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国際政治・世界事情

766千葉9区:2009/06/26(金) 21:09:44
http://mainichi.jp/select/world/news/20090627k0000m030061000c.html
イラン:改革派動けず 治安強化、要人摘発でデモ封殺
 【テヘラン春日孝之】大統領選をめぐりイスラム革命(79年)以来の混乱に見舞われたイランで、当局は再選挙を求める改革派の抗議行動をほぼ封じ込めたようだ。改革派側は、治安部隊の大量動員や改革派要人の摘発によって、身動きができない状態に追い込まれている。ただ、改革派は断固抗議の決意を崩していない。力によって抗議を抑え込んだ当局だが、「火種」を消し去ることは困難で、先行きには不透明感が漂っている。

 目撃者によると、テヘランで24日、改革派ムサビ元首相支持者とみられる数百人が国会前に集結しようとしたが、大量の治安部隊に強制排除された。25日には改革派カルビ元国会議長が予定したデモ犠牲者の追悼集会も延期に追い込まれた。

 当局は、デモの開催許可を一切出さず、決行の動きは実力で排除すると警告。ムサビ氏の妻ラフナバルドさんは「街頭は戒厳令下のようだ」と形容する。

 「私は白を黒、黒を白と言うことはできない」。ムサビ氏は25日、ウェブ上での声明で抗議運動継続への決意を示しながら、「(運動は)法の枠内で、暴力を避けて行うように」と呼び掛けた。

 だが、改革派の連絡手段である携帯電話やインターネットは当局に規制され、イラン人のブログでも最近は抗議行動を呼び掛ける書き込みは見かけない。

 当局は改革派の組織を弱体化させる動きも加速させている。ムサビ氏は「私は圧力を受け、人々との接触も完全に制限されている」と苦しい現状を告白している。同氏が社主を務める新聞は発禁となり、同社幹部も逮捕されたという。

 ムサビ氏が24日に会った大学関係者70人も逮捕された。また、国営テレビによると、英国から来ていたムサビ氏陣営のイラン人広報担当責任者がイラン出国を禁止された。

 これらとは別に、改革派紙エテマドは、これまでに改革派の活動家やジャーナリストなど71人が逮捕されたと報じた。

 当局はこうした締め付けの一方で、話し合いによる事態打開の姿勢もアピールし始めている。

 国会の国家安全保障・外交委員会のブルージェディ委員長は25日、ファルス通信に対し、ムサビ氏と、同氏を支援しているとされるラフサンジャニ元大統領とそれぞれ会談したことを明らかにした。元大統領は事態の改善に向け「前向き」な対応を表明したという。ムサビ氏との会談は継続するとしており、事態収拾への動きを印象付けた形だ。

 ただ、最近の抗議行動には体制転覆を目指す反体制派も加わっているとみられており、今後の情勢はなお流動的な要素がある。

 一方、改革派紙エテマド・メリによると、アフマディネジャド大統領の再選祝賀の夕食会に国会議員290人のうち、保守派のラリジャニ国会議長を含む100人以上が欠席した。保守派内にも改革派への同情論があると指摘されており、体制内での権力闘争も絡んで、今後も混乱への火種はくすぶりつづけることになりそうだ。


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