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スポーツ総合スレッド

1520荷主研究者:2014/06/21(土) 14:58:03
>>1519-1520 続き

 そんな現状を変えるべく、大学サッカー指導者たちは自ら対策を考えている。

 「日本サッカー協会(JFA)によって編成される20歳以下の日本代表チーム、U-20に選ばれるような即戦力ならば別ですが、基本的には高校を卒業した後は、大学に進学させる流れができていますね。大学に入ってから、この先、サッカーで生きていくのかを決めればいいし、特別指定選手(大学に所属しながらJリーグの試合に出場できる制度)で経験も積める。体育大学であれば、Jリーガー引退後も役に立つ教員の資格をとれる。

 私たちは、選手たちに対し、大学卒業後の進路として必ずしもJリーガーを勧めません。その代わり、日本最高峰のアマチュアサッカーリーグ、JFLという道も提案します。JFLのチームに入ったほうが、Jリーガーになるより収入面で恵まれることも多く、保証もある。もちろん、好条件を提案されればJリーグを勧めますが、現実はそうではない。Jリーグが声をかけてくる選手なら、JFLのチームに話をすれば、JFLも条件を提示してくれる。両方の条件を見せて、将来的な話を選手にします。けれど、選手たちは、過酷な契約条件でも、やはりJリーガーを目指しますね」

 選手たちのサッカーへの思いが、皮肉なことにも過酷な労働環境を助長してしまっている。「J3が最たる例だ」とサッカー関係者たちは口を揃える。

 ちなみにJリーグには、無報酬のアマチュア契約も存在する。これは11年に、水戸ホーリーホックが鈴木隆行と結んだことで話題になったが、同クラブの懐事情を知っている鈴木が、自ら申し出た契約である。

 元日本代表選手は、現役続行を希望していたが、「あるJ2クラブから提示された金額が月で10万円程度だった。それを見て『これが俺の価値か。潮時だな』と引退を決めました」と語ってくれた。Jリーガーには夢がある。その半面、それ以上に過酷な現実があることも忘れてはいけない。

(文=石井紘人/@FBRJ_JP)


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