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重工業・造船・航空機スレッド

210荷主研究者:2010/05/27(木) 22:52:45

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20100519303.htm
2010年5月19日03時29分 北國新聞
原発や新幹線、大規模インフラに狙い 北陸のメーカー

 北陸のメーカーで、海外の原発や新幹線など大規模インフラ設備を狙う動きが出てきた。中村留精密工業(白山市)は、同設備向けで大型の複合加工機を開発する方針を決めた。津田駒工業(金沢市)や不二越(富山市)も関連機器で売り込みを強化。リーマン不況による受注急減を、成長市場の「大物」で補おうと攻勢を掛けている。

 「新興国を中心にインフラ設備の整備は5年から10年続く。『重厚長大』な部分を攻めたい」。中村留精密工業の中村健一社長は北國新聞社の取材に対し、こう強調した。

 同社が開発する大型の複合加工機は50トンクラスの旋盤で、発電所や高速鉄道などの建設、製造工程で部品の切削加工に使われる。今期中の開発を目指す。同社の複合加工機では最も大きくなるため、工場の改修なども検討している。

 日本工作機械工業会長も務める中村社長は「機械のレベルに格差を付け、みんなが脱帽するような高性能な機械を造りたい。日本は『重厚長大』を復活して、国を挙げてやらなければ、世界に負けてしまう」と話した。

   ■  ■

 津田駒工業がインフラ関連で売り込む工作用機器は、列車の車両や原発、風力発電機のタービン向け加工機械に使われる回転ドリル取り付け部、工作機械の台座となる大型の円テーブルだ。

 これまでは自動車業界向けが中心だったが、最近は航空機や発電所向けなど「大型の引き合い」(菱沼捷二社長)が増えており、受注も獲得している。

 同社では主力の繊維機械と工作用機器など非繊維機械の売上高比率が8対2だが、今後は工作用機器で売上高を引き上げ、比率を6対4にする考えだ。

 不二越は、発電機のタービン部品加工用の工作機械「ブローチ盤」の受注が好調で、リーマン・ショックで主力の自動車向けが低迷する中、エネルギー・インフラ分野の拡大を進めている。鉄道車両メーカーからのベアリング(軸受)の受注も堅調だという。

 原発や新幹線など海外のインフラ関連事業では、日本勢がアラブ首長国連邦(UAE)とベトナムの原発建設の受注で、韓国、ロシア勢に相次いで敗退するなど、日本企業が劣勢に立たされている。政府は官民一体で売り込みを強める方針を打ち出している。

 業界関係者からは「機械の特色をどのようにPRしていくのかがポイントになる」との声が出ており、競争が激化する中、技術力に加え、営業力の強化を迫られそうだ。


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