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国際政治・世界事情

999チバQ:2009/11/21(土) 11:16:11
http://mainichi.jp/select/world/news/20091120dde007030004000c.html
EU:大統領にベルギー首相選出 妥協の末に 小国出身、調整型
 【ブリュッセル福島良典】欧州連合(EU、加盟27カ国)は19日夜の首脳会議で、新基本条約「リスボン条約」下で内外に対する「欧州の顔」となる「大統領」と「外相」を選び、政治統合の強化に向けて新しい指導体制を整えた。新ポストはEUの求心力を増し、国際社会で欧州の存在感を高めるのが狙いだが、選出は駆け引きと妥協の産物だった。EUが新体制で欧州市民との距離を縮められるかどうかが最大の課題だ。

 新ポストの人選には欧州政界の「お家の事情」が大きく影響した。欧州議会主要政党が「大統領は中道右派から、外相は中道左派から選出」で合意後、ファン・ロンパウ・ベルギー首相が選ばれたのは独仏首脳の望む小国出身の「調整型」大統領にふさわしいと判断されたためだ。

 英国はブレア首相の大統領就任を断念した見返りとして外相ポストを確保した。イタリアやスペインの候補は消えた。アシュトン欧州委員の場合は女性である点と、EU域内で中道左派が政権に就いている国が少ないことが「追い風」となった。

 「英労働党政権が人材を提供するしかなかったが、ミリバンド外相が就任を断り、他の閣僚に異論があったため、アシュトン氏が『第3の選択』として浮上した」(ピーター・ラドロー欧州戦略フォーラム所長)という。

 世論調査によると、ロンパウ氏を知っていると答えた欧州市民は12%。アシュトン氏も「英国内でさえほとんど知られていない」(ロイター通信)とされ、知名度不足というハンディを抱えている。

 また、加盟国首脳による密室政治型の選出過程を巡り、市民団体などから「ローマ法王の選出のようだ」などと批判が出た。今年6月の欧州議会選挙が低投票率を記録するなど、欧州の市民にとってEUは遠い存在だ。

 リスボン条約で生まれるEU新指導部が市民との距離を縮めるには、「対話と結束、行動」(ロンパウ氏)を目に見える形で示すことが不可欠だ。

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 ■人物略歴

 ◇ヘルマン・ファン・ロンパウ新EU大統領(Herman Van Rompuy)
 ベルギー・ブリュッセル生まれ。ルーベン・カトリック大学大学院修了(経済学修士)。1988年に上院議員。オランダ語系キリスト教政党党首、連邦政府の副首相兼予算相などを歴任。95年から下院議員となり、07年7月に下院議長。ルテルム前首相の辞任に伴い、昨年12月に首相に就任。趣味は俳句。

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 ■人物略歴

 ◇キャサリン・アシュトン新EU外相(Catherine Ashton)
 英国・ランカシャー州生まれ。福祉団体副会長などを経て、99年から英労働党の上院議員。旧教育省の政務次官などを歴任し、第1次ブラウン内閣では上院院内総務兼枢密院議長を務めた。リスボン条約の上院可決に尽力。英労働党出身のマンデルソン委員の辞任に伴い、08年10月に欧州委員(通商担当)に就任した。


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