を使うようで、すでに完成済み。一方でボブスレー会場はまだ山の樹木を切り落としただけという程度。

すぐ近くに大会組織委員会の事務所があった。さすがに飛び込みではしっかりとした情報は聞けなかったが、ソウルにあるメディア広報部の電話番号を教えてくれた。

電話をかけると、女性担当者が丁寧に応じてくれた。

―工事が遅れている、という韓国メディアの報道が相次いでいますが?

「工事は一部の見直しのある会場を除いては順調に進んでいますよ。そちらにあるボブスレーを含めて。ちなみに(平昌の隣の)江陵(カンヌン)に建設中のフィギュアスケートの会場は11.3%(工事の進捗[しんちょく]率。以下同)。アイスホッケー会場は11.5%で年内中に全体の53%を終える計画です。17年にはプレ大会も控えていますので」

―フィギュア会場などは当初の着工時期が3年以上前だったという報道もありますが。「もともとの計画と比べて遅れているというご意見は少し実情と合わない部分があると思います。あくまで当初の計画ということですので」

今のところ、特に問題はないという主張だ。ならば、最も建設にお金がかかる室内競技の各工事現場はどうなっているのだろう? 建設予定地である江陵に向かった。

■地元住民も「期待していない」

平昌からバスに揺られること2時間、江陵のバスターミナルに到着。そこからタクシーに乗り、運転手に行き先を「平昌五輪の競技会場の工事現場」と告げると、不思議がられてしまった。

「え、現場に行くの? 見るものは何もないよ。骨組みすらないんだから。最近はフェンスで覆われていて中も見えないし。一体どうなってんだかわからない。地元では『(建設が)遅れているらしい』という話にしかなっていない。今年は雪が降らなかったから、早く工事を進められたはずなんだけど…」

現場に到着し、裏山に登ってのぞいてみると…進捗率11.3%のフィギュアスケート会場はまだ基礎工事の穴を掘っているという状態。進捗率11.5%のアイスホッケー会場は土の上に基礎となるコンクリートが置かれているだけだった。完成予定は17年4月頃というからまだまだスケジュールに余裕はあるということなのだろうか。

しかし、実際に現場を訪れてみて工事の遅れ以上に問題だと感じたのは、やはり地元の盛り上がりのなさ。はっきり言って、かなりヤバイ!

誘致当初、韓国は「この大会を通じて先進国入りを」なんてうたっていたが一体、誰のための大会なの?

江陵のバスターミナルで会った40代の男性はこんなふうに話した。
「交通網は整備されるだろうけど、五輪には期待していない。市民の借金が増えるだけ。失敗確実だよ」

つい先日も有力紙『ハンギョレ新聞』がアイスホッケー、フィギュアスケートなどの4種目を国内にある既存の競技場で行なえば、約370億円を節約できるとのシミュレーション結果を報じ、国内での分散開催にすべきだと強く主張した。

また、スポーツ産業学に詳しい西江(ソガン)大学のチェ・デヒョク教授も大手テレビ局「MBC」のインタビューにこう答えている。

「工事の進捗率が10%未満といった段階なら、中止・原状復帰の費用を甘受してでも別都市にある既存の競技場でやったほうがマシ」

一部競技の韓国側からIOCへの分散開催の通告期限は3月31日だった。予算の見通しは立たず、地元もまるで盛り上がっていない。それでも朴槿恵(パククネ)大統領は「平昌単独開催で問題なし」と言い切ったが……ホントに大丈夫か!?
(取材・文・撮影/吉崎エイジーニョ)


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