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国際政治・世界事情

705千葉9区:2009/06/21(日) 16:27:21
http://mainichi.jp/select/world/news/20090621ddm007030088000c.html
イラン大統領選:現職再選 デモ強行 収拾なお不透明 「体制内」拒んだ一部改革派
 【テヘラン春日孝之】イラン大統領選の開票不正疑惑を巡り、再選挙を求めて大規模な抗議行動を続けてきた改革派の一部勢力が、20日に予定したデモの中止を発表した。「流血」を回避するための譲歩とみられるが、一部はデモを決行しようとデモ予定地近くの各所で治安部隊と衝突、事態は予断を許さない状況だ。

 カルビ元国会議長派は20日、「デモ中止」を発表したとされるが、ムサビ元首相派は「声明を出す」と発表した後、予定したデモ開始時間を過ぎても沈黙。そうした中、多数の改革派支持者がデモ予定地に向かい、治安部隊と衝突した。

 一連の大規模な抗議行動は、アフマディネジャド大統領の「圧勝」が発表された13日に始まった。数万人から数十万人規模に達した18日までの6日連続の抗議は当初、選挙実務担当の内務省を抱える政権(または政府)に対する「反政府運動」と位置づけられた。だが、次第に反発の対象が体制自体に向く「反体制運動」に転化する可能性をはらんできた。

 最高指導者ハメネイ師は19日の演説で、改革派候補だったムサビ、カルビ両氏をわざわざ「体制に認められた人物」と呼んだ。これにより「だから運動を控えよ」と諭す一方、「このまま運動を続けて反体制派に転じるのか」と圧力をかけた。

 これまで警察部隊は抗議デモを遠巻きに眺めてきた。革命防衛隊傘下の民兵組織バシジが矢面に立ってきた。だが、ハメネイ師の意向を無視すれば、抗議行動の参加者は「法と秩序を犯す」として弾圧対象になる。ハメネイ師の演説は改革派への最後通告だった。

 デモ中止指令は改革派にとって、抗議行動を行うにも「体制の枠内で動く」ことを明確にするもので、大統領再選の受け入れを意味する。改革派の一部勢力はこれを拒否し、デモ決行に動いた形だ。

 イランの体制は、高位聖職者である最高指導者が行政、立法、司法、さらに軍部を統括する政教一致の一極支配システムだ。改革派勢力が最高指導者の意向に背けば、文字通り革命体制を防衛する「革命防衛隊」が出動する事態もあり得るだけに、混乱が拡大する可能性もある。

 ◇一部デモ隊、投石や放火
 【テヘラン春日孝之】「独裁者に死を!」「アッラー(神)は偉大なり」。目撃者によると、デモ開催予定地の目抜き通りにつながる道路の各所で、大勢の改革派支持者の叫び声が響いた。

 デモ隊は治安部隊に投石。部隊は警棒で殴りかかり、催涙弾を次々に発砲して一面、灰色の煙が立ち上った。

 一部デモ隊は道路にゴミ箱を放り投げ、ゴミに火を放つなど暴徒化した。

 デモは20日午後4時、革命(エンゲラブ)広場を起点に開催予定だったが、同2時には一帯は裏道も含めて武装した警官や私服の民兵組織バシジのメンバーが埋め尽くすほど配備されていた。

 その約2時間後、周辺には合わせて数千人にも達する支持者が、各所に分かれて治安部隊と衝突した。

毎日新聞 2009年6月21日 東京朝刊


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