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スポーツ総合スレッド

1585名無しさん:2015/02/14(土) 12:55:41
>>1584

川淵チェアマンの考える新しいリーグ構想

――川淵チェアマンの新しいリーグ構想について。Jリーグのようにチームの実力、財政基盤等を条件に、選りすぐるイメージなのか?

川淵 皆さんの合意を得られるかどうかは別にして、僕自身の考え方として申し上げます。例えばアリーナの収容人員を何人以上確保できて、練習場も確保できて、ホームアリーナをしっかり確保できているか。それから財源的な問題に関しても、選手のサラリーキャップがbjリーグは6800万円か7500万円と聞いています。NBLは1億5000万円ですね。しかし少なくとも、選手の年俸は最低でも平均で1000万円くらいをもらわないとプロと言えないのではないかと思います。それ以下では魅力のあるチームになるわけがない。年俸をこれくらい確保できるだけの収入を見込めるのか。その場合に年俸が総収入の50%以下でなければいけないとか、僕なりのイメージがあります。

 移籍金などについても話を聞いています。そういうことも含めて新しい仕組みを作り、クラブがトップリーグとして活躍するに足る十分な資格を持っていたら、それをまず選ぶということでしょう。それが10チームになるのか20チームになるのかは分からないです。まずそういう条件ありきでやる方が良いと思います。これは僕の個人的な考えです。みんなの議論を踏まえて言っているわけではありません。でも選手の年俸が500万円以下、選手が12人で大体6000万円の人件費というクラブでプロと言えるのか? これはプロと言わないでしょう。そういうことから一つ一つ、最低限は世間が認め、それくらいの可能性があるクラブにしたい。そして地域の行政から全面的なバックアップを得て、アリーナも安い使用料で借りられるようにしたい。

 練習場すらあるのかどうかも、僕ははっきり言ってよく分かっていないんです。練習場が確保できないで、何がプロか、というのもあります。そういう条件をカバーできたクラブが、いくつあるのか? それに加えて現状の実力も比較検討しながら、最終的に決めれば良いと思います。至らないクラブは将来、そういうところに上がっていくんだということで、下部リーグで力を溜めて、環境を整備していく。マーケティングなどでさまざまな収入を得られるならば、そういうところにも配分していくような形になれば、一番良いと思っています。

――Jリーグの場合は何が壁になって、どう乗り越えたのか? バスケにとっても参考になると思う。

川淵 サッカーでは最初、成功するわけがない、こんな環境で1万5000人のスタジアムを作ればいいなんてよく言うなと言われました。しかしコペルニクス的転回……、180度考え方を変えたら、今まで行き詰ったことも良い方向が見つかるかもしれない。そういうことを、結果的にはやってきた感じがします。タスクフォースでもアリーナの収容人員を5000人と言ったら皆さんから抵抗されて、今のアリーナでは5000人をカバーするのはほとんど無理だと言われました。1500人くらいしか入らないから、5000人収容のアリーナを作っても、無駄に終わる可能性が高いと普通は思われますよね。それはJリーグをスタートする時と全く同じですね。しかし10年間プロとして活動して、赤字から黒字に転換しているクラブがあるということは、相当な経験がそこにあります。その経験をどうみんなにうまく広げていくのか。

 僕はJリーグで成功してきたからと言うようでは、誰も賛同して、僕の言うことを聞こうなんて思われないでしょう。僕も昔こうやったから、今こうやれなんて言うつもりはありません。しかし、もうちょっと発想を変えて、考え方を変えれば良いと思うんです。どこまでいっても解決しないときは、例え常識に反するとも、考え方を変えてみろというのがコペルニクス的転回です。良い見本が、成功しているクラブにあるわけだから、そういう発想をみんなで持てるか。凝り固まった自チーム本位ばかりでなく、バスケ界全体を考えて、犠牲になっても仕方ない。バスケ界のためにこうしようという人が、いくら出てくるか……。そこが僕としても一番の頼りです。

 経験を語ることは語れますけれど、それを自慢気に言っていたら誰も付いてきてくれないと思います。でも、自分としてはベストを尽くしたいと思います。


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