王氏によれば、香港がまだ英国の植民地で、警察の汚職が蔓延していた1960〜70年代に勢力を拡大した三合会は、17年前の香港の中国返還後、活動の焦点を中国本土へ移したという。とはいえ、13年に行われた香港のナイトクラブや風俗店の摘発による逮捕者は1800人以上、12年の三合会摘発による逮捕者は1200人だった。そうした中、「龍頭(Dragonhead)」と呼ばれる三合会の首領格たちが逮捕されたり、投獄されたりすることはめったにない。(c)AFP/Aaron TAM
しかし、交流サイト(SNS)フェイスブック(Facebook)での反応を見ていると、抗議運動が本土にまで広がる可能性はわずかだと、香港大学(University of Hong Kong)の学生シンさん(24)は言う。フェイスブックは中国本土では禁止されているが、仮想プライベートネットワーク(VPN)を使えば、政府の巨大な検閲機構を迂回してアクセスできる。