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国際政治・世界事情

710千葉9区:2009/06/21(日) 16:36:01
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090620/mds0906202128010-n1.htm
改革派の要求に、保守派の厚い壁 市民デモ、いったん中止呼び掛け (1/2ページ)
2009.6.20 21:27

このニュースのトピックス:イラン
 【カイロ=村上大介】大統領選結果をめぐり混乱が続くイランで、投票のやり直しを求めるムサビ元首相らを支持する改革派は20日、流血を懸念し、この日の抗議行動を中止するよう呼び掛けた。ムサビ氏ら改革派指導者が、1979年のイラン革命後最大規模となった市民の街頭デモを打ち切れば、体制側を揺さぶる唯一のテコを失うばかりか、逆に市民の失望をかうことになりかねない。一方、最高指導者ハメネイ師ら体制側も、デモが続いた場合、警告通り国民に銃を向けるのか、ぎりぎりの判断を迫られる。

 ハメネイ師は19日の金曜礼拝の演説で、「流血の事態となれば、デモの指導者たちが責任を負うことになる」と述べ、強硬手段による鎮圧もあり得ると警告。イラン学生通信によると、警察長官は「非合法デモとは徹底的に対決する」と武力鎮圧を示唆し、改革派への圧力を強めている。

 ムサビ氏は19日夜、支持者らに20日のデモ中止を呼び掛け、同氏を支持するハタミ前大統領が所属する改革派イスラム法学者団体「戦う聖職者協会」と、別の改革派候補カルビ元国会議長の陣営も同日のデモの中止を表明した。

 現地からの情報によると、テヘラン中心部には、強硬派の民兵組織バシジ(人民動員軍)が展開し、各所で検問を行うなど、ものものしい警戒態勢が敷かれているという。

 一方、投票の一部再集計を表明した護憲評議会は20日、落選した3候補と直接協議を行うとしていたが、ムサビ、カルビ両氏は欠席した。イラン国営テレビによると、護憲評議会は、3候補の代表の立ち会いの下で、投票箱の10%を無作為に抽出して再集計する用意があると表明。24日までムサビ、カルビ両氏の反応を待つとしている。

 しかし、ハメネイ師は19日の演説で選挙結果が覆ることはないと明言しており、護憲評議会の結論は明白。再選挙実施を求めてきた改革派陣営には受け入れられない提案だ。

 体制側は、護憲評議会での「小出しの譲歩」と「武力鎮圧」の2種類のカードをちらつかせて改革派デモの勢いをそぐ狙いだが、改革派は現体制に不満を抱く市民のエネルギーの噴出だけが頼みの綱だ。だが、それも封じられつつあり、「不測の事態」を覚悟で抗議行動を続けるのか、今後の戦略が試される局面となっている。


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