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市場・株・為替・経済変動・景気循環

1289とはずがたり:2016/05/03(火) 18:42:39
>>1288-1289

 麻生財務相がG20後、「金融政策は制約されない」と強調したこともあり、介入がだめなら日銀が追加緩和に動く――市場でそんな見方が広がったわけだが、そこに「身内」から変化球が飛んできた。三菱UFJフィナンシャル・グループの平野信行社長は4月14日の講演で「マイナス金利は銀行業界にとって短期的には明らかにネガティブ。(企業や家計の)懸念を増大させている」と、公然と日銀批判を展開した。

 銀行界に反旗を翻された格好の黒田総裁は、衆院財務金融委の質疑などで、マイナス金利が限界にきているわけでないと繰り返し、28日の決定会合後の会見でも「必要ならマイナス金利はいくらでも深掘りできる」と言明している。

 実は、この間のメガバンクを意識したマイナス金利批判への反論が「市場の追加緩和観測を強めた」(市場関係者)のは皮肉だが、銀行界からの異論が、追加緩和をしにくくした面は否めないだろう。

黒田総裁「サプライズ演出手法」の限界
 いずれにせよ、市場の緩和期待を事実上、放置し、予想を裏切る「政策変更なし」で「ネガティブ・サプライズ」という大きな失望を与えたことは、市場との対話という点で、課題を残した。それは、この間、2014年秋の追加緩和(黒田バズーカ第2弾)、そして16年年1月のマイナス金利決定と「サプライズを演出することで市場を動かしてきた黒田総裁の手法の危うさと限界を示しているのかもしれない」(全国紙経済部デスク)との声もある。

 安倍首相は5月末の伊勢志摩サミットで財政を含む政策協調をリードし、同時期に「一億総活躍」などの政策メニューをそろえ、熊本などの震災対応と別に、秋の本格的な補正予算を含む追加経済対策をまとめて、参院選に臨む方針とされる。このため、市場では「日銀も政府に歩調を合わせて今後は追加緩和に踏み切る」との観測も浮上している。

 金融政策決定会合は昨年までの年14回から今年から8回に減らされ、次回は、5月がないので6月15、16日。7月10日投開票とみられる参院選が公示される6月23日の1週間前に追加緩和できるか、はたまたそれより前、5月中などに臨時の決定会合を開いて実施に踏み切るかなど、日銀と政治の距離も絡み、市場の憶測を呼びそうだ。

麻生財務大臣「急激な円高は明らかに偏った投機的な動き」 円売り介入を示唆か
http://www.j-cast.com/2016/05/01265799.html
2016/5/ 1 16:13 印刷

麻生太郎財務大臣は2016年4月30日深夜、東京羽田空港で記者団に対して「(円相場が)2日で5円というのは明らかに一方に偏った投機的な動きで、極めて憂慮している」とし、「必要に応じた適切な対応をする準備を整えている」と述べた。急速に円高が進んでいることに対して、週明けの5月2日以降に円売り介入する可能性もあることを示唆したものと市場では受け止められている。

日銀が、4月28日の金融政策決定会合で、市場が予想していた追加的な金融緩和を見送ったことから、外国為替市場では円を買う動きが加速しており、ニューヨーク市場では4月28日から4月29日にかけて1ドル=111円から106円台前半まで値上がりするなど急激な円高ドル安が進んでいる。

麻生財務相は同時に、4月29日に米財務省が為替操作を監視するリストに日本を載せたことについては「日本の対応を制限するものではない」と強調した。


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