したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

スポーツ総合スレッド

1126チバQ:2011/10/17(月) 23:22:38
 大阪はロンドンなど海外マラソンに息づく「チャリティー文化」を取り入れようと試みる。森林保全や障害者支援など七つのテーマから参加者が選択した趣旨に添うNPOなどに、参加料の一部が寄付される仕組みだ。今年は東日本大震災の復興も加えられた。

 4月にロンドンマラソンを視察した大阪マラソン組織委の薬師寺茂夫副会長は「海外は寄付金の額も桁違いで、チャリティーに対する考え方が根本的に違うと感じた」と言う。参加者はただ記録のために走るのではなく、誰かのために走る。未曽有の震災が日本のマラソン文化を変えるかもしれない。

 また、自治体主導のイベントなので、大幅な交通規制が可能。競技型のマラソンは、記録のため平たんで折り返しの少ないコース設定が基本となるが、市民マラソンでは地元の名所などをどれだけ走れるかが重視される。各都市とも魅力と個性をアピールするコースを工夫している。高低差が激しい京都は、金閣寺など7カ所の世界遺産周辺を回る。折り返しが目立つ大阪の売り物は、御堂筋や道頓堀、通天閣など大阪のにぎわいを感じながら走れるところ。神戸は阪神大震災から復興した市街地を駆け抜ける。

 ◇「あまりに商業主義的」「文化根付くのか」

 一方、今のブームに違和感を抱く人もいる。48時間走の元アジア記録保持者・佐田富美枝さん(49)は「ランナーを育てる目的が感じられず、あまりに商業主義的。市民マラソンを支えてきたランナーの大半は男性なのに、最近の雑誌は可愛いウエアを着た女の子ばかり登場してファッション性が強調される。経済効果にとらわれた状況では、マラソン文化は根付かない」と指摘する。

 佐田さんは地元の大阪で09年から開催している100キロマラソンの大会実行委員長を務める。予算規模は大阪マラソンの1%にも満たず、参加者も500人程度の手作りの大会だが、「大会の使命は『お客様』を呼ぶことではなくランナーを育てること」と言い切る。大会を支える150人のボランティアは本格的なマラソン経験者ばかりだ。

 奈良も含め、関西の四つの大規模マラソンに相乗効果を期待する声も強いが、具体的な協力は進んでいない。「結局、みんな自分のところが大事だから」と、ある大会関係者。将来的には参加者の奪い合いも懸念されるだけに、息の長い取り組みが求められる。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板