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2106AI短編小説『セクハラ・ポリスの栄光と挫折』:2025/04/29(火) 01:38:24
また先週のこと。会社からの帰り道、私の目の前で若い男が、前を歩く女性の肩に腕を回し、素早い動きでハグするのを目撃した。

男女平等の世の中で、断りもなく公然と女性の身体に触れるとは何事か!

私が目を丸くして見ていると、女性が男の目を見詰めたかと思った次の瞬間、あれよあれよという間に男に連れられ、薄暗い路地に入って行ってしまった。

《か弱い女性を性の捌け口、物としてしか扱わない傲慢な男を発見! セクハラ・ポリスいざ出動!》

私は二人の後を付けて路地に踏み込んだ。

何と、ディープ・キスをしているではないか!

薄暗い路地裏で、若い男女が互いの唇を貪り合っている。

https://i.postimg.cc/P5tbx5B1/7.webp

これは明らかに女性に対する性的搾取だ! 反射的に、私は怒声を浴びせた。

「そこの男の人! 今、女性の同意を取り付けずに路地に連れ込みましたね。 私が しっかりと目撃しました。 2017年改正刑法で猥褻罪は非親告罪になりましたから彼女の代わりに私が警察に通報しても良いのですよ。 また、同意なしに猥褻行為に及べば2023年改正刑法176条により不同意猥褻罪が成立します。女性を解放しなさい!」

「……」

若い男女二人はポカンと口を開けた侭、こちらを見詰めている。

「聞こえませんか? 彼女を解放して上げなさい!」

「はあ? アンタ誰? 薮から棒に何? 私を尾行してたの? オバサンは私服警官? 不同意猥褻?」

若い女性は、訝しげな表情で私に詰め寄った。

「私服警官ではありません。この先にある会社のコンプライアンス室でセクハラを担当している者です」

若い女性は首を傾げて黙りこくる男性を睨みつける。

「一体なんなの? あなた、このオバサンとグルなの? 最低!」と言うが早く、女性は私を思いっ切り突き飛ばして表通りへと出て行ってしまった。


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