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スポーツ総合スレッド

1573チバQ:2015/02/02(月) 19:43:40
http://www.sankei.com/world/news/150202/wor1502020011-n1.html
2015.2.2 10:00
【視線】
2022年冬季五輪「北京優位」に異論 アルマトイに勝機あり 中国総局・川越一

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 1月中旬、2022年の冬季五輪開催を目指す北京招致委員会が海外メディアを対象とする視察ツアーを企画した。バス2台に分乗した海外メディアは、スノーボードなどを行う予定の河北省張家口市のスキー場などを視察。招致委の担当者らから、自信たっぷりの説明を聞かされた。

 14年ソチ五輪(ロシア)の開催費用が膨らんだことから、オスロなど欧州の有力候補都市が22年冬季五輪の招致から撤退した。18年冬季五輪がアジアの平昌(韓国)で開催されるにもかかわらず、最終選考に残ったのは北京とアルマトイ(カザフスタン)、ともにアジアに属する2都市という異例の事態となった。

 招致委の王恵報道官は、ツアー前に北京市内で行われた記者会見で、北京優位の根拠を5つ挙げた。

 (1)国家と国家指導者の支持(2)中国における冬季スポーツの急速な発展(3)自然条件(4)08年北京五輪の“遺産”利用による建設費節約(5)国際競技大会開催で示した能力と経験−。王報道官は「安全で確実、リスクのない選択だ」とアピールしたが、こうした自信の背景に、世界第2位の経済大国の財政力があることは明らかだ。

 北京とアルマトイを天秤(てんびん)にかけた場合、北京を優位とする意見が大勢を占めている。ところが、旧知の全日本スキー連盟(SAJ)関係者の口から出てきたのは、意外な言葉だった。「アルマトイが勝つと思う」−。北京が“当確”と思っていただけに驚いたが、その理由を聞いてうなずく部分が多かった。

 SAJ関係者によると、競技の現場では、北京よりもアルマトイを推す声が多いという。カザフスタンでは近年、ノルディックスキー複合のワールドカップ(W杯)やジャンプのサマーグランプリ(GP)などが行われており、大会運営のノウハウや人脈を積み上げている。

 中国でも中国勢が強いフリースタイルスキー・エアリアルのW杯や、アルペンスキーの国際スキー連盟(FIS)公認レースが行われているが、大会運営を支える競技役員の育成が遅れているとの評価だ。

 王報道官が挙げた5つの「根拠」も、精査してみれば、それほど北京が優位とは言い難い。ツアーに参加していたカザフスタン人記者は「アルマトイは11年に冬季アジア大会を成功させており、施設も経験も備えている」と主張。17年には冬季ユニバーシアード大会を開催するなど、冬季五輪開催に向けて着実にステップを踏んでいる。

 北京市内で行われる氷上競技は、08年北京五輪の施設を再利用する。だから、開催費用を抑えられる、というのが招致委の主張だ。ただ、雪上競技に目を移すと、アルペンスキー滑降コースを確保するため、山を一つ切り開く。公開された模型では、ジャンプ台は風の影響が懸念される丘の上に建てられる。1998年長野五輪当時、長野県白馬村のジャンプ台に防風ネットが設置されたように、想定外の費用がかさむ可能性は否定できない。

 習近平国家主席は1月中旬、北京で各国オリンピック委員会連合(ANOC)のアハマド会長と会談した際、「冬季五輪の開催で3億人余りの中国国民が氷上、雪上スポーツに参加するようになり、五輪ムーブメントの発展に大きく貢献するだろう」と述べた。しかし、北京五輪後の市民スポーツ事情をみれば、その言葉をうのみにはできない。

 仮に北京が開催権を獲得した場合、FISなど国際競技団体の支援で体裁を整えることは可能だが、それで冬季スポーツが中国に根付くとは思えない。現場の声を尊重すれば、アルマトイという選択肢も現実味を帯びてくる。(かわごえ はじめ)


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