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人口問題・少子化・家族の経済学

1とはずがたり:2006/05/24(水) 08:37:24
深刻な少子高齢化・都市人口の変遷・女性の社会進出を巡る話題など

リンク
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/pop.html

2128荷主研究者:2021/02/04(木) 23:14:51

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/500545?rct=n_hokkaido
2021年01/13 11:28 北海道新聞
人口逆転 産業で明暗 帯広市/農業盛ん、安定雇用を創出 釧路市/水産低迷、製紙撤退を表明 差はさらに拡大か

http://tohazugatali.web.fc2.com/pop/20210113hokkaido01.JPG

 【釧路、帯広】昨年12月末の住民基本台帳人口で、帯広市が釧路市をわずか3人ながら上回り、人口規模で道内5位となった。農業が盛んな十勝管内の中心都市として人口減が緩やかな帯広に対し、釧路は基幹産業の水産業が低迷し減少が加速。日本製紙(東京)が釧路工場の製紙事業撤退を発表するなど、一段と差が開く可能性がある。

 「いつかは逆転されると分かっていたが、一気に抜かれた」。釧路市幹部はそう嘆息した。別の幹部は「道東の拠点都市が釧路から帯広に移るのでは」と存在感低下に不安を隠さない。

 釧路市は戦後、水産や石炭、製紙業の発展で人口が急増。だが、1977年の200カイリ水域設定などで基幹産業が衰えを見せ始め、84年1月の21万8145人をピークに年2千人程の減少が続く。

 紙の需要減などで、日本製紙は今年8月の釧路工場の製紙事業撤退を表明。従業員の家族を含めると2千人規模の市外流出への懸念が高まる。撤退の余波で廃業する事業者が出れば、さらなる人口減にもつながりかねない。

 一方、帯広市の人口も2001年1月に最多の17万5174人を記録して以降、減少傾向にある。ただ、釧路が昨年12月末の人口が前年同月比2419人減だったのに対し、帯広は373人減とペースは緩やかだ。

 その理由を、帯広市の西尾達也企画課長は「農業というしっかりとした基盤があり、波及する産業も多いため」と分析。農業王国・十勝の中心に位置し、関連する産業も集積している。

 カルビーポテト(帯広)は97年、ジャガイモの産地でスナック菓子を生産する帯広工場を開設し、現在は315人を雇用する。こうした農業と食品加工などの製造業が雇用を創出し、人口減を抑えているとみられる。最近は農業の安定が波及する形で食品加工以外の製造業にも勢いがある。

 昨年末の人口差は3人で、短期的には釧路が再逆転する可能性は残るが、長期的には帯広が上回り、差を広げていくことは確実な情勢だ。釧路市の蝦名大也市長は「人口減が続いていることは重く受け止めている。雇用の充実など引き続き経済活性化に取り組み、(転出が転入を上回る)社会減対策に力を入れる」とコメントした。

2129荷主研究者:2021/02/04(木) 23:15:24
>>2128-2129 続き

■若年女性、10年前に逆転 背景に育児支援

 帯広市の人口が釧路市を逆転した一因とみられるのが、20〜39歳の女性の人口の推移だ。若い女性の減少は少子化に直結するとされるが、住民基本台帳によると、この世代の女性人口は2011年に既に帯広が釧路を上回っていた。

 10年12月末は釧路が2万964人と帯広の2万684人より多かったが、11年3月末に帯広が2万684人と釧路の2万667人を抜いた。昨年12月末では帯広1万7081人、釧路1万4624人と差が拡大。過去10年の減少率は帯広の17%に対し、釧路は30%に上る。

 厚生労働省によると、合計特殊出生率(女性1人が生涯で生む子どもの数)は、17年時点で釧路は1・31。一方、帯広は1・42と全国平均の1・43に近く、過去10年でも上昇を続けている。

 帯広から若年女性が離れず、出生率も上昇傾向を見せる背景には、活発な民間の子育て支援があるとされる。昨春、JR帯広駅に近い商業ビルには子どもの一時預かりにも対応する保育園が開園。親が買い物などに出かけやすい環境の整備が進む。

 両地域で子育て経験がある釧路市の40代女性は「帯広など十勝は民間支援が充実し、地域で子育てをしようという気持ちが強い。札幌への交通アクセスが良い点も定着の決め手になっている」との見方を示す。

■帯広に強い定住志向 北大公共政策大学院の小磯修二客員教授(地域経済)の話

 帯広市の人口減少率の低さは道内でも突出している。要因の一つは産業構造。十勝には安定した農業生産があり、「ここに住みたい」という住民の意識が札幌圏よりも強い。釧路市は水産、石炭、製紙と稼ぐ力はあったが、お金を地元で循環させられず、人の定着につながらなかった。ただ、今は域内連携に力を入れ、国立社会保障・人口問題研究所による将来推計では、釧路は函館より人口減少率が低い。道内では札幌への一極集中が進んでいる。国が関与し、札幌と地方のバランスを取るべきだ。

■釧路は仕事づくりを 北海道総合研究調査会の五十嵐智嘉子理事長の話

 住民基本台帳人口をみると15〜19歳は釧路市のほうが帯広市より多い。進学などでいったん地元を離れるのは仕方ないが、問題はその後、地元に戻ろうと思わせられるかだ。十勝では農業の情報通信技術(ICT)化などで魅力的な雇用が生まれている。新規事業などへの挑戦を帯広市が取りまとめてもいる。釧路市も釧路管内の先頭に立ち、仕事づくりにつなげてほしい。一方で出生率の低下を考えると、全国的にも人口回復は厳しい。対策は取りつつ、人口減の状態のまちづくりを考える必要がある。(五十地隆造、古谷育世)


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