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スポーツ総合スレッド

1518チバQ:2014/06/02(月) 00:28:26
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140530-00000549-san-spo
「国立競技場」どう生まれ変わるか スポーツの聖地、課題は残されたまま
産経新聞 6月1日(日)10時0分配信

現在の国立競技場では最後の陸上競技大会となったゴールデングランプリ東京大会。聖火もともされた=5月11日(桐山弘太撮影)(写真:産経新聞)
 2020年東京五輪に向けて改築される国立競技場。半世紀以上にわたって「スポーツの聖地」として親しまれた施設はどう生まれ変わるか−。

 「何とか年内に(合意に)こぎつけることができた」。昨年12月26日。文部科学省の幹部はこう言って息を吐いた。昨秋招致が実現した2020年東京五輪のメーンスタジアム、新国立競技場(東京都新宿区)の総工費が1699億円で財務省と合意に達した。最終的にはさらに7億円を削った1692億円で、半世紀ぶりに「スポーツの聖地」建て替えという一大プロジェクトが動き出すことが決まった。

 1958年に完成し、64年にアジア初の五輪のメーンスタジアムとなった競技場。しかし、関係者は「すでに設備面では時代から取り残されている」と認めていた。

 2002年のサッカーのワールドカップ(W杯)日韓大会でも、国際サッカー連盟が定める「観客席の3分の2以上に屋根を架設」という条件を満たせず、東京都は会場に立候補していない。トラックも国際基準の9レーンではなく、8レーンしかなく、陸上の世界選手権開催はカール・ルイス(米国)が当時の世界記録で制した1991年大会が最後だ。

 首都・東京で前回五輪の歴史を引き継いでの国立再生は、日本スポーツ界の悲願でもあった。

 「大規模な改修が必要」−。文科省が2009年に実施した構造耐震調査ではこう結論づけられた。改修試算額は777億円。担当者は「国の財政的に、あまりに高すぎるハードルだった」と振り返る。風向きが変わったのは11年2月。超党派の国会議員でつくる19年ラグビーW杯の「日本大会成功議員連盟」が国立競技場の整備を求める決議をしたことだった。

 その後、20年五輪招致に再び手を挙げた都が、新国立をメーンスタジアムにと計画。文科省は12年度予算で建て替えに向けた調査費1億円を計上した。しかし、財務省の反応は冷ややかなものだった。「建て替えありきの調査費ではない」とクギを刺された。東日本大震災の発生直後に、建設費だけで1300億円にも膨らむ計画に神経をとがらせたのだ。財務省との折衝は難航を極め、文科省の担当者は連日のように説明を求められた。

 国際公募で決まった流線形が特徴のデザインは当初の計画から25%縮小し、競技場の建設費は1388億円。五輪を開催する都の負担額はまだ決まっていないが、日本スポーツ振興センター(JSC)が運営するサッカーくじ(toto)の売り上げから500億円程度を、財源に見込めるように法改正され、前進へとこぎつけた。

 ただ、陸上競技は建築基準が大幅に緩和されても、建て替え前と同様にサブトラックの併設はかなわなかった。五輪時は数億円をかけて仮設で設置するが、その後に日本選手権や高校総体を開催することさえ、ほぼ不可能な状態だ。

 「これから100年、この建築が世界のスポーツの殿堂になるのではないか」。デザインコンクールの審査委員長を務めた建築家の安藤忠雄氏はこう期待を口にした。しかし、そもそも新国立は純然たる「競技場」ではない。陸上競技の開催も難しい施設を、20年の祭典後、いかに「スポーツの聖地」として継承していくのか、課題は残されたままだ。

 JSCの収支計画では、音楽コンサートなどを年間10日以上開くことで約4億円の黒字になるという。JSCの有識者会議で施設活用を検討した作曲家の都倉俊一氏は「8万人を集めるスポーツイベントは限られているが、文化・芸術イベントならその数倍もある」と強調した。

 確かに集客力のあるスポーツイベントは現状ではわずかしかない。では東京五輪後もスポーツ界のシンボルであり続けるためには何が必要なのか、スポーツ界自身が声を上げていかねばならないテーマでもある。


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